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harmonica. @ Re:孤独の虫けら(03/27) 加齢とともに孤独に強くなりますね。 幼…

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2025.08.05
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カテゴリ: I experienced
虫けらの住んでいるマンションは古い。

これまでは新築の物件に住むことがほとんどだったので、
築古のマンションの不便さは堪えるものがある。

コンセントの少なさや
電灯のスイッチの古さ、
50年モノの団地のような玄関ドア、
小さなシューズボックス、
低く小さな便座(ウォシュレットが合わない)、
狭く深い浴槽、
低い水圧……挙げればキリがないほどだ。

中でも虫けらが最も嫌なのは、
オートロックではないこと。

女の一人暮らしという状態で、
玄関前まで誰でも来ることができるのは、
大変怖いことである。

「神を信じますか〜?」

も来るし、

「みなさまのNHKです」

も来る。

「試食をしていただいてますが、いかがですか?」

などという得体の知れないセールスも来るのだ。

そんな物件なので、1階にある郵便受けには
南京錠が必須なのである。

幅が狭く、奥行きのない郵便受けは、
大方のメール便が入らないことで
宅配業者には不評ではないかと思うが、
それでも小型の荷物が届く。
重要な書類が届くこともある。

虫けらの郵便受けは左端の最上段なので、
盗人が真っ先に開けたい扉に違いない。

で、このマンションに転居してから2年半の間、
虫けらは南京錠をつけて管理していた。

が、が、が!!!

南京錠が開かなくなった!

退院してきた日は、大雨で床が濡れていた上、
入院時に持って行ったカバンと
病院で購入した備品の紙袋を抱えていたので、
郵便受けを見るのをやめた。

使い慣れない松葉杖で危なっかしかったし、
入っていた荷物が多かったら、
持ち切れないと思ったのだ。

郵便を取りに行ったのは翌々日の朝4時。

エレベーターで誰かと一緒になるのが嫌だし、
外を不審な人が歩いていて、
松葉杖の虫けらに気づいて襲ってきたら、
防御のしようがないので、
できるだけ人のいない時間帯を狙った。

2〜3時はまだ夜の時間帯。
5時以降は朝の時間帯。

動いている人種が違うのだが、
どちらも危ない人が多い。

というわけで、その間(はざま)を狙ったというわけだ。

虫けらが設置している南京錠はボタンプッシュ式。

アンダーな照明(いまだに蛍光灯)のエントランス、
視線より高い位置にある郵便受けなので、
数字を合わせるタイプは不可。
夜になると、きっと見えないと踏んだ。

鍵式だと、鍵を持ち歩くのが面倒だし、
無くしたときが厄介だ。

虫けらが選んだ南京錠は10個のボタンが並んでいて、
そのうち5つをプッシュして開錠するのだが、
左列1つ、右列4つ(連続)というとても覚えやすい配置である。

両手に持った杖を壁に立てかけ、
南京錠のボタンをプッシュして開錠する。
開いた郵便受けにはおよそ2週間分の郵便物が溜まっていた。

チラシはその場でゴミ箱に捨てるのだが、
それでもたくさんの郵便物が手元に残り、
持参したトートバックにどさっと入れて
肩にかけ、南京錠を施錠して部屋に戻った。


退院してすぐに生命保険の「払い戻し請求用紙」の送付を
保険会社に依頼した。

それが到着しているだろうころ(2日後)に
再び郵便受けに向かった。もちろん朝4時。

いつものように南京錠を操作する。

!!!

開かない。
なぜに?

いよいよボケたかと思った。

2年半の間、開け続けた南京錠が開かない。

いや、つい2日前には開いたではないか。

絶対違うだろうという番号も押してみたが開かない。

5分ほど操作したが、諦めた。
片脚で立つのに疲れたのもあったが、
誰かに見られるのを避けたかった。
外廊下のマンションだけに、
1階からどの階に移り、どの部屋に入ったのかが
バレてしまう。
松葉杖の人間など、襲うのが容易である。

部屋に戻って、南京錠が送付されたときに
同封されていた番号札を探した。
実は、何気なくファイルか何かを整理していて、
「あ、こんなところに南京錠の番号が…」
と気づいたことがあったのだ。

きっとここだと思ったところを探したが、
見つからなかった。

自分を疑ったわけではないが、
例えば、鍵の業者に来てもらったとして、
その番号札を出した方が作業しやすいのではないかと
考えたのだ。

もしかしたら、押しが足りなかった?
ボタンの。

南京錠を設置した当初から、
開けにくいことがたびたびあった。

多分、5つのボタンのうちの一つに不具合があって
(奥まで押し込めない)、
それが悪さしているのだと思っていた。


しかし、これまでは、1、2回やり直せば開いたし、
さほど問題は感じなかった。

……翌日の4時にもまたトライした。

しかし、前日と同様。

押したボタンに間違いはない。

……さらに翌日の4時、『556』を持参した。

ツルの根元とボタンの裏側、開錠ボタンに
556をスプレーする。

すると、見違えるほどボタンの操作性が上がった。

とてもスムーズに押し込むことができる。

しかし……開錠出来なかった。


3日連続の攻防に敢えなく敗れ去ったのだ。。


これは、内部で部品が折れるなどして
ボタンが機能しなくなったと推察し、
諦めるより仕方ないと思った。

部屋に帰って、ネットで鍵屋を調べた。
すぐ近くに「鍵の119番」があったのだが、
南京錠ごときで呼びつけるのは申し訳なかった。
なぜなら、その店はワンオペで、
出張修理に出ると店は休まざるを得ない
ということを知っているからだ。

出張費と作業代で1万円行かないだろう。

自力で何とかならないだろうか…。

近くにコーナンがあるので、脚がまともなら
すぐに工具を買いに行くのだが…。

誰か助けてくれる人はいないか?

!!!

朝5時でも起床している可能性の高い
天満のエロ男爵 ​(店のお客さん)にメールしてみた。

間もなく返信があった。
何度かのやり取りの後、
「行ったるでぇ」
という返事。

切れる糸鋸を携えて自転車で来てくれた。


無駄に頑丈な南京錠のツルを少しずつカットしていく。

10分くらいかかっただろうか。

無事切断でき、郵便受けが開いた。

保険会社からの払い戻し請求用紙も届いていたし、
月末だけに、毎月届く請求書関係も、
誕生日の特別割引券など季節郵便も多数。

すぐに新しい南京錠の購入が必要だが、
とりあえず一件落着。

天満のエロ男爵を部屋に連れ込み(言い方が悪い)、
喉の渇きを癒してもらいながら、

「どうしたんや、その脚」

という男爵の問いに丁寧に答えたり、
入院生活のあれこれを話したりして
小一時間過ごしただろうか。

「コーナンに寄って帰るわ」

と、天満のエロ男爵は颯爽と消えて行ったのだった。



​右が人をボケと化した南京錠。左が新しい南京錠​

ボタンが壊れるというのは想定外。

そうなったら、どうにもならないのも認識できた。



なんか、悪いことが起こるときはまとめてやってくる
ということを体感する、嫌な感じの事件だった。

まだ嫌なことが起こるのかぁ?

覚悟して過ごす必要がありそうだ。


                 戦 慄





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Last updated  2025.08.07 21:04:30
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