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馬を狙う鎧の巨人を、アレンが囮となって引き付ける。 そして、対決の場を十分な立体物のある所に持ち込むと、 調査兵団の「雷槍」が、次々に鎧の巨人に襲い掛かる。 が、とどめを刺す直前、獣の巨人が壁の中へと樽を投げ込む。 樽の中から、瀕死の鎧の巨人を見つけたベルトルトは、 彼にダメージを与えないよう巨人化せず、ライナーの安否を確認。 そこで、アルミンはベルトルトと最後の交渉を試みるが、決裂。 ベルトルトは襲い掛かるミカサを振り切り、ライナーの元へ。そして、上空で超大型巨人に。その爆風に巻き込まれ、ハンジたちは…… ***仲間が目の前で死んでいくことに、涙を流していたベルトルトも、何だか吹っ切れた様子。でも、お話の展開はかなりスローダウン。次巻では、どれくらい進展するのだろう。
2016.05.04
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一体「ゾウ」で何が起こったのか? ルフィーたちが辿り着く前に起こった出来事が、明らかにされる。 その鍵を握っていたのは、カイドウとビッグ・マム。 二人は、言わずと知れた「四皇」。 ミンク族の国であるモコモ公国には、二人の王がいた。 それは、昼の王「イヌアラシ公爵」と夜の王「ネコマムシの旦那」。 そこへ、「雷ぞう」というワノ国の武人を探す カイドウの腹心・早害のジャックとシープスヘッドがやって来た。情け容赦なくミンク族を殺害しながら、雷ぞうを探すジャック。イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那は、そのジャックと互角に渡り合ったが、5日続いた戦いは、ジャックが毒ガス兵器を使うことで終息した。しかし、雷ぞうを見つけ出すことはできず、ジャックは去っていった。その次の日、サンジ・ナミ・チョッパー・ブルックに、モモの助・シーザーが、ゾウにやって来た。チョッパーは、二人の王や国中の人々の手当てをし、シーザーは、自らが生み出した毒ガスを中和させることに成功した。その後、ゾウにやって来たのは、ビッグ・マム海賊団のベッジとペコムズ。彼らは、シーザーを捕まえるため、サンジたちを追って来たのだった。ベッジは、ビッグ・マムから預かったお茶会の招待状を、サンジに手渡す。それは、サンジとビッグ・マムの娘・プリンが結婚するという内容。明らかになるサンジの血脈、そして手配書の「ONLY ALIVE」の謎。サンジは、ルフィーたちに「女に会って来る 必ず戻る」との書置きを残し、ベッジたちと共に、ゾウを去っていったのだった。四皇のうち、二人と深く関わるしかなくなったルフィーたち。そんな時、錦えもんとカン十郎が、ゾウに辿り着く。そして、イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那とミンク族たちが、命がけで、雷ぞうの身をかくまっていたことが判明する。「何が滅ぼうとも 敵に仲間は売らんぜよ!!!」 ***各話の扉になっている『世界の甲板から 5億の男編』がとてもイイです。特に、ビビは最高!
2016.04.10
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先日、水木さんが亡くなられた。 そして、本屋さんに出かけると、水木さんの作品が並べられていた。 『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』は知ってたけれど、 こんなのも書いてたんだと驚いたのが、本著。 幼少期は、成績不良で素行が悪く、父親とは激しく対立。 ウィーン美術アカデミー受験に失敗し、建築家を目指すが挫折。 徴兵検査で不適格と判定され、兵役を免除されたが、 第一次世界大戦が起こると志願して、会戦に加わった。このくらいの知識は持ち合わせていたが、「ドイツ労働者党」が、ごく少数の組織に過ぎなかったことや、ヒトラーの演説会が、その組織拡大に大いに貢献したこと、陰謀策略が飛び交い、組織内外抗争の連続であったこと等々、改めて知った。ミュンヘン一揆の失敗をもろともせず、権力闘争を勝ち抜いていく執念と強運。常軌を逸した独善的で、排他的、固執的、粘着質な気質。このような人物を指導者に選んでしまう民主主義という名の民衆心理。フィクションのような陰鬱な世界。それを水木ワールドの中で見事に描き上げた筆力は流石。しかし、これは現実だったのだ。フィクションとノンフィクションの世界は、紙一重の違いでしかないことを思い知らされる。
2016.02.14
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お話としては、あまり前に進みません。 すずが、特待生の話を受けてみると決意したことと、 四姉妹の恋が、それぞれに一歩前進したことくらい…… と思っていたら、最後で大どんでん返し!! でも、それは本当に最後の最後だけ。 そこ以外は、本当に全編ハートマークの連続。 こんなにもラブラブなお話で、一巻まるごと通し切るのもスゴイ。 でも、それが嫌味にならないところが、もっとスゴイ。 大事なのは自分のことをちゃんと見守ってくれてるって実感できることじゃないかな 先回りして世話を焼くことばかりがいいとは限らないんですよね 患者さんのリハビリでもそうなんです 手を出しちゃったほうが実はかんたんなんです 障害の程度が同じぐらいでも その人の性格や考え方で リハビリの進み具合は大きく異なります 健康なおれたちが不運なハンディを負った人たちの本音を理解するのは正直不可能です だからせめて ずっと見守ってますよって それぐらいしかできないし 自分にできることなんか その程度だって そう思っていたほうがいい気がするんです 何より傲慢にならずにすみます(p.66)井上君が幸に言った言葉。いいですね。
2016.01.24
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ドフラミンゴを倒した後のドレスローザ。 キュロスは、自分が父親に相応しくないと、レベッカを遠ざけるが、 ルフィーがレベッカを王宮から連れ出し、 父と娘は、一緒に暮らすことになる。 一方、ルフィーたちは海軍に追われ、東の港へと急ぐ。 ルフィーは藤虎との決戦を望み、 目の見えない藤虎に、次の攻撃内容を伝えながら戦うが、 仲間たちによって中断させられ、船上の人となる。そこでは、5600人の海賊たちを代表するキャベンディッシュ、バルトロメオ、サイ、イデオ、レオ、ハイルデン、そして、オオロンブスから親子の盃を要求されるが、ルフィーは断る。しかし、彼らは勝手に子分盃を飲み干し、ルフィーに忠誠を誓う。そして、海賊史上最大の覇権争いが始まったのだが、バトルロメオの船に乗ったルフィーたちは、サンジたちがいる「ゾウ」を目指す。そこは、巨大な象の背に栄えた土地だった。しかし、ルフィーたちは、そこで出会ったミンク族から、この国は、ジャックに襲われ、1~2週間前に滅ぼされたと聞かされる。そして、ナミとチョッパーには再会出来たのだが、サンジには何かが起こった模様……その他、センゴクとローの会話の内容や、白ひげJr.の存在、さらにはドラゴン率いる革命軍の動き等が、気になるところ。でも、やっぱり一番気になるのは、サンジ。手配書の”ONLY ALIVE”の意味するところは何?
