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2025.08.13
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カテゴリ: I whisper
先週末から、世間はお盆休みモードである。

ゆえに、虫けら周辺でも
スケジュールに余裕のある人々が
いろいろと虫けらにアプローチしてくれている。

それに呼応するように、
虫けらの身の上にもいろいろな変化が起きていて、
停滞していた空気が動いているのを感じる。

それがよいのか悪いのかは別として。




​脱ニーブレース​


5週間前に左脚膝下を骨折した虫けらは、
緊急入院直後からニーブレースという固定装具を
強制的に装着させられていた。


​入院時。車椅子生活だった​

石膏で固めるギプスとは違い、
自ら脱着可能なので、
肌のメンテナンスや着替えのために
日々外したり、着けたりしていたのだが、
骨折部がある程度定着するまでは
外して行動することは禁じられていた。

毎週、レントゲン撮影をした上で、
整形の担当医が固定装具を外す時期を判断する。

「ズレる」という表現で、毎回医師に脅されながら、
4週間を過ごし、先週末にようやく外す許可が出た。

しかし、

医「リハビリしてズレたら、手術ですよ」

虫「げっ、まだズレる可能性がありますか」

医「あります。まだ地面に足をつかないように」

恐ろしい。
1ヵ月もの間、片脚の不自由な生活を辛抱したのに、
まだ手術の可能性が……。

入院直後にプレートを入れる手術をしていたら
(最近では、手術をするのが主流)、
いまごろ歩くリハビリができているのではないか、
と後悔させることを意図しているかのような
医師の無慈悲な言葉。

担当医は手術を推奨していた。

虫「自然治癒を目指したいんですが。
  手術をするのはもったいない」

医「もったいないことはない」

『もったいない』という言葉の意味を
医師は誤解しているだろうと思ったが、
あえて修正はしなかった。

別に、間もなく死ぬことに
投げやりになっているわけではないし、
それを振りかざして、つらいことから逃れる
免罪符にしようとも思っていない。

が、1年以内に死ぬであろう人間にとって、
今後の長い人生にとって有意義と考えられる手術は
やはりもったいないのである。
手術給付金が生命保険から出るので、
手術しても構わなかったが、
20年以上、ピアスの穴を開けることを躊躇している
変なこだわりのある女が、そう簡単に
体を傷つけることどもを受け入れるわけがなかった。

元の木阿弥になることを覚悟しながら
自然治癒を選んだのだから、
もう少し辛抱するのは仕方ない。

固定装具を外してよし、という医師の判断の後、
リハビリセンターに出向いた。

ここでの課題は「膝を曲げること」で、
担当の理学療法士が慎重に膝を曲げてくれたのだが、

理「痛くないですか? これは? これは?」

と、徐々に角度を縮めていく。

すると、90度以上(?鋭角に)曲がることがわかり、

理「きょうはこれぐらいにしときましょうか」

ということで、リハビリ終了、となった。
リハビリはいつもこんな感じ。

その日のプログラムをすぐにクリアしてしまうので、
残り時間は理学療法士との雑談タイムとなる。

今回も、前週の旅行の話、次週の旅行の話
(単身赴任の彼氏を訪ねる旅らしい)
をして終わった。

とりあえず、脱ニーブレースは完了した。

再度装着しなくてよいように、
足を地面に着けぬよう注意しながら、
そろそろ筋力回復の運動をしないといけない。

が、マッサージ機の上での生活では、
なかなかそれがかなわない。

2階の寝室で睡眠をとれるようになると、
ベッド(マットレス)の上で
結構な運動ができる。

2階での生活……、杖で階段を上り下りする生活では、
それは難しい。

この矛盾。。

何とかしよう。



脱ウイッグ

​​​​​骨折で緊急入院したとき、ウイッグを装着していた。
いつもなら、帽子(ハンチングかキャップ)で
隠すのだが、救急車を要請した人間が、
おしゃれ要素と見られる帽子を被っているのは
大変不謹慎な振る舞いだと思われたので、
ウイッグにしたのだ(がん患者であることは
救急隊にも告げる必要があるだろうし、
ウイッグを被っていても違和感はない)。

しかし、抗がん剤をやめて7ヵ月、
地毛が結構生えてきていて、
ウイッグを被ると後頭部から襟足にかけてが
浮いてしまうという事態になっていた。
ゆえに、カバンには医療用帽子を忍ばせ、
入院した後は、ウイッグを外す算段だった。

