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2019.04.14
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カテゴリ: 内覧会
三菱一号館美術館で開催中の「​ ラスキン生誕200年記念 ラファエル前派の軌跡展 ​」
内覧会に参加させていただきました






開催会期    2019年3月14日(木)~6月9日(日)
開館時間    10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
        (祝日を除く金曜、第2水曜、6月3日~7日は21:00まで)
         ゴールデンウィークの4月27日(土)~5月6日(月・祝)は、
        10:00~18:00まで開館します。
         ※最終入館は17:30まで
         ※5月3日(金・祝)の開館時間は18:00までです。ご注意ください。
休館日     月曜日(但し、4月29日、5月6日、6月3日と、トークフリーデーの、5月27日は開館)
         ※トークフリーデーは、声の大きさを気にせず鑑賞できる日です。
主催      三菱一号館美術館







展覧会概要
1848年、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが結成したラファエル前派兄弟団は、
英国美術の全面的な刷新をめざして、世の中にすさまじい衝撃をもたらしました。
この前衛芸術家たちの作品は、観る者の心に訴えかけ、広く共感を呼びました。
人々は、社会の基盤が移りゆくなかで、彼らの芸術に大きな意義を見出したのです。
その精神的な指導者であるジョン・ラスキンは、あらゆる人にかかわる芸術の必要性
を説く一方で、彼らとエドワード・バーン=ジョーンズやウィリアム・モリスら、
そして偉大な風景画家J.M.Wターナーとを関連づけて考察しました。
本展では、英米の美術館に所蔵される油彩画や水彩画、素描、ステンドグラス、タペストリ、
家具など約150点を通じて、彼らの功績をたどり、この時代のゆたかな成果を展覧します。
(三菱一号館美術館HPより)


ギャラリートークの始まる前に、少しだけ時間の猶予があったので、
ひとまず駆け足で会場をざざっと観て回り、そのあとギャラリートークに
臨みました







​*美術館より特別な許可を得て写真撮影しております​​


普段の展覧会鑑賞時は撮影NGです!
念のためウィンク
ただし、今展は一部写真撮影OKのスポットもあるんです
これは嬉しい企画ですね。





三菱一号館美術館学芸員・本展担当の野口玲一さんと、美術blog「青い日記帳」
主宰のTakさんによるギャラリートーク


そもそも「ラファエル前派」という言葉にあまり耳馴染みがなかった私
毎度のことながら、内覧会でのギャラリートークでは、色々お勉強させて
いただいてます(感謝感謝~手書きハート
18世紀半ばから19世紀にかけて起こった「産業革命」という大きな社会変革を
背景に起こった美術一派なんだそうです( ..)φメモメモ


ラファエル前派
ラファエル前派同盟は1848年にロセッティ、ミレイ、ハントを中心に結成。
イタリアルネッサンス期のラファエロをお手本とする美術学校を不満とし
、それよりも前の時代の簡素で誠実な表現を目指す(美術館リーフレットより抜粋)


そんなラファエル前派の画家たちの精神的支柱&パトロンとなったのが、
ジョン・ラスキン


ジョン・ラスキン
19世紀イギリス・ヴィクトリア時代を代表する評論家・美術評論家である。
同時に芸術家のパトロンであり、設計製図や水彩画をこなし、社会思想家であり、
篤志家であった。ターナーやラファエル前派と交友を持ち、『近代画家論』を著した。
また、中世のゴシック美術を賛美する『建築の七燈』『ヴェニスの石』などを執筆した。
(ウィキより)


これまた全然存じ上げませんでした(恥)
英国では「19世紀の思想・芸術において最も影響を及ぼした人物の一人」として
広く知られた人物だそうです
「自然に忠実たれ」と自然を見てよく観察することを推奨し、画家たちの良き
指導者&パトロンであるとともに社会学者など多才なかただったようです。


日本でも夏目漱石や青木繁、柳宗悦の民芸運動など、ラスキンの影響は多大だったとか
そのわりには、今現在「ラスキン」の名は日本国内ではあまり知られてないような?
(私が知らないだけかも?^^)​
そんな関係上、美術展のタイトルを「ラスキン展」とせず「ラファエル前派」と
つけた・・・な~んて内輪話的なこともお聞きできました(^m^)



今展の会場構成は
Ⅰ ラスキンとターナー


ターナー「カレの砂浜―引き潮時の餌採り」

↓ラスキン作の絵画と著書






ギャラリートーク前にラスキンの作品を見たときは「えらく地味だな~」(コラ
と思ってしまったんですが・・・
彼にまつわるお話を聞いたあとに改めて観ると、恬淡とした水墨画のような
味わいの深さに魅せられました(〃▽〃)
自然の姿を通して物質の本源的なものに迫ろうとした、ラスキンの眼差しを強く
感じたせいかも