2015.12.27
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発売は、例によって遅れたけれど、 今回は、それ程でもなかったです。 そして、今回はちゃんとネットで予約していたので、 発売早々に読むことができました。 それにしても、一つの作品を、 こうも見事に終わらせることが、出来るもんなんですね。 どんなに盛り上がった作品でも、本当に締めくくりは難しくて、 最後は、もう一つっていうことが、ほとんどなのに。Dr.仲尾が登場してからの展開は、私は全く予想していなかったもので、本当に、流石というしかないです。帯に書かれたちばてつやさんのコメントが、まさにぴったり。「いい作品をありがとう」と、心からお礼を言いたいです。そして、18年をかけた作品のエンディングは、モーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲」とラヴェルの「ラ・ヴァルス」オーケストラと2台のピアノのための協奏曲。編曲は、一ノ瀬海。本当にスゴイです。
2015.12.23
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訓練兵団教官シャディースは、エルヴィンの前の12代調査兵団団長。 彼が、エレンの父・グリシャについて語る。 名前と医者だったこと以外の全ての記憶を失い、 気が付けば壁の外にいたのがグリシャ・イェーガーだと。 シャディースに発見され、 壁の中で、伝染病にかかったカルラを救って結婚し、 エレンが生まれ、カルラが食われ、 「母さんの…仇を…討て」と言って、エレンだけが森の中で倒れていたと。グリシャは、壁の外から来たのか?エレンに見せようとした地下室には何があったのか?そして、ウォール・マリア最終奪還作戦の開始。エレンが巨人の硬質化で、壁にあいた穴を塞ぐ。そこで、アルミンが壁の中に潜む敵の存在に気付き、リヴァイがライナーをあと一歩のところまで追いつめるが、取り逃がす。そこへ現れた獣の巨人。人類と巨人の決戦が始まる。
2015.12.19
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サンジとナミとチョッパー、久々に登場。 ついでにブルックスとモモの助、シーザーも。 そして久々、「悪魔風」ムートンショット。 やっぱり、カッコイイな!! しかし、状況はよく分からない……。 さらに「百獣のカイドウ」登場。 よく分からない……。 こうなったのは、ドレスローザにケリが付いたから。 ***それにしても、ルフィーとドフラミンゴの死闘は凄かった。その緊迫感、ドキドキ感は、これまでの数ある闘いの中でも1、2を争う。そこでは、コロシアム実況の「ギャッツ」が、とっても良い味出してた。さらに、みんながルフィーの後押ししてるのが、よく伝わってきた。そして、覇気充填完了へのカウントダウン終了。レベッカの危機を救い、ギア4・大猿王銃で、遂にトドメを刺す。その後の、サボの火拳や、藤虎の土下座は、カッコ良かった。スモーカーを前に天然発動のタシギちゃんは、やっぱりカワイイ!そして、前述のまだ「?」の、新しいお話しが始まったのでした。
2015.10.10
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零ちゃん、カッコイイです! 前巻もスゴかったけど、 今巻は、さらに鬼気迫る闘争心を全身に満ち溢れさせ、 その口から発する一言一言は、ゾッとするほどに冴えわたる冷徹な剣。 まさに、相手をとことん追い詰める一手の連発。 相手は、三姉妹の実の父・妻子捨男。 零の心に揺さぶりをかけようと、必死で抵抗を試みますが、 そんなものには、全く動じません。 もういい黙れ… ふざけんな 「カッコウでもいいや」と思えるんなら 裸で木にとまって 虫でも喰ってろけれど、さすがの零ちゃんも、朝5時起きの大阪日帰りで、雷堂騎竜と妻子捨男のダブルヘッダーを終えた後は、川本家に辿り着くや、そのまま倒れ込んでしまいます。そして、 あかりさん ぼくは もう アイツを… …… この家に… 近づけたくないです…4人で寝床を共にした翌日は、みんなニコニコしながら、モフでブランチ。そして、夜の餃子パーティーのためにお買い物。ところが、そこへ現れたのが妻子捨男。そしてここで、あかりが渾身の一刀。 まさか大の大人が 自分のお父さんがそんな事を言うなんて…って 頭の中まっ白になって 次にどんな事を言い出すのかと思ったら それ以上は怖くて 誰も もう何も聞けなかった… でも私 その時の お父さんの顔を見て思ったの ああ お父さんは もう帰って来ない…それでも粘る妻子捨男。「さすが」と思った瞬間、ひながとどめの一撃。 私は お父さんとは暮らせない 一生 無理っっ お父さんは自分で よその家のお父さんになる事を選んだんだから そこで ちゃんと責任もって生きて!! 私たちは この3人でいい!!この後の零ちゃんのリアクションも、さすが……かな。そうそう、巻末の『ファイター』も、とっても良かったです。
2015.10.04
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いやぁ、ほんまびっくりしたわ。 ここまでやるか、っちゅうかんじやね。 ほんでも、ふだん関西弁使てるもんからしたら、 こっちの方が、めっちゃリアルで、ビンビンくるわ。 何の話かゆうたら、『進撃の巨人(17)の限定版』に 9枚組クリアしおりと一緒に付いとった『関西弁版(1)』のこっちゃ。 話しのスジは、全然変わっとらんのに、 喋ってる言葉は、ものの見事に関西弁になっとるがな。 「関西人」と書いてあるんやけど、ルビふって「じんるい」と読ませたり、「超大型巨人」と書いてあるんやけど「めっさでっかいおっさん」と読ませたりしてる。途中の「まぁなぁ…たしかにそうかもせん」のとこだけは、ちょっとよう分からんかったけどな……まぁ、関西弁も色々あるし。「出現」を「ノリ」、「対応」を「ツッコミ」、「突然」を「いきなし」とか、ほんま、よう言葉選んで、使てるのが分かる。何より、ミカサの「堪忍な…」なんか、ほんまにかわいいし、「現在公開可能な情報」のページも完璧やで!!さらに、ジャンはなぜか「川藤幸三」になっとるし、「エレン」は「ヘレン」に言い間違われてるし、「ウォール・ウメダ」に「ウォール・ナンバ」「ウォール・テンノウジ」「新喜劇」「NSC」に「痛快エブリデイ」ときたらたまらんわ。みんな『関西弁版(2)』が出ること、首を長ご~して待っとること、間違いなしや。
2015.09.26
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アレンはヨロイとなって硬質化し、仲間達を熱と岩盤から守った。 これによって、ウォール・マリア奪還の可能性が現実味を帯び、 アレンの父が地下室に残した謎も、調査可能になってきた。 そんな中、リヴァイ達は、ロッド・レイスの巨人を追う。 ところで、エレンの持つ「始祖の巨人」の力は、 レイス家の血を引く者が持たないと、真価を発揮できないもの。 また、レイス家の人間が「始祖の巨人」の力を得たとしても、 「初代王の思想」に支配され、人類が巨人から解放されることはないという。しかし、ヒストリアは、エレンの父が初代王から人類を救うために、フリーダから「始祖の巨人」の力を奪い、レイス家の血を途絶えさせた上で、エレンに地下室の鍵を託したはずだと言う。つまり、レイス家の血がなくても、人類を救う手立てが、地下室の中にあるはずだと。そうこうするうち、ロッド・レイスの巨人がオルブド区に迫って来た。エルヴィンは住民を避難させず、その外壁で巨人を仕留めようとする。巨人化したエレンが、ロッド・レイスの巨人の口の中に火薬をぶち込み、うなじごと吹っ飛ばしたところで、ヒストリアがとどめを刺す。 ***ロッドと巨人化したウーリに追い詰められたのは、ケニー・アッカーマン。そこで、ウーリはケニーを解放し、以後、ケニーはウーリの友として行動する。ケニーの妹の名はクシェル、その息子はリヴァイ。母を亡くしたリヴァイに、ケニーは地下街で生き延びる術を教える。その後、ウーリの巨人の力は、ロッドの娘・フリーダに受け継がれた。対人立体機動部隊隊長となったケニーは、自身が、ウーリの持っていた力を得ることを、強く欲するようになっていく。が、最期を迎える時、ロッドからくすねた巨人化薬を、甥のリヴァイに託す。 ***ヒストリアは、巨人を倒し街を救ったことで、新女王として人々から受け入れられる。しかし、その実態は孤児院の院長、牛飼いの女神様。内戦に敗れた旧体制は、容赦なく粛正され、巨人の処刑台も発明される。ウォール・マリア奪還作戦実行の時が迫り、巨人化薬の使用判断はリヴァイに委ねられる。それにしても、初代王は、なぜ人類の存続を望まなかったのか?巨人は、悪夢にうなされ続ける人間なのか?そして、洞窟から逃げるエレンの父親と会っていた調査兵団の男は、キース・シャーディス教官なのか?さらに、ライナー&ベルトルトを倒し、アニちゃんを助けるのは、座標奪取の後だと言った獣の巨人と一緒にいたのは誰?多くの謎が解明されたようでありながら、まだまだ分からないことだらけのまま、本巻は終了。
2015.08.14
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表紙を見ると、サンジとナミとチョッパーがいない。 そして、今巻を読むと、この3人(二人と一匹?)は登場しない。 一冊を通して、全く登場しないというのも珍しいのではないか? と、そんなことを思った最新刊。 さて今回は、お話しがサクサクと進んで、爽快な気分。 フランキーがセニョール・ピンクを倒したところから始まって、 キュロスがディアマンテを「雷の破壊剣」で倒し、 ゾロがピーカを「三・千・世・界」で斬る!そしてルフィーは、真意に反しながらベラミーを倒し、瀕死のローと共に、ドフラミンゴと相対する。ローがトレーボルの正体を「死の刀」で暴くと、いよいよルフィーとドミンゴの一騎打ち。そして、ルフィーは「筋肉風船・ギア4」で、ドミンゴを圧倒。さらに、「獅子・バズーカ」を放つと……さて、これで一体どうなったのか!?続きは次巻で!!
