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いま再びさとう珠緒が注目の的である。しかも「女性に嫌われる女」という折り紙を付けて。しかしさとう珠緒という人の芸能活動のスタンスも、よく考えれば型破りである。特撮物のヒロインで注目を集め、「ギルガメッシュないと」や「スーパー競馬」で一部の男性から支持を得て、気づいたらお茶の間に浸透していた。昔脱いでいたことがある、という事実もモノともしない破竹の勢いでスターダムを駆け上った感がある。世間が若干さとう珠緒のキャラにも興味を持たなくなった頃になって、再び「女に嫌われる女」というキャラでブーム再燃。これってかなり離れ業である。さとう珠緒がそういうイメージで語られるようになったのは週刊文春の「女が嫌いな女ランキング」でトップ1に輝いたことである。輝いてないか。かつて「女に嫌われた女」と言って思い出すのが裕木奈江である。バッシングの理由はよく覚えていないが、おそらく「その男に媚びるような目が気に食わない」といったような、本人にとっちゃどーにもならないような理由だったような気がする。しかし裕木奈江は「職業・女優」であったために、バラエティ番組のような素のキャラ(バラエティ番組に出ている人間が皆素を出しているとは限らないが)を発揮する場も無くフェイドアウトしてしまった。そこでもし裕木奈江が「ああ男に媚びてますよ」と開き直っていたらこれまたバッシングの嵐だっただろうし、「男に媚びてなんかいません!」と激怒したりなんかしたらそれこそ袋叩きだったであろう。つまり女性のバッシングというのは、いったん毒牙にかかってしまったらどーにもこーにもしようがない袋小路なのである。マッキーが言うところの、ハングリースパイダーの巣にかかったビューティフルバタフライなわけである。そこでさとう珠緒の凄いところは、そういったブリっ子キャラをいったん自分に落とし込んで、また世間に還元しているところである。さとう珠緒マッチポンプ状態なわけだ。そしてそこから成長スパイラルを駆け上っているというところは並外れた神経ではできないことである。かつてはブリッ子キャラが愛されていた時代もあった。しかし現在、女性が自立する時代において、男に媚びた目をするブリッ子キャラは忌み嫌われる風潮がある。「女が嫌いな女」とは裏を返せば「男が愛玩したくなる女」ということでもある。あくまで一般的なイメージの話であるが。優香やら井上和香などもこの部類か。何かの雑誌で読んだが、女は同性に求めるレベルが高いのだそうだ。だから圧倒的に整った顔をしている柴咲コウなどは女性にも人気があるし、スタイルが良いモデルなんかも崇め奉られる存在にあるわけである。その点、さとう珠緒や井上和香などは「大したこと無いのにチヤホヤされている」という目で見られ、非難の対象になっている。女にとっては、さとう珠緒の潤んだ目や、井上和香の不必要なまでに尖ったペットボトルの口のような唇が「手練手管で男を堕とそうとしている」という目で見られるのであろう。しかしさとう珠緒は実に潔い。そのキャラを前面に押し出しているのが逆にあざといくらいだ。たとえ「男に媚びてるよね」と面と向かって言われても、目を潤ませ眉毛を8時20分にし小首をかしげて「そんなことないですぅ~」とのたまうあたり、バリバリ媚びてんじゃねえかとツッコミを入れたくなる。しかしそんなツッコミをすること自体が野暮な話であり、そしてまたそんなツッコミが彼女の生きる糧となるのである。逆境をモノにする女・さとう珠緒。ハムスターのような風貌でありながらハイエナのような獰猛さを秘めている。そんな珠緒を私は嫌いじゃない。むしろ好きかも。
2004.06.21
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現在公開中の日本映画。原作は言わずと知れた永井豪の同名コミック。監督は『新世紀エヴァンゲリオン』『ラブ&ポップ』の庵野秀明。主演は佐藤江梨子。上司に怒られても底抜けの明るさで決してメゲないOL・如月ハニーは、実は「Iシステム」によりチョーカーに触れて「ハニーフラッシュ!」と叫べば無敵のヒーローに変身するキューティーハニーだった!そんなハニーを謎の秘密結社・パンサークロー、そしてアメリカ国家安全保障局・NSAまでもが「Iシステム」の謎を探るべく狙い始めた。そんな騒ぎの中、ハニーは警視庁公安8課の秋夏子警部や新聞記者の早見青児とめぐり合う。愛する仲間を救うために、ハニーは悪と戦い続ける…。この映画は佐藤江梨子ありきの映画である。彼女が演じるキューティーハニーを観てしまうと、「他にキューティーハニーを演じられる人がいるだろうか?」