愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

2003.09.01
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1994年、高橋伴明監督作品。

現在は様々なドラマや映画に脇役で出演している鈴木砂羽のデビュー作品。

昼は劇団員で夜はSMの女王様をやっているレイコと、結婚資金を貯めるためにホテトル嬢をしているアユミの物語。

荒木経惟のエッセイ&写真集を映画化した作品であり、劇中にもアラーキーの写真が多数登場する。そのため「日本発のヘアヌード映画」として、ちょっとした話題になった映画である。そう言われると敬遠してしまう人も多いだろうが、意外と爽快な大人の青春映画である。

実はこの映画は以前に観たことがあったが、その時はあまり面白いとは思わなかった。しかし、改めて観直してみたらなかなか面白かった。うまくは言えないが『愛の新世界』というタイトルの意味もなんとなく理解できたような気がする。

この主人公に関して言えば、風俗がどうこうじゃなくて、その生き方が羨ましいと思った。「毎日が祭りの準備」と言う彼女の生活は生き生きしている。自分のやりたいことをやっているその姿は、実際にはなかなか真似できない。そんな主人公を鈴木砂羽が実に巧みに演じている。「ホントにこれがデビュー作?」と思ってしまうくらい貫禄充分である。

SMの世界はよくわからないが、女王様には女王様なりの苦労があるらしい。Mは相手の言うことに従えばいいのだが、Sは自分でストーリーを組み立て、相手を開放してあげなければならない。なるほどねぇ。ただムチでぴしぴし叩いたり、ロウソクを垂らして「もっと欲しいって言って御覧」とか言ってるだけじゃダメなのね。

出演者も色々な人が出ていて面白い。袴田吉彦や武田真治、大杉漣がワンシーンだけ出ていたりするし、杉本彩がSMクラブのママという、そのまんまの役柄で出演していたりとなかなか楽しめる。極道でありながら足繁くSMクラブに通う萩原流行が「もっと苛めてくだちゃーい」と叫ぶところは気色悪くて大好きだ。

そのほかにも今を時めく「大人計画」の松尾スズキ・阿部サダヲ・宮藤官九郎も劇団員役で出演している(濡れ場含)。みんな若いね。
劇中劇は松尾スズキが作っていて、これがかなり気になった。なんかワケわからないけど面白そう。

主演の鈴木砂羽と片岡礼子はそこかしこで潔く脱いでいて頑張っている。しかしそれは決してイヤラシイだけじゃなく、爽やかさすら感じてしまう体当たりの演技である。「毎日がつまらない」と思っている人は、この映画から何かしらパワーを与えられるのではないだろうか。





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最終更新日  2003.09.02 00:51:04
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