Ⅱ ラファエル前派
↓ロセッティ「魔性のヴィーナス」          ↓ロセッティ「記憶の女神」  


アーサー・ヒューズ「リュートのひび(不和の兆し)」


↓ジョン・ウィリアム・インチボルト「アーサー王の島」




この一派の絵画は「ラファエル前派のミューズ」といわれていたエリザベス・ジゼルを
モデルとして描いたものが多いせいか、同じ顔に見えてしまって私はちょっと・・・
​好みじゃないかも~​
ちなみにエリザベスさんはロセッティの奥様です(^_-)



Ⅲ ラファエル前派周縁

↓フレデリック・レイトン「母と子」


↓ジョージ・フレデリック・ワッツ「エンディミオン」


↓ヘンリー・ハント「ヨーロッパカヤクグリの巣」


ラファエル前派周縁
緻密な自然観察、主題の誠実な描写という大原則は広く受け入れられ、やがて
年長のウィリアム・ダイスやフォード・マドックス・ブラウンらが、代表的な
存在とみなされるようになります。 これと並行して、ラスキンは著述活動を通じて、
英国画壇に大きな影響を及ぼしました。 1860年代に入るとラファエル前派主義は、
欧州大陸の影響下から生まれた「芸術のための芸術」という信条を掲げる運動―
絵画は物語の描写よりも形式が本来もつ純粋で感性的な価値によって評価されるべき、
とする唯美主義運動―に溶け込んでゆきます。(HPより抜粋)


Ⅳ バーン=ジョーンズ

ジョーンズ「赦しの樹」                 「慈悲ぶかき騎士」



エドワード・バーン=ジョーンズ
ラファエル前派同盟の作品に感銘を受け ロセッティに弟子入りをし、師や
親友ウィリアム・モリスらとともにトマス・マロリー著『アーサー王の死』を主題と
する壁画を描きました。 同じころ知り合い、精神的指導者と慕うようになった
ラスキンからは、イタリアへと赴き、巨匠画家の作品から学び、素描に励むようにとの
助言を受けます。 彼の絵画は、その大半が神話や文学的な主題にもとづく一方で、
明確な物語性を欠く作品もあり、次第に、形式の完成度に重きをおくようになります。
(HPより抜粋)


ちなみに・・ギャラリートークでも、お名前が出た青木繫さんの絵画
「海の幸」

↓こちらはバーン・ジョーンズの「怠惰の庭」



確かになんとなく影響を感じますね~( ̄ー ̄)ニヤリ


Ⅴ ウィリアム・モリスと装飾芸術




ウィリアム・モリス
ウィリアム・モリスとバーン=ジョーンズは、1853年にオックスフォード大学で出会って
以来、生涯の友となる。
1861年には家具、ステンドグラス、陶製タイル、壁紙、捺染布地や織物など、あらゆる
種類の装飾芸術を扱う「モリス・マーシャル・フォークナー商会」を設立します(1875年に
単独経営の「モリス商会」に改組)。 作品の下絵はすべて、仲間の芸術家らが手がけました。
また、美しいデザインの書物を世に送り出すために、 1891年に私家版印刷工房
「ケルムスコット・プレス」を開設。(HPより抜粋)




↓タイル「シンデレラ」  下段はウィリアム・モーガン「セラミックタイル」



↑左側 ステンドグラスの下絵  ↑右 刺繍



椅子や織物など芸術性の高い工芸品の数々が素晴らしかったです(〃▽〃)
技術革新によって安価な商品が浸透し始めていた19世紀末~20世紀初頭の英国で
、職人の手仕事の復興を目指したモリスなどの働きは、のちのアーツ・アンド・
クラフツ運動へ~!
そして、そんな流れが「日常的な暮らしの中に『用の美』を見出す」という
日本の民芸運動にも繋がる、、、、ということのようです。
う~ん、とても納得できました



この「生活に必要なデザイン」を商品化するという姿勢は、現在社会でも
広く浸透してますよね
そういう意味では、モリス商会の作品が一番興味深く感じられました


詩人、画家、美術批評家、地質学者、社会思想家であるジョン・ラスキンが育み、
そこから発展していった19世紀末のエモーショナルな美に、強く心打たれましたハート
見ごたえピカ一の「ラスキン生誕200年記念 ラファエル前派の軌跡展」、おススメです(^^)/




今回、残念ながら時間が足りずに​ ミュージアムショップ ​に寄れなかったのが、心残りですしょんぼり
図録(2300円)や白雲石タイル(1200円)に心ひかれ~







最後になりましたが、一緒にお付き合いいただいたブログ仲間の​ じぇりねこさん ​、
ありがとうございました
いつもお世話になってます<(_ _)>
パワー大&行動力あるじぇりねこさんは、頼もしくて心強い存在だから、
ついつい甘えてしまってスミマセン!(私のほうがず~っと年上なのに~
今後もよろしくです~




<追記>
じぇりねこさんの​ 内覧会記事
当方より、ず~っと詳しくて画像も素敵なので、ぜひぜひそちらへ(#^^#)/






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最終更新日  2019.04.15 18:23:28
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