2015.07.04
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ミンメイの誕生日のエピソードは、 オリジナルから大幅に変更されています。 でも、今巻の展開の方が、ホント大人っぽい。 オリジナルは、良くも悪くも、本当にオコチャマ。 「輝が早瀬中尉のために命懸けで頑張った証」というミンメイの一言は、 この時点での、既にトライアングル状態開始宣言。 そして、ミス・マクロスコンテスト開幕前に、 ミリア登場!!そして時を遡り、2009年10月10日。さらに遡って、2008年12月24日に。これは、オリジナルにはなかった、本編開始前の完全なる新エピソード。グローバルが、マクロス艦長に着任するまでの経緯が描かれます。未沙とブリッジ三人娘、フォッカー、クローディア達と共に、今、グローバル率いるマクロスが発進する!
2015.06.21
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冒頭「EXTRA GOOD BYE BOY」は、 オリジナルにはなかったスピンオフ・ストーリー、 ミンメイと渡部晄のお話。 本編の9年前の出来事。 そして、#9のサラ基地で展開するお話も、 オリジナルにアレンジが加えられている。 過去の時を生きているライバーと出会い、彼を追いかける未沙。 基地爆発寸前にも関わらず、彼が残したメッセージを受け取ろうとするが…… 「呑み込まれるのはアンタのロマンティシズムだけでたくさんだッ!!」輝によって危機を潜り抜け、マクロスに帰還する。そして輝は少尉に昇進し、柿崎とマックスが部下になる。が、敵に囲まれた輝を見事なテクニックで救ったのはマックス。オリジナル同様、突き抜けてカッコイイ!!
2015.06.14
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いよいよ、輝と早瀬未沙中尉の本格的絡みの始まり。 ミンメイとデート後、輝は主任航空戦闘指揮官&ブリッジ三人娘に偶然出会う。 そして、ランジェリーショップで荷物持ちをさせられた上、 ミンメイとの仲を三人娘にからかわれ、後ずさって足を引っかけ、転倒…… そこで、思わず掴んだのが試着室のカーテンで、それを引きちぎってしまう。 中には、試着中の未沙がいた。 そして、上官は厳しい指導(をしたらしい)。 翌日、新入りパイロットの左頬は、大きく腫れ上がっていた。 ***ゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊の無法者、味方殺しのカムジンの奇襲を、デストロイド・トマホークのパイロット、マクシミリアン・ジーナスのテクニックと、ミンメイのアイディア、未沙のひらめきと決断、そして、輝の危機一髪の一撃で退ける。 ***未沙には、今も思い続けるライバー少尉という存在が。一方、輝はミンメイのことが気になってしようがない。そんな二人が、火星のサラ基地に、残留者の有無の確認のため上陸する。しかし、そこにはカムジンの罠が仕掛けられていた。この危機を、マクロスはどう切り抜けるのか?
2015.06.14
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艦内で、二人きり取り残された輝とミンメイ。 その困難の中で、二人の仲は急接近。 一方、民間パイロットの輝を戦闘に巻き込んでしまったことに責任を感じ、 その行方を探し続け、過労で倒れてしまった未沙。 ミンメイは、とてもカワイイ。 まさに小悪魔。 そして、あの結婚式のシーン。 懐かしい。美樹本さんも、相当気合を入れて、ミンメイを描いてる。1巻に比べると、手慣れてきた感も漂い、本当に可愛くかけているコマが目白押し。それらを見るためだけに、本巻を入手するのもアリかも。
2015.06.07
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美樹本さんによる、元祖「マクロス」。 読みながら、テレビで観ていた頃を、とても懐かしく思い出しました。 なるほど、最初は、輝とミンメイは、まさしく運命の出会い。 普通なら、これで紆余曲折ありながらも、最後はハッピーエンド……ですよね。 でも、違った。 それは、当時としては、結構衝撃的なことでした。 そう、観ている自分も、最初はミンメイへの思い入れが強かったのに、 気付けば、未沙に感情移入……。で、今巻は、最初の最初、輝とミンメイの出会い。そして、ミンメイ、シーンによって、かなりイメージに違いが。特に巻頭のカラーページ、2012.8は、誰?っていう感じ。お話しは、原作にほぼ忠実に進んでいます。
2015.06.07
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グングニルって、そういうことだったのね。 巨人のハイルディンが、マッハバイスを倒した「英雄の槍」に、 やたら感心してしまった。 これまで、第三の目の後デブメタを葬る一撃という認識しかなかった。 まぁ、これは本当に個人的な感心で、 本来ならば、本巻の感想で、一番に書かなきゃいけないのは、 ローとコラソンの物語には、思わず涙……ということ。 そして、隠し名“D”の秘密、必ず嵐を呼ぶ神の天敵。 ***ローの珀鉛病を治すため奔走し、遂にオペオペの実をローに食べさせたコラソン。しかし、ローに託した文書は、海軍に潜入していたヴェルゴに渡ってしまう。海軍のスパイであったことを知られたコラソンは、父親と同じく、兄であるドフラミンゴに引鉄を引かれてしまったのだった。そして、そのコラさんに代わって、糸人間ドフラミンゴに引鉄を引きに来たロー。しかし、ドフラミンゴに右腕を切られ、絶体絶命。ローを助けに行こうとするルフィーは、ベラミーに執拗に妨害される。ルフィーは、いつ、ドフラミンゴのいる王宮最上階に辿り着けるのか?その頃、超体重人間マッハ・バイスは、先述のように、巨人のハイルディンが撃破。また、首領・チンジャオの錐頭をへし折り、八宝水軍を受け継ぐことになったサイは、チンジャオを倒した地翁拳のラオ・Gを、錐龍錐釘で脱落させ、全身武器人間ベビー5は恋落させる。一方、ハクバと化したキャベンディッシュは、闘魚の半漁人デリンジャーを倒し、その暴走をロビンによって制止された後は、ロビンの危機を救うことに。そして、バルトロメオが、破裂人間グラディウスにとどめを刺すのだが、このバルトロメオ、こらからどんな役どころを担うのか、期待が高まる。さらに、コロシアムの英雄・旗人間ディアマンテと対峙するキュロスは、ロビンの参戦で、後方の娘・レベッカを気遣う必要がなくなり、これから本気モードに突入。レオは、ジョーラを倒し、捕らえられていたマンシェリー王女を救出。そして、遊泳自由人間セニョール・ピンクは、フランキーが撃破。 ***バトルシーンのスピード感や迫力はもちろん、間に挿入される最高幹部達のエピソードもなかなかのもので、本巻は、最近ではダントツに楽しめる仕上がり、俄然面白くなってきた。次巻は、キュロスとルフィーの活躍に期待!!