と思ってしまう。それほどまでにこの映画での佐藤江梨子は唯一無二の存在感を放っている。スパイダーマンにしろ仮面ライダーにしろ、孤高のヒーローは常に悩める存在である。キューティーハニーも御多分に漏れず、任務を全うするために常に孤独な存在である。しかしハニーは決してクヨクヨと悩んだりしない。常に元気な笑顔で、辛い現状を打破するパワーを持っている。そんな底抜けの明るさがこの映画全体を覆っている。そんなハニーが事件の最中に出会う刑事・秋夏子もまた孤独な女性である。やり手であるが故に敵も多く、常に自分自身を殻に閉じ込めてしまっている。そんな彼女もハニーとの不思議な友情を育んでいくうちに徐々に変化していく。夏子がハニーを認めていく過程も、ストーリーの大きな軸の1つである。『下妻物語』もそうだったが、全く違う境遇の人間がお互いを認めていく姿はなかなかに清々しい。凝り固まった価値観を突き崩すことの大切さを何となく感じてしまった。悪の秘密結社・パンサークローの面々を演じた役者も実に多彩。総統であるシスター・ジルを演じるのは篠井英介。女性であるシスター・ジルを男性である篠井英介が演じることで、どことなく異形の存在が際立っている。パンサークロー四天王の中で最強戦士であり、超ナルシストであるブラック・クローを演じるのは及川光博。戦いの前に1曲歌うというヘンな奴である。これは絶対に及川光博に当て書きされたキャラクターであろう。かなりデフォルメされたキャラクターを嬉々として演じている及川光博が印象に残る。パンサークロー四天王のパワーファイターであるゴールド・クローを演じるのは片桐はいり。腕からミサイルをドッカンドカンと発射し、海ほたるを爆破するシーンは圧巻。この役を演じるために、片桐はいりは生まれて初めてTバックを買いに行ったとか。素敵なエピソードである。パンサークロー四天王で、気位が高く人を殺めるのが大好きなサディストであるコバルト・クローを演じるのは小日向しえ。足や腕が自由自在に伸縮し、背中からワサワサと何本も腕が出てくるのが気持ち悪い。天井を蜘蛛のように這いつくばる姿もかなり奇抜。エレベーター内でのハニーとの死闘はなかなかの見もの。パンサークロー四天王の中で頭脳派であるスカーレット・クローを演じるのは新谷真弓。子供のような口調で喋るくせに、口から発するビームはかなりの破壊力を持つ。かなり強いキャラだと思われるが、最期はちょっとあっけなかった。この映画はアニメや特撮物に慣れ親しんだ人にはかなり楽しめると思われるが、あまりそういったジャンルが好きでない人には全くもってポカーンな内容かもしれない。ハリウッドでは『スパイダーマン』やら『ロボコップ』などといった特撮めいた作品を大真面目に作っているが、日本映画ではこういったジャンルを大物役者が本気で取り組んだ作品はありそうでなかった。そういった意味ではエポック的な映画かもしれない。実写をコマ撮りしてアニメーションのように展開させる「ハニメーション」を随所に散りばめるなど、遊び心に富んだ作品である。しかしコミカルな場面での笑いのポイントがかなり空回りしているのが残念。見所が多いだけに、笑えるシーンでもっとツボに入れて欲しかった。何はともあれ、この映画は何も考えずに観られるおバカ映画である。倖田來未(漢字変換めんどくさい)がリメイクした主題歌も妙に印象に残る。★★★★☆
2004.06.13
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お久しぶりでございます。かなり日記をサボっておりました。やはり社会人になってからというもの、なかなかに忙しく家に帰ってきても飯食ってバタンキュー状態の毎日であったため、パソコンを開かない日も多かったわけで。営業という仕事は本当に自分との戦いであることを実感した二ヶ月であった。しかも私が行っている営業は飛び込み営業が主なために、お客さんに怒鳴られたり無視されたり、ドーベルマンに吼えられたり子供に泣かれたりと様々な面倒臭いことを経験した。逆に私自身を気に入ってくれるお客さんに出会えたりと嬉しいこともあった。7月からは具体的な数字の目標が出てくる。これからが本当の闘いである。ガクプルものである。とは言っても営業という仕事はオフィスから出てしまえば行動スケジュールは自分自身に委ねられる。最初のうちは気張って1日80件以上回っていたが、いまやダルダルになってきてしまった感がある。先日は仕事中に同期とビリヤードに行ってしまった。生まれて初めてのビリヤードは仕事中にスーツで。でもそんな状況に罪悪感を感じなくなってきてしまった自分に罪悪感。先輩たちも実はけっこうサボっていることを最近知った。普通に仕事中に家に帰って寝ている先輩もいる。でも仕事する時はバッチリ仕事しているから、何事もメリハリが肝心だということだろう。メリハリつけたいのだが、今の私はハリがないためにメリメリ状態である。ファイトー、いっぱーつ!自分自身で喝を入れても、どこか空回り。