入院が決まって、病室に入った直後

看「それ、ウイッグですか?」

と看護師に聞かれた。

虫けらはすぐにウイッグを外し、

虫「そうなんです。地毛が結構生えてて
  浮いてしまうんですよね」

と言いつつ、カバンから帽子を取り出した。

虫「抗がん剤で毛質が変わってしまって、
  緩んだパンチパーマみたいになってるでしょう?
  格好悪くて」

と言い訳をした。

入院中は、ずっと帽子を装着したままだった。

一昨日(11日)、3ヵ月ぶりにカットに行った。

前回は、まだ生えてきた毛が短すぎて、
抜けずに残った髪とのバランスを整える程度にしか
手の入れようがなかったのだが、
3ヵ月辛抱したので、そろそろある程度の
髪型にできるかと期待しながら。

いつも通っているヘアサロンのオーナーは、
この1月に虫けらと同じ災難に遭っていた。

自転車での転倒からの骨折。

彼の場合は、複雑骨折で、何箇所も折れていたし、
怪我もあったので、手術必至だったし、
入院期間も長かったようだ。

そんな話をしつつ、施術をしてくれ、
ショートカットにスタイリングしてくれた。

全体がまだまだ短いし、前髪がつくれないので、
似合うとか、カッコいいとかの次元ではないが、
少なくともウイッグなしの、
帽子装着で何とかなるようになった。

虫「毛量は減ったかしら?」

オ「いや、戻ってますよ。前回はまだ全部復活、
  とはいってなかったですが、今回は、
  以前どおりに生えてます」

前回は、毛穴から出ている毛が3本とか2本ではなく、
1本だけというものもあったらしい。
今回は、以前の密度になっているとのこと。
よかった。

が、である。

虫けらが購入したウイッグは、結構高級なものだったので、
人毛で、髪型もよかった。
虫けらの顔にもよく合っていたのだ。

今回のショートヘアは、決して虫けらの顔に合っているとは
言い難い。

長さが足りないので、
子供の髪型のようにも見える。

オ「頭、ちっさいなぁ。子供みたいや」

と何度もオーナーに言われた。
髪のボリュームがないので、頭の小さい問題が
急浮上してしまったのだ。

つらい。

致し方ない。もう少し伸びるまで
帽子でごまかそう。
冬用の帽子は幾つかあるが、
夏用の帽子は一つしかない。
しかも、ウイッグ装着時にぴったりだったので、
現在はブカブカである。

この髪型でキャップは難しい
(頭の小さい問題が余計クローズアップされる)。

もう一つ買うか。。

が、もうお盆である。

我慢するか。。

悩みどころ(決して「悩ましい」と言ってはならない)
である。

なにせ、次の夏はないかもしれないのだし。。




​脱・脱怖い主治医​


1月から抗がん剤治療をやめている。
今後も再開する予定はない。

それを決定した3月から診察の間隔が伸び、
2週間がひと月に、ひと月が2ヵ月になっていた。

前回の診察から2ヵ月経った今週、
怖い主治医の診察がある。

検査の後に、現在の状態の確認と
今後の療養生活を判断、指示してもらう。

治療をやめる判断をしたとき、
虫けらと怖い主治医の距離は相当遠かった。

怖い主治医は立場上、抗がん剤治療をすすめるし、
虫けらは頑として断る。
対立はしなかったが、さりとて
新たな治療法を提案してくれるでなし、
他病院への紹介や転院を言われるでもなし。

なすすべのない状態で、虫けらは放置された。

虫けらが望んだことだが、
医師としての仕事はもっとあるのではないか、
と虫けらは思っていた。

そんな状態だったので、その時点で
「脱怖い主治医」は達成されていた。

診察時、二人の間に冷たい空気が流れていたのは
確かだった。
血液検査の結果票を見ながら、

怖「特に問題はないですね。安定した状態です」

虫「やはり、腫瘍マーカーが上がってますね」

怖「それは、目をつぶらな」

虫「そうですね」

怖「そういうことで」

早く出て行きやがれ、とでも言わんばかりの終わり方。

虫けらも、何も言わずにすっと立ち上がる。

終始、怖い主治医の表情を確かめることもしなかった。

怖い主治医も、虫けらを振り返ったのは
一度か二度ほどだったと思う。

虫けらにとって、それはそれで気が楽だった。

病院に報酬という恩恵をもたらさない患者が
優遇されるわけもないし、
医師から心をかけてもらえるはずがない。


が!!!

入院中に、理由もなく優しくされた虫けらは、
これまでと違った感情が小さく芽生えてしまったのを
感じずにはいられない。

だからと言って、
怖い主治医との関係が変わったわけではないし、
治療を再開するわけでもない。

これまでと同じ対応をするしかないのだが、
この感情の微妙な変化を表面に出さずにやり過ごす
という高等テクニックを虫けらが持ち合わせているのかと
大変不安に思っている。

診察は間もなく。

どうにかうまくこなせるよう祈り、
自分の力量に賭けるしかない。

脱怖い主治医がかなったはずだったのに、
元の木阿弥ではないか。

元の木阿弥の多い人生である。


                阿 鼻





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Last updated  2025.08.13 19:20:59
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