2015.05.04
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拘束されたままのエレンの前で、父の口から過去を聞かされるヒストリア。 腹違いの姉・フリーダとその母、兄弟たちは、アレンの父・グリシャに殺された。 アレンの父親は、「巨人の力」を持つ者で、 彼は姉の持つ「巨人の力」を奪うため、やって来た。 フリーダの巨人は、全ての巨人の頂点に立つ存在だったが、 それを使いこなすには経験不足で、グリシャに食われ、力は奪われてしまった。 そして、レイス家で生き残ったのは、父・ロッドとヒストリアだけに。 怒りの感情が湧き上がるヒストリア。一方、エルヴィン達は、王政幹部達の口からある事実をつかむ。それは、レイス家が人類の記憶を都合よく改竄できる力を持っているということ。レイス家がエレンの持つ「叫び」を手にすれば、民衆の反乱など怖くない。エルヴィン一行は、エレンとヒストリア救出のため、レイス領地礼拝堂を目指す。リヴァイ達は、ケニーの部下達が待ち受ける礼拝堂に侵入し、激戦が始まる。その中で、ハンジが負傷。ロッド・レイスは、フリーダの巨人の力と失われた世界の記憶を取り戻し、真の王になることができるレイス家の者として、ヒストリアにエレンを食えと迫る。他方、ケニーは、アッカーマン家が王政中枢の一つであり、王が記憶を改竄して、過去を忘れさせることの出来ない「少数派の血族」のひとつであることを、祖父から聞かされていた。王が過去の歴史を根絶やしにするには、少数派の血族の黙秘が必要だった。そして、多くの少数派血族が王に従う中、東洋の一族とアッカーマン家だけが、王政に背を向けたのだった。これが真実なら、ミカサも今後の展開に大きく絡んでくることになるだろう。そして、リヴァイも?自らが真の王にはなることが出来ないと知ったケニーは、エレンとヒストリアが巨人となって殺し合う舞台を設定しようとする。しかし、エレンは巨人化せず、ヒストリアも巨人にならないまま問いかける。「何で巨人化しないの!?」「オレは いらなかったんだ」「だからせめて…… お前の手で終わらせてくれ」「ヒストリア… オレを食って 人類を救ってくれ」「あとは… 任せた」巨人化することを決意したかに見えたヒストリア。しかし、その行動の一歩手前で、疑問が。「どうして姉さんは… 戦わなかったの?」そして、ユミルの記憶。ヒストリアは、巨人にならず、父を投げ飛ばす。「何が神だ!! 都合のいい逃げ道作って 都合よく人を煽動して!!」エレンと共に礼拝堂を去ろうとするヒストリア。そして、巨人化するロッド・レイス。そして、エレンとヒストリアの救出にやってきたリヴァイ達。しかし、ロッド・レイスの巨人はあまりにも巨大で天井崩落、全滅の危機。リヴァイに選択を委ねられたアレン。「ヨロイ」になるのか?
2015.04.26
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もちろんこれまでも、良い作品だと思ってました。 だからこそ、読み続けているのです。 しかし、それでも今巻はスゴかった…… 羽海野チカ、恐るべしです。 「新しい日々」と「昼休み」は、 これまでの『3月のライオン』の流れに乗った世界。 ほのぼのとして、とってもイイ感じ。 ひなを見つめる零の眼差しが、あぁったかい~んだから。そして、まず衝撃を受けたのが「もうひとつの家」。こんなお話しが、何気なく、ポンと挿し込まれてる。もちろん、これまでのお話しを全く知らない人が読んでも、分からないでしょう。でも、桐山零を知っている人なら、このお話しの凄さに、誰もが圧倒されるはず。次に「やわらかい風」で、ワンクッションおいてから、「雨の降る街」で繋ぎ、「泳ぐ人」で対局シーンに突入。この流れもスゴイ(もちろん、コマ割や画力もスゴイ)。そして、その締めくくりは、余韻をいつまでも残す優れもの。それでも、やっぱり圧巻は「訪問者」。三姉妹の実の父と相対する零の姿は、まさに対局中そのもの。そして、「約束」での鬩ぎ合い あのさあ 自分語りしたいなら ホント早く消えろよ これは家族の話なんだよ 他人には関係ないだろがっそこへ、決めの一手 いいえ 僕は ひなたさんとの結婚を考えています だから 他人事なんかじゃ無いんです!!もう、スゴ過ぎ……ひなじゃなくても、こりゃ倒れるわ。
2015.03.22
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8巻を読んでから約半年、 やっと9巻を読みました。 ずっと、今巻が出たことに気付いていなかった……。 そして予想通り、今巻でお話しは完結。 丸部とお夏、テツオの関係や、 浦子と沙都子、死番虫、テスラ、Qに関する諸々も明らかに。 なかでも、やはり、丸部の正体が物語の核心。 この倒錯した世界を生み出した元凶。最終巻は、全てのキャラの深部がえぐり出され、なかなかハードな内容となりました。お話しとしては、丁寧に、そしてしっかりと締めくくられ、読む者が、納得するしかない所に、ちゃんと着地出来たと思います。
2015.03.22
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久し振りに青沼さんの本を読んだ。 どんどんページを捲っていき、一気に読了。 絵も良いし、読みやすい。 引っかかるところがない。 でも、「引っかかるところがない」というのは、 必ずしも、良いこととは限らない。 つまり、「?」もないけれど、「!」もないということ。 折角、女性にとっては大きなテーマである「更年期」を扱ってるのに……「子育て」と「更年期」では、やはりアプローチを変えるべきだった?
2015.01.14
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ドフラミンゴを目指すルフィーたち。 コロシアム軍団が結束し、 錦えもんはカン十郎と合流する。 ゾロはピーカ、フランキーはセニョール・ピンク&工場長と対決。 一方、ロビンとキャベツは、グラディウスとデカ人形を、 キュロスはディアマンテを食い止め、ルフィーを援護。 そして、ルフィーとローは、遂にドフラミンゴのいる ドレスローザ「王宮のある大地」4段目に到達。そんな中、今巻一の働きをしたのがウソップ。ルフィーとローを待ち受けるシュガーを、「大成長グレート黒カブト」「必殺遠距離蓑虫星」で再び殲滅。これには、ヴィオラも大感激!!一方、サボと戦っていた藤虎は、微妙な動きを見せ始める。そして、トレーボルがドフラミンゴの下に駆けつけると、遂に決戦開始。ルフィーとローがドフラミンゴに挑みかかる中、明らかになっていくドフラミンゴの過去、そしてローとの出会い。そして最後は、コラソンがローに言った謎の言葉。 ロー お前は…!! あいつと一緒にいちゃいけねェ人間だ!!!隠し名“D”の持つ意味は?ルフィーとローの関係も明らかになる!?
