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2018.09.27
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カテゴリ: 内覧会
先日、​ 静嘉堂文庫美術館 ​「幕末の北方探検家 松浦武四郎展」
のブロガー内覧会に参加させていただきました。




会期:2018年9月24日(月・祝)~12月9日(日)
休館日:月曜日(但し、9月24日・10月8日は開館)、10月9日(火)
開館時間:午前10時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
入館料:一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料
※団体割引は20名以上
※リピーター割引:会期中に本展示の入館券をご提示いただけますと、
  2回目以降は200円引きとなります。


概要
武四郎は伊勢国一志郡須川村(現在の三重県松阪市)の郷士の家に生まれました。
10代半ばで全国を巡る旅の第一歩を踏み出し、旅の巨人とも称せられます。
そして、彼の生涯はこの並外れた好奇心と実行力に貫かれていました。
その好奇心と実行力が最大限に発揮されたのが「北方(蝦夷地)探検」でした。
当時の蝦夷地に6回も渡って調査し、初めて内陸部まで詳細に記した地図を作成しました。
また、明治2年(1869)、蝦夷地の新たな地名の選定を任され、「北加伊(海)道」
という名を選びました。
「北のアイヌの人々が暮らす大地」という思いを込めた命名です。
ここには、彼とアイヌの人々との強い結びつきがあらわされています。
さて、武四郎のキーワードはこの2つだけではありません。
彼は「古物の大コレクター」でもありました。
現在、静嘉堂では約900点にのぼる武四郎蒐集にかかる古物を収蔵しています。
その蒐集の方法、保管方法などにも武四郎独自の感性、価値観を見て取ることができます。
生誕200年の記念の年。本展示では、「幕末の北方探検家」「古物の大コレクター」
という2面に焦点を当て、幕末・明治前期を生きた稀有な存在、松浦武四郎の姿をご紹介します。
(静嘉堂美術館HPより)



↑(静嘉堂文庫美術館HPよりお借りしました)
松浦武四郎(1818-1888)


皆様は松浦武四郎さんって、ご存知でしょうか?
実は、恥ずかしながらワタクシは全く存じ上げませんでした(ノ∀;) 
なので、今回、おそるおそる(笑)内覧会へ足を運んだわけですが・・・・
幸いなことに内覧会の最初に行われたトークショー(静嘉堂文庫美術館の河野館長、
主任司書の成澤さん、そしてナビゲーター役のTakさんというメンバー)で、
松浦武四郎さんの生い立ちや展示物の詳細などをタップリとお聞きすることができて、
展覧会への興味が一気にヒートアップ~
まっさらな気持ちで展示品に向かうのも一つの方法だとは思いますが、展示品の
背景を噛み砕いて詳しくお聞きしたあとに観覧すると、よりいっそう理解が深まりました
感謝感謝です




松浦武四郎さんは三重県松坂市生まれ。
16歳の頃、家を飛び出し日本諸国を巡ったあと、蝦夷地探索に出発。
以来、6回も蝦夷地に赴き、明治2年(1869年)には開拓判官となって、
「北海道」の名を命名したものの、翌年には官位を返上。
以後は、縄文時代から近代までの国内外の古物を蒐集する好事家として余生を送ったんだとか。
そもそも北海道に渡ったのは「ロシアの侵入に危機を感じたからではないか」というお話や、
北海道での松前藩の取締りやアイヌへの圧力などに反発を感じて退官したのでは?というお話
などから、武四郎さんの並外れた行動力や正義感を強く感じさせられました


展示は1、幕末の北方(蝦夷地)を知る!2、松浦武四郎コレクションの世界
と二つに構成されており、1では北方探査の成果というべき書物や文献が多数
展示されていました

掲載した写真は美術館より特別に撮影の許可を頂いたものです。
展覧会開催中は会場内での写真撮影はNGです!
(会場外の川喜田半泥子の焼き物だけは撮影OK)


大首飾り 
硬玉・碧玉・瑪瑙・水晶・滑石・ガラス製 縄文時代~近代 1連 最長 145.0cm
明治15年撮影の現存唯一の松浦武四郎肖像写真に写っている大首飾りの実物であり、
武四郎を象徴する遺品となっている。
管玉・勾玉・切子玉・丸玉・八角玉・垂飾りなどの多種類の玉に金環・銀環も加えて
絹糸でつなぎ、その総数は243点にのぼる。
この内、例えば、勾玉は、碧玉製勾玉6点、硬玉製勾玉8点、瑪瑙製勾玉18点、
水晶製勾玉5点、ガラス製勾玉1点、滑石製勾玉23点の6種類が含まれ、いずれも
古墳時代のものである。
複雑な形に組み上げられているが、この形は対馬国住吉神社の神宝として史料に
残るものに類似していることが指摘されている(静嘉堂文庫美術館HPより)



色とりどりの磨き上げた玉の美しさと、その大きさ長さにも圧倒されましたw(゚ロ゚)w
なんと重さは3キロあるんだとかびっくり
松浦武四郎さんはかなり小柄(身長150cm弱)だったらしいので、こんなロングサイズ
&重量級の首飾りをしてたら肩こりしそうなもんですが・・・
肖像写真では嬉しそうな「ドヤ顔」してらっしゃいます(´艸`)