2004.06.12
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現在公開中の日本映画。原作はお耽美系小説を書くことで有名な嶽本野ばら。監督は「サッポロ黒ラベル」などのCMを手がけたことで有名な中島哲也。主演は深田恭子。舞台は茨城県下妻。このヤンキーまみれの街でフリフリのロリータファッションに身を包む少女、竜ヶ崎桃子が主人公。彼女はお目当てのブランドで買い物をするために、2時間半かけて東京の代官山に通っているのだ。彼女は自分の信念を強く持っているために友達が全くいない。しかし彼女自身は友達がいないことを微塵も淋しいとも思っていない様子。ロリータファッションに身を包みたくても手持ちの金が無くなってきた桃子は、元ヤクザの父親がかつて扱っていたバッタもんブランドを個人販売しようとする。そこに買い手として現れたのが、同い年のツッパリスケ番・白百合イチゴであった。まったく正反対のベクトル上を生きている2人の間に、奇妙な友情が育まれていく…。滅法面白い映画だった。何よりもテンポがいい。そこのところは数々のコミカルなCMを手がけてきた中島監督の腕だと思う。CGやアニメ、テロップなどといった、映画としては飛び道具的なツールを使ってはいるが、それが逆にテンポ感を増しているし、このエキセントリックな映画にマッチしていて違和感が無い。そして深田恭子演じる桃子と土屋アンナ演じるイチゴの対比も絶妙である。まったく相容れないと思われる人間同士が理解しあう姿に人々は感動するものであるが、ロリータとヤンキーとはなかなか思いつかない人種である。まずこのテーマが慧眼である。桃子は外見こそフリフリのガーリーだが、考え方は実にクールであり、家庭環境に関してもどこか醒めた目で見つめている。「友情」や「愛情」などに常に無関心で、ただただロリな服装に身を包んでいれば満足というキャラクターが面白い。しかもそんな恰好で普段歩いているのは、普通に牛が歩いている田んぼの畦道というギャップも笑える。そしてまた深田恭子のルックスがロリータファッションにピッタリである。実に可愛い。萌えた。イチゴはかつて内向的な少女だったが、ある日ブツンと頭の中の糸が切れてパジャマのまま夜中にチャリンコで暴走している時に、レディースの頭に声をかけられその道に染まってしまったという経歴を持つ。時代錯誤な特攻服に身を纏い、不必要なまでに熱い彼女もかなり極端なキャラクターである。しかし表面上は屈折していながらも、内面は人一倍弱い彼女も実に愛すべきキャラクターである。土屋アンナ(ビョーク似)という女の子はあまり知らなかったが、実にヤンキー芝居が堂に入っている。今後の芸能活動が心配になるほどの名演技であった。この2人が出会って徐々に友情を築いていく姿に笑ったりジーンとしたり、映画としての楽しみが凝縮された1本である。この2人の周囲を固める人々も実にユニーク。桃子の父親で元ヤクザの男を演じるのは宮迫博之。落とし前として小指を詰められそうになったときに発した「小指がなくなったら、ピアノ弾かれんようになる~」が名言。彼のお笑いのセンスが存分に活かされている。桃子の母親で自由奔放な女を演じるのは篠原涼子。京唄子ばりのファッションがまず笑える。男なしでは生きていけないという性格で桃子と夫を捨ててしまうのだが、その吹っ切れたキャラは憎たらしいというよりも潔い。桃子の祖母役には樹木希林。昔は相当なワルだったのだが、誰にも甘えられなかった反動で桃子に甘え放題の祖母である。「桃子ちゃん、200円ちょうだーい」と甘える仕草が愛らしい。ババアだけど。他にも岡田義徳・小池栄子・矢沢心・生瀬勝久・阿部サダヲなどが脇を固める。どのキャラクターもデフォルメされまくっていて、中途半端さがなく徹底的にコミカルである。そんな潔さもこの映画の面白さである。レディースを演じた小池栄子と矢沢心のキレっぷりが妙に印象的。ハマリすぎだっつーの。かなり細かく笑えるモチーフを散りばめつつも、最後にはキチンと映画としてのカタルシスが感じられるエンターテイメント作品に仕上がっている。テーマは「友情」であるが、それも押し付けがましい描写でないところも心地よい。これはぜひ若い人に観てもらいたい。そして大いに笑って、何かを感じ取ってもらいたい。★★★★★
2004.06.11
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