2015.01.03
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転校生・占部美琴。 この子が、謎の彼女X。 女生徒たちが声をかけても「今とっても眠いのよ」と寝てしまったり、 授業中、個人的におかしなことが起こったと笑い転げたりする変な奴。 ある放課後、占部が机上に垂らしたよだれを、椿は舐めてしまう。 すると、椿は翌日から発熱欠席するが、椿の家に占部がやって来て、 よだれのついた指先を椿の口に突っ込むと、あっと言う間に熱が下がってしまう。 それから二人はつき合うことに。彼女の趣味は「ハサミ」。いつもパンツにハサミをはさんで携帯し、それを使って、何でも自在に切りまくる。そして、よだれだけの関係に留まる二人の日々が始まった。 ***何とも不思議な世界観。特別な大事件が起こるわけでもない。それでいて、確かに淡い青春の恋物語。はまる人は、すっかりはまってしまうに違いない。
2014.12.20
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中央第一憲兵たちを振り切った調査兵団。 リヴァイ達は、エレンとヒストリアの行方を追う。 一方ハンジは、スヘトス区ベルク新聞社のロイとピュレに、 トロスト区で、中央憲兵が真実を語る現場を取材させ、記事を書かせる。 その頃、王都には、巨人がウォール・ローゼを突破との一報が届く。 すると王政は、ウォール・シーナの扉を閉鎖し、避難民流入阻止を決定。 その意志を見たピクシス司令とザックレー総統は、中央憲兵を制圧、 ベルク社の号外も世間に出回っていた。調査兵団の冤罪は晴れ、王都も行政区もザックレー総統が仮押さえを進める。そして、エルヴィンは処刑を免れ、リヴァイ達も自由の身となった。その後、リヴァイ達は、エレンとヒストリアの行方を追って、ロッド・レイス本人以外の家族が皆、盗賊に惨殺されてしまった礼拝堂に向かう。一報、ヒストリアは、拘束されたエレンに、父の行動の理由を語る。そして、ヒストリアと父がエレンの体に触れると、エレンの中に、誰かの記憶が蘇る。そして、「お…とう…さん?」 ***今巻は、現王政をクーデターで倒すまでの攻防がメイン。エルヴィンとハンジの活躍が目立ち、またしても、エレンは出番があまりなかった。しかし、次巻はエレンの秘密が明らかになりそうです。
2014.12.19
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映画公開前から、本田翼さんと東出昌大さんがTV出まくりだが、 本著を読んでみて、二人ともイメージピッタリだなと思った。 特に本田さんは、見た目もかなり双葉に似ていると思う。 というか、これまで見た作品の中で、一番可愛く見える。 さて、映画化されるだけあって、もちろんよく売れている作品だし、 お話しの方も、さすがにヨイ。 そして、冒頭の「ごあいさつ」や、 お話しの間に挿入される、咲坂さんの「コメント」がイイ。早く続きが読みたくなる作品である。
2014.12.15
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かなり不純な動機で水球部に入部した浜路君。 この作品も、かなり不純な動機で読み始める人が多いことと思われるが、 その期待を裏切らない、かなりきわどいシーンの連続。 でも、それだけには終わらないらしい。 途中からは、浜路君も、ちゃんと熱意を持って水球に取り組むようになる。 また、その秘めたる才能も、持ち合わせているようだ。 さらには、ライバルとなりそうな真野という存在も現れる。 でも結局、萩原さんとデートするためという不純な理由からなんだけど、今のところ……。
2014.12.15
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エヴァのコミックスも、遂に最終巻。 でも、その終わり方は、テレビアニメよりも、 上映済みの映画作品よりも良かったと思う。 納得いく結末だった。 でも、今巻の一番の見所は、 やっぱり、EXTRA STAGEの「夏色のエデン」。 そして、そこに登場する真希波マリ。 このキャラクターに謎を残したまま、コミックスは終了した。否が応でも、次の映画作品に期待してしまう。
2014.12.04
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CSで活躍した凡田、丸金が、日本シリーズに入ると絶不調。 スパイダースはサベージに三連敗で、後が無くなる。 しかし、逆・シリーズ男と呼ばれることになったこの二人が、 ここから、妙にツキ始める。 第4戦、凡田は中前にはじき返された当たりが二重殺。 丸金は振り逃げ成立の間に、三塁走者が生還し決勝点。 第5戦、凡田はバックスクリーンへの大飛球を中堅手が超美技。 丸金は、捕手の打撃妨害で、三塁走者が生還し決勝点。以後、第6戦はスパイダース打線が爆発して完勝。雌雄を決する第7戦は、1回裏一死満塁、2対0の場面から、先発・椎名を引き継いだ凡田が、8回までを無失点に抑える。そして、8回裏に丸金が、逆転スリーランを放ち逆転。9回表は、抑えの瀬川が、キッチリ締めて日本一に。MVP選出は、凡田か丸金かで難航するが、結局丸金に。まぁ、これは普通に妥当な線だと思うけれど、瀬川も有りだろうし、第6戦で安打を放っているなら、中堅手も有りじゃないかと、私は思った。さて、時は遡りナッツ編。西浦の南蛮監督への進言で、背番号1を2年生のナッツがつけることに。その後、西浦はナッツを熱心に指導するが、予選2試合で連打される。が、対海藤大長坂戦では、大雑把で無造作な投球で、苦手・大野を押さえ込み完封。この時の投球を再現したのが、日本シリーズ第7戦だったのだった。この事実を知っているのは、西浦だけ。
2014.11.15
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勝運に見放された凡田は、2軍でも結果を残せない。 味平のおかみさんとユキちゃんが、応援に駆けつけてくれても、 1軍に昇格した樹が大活躍しても、凡田は2軍暮らしのまま。 やっとのことで1軍に昇格出来たのは、公式戦残り5試合の時点。 しかし、昇格後4試合は登板無し。 そして、CS進出をかけた最終戦、4対4の同点、8回表無死満塁の場面で登場。 ここを三者三振で切り抜けると、その裏に、丸金が勝ち越し本塁打。 9回表を抑えの瀬川が3人で締め、スパイダースはCS進出を決定する。その後も、凡田の活躍は凄まじく、スポーツ紙の一面を飾り続ける。CSファーストステージは、カーナビーツに連勝。ファイナルステージでも、テンプターズに4連勝し、日本シリーズ進出決定。凡田は、クライマックスシリーズのMVPに輝いたのだった。凡田とユキちゃんの関係は、順調に進んでいるようです。
2014.11.14
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正捕手・寺杉がケガで登録抹消され、替わりに丸金が1軍へ。 高卒6年目で年俸500万円の選手が、この好機を活かし大ブレーク。 凡田も先発した試合で好投するが、丸金が満塁本塁打を放った直後、 8回表に満塁弾を浴び降板、またしても勝ち星を逃す。 0勝5敗のこの時期に、久し振りに訪れた味平で、 凡田は、遂にプロ野球選手であることがばれてしまう。 しかし、それが切っ掛けで、ユキちゃんにお酌をしてもらう幸運をゲット。 さて、これからこの二人、一体どうなっていくのか?丸金は好調を維持し、1軍に戻ってきた寺杉を押しのけスタメン出場中。一方、ワイルドワンズはフロントが一新され、北王子の来季監督就任が白紙に。そんな北王子に、テレビ局から来年のオリンピック・キャスターのオファー。また、スパイダースは、彼を来季監督にする調査を開始していた。好調から一転、丸金は全く打てないようになり、20打席ノーヒット。先発した凡田は、北王子のアドバイスで好投し、無失点に抑えるが、試合は延長10回0対0の引き分けで、またしても勝ち星がつかず。このまま、先発ローテーションを外されるかもしれない危機に。時は遡り、山梨県立鶴見川高校では、スピードガンを購入。西浦の最高球速148km/hに対し、ナッツは139km/h。しかし一点狙いでは、西浦が120キロを割るのに対し、ナッツは130キロ台後半を維持。そして、銭が懸かったときのナッツの集中力は、安田スカウトの目の確かさを証明していた。
2014.11.14
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スパイダースは開幕から5連敗。 そして、第6戦に先発した凡田は、5回を2失点に抑えるが、勝負はつかず。 2回目の登板は7対2でリードしていたが、5回裏直前で降雨ノーゲーム。 3回目は5回3失点、9対3でリードしたまま救援を仰ぐが、最後は引き分け。 その後、中二日で3度先発のマウンドに上がり、 いずれの試合も、3イニングをパーフェクトに抑える。 しかし、凡田に注目する北王子は、この起用に異を唱える。 その後、凡田は3連即KOで、2軍行き。高校の先輩・西野は、現在、ケーブルテレビ野球実況ディレクター。凡田は西野から、動くボールの重要性を聞かされるが、2軍調整中のサベージ・五利に投げ込んだボール球を、本塁打される。しかし、その球は、後輩・大野に復調の切っ掛けを与えることになる。交流戦終了間際に、凡田と大野は1軍昇格。大野は猛打爆発・完全復活を遂げ、凡田は五利を中飛に抑える。時を遡り、ナッツは練習試合で、海藤大長坂高の1年・大野にメッタ打ちされる。一方、エース・西浦は、完全に押さえこみ、悪い仲間からも救い出す。これが、大野が西浦をリスペクトしている理由。しかし、これで何故、西浦はプロに行けなかったんだ?