土地の人々の生活に密着して、地理や自然のみならず、その暮らしぶりなども
詳細に記録されていました




『東西蝦夷山川地理取調図』松浦武四郎撰 安政6年(1859)刊 
安政6年(1859)、武四郎は6度に及ぶ蝦夷地探査の集大成として地図を出版した。
木版多色摺りの地図は、緯度・経度を1度ずつに区切ったものを1枚とし、
26枚を並べると北海道・国後島・択捉島の地図になっている。
地図中には川が流れる様子や、ケバ(細い線)で山がある場所を表現しているほか、
アイヌ語の地名が9,800も収録されている。(静嘉堂美術館HPより)


伊能忠敬や間宮林蔵の地図は主に沿岸部の測量に基づいたデータだったのに比べ、
武四郎の地図は山間部にまで分け入り、歩測とスケッチ、そしてアイヌの人々から
得た情報を加えて内陸部にまで詳細に表わされていますびっくり



展示2「松浦武四郎コレクションの世界」では古物のコレクターとして蒐集した
膨大なコレクションが並んでいました











翡翠の首飾り 
硬玉・蛇紋岩・ガラス・金銅製 弥生時代~近世 1連 内径 15.5cm
金環1点、硬玉製勾玉(弥生時代)1点、硬玉製丁字頭勾玉(古墳時代)7点
、蛇紋岩製丁字頭勾玉(近世)1点とガラス小玉(古墳時代)36点である。
(静嘉堂美術館HPより)


古墳時代の翡翠勾玉の大きさにはビックリ~w(゚ロ゚)w
今では入手不能という澄んだ深緑色の美しさにはタメイキが出るほど
学芸員さんのお話によると「今回の展示品のなかで一番高価な品と思われる」
だそうです





幼少期から鈴の蒐集を始めたのは、同郷の国学者・本居宣長が蒐集した
古鈴の絵を目にしたことが、きっかけなんだとか
コレクションには武四郎手書きの図入り説明書もあって、その入れ込みかた
の激しさが如実にわかりますウィンク


どのコレクションにもちゃんと寸法どおりの箱があるのにも驚き~びっくり
品物にピッタリの箱をすべて誂えて分類整理してたんだとか。
収集品の幅広さも素晴らしいですが、それを全部細かく分類して整理するという
武四郎さんのコレクター魂、熱いですね~
学芸員さんいわく「今の日本の博物館構成に多大な影響をあたえたのでは?」
ということです。

そして今展の私個人として(笑)のハイライトがこちら



河鍋暁斎が描いた「武四郎涅槃図」です。
以前、静嘉堂美術館で開催された「​ ―明治150年記念― 明治からの贈り物 ​」で
暁斎の「地獄極楽めぐり図」を見ることが出来て大感激だったんですが、
彼がこういう絵を描いていたことは露知らず~(゚д゚; )
残念ながら今回展示されていたのは現物ではなかったけど、暁斎らしい
凝りに凝った涅槃図が見られて嬉しかったですハート
釈迦涅槃図の伝統的な形式を踏襲しつつ、中央に横たわる武四郎を中心に、
釈迦入滅を悲しむ菩薩や羅漢の他、本来なら動物が描かれる部分に、
神仏像類・仏画類・郷土玩具など、お気に入りのコレクションがズラリと
並ぶ「変わり涅槃図」、いかにも暁斎らしい楽しさ


今回の展示では、涅槃図と比べて見られるように、図に描かれている
コレクションが絵同様の赤い台に並べられていました。
制作途中にも武四郎から細かい指図が出たため、絵の完成には5年を
要したんだそうですよ~(^m^)



他にも紹介しきれないほど沢山の展示品が並び、見ごたえ充分の今展示会、
これでも、武四郎古物蒐集品のほんの一部とか
小柄な身体で日本諸国ならび北海道から国後、択捉、樺太など何度も
探査して歩き、古物の蒐集にも精力的・・どれだけ膨大なエネルギーを
お持ちだったんでしょうね~びっくり
好奇心の大きさはもちろんのこと、体力&胆力の大きさにも圧倒されました。



というわけで、またまたトッ散らかったレポートになっちゃいました
読みづらくてすみませ~ん<(_ _)> 


最後にトビッキリのトピックスを一つ星
松本 潤&深田恭子出演の北海道150年記念ドラマ
「~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」が来春放映されるんですって
脚本は大石 静さん。
2019年春[総合]北海道で先行放送の後、全国放送(73分)だそうですウィンク
トークショーで、そのお話が暴露(笑)されたとたん、ブロガー女子達から
ドヨメキが~(´艸`)


静嘉堂美術館での「幕末の北方探検家 松浦武四郎展」は12月9日まで。
来春のドラマ放映の前に、静嘉堂文庫美術館で予習(笑)をしてから
ドラマをご覧になるのはいかがでしょう?ウィンク





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最終更新日  2019.09.22 14:15:42
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