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『みじかい命を抱きしめて』
著者はロリー・ヘギさん
早期老化症の少女アシュリーのママです
わたしは『アシュリー』を読んで
その明るく健気な生き方に感動しながら
この少女のお母さんは
さぞかし立派な女性だろうと思っていました
ところがです
読んでビックリしました
まったく予想に反していました
十代の半ばにして
もう既に家出の常習者で
ドラッグに溺れていたそうです
そして17才でシングル・マザーとなり
聞くのも辛いような
どん底の生活の中で
アシュリーを育ててきました
ひとこと書くたびに当時を思い出しては
針に刺されるように辛い思いをこらえて
ロリーは正直にありのままを聞かせてくれます
彼女はアシュリーを渾身の力で愛し
信仰と現在の夫に出会えた時に
本来の自分と
進むべき道を見つけたのです
今日もアシュリーは
ひとの何倍もの速度で年を取り
頭痛、胸の痛み、関節の痛みがあり
髪は抜け落ちて骨も老人になっていますが
人生の残り少ないのを十分に知りながら
いちにちを楽しんで生きています
速度は違っても
老いの日は誰にも例外なく
近づいて来ます
この一冊を読んで
今日のいちにちが
どれだけ大切なものなのかを
つくづく考えさせられました
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