2014.11.14
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オトワラジオが、解説者に大物・神野を迎えたため、 近藤が来季の職を失うことになり、凡田と松本アナは大慌て。 独立リーグのコーチ職を何とか探し出し、近藤も覚悟を決めるが、 突然、神野のモップス・ヘッドコーチ就任が決まり、近藤は来季も解説者。 スパイダースも次々に契約更改が進み、山梨県人会の大野、渋谷は増額。 そして、凡田も粘りの交渉で、800万円アップの年俸2,600万円に。 一方、昨季で現役引退したワイルドワンズの北王子は、今年から注目の解説者。 来季の監督就任に向けて(?)、凡田に先発転向を促す。さて、ナッツは2年生になって、2番手投手に。そして県予選で、2試合連続ノーヒットノーラン(いずれも5回コールド)。彼の活躍に焦るエース・西浦。そして、周囲の注目が集まることを恐れるスパイダースの安田スカウト。今巻は、ユキちゃん登場せず。
2014.11.14
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シーズンオフ、ラジオ番組にゲスト出演した凡田は、 緊張を和らげる為、一杯引っかけて臨むが、 日本シリーズのあり方を非難するなど大暴走。 しかし、途中で素面に戻り、最後はジョークとして何とか切り抜けた。 秋期練習中、凡田の周りでも、一人二人と戦力外通告を受ける者が。 大卒1年目で10勝を挙げた是川も、その後の不振でトレードに。 一方、東光とパープルシャドウズの西河内はトライアウトに臨み、 日本球団からは声がかからなかったものの、台湾球団と契約出来た。スパイダースのファン感謝デーに、テンプターズファンのユキちゃんが来場。成り行きで、凡田はユキちゃんと言葉を交わし、握手をするが、渋谷章もライバルに?時は遡り、ドラフト候補のエース・西浦をも凌ぐ身体能力を発揮し始めたナッツ。テンプターズのスカウトは、西浦よりもナッツ・凡田夏之介に興味を示していた。ちょうど季節的には今の時期で、タイムリーな話題でした。
2014.11.14
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凡田は、先発予定の秋葉が熱を出したため、 ワイルドワンズ戦に先発するが、挟殺プレイで張り切りすぎ、 右手を骨折して、交流戦を直前に戦線離脱。 1軍に復帰したのは9月で、チームは優勝争いをしていた。 その時、凡田と共に1軍に上がってきたのが、同学年の樹六破。 樹は良い当たりを悉く好捕され、守備でも凡田に迷惑をかける。 その後のプロ入り初安打・初打点も、勝敗に全く関係ない場面。 さらに、子供の誕生を間近に控え、そればかり気にする樹に、凡田が忠告。それを機に、打撃開眼した樹は、打ちまくり勝利に大貢献。しかし、暫くすると研究され、全く打てなくなってしまう。そして、優勝のかかった試合、凡田は痛恨の勝越本塁打を浴びるが、その直後に樹が同点本塁打を放ち、引き分けで優勝が決定する。普通の野球マンガになってきたかも。
2014.11.14
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栗城は、元テンプターズの左の中継ぎ投手。 現役の頃から4つ下の凡田と仲が良かったが、球速にこだわり過ぎ、 通算成績1勝7敗2セーブ、最高年棒1,500万円で、11年の現役生活を終える。 現在は、バッティング投手兼スコアラー、年収600万円の1年更新球団職員。 カーナビーツの瀬戸内番長・原武はプロ14年目の中継ぎ投手で32歳。 通算成績8勝14敗2セーブ、年俸2,900万円、地元メディアでは人気キャラ。 コレと言った凄い球はないが、誤魔化しと開き直りの投球が信条。 しかし、凡田に本塁打を浴び2軍落ち、そのシーズンは1軍復帰は成らず。凡田は、大衆定食屋「味平」の店員・ユキちゃんがお気に入り。しかし、彼女は凡田の存在に全く気がついていない様子。そして、大ファンのテンプターズ戦を球場観戦した際、凡田が好投。それでも、気付いてもらえない凡田って、どう?久々にプロ野球選手誕生かと、母校・山梨鶴見川高校の期待を集めるエース。が、プロのスカウトが集まった試合で、イイところが見せらずに終わる。一方、その後を引き継いだ後輩の二番手投手・ナッツが、好投を見せる。試合終了後、スパイダースの徳永は、偶然会ったナッツに声をかける。先輩投手・西浦は、ドラフト会議で、どこからも指名されず、ナッツは、1年後のドラフト会議で、指名を受ける。たった1試合で、すべてが決まるわけではないけれど、たった1試合が、始まりの切っ掛けになることはある。
2014.11.14
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甲子園優勝投手で、ドラフト1位入団の箕川。 しかし、ケガに泣かされ、6年間で1軍登板が一度もないまま引退。 そして、今は球場の売店で働いている。 こういう選手もいる……それも結構な数。 スパイダースの第4捕手・東光は、32歳で年俸500万円。 ワセダ大学では、主将で大スター、ドラフト2位でプロへ。 同級生の北村は、2軍の捕手で、4年間一度もベンチ入りせず。 今ではドーヨスポーツのエース記者で、年収1,000万円?北村は定年まで給料が保障され、東光は来年の保障もない。これも、結構よくある話。プロ野球での活躍を目指すか、それとも一流商社でガッチリ稼ぐか。その選択は、本人にとっては、それほど簡単なものではなかっただろう。
2014.11.13
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『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』で、 ホリエモンが、この作品のことを書いていたので、読んでみた。 タイトルの「グラゼニ」は、本作の主人公・凡田夏之介が造った造語。 「グランドにゃ銭が埋まっている」のグラ銭。 凡田は、26歳独身。高卒後ドラフト最下位でスパイダースに入団。 プロ入り8年目で、左サイドスローの中継ぎ投手。 契約金1,500万円、そして今年の年俸1,800万円。 趣味は「プロ野球名鑑」を見ることで、そこに掲載されている年俸にこだわる。凡田は、自分より年俸の低い打者に対しては、見下ろして投球し、押さえこむ。そして、年俸が5,000万円より高い打者には、開き直ってキレの良い球を投げる。ところが、年俸が自分より上で、5,000万円位までの打者には、腕が縮こまってしまい、打たれてしまうという選手。ノンプロから26歳でプロ入りした、テンプターズの4年目・土井は、年俸700万円で、小さい子供が二人いる、今日、二軍から上がったばかりの選手。そして、代打で登場した土井を、凡田は気迫のダイビングキャッチで投邪飛に打ち取る。土井は、翌日二軍に落とされ、来季の契約の保障はない……。元スパイダースのラジオ解説者・徳永は、凡打と同郷の先輩。現役で50勝しか出来なかった徳永が、解説者になれたのは幸運だったが、その解説は感覚的で、評価されておらず、その座は風前の灯火。だが、仲の良い凡打が登板したお陰で、鋭い解説を連発し、首の皮がつながった。カーナビーツの土手来は、通算本塁打500本、本塁打王3回の4億円選手で40歳。昨シーズン終盤に、凡田の死球で右手首を骨折して、シーズン終了。今シーズン開幕にも間に合わず、一週間前に復帰するも、6試合で24打席無安打。しかし、凡田から同点二塁打を放つと、翌日から打ちまくることに。これで、球界の宝であるスラッガーは、見事に復活を果たすことになったのだが、球団にとっては、高年俸の高齢選手が存在する為に、チーム編成は硬直する。紙一重のところで、選手の人生が左右され、営利企業である野球チームも、大きく変わっていくことが、痛感させられる。
2014.11.13
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ひなの担任は、国分先生から若手の小見川先生に。 果たして彼は、高城に「何をしたか分からせる」ことが出来たのか? だが、そのあたりのことは一切描かれていない。 分からないまま、ヒナは高校の始業式の日をを迎えてしまったから。 夏の日の土曜日、零の通う私立・駒橋高校に見学に行ったひなは、 零と同じ高校に進学する決意をかためることに。 そして、零に勉強を教えてもらいながら、受験勉強に取り組み、 翌春、見事に合格を果たし、入学する。それにしても、受験勉強中に出てきた、あかりの作った「甘やかしうどん」や、合格発表の日の「ツナと半じゅく玉子のマカロニサラダ」「チーズたっぷりナスのミートグラタン」「もも肉の山盛り☆ジューシーからあげ」「プチおにぎり&甘いタクアン」「ガーリックトースト」は、ホント美味しそう!!さて、将棋の方は新たな個性的キャラクターが登場。「立てば不吉、座れば不気味、歩く姿は疫病神」死神と呼ばれた男、喪服の棋士・滑川七段。そして、第70回名人戦、第7局にて宗谷名人に敗れはしたものの、藤本棋竜に「今の将棋界 宗谷以外でやっかいなヤツ 大した棋士」と言わせた土橋九段。さて、次巻では、零の対局シーンが見られるか?
2014.11.13
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今巻は何と言っても、第33期棋匠戦第5局の大激闘を制し、 見事に永世棋匠を獲得した、柳原棋匠の勝負への執念が凄い。 敗れた島田八段も、喜ぶお年寄り達に思わず口元を綻ばせる。 この敗戦を肥やしにして、また一歩着実に強くなるのだろう。 もちろん、宗谷名人との記念対局に敗れた零も、 宗谷名人に一歩近付く経験を経て、 今後、ますます精進を重ねて行くに違いない。 二海堂も、見事に復活!
2014.11.12
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もぉ~っ、前巻もスゴかったけど、今巻はもっとスゴかった。 それは、零の新人王お祝いに、三姉妹が食したメガもってり…… じゃなくて、ひなが飲んだ胃薬の効き目…… でもなくて、ひなのクラスの担任を引き継いだ学年主任の国分先生。 やった人間は絶対に認めない 周りの人間も チクッたら次は自分がやられるから口をつぐむ 証拠なんて出て来る訳が無い イジメではね 証拠が無いのが当たり前なんですよ じゃあ川本が… 嘘をついているって証拠は? それを見せていただく迄は 学校として あなたの言い分にも 納得はできませんよ?学校が本気になれば、こんなもんだ! 「教育」か…… 「教育」とは うまい事言ったもんだよ… 「教える」に「育てる」か… 「育」の字が無けりゃ とっくに放り出しているぜ こんな事…もちろん、林田先生もヨカッタよ。 結果は大事だけどな 桐山 人に伝わるのは結果だけじゃない 世界は結果だけで回ってるんじゃないんだよ林田先生に励まされ、零は宗谷名人との記念対局に臨む。一方、櫻井七段を破った島田八段は、柳原棋匠の通算十期がかかる棋匠戦。一曲目は敗れたものの、タイトル奪取を虎視眈々と狙う。
2014.11.12
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いやぁ~、この作品スゴクなってきましたねぇ。 巻を重ねる度に、どんどん魅力的になっていく。 スタートの頃は、「どうなの……」っていう感じもあったんだけど、 今じゃ、あちこちのシーンで、ビシバシ胸に迫ってくる。 どのキャラも、イイですね。 零も、二海堂も、島田八段も、川本家の人々も。 そして、今巻では、何と言っても林田先生。 教師の中の教師っていう感じです。 でも最低限やっちゃイカン事だけは見えて来た 「解決しないと!!」って周りの人間がヒートアップして 本人の気持ちを置き去りにして つっぱしっちまう事だ たとえイジメが沈静化しても そこに居場所が無くなっちまったんなら意味がねーからな だから大事なのは 「ひなちゃんがどんな風な解決を望んでいるのか」をよく聞く事だこれで、零も考えて、高橋君に動いてもらったりするわけだけど、将棋のようには、うまく先を見通せなかったわけで……それで、ますますいじめはエスカレートしていくのに、ひなの担任は、とってもダメダメな先生なわけで……それで、あかりも困ってしまって、「ほんとにイザとなったら 頼っちゃうからね!? いい!?」って、零に言うことになってしまう。そして、林田先生は、大激怒。 ここは学校で お前は まだたったの高校2年生で オレは教師だ 教師なめんなよ!? まず ひなちゃんは話す相手を変えてみるのもありだと思う 学年主任とか 別の教科の先生とか 学校には担任だけじゃない 話してダメだったら 他の先生に言ってみてもいいんだそして、イザとなったら、その時は、 もし相手がモンペ出して来んなら こっちはモン教出すしかねーだろが!?帰り道で、林田先生は、零に「教師の意地」で肉まんをおごり、「ズレてる」とか「がんこ」だとか、零の悪口ばかり言っちゃうのだった。一方、零は、新人戦準決勝で、蜂谷五段を破るものの、二海堂は、山崎五段に敗れ、病院に入院してしまう。零は、島田から二海堂の体調について聞き、準決勝の棋譜を見せてもらう。決意を胸に秘め、大阪で山崎と対局した零は、見事に新人王を獲得する。そして、対局が終わるやいなや、修学旅行中のひなを探すべく京都に向かい、その姿を、河原で見つけたのだった。もう、めちゃくちゃドーンと来た!!感ぁ~ん動おぉ~ぅ!!!
2014.11.12
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獅子王戦で宗谷名人に敗れた島田八段は、 人間将棋が行われる故郷の山形県・天童へ。 百面指しで、自分の作ったクラブのお年寄り達の相手をするその姿に、 零は、幸せな気分になる。 また、高2になった零は、前担任の林田先生と共に 放課後将棋科学部、略して「将科部」を結成し、活動を開始する。 そして、そこで作ったラムネを持って、川本家を訪ねる。 部活や先輩、先生の話を聞いてもらうために。一方、宗谷名人は、名人戦で隈倉九段と対局し、防衛を果たす。また、後藤九段には、入院中(寝たきり?)の妻がいることが判明。そして、そんな後藤のもとに、香子は押しかけている。零を交えての、複雑な三人の関係。さらに、突然、ひなが学校でいじめられていることも判明。小学校から仲良しだった友人が、疎外されているのを庇い、その友人が、とうとう耐えきれずに転校してしまった後、ひな自身が、いじめのターゲットになってしまったのだった。 でもっっ みんなが言った通りになっちゃった 明日から ひとりだ ひ…ひとりぼっちになるの こわいよう… ほんとは ずっと怖かった でもっっ でもっっ 後悔なんてしないっっ しちゃダメだっ だって 私のした事は ぜったい まちがってなんか ない!!この言葉に、零は、過去のひとりぼっちだった自分が、嵐のように救われるのを感じる。そして、一生かかってでも、ひなに恩を返すと約束する。これから、どうなっていく?
2014.11.12
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零は、島田研究会で、二海堂や重田らと切磋琢磨し、 島田八段の相手や、身の回りの世話も始める。 一方、川本三姉妹は、零が香子と一緒にいるところに遭遇。 香子が零の義姉だと知るが、あかりは二人に別の関係があると気付く。 そして、島田は獅子王戦で宗谷名人と対局。 その合間に、島田のこれまでの棋士人生が描かれる。 その背負っているものは、とてつもなく大きい。 が、あえなく4タテで終幕……。しかし、その島田が投了した最後の局面について、零は、妙手に気付く。宗谷が気付いたのと同じ手を。これは、先崎八段のコラムの解説を読んでも、素人には難しい……
2014.11.12
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第3巻になって、俄然盛り上がってきました。 年末に風邪をひいて寝込んでた零を、三姉妹が連行。 大晦日と三箇日を、川本家のコタツの中で温かく過ごす。 そして、迎えた獅子王戦挑戦者決定トーナメント。 零は辻井九段を破り、スミスは横溝七段を破る。 スミスの次の相手は、後藤九段。 香子絡みで、零との間に何かしらの因縁のある男らしい。 その後藤は、準決勝でスミスを撃破する。 零は、次の対局で勝てば、決勝で後藤と当たる。しかし、その前に立ちはだかったのが島田八段。零は、じわじわと追いつめられ、完敗。そして決勝でも、島田は後藤を2勝1敗で下す。 今日みたいにさ 一人ではどーにもならん事でもさ 誰かと一緒にがんばればクリアできる問題ってけっこうあるんだ そうやって力をかりたら 次は相手が困っている時 お前が力をかしてやればいい 世界って そうやってまわってるんだ あのな 大事な事だぞ? いいか? 一人じゃどうにもならなくなったら 誰かに頼れ でないと 実は 誰も お前にも 頼れないんだ林田先生の言葉に促され、零は、二海堂の兄弟子でもある島田八段の研究会に入ることになる。それにしても、島田八段、なかなかカッコイイ。そして、二海堂の零への思い入れも、半端無い。
2014.11.11
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さて今巻は、ヒナの大好きな松田君が、零が棋士だということを知っていて、 ヒナの家にやって来て、零に何故高校に編入したのかを尋ねるお話しと、 それが切っ掛けで、ヒナが、零と二海堂から将棋を教えてもらうというお話し。 零の「逃げなかったって記憶が欲しかった」というのは、分かる気がする。 そして、今巻一の盛り上がりは、MHK杯における零の対局を熱く解説する二海堂。 流石に、この物語の裏主人公の面目躍如。 さらには、『将棋はじめて絵本』も力が入っている。 お話とは別だけど、先崎八段のコラムも面白い。さて、香子は、色んな意味で、今後のお話のキーパーソンになってくる予感。それに比べ、零が対局した松永七段と安井六段は、まだまだ雑魚キャラレベル。「まわりのモノを喰いちぎってでも生きていく為だけに走り出す獣」その真の姿を零の中に見せてくれるのは、彼らではなかった。
2014.11.11
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2011年のマンガ大賞を受賞した、羽海野チカさんの作品。 羽海野さんといえば、『ハチミツとクローバー』が有名だけど、 私は、マンガはまだ読んでないし、アニメも映画もテレビドラマも見ていない。 だから、私にとって、この作品が、初めての羽海野作品。 主人公は、プロ棋士の桐山零。 C級1組五段17歳、高校2年。 小学3年の時、遠足から戻ってくると、 両親と妹が、飲酒運転のトラックの巻き添えで、即死していた。父の妹・貴和子は、零を引き取らず、施設に入れようとしたが、そこに、父の友人で、かつて奨励会で一緒だった騎士の幸田が現れる。零は、幸田の家で育てられ、棋士を目指すことになるが、幸田の娘・4歳上の香子と、息子・同い年の歩との関係が悪化し、家を出た。現在は、六月町のアパートに、一人で住んでいる。そして、川に架かる橋を渡った向こう側に三月町があり、そこには、和菓子屋・三日月堂の川本相米二と、孫娘で、店を手伝っている長女のあかり、中学2年生の次女・ヒナ、そして保育園に通う三女・モモの三姉妹が住んでいる。あかりは、夜は銀座の酒場で働いており、ある日、店の前で酔いつぶれていた零を介抱し、自宅へ連れて来たのだった。そして彼女は、ガリガリの子を拾ってきて、フクフクにするのが好き。零をライバルとする二海堂晴信四段が、ストライクらしい。 ***ま、1巻は、こんな感じで、各主要キャラのお披露目でした。
2014.11.11
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ホリエモンが、本著のことを 『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』に 書いていたので、読んでみた。 『ヘルタースケルター』も凄かったけど、本著はそれ以上だった。 途中からは、読むのが息苦しくなってきた。 しかし、本人にとっては、もう筆舌に尽くしがたい状況だったはず。 本当に、こんなことが起こりうるのか?為し得るのか?というレベル。 環境なのか、状況なのか、本人の特性なのか、統合失調症ゆえなのか……私は、とてもこんな風に生きることは出来ないし、生きたくもない。それでも、これを自分自身の人生として受け入れ、生きなくてはいけない人もいる。そして、彼女は生きた。生きている。人間の強さを思い知らされる。
2014.11.11
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『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』で、 ホリエモンが、本著のことを「極端すぎる生き様を知ることで、 自分が置かれている状況に幸せを感じたり、 自分に足りないものを知るヒントになるかもしれない」と書いていた。 独特のタッチで描かれた、独特の世界。 まさに、異才。 SFの世界でありながら、リアリティに溢れている。 そして「しかし それはまた別の機会に TO BE CONTINUED」。りりこは、どうなった?ちかこは?麻田は?でも、「また別の機会」は、まだ訪れていない。映画も見てないけど、DVD借りてこようかなぁ……
2014.11.10
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久し振りにTSUTAYAへ行ったら、平積みしてあった。 「ウソッ……」と思ったけれど、また発売日から2週間以上もたっていた。 「やっぱり、ネットで予約注文しておくべき……」と反省した。 そして、帯を見てもう一度「ウソッ……」と思った。 ちょっと、そんな気がしていたのだけれど、次巻が最終巻。 「そうか……終わっちゃうのか……」と、悲しくなった。 でも、もう16年以上も続いたんだから、仕方がない。 ファイナリストが描かれた表紙絵は、これまでで一番のお気に入り。お話しの方は、まずレフの演奏。前巻のカイの演奏シーンがスゴ過ぎたので、それ程には盛り上がらず。最終審査結果発表は、それなりにドキドキしたけれど、カイの一人勝ちで、良かったと思うと同時に、ちょっと拍子抜け。来年春頃に、最終巻は発売されると帯にはある。いつ、発売されるのかな……まぁ、延期になっても、今さら驚かないし、次は、絶対ネットで予約して、発売されたらすぐ読めるようにしておくから。
2014.11.10
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