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カテゴリ: 山野草・野生蘭
今年の2月12日 に、偶然見つけたヨウラクラン(瓔珞蘭)の自生地を紹介したことがあった。その時はまだ開花していなかったが、先日、ついに開花している姿を捕えた。
 ご覧のとおり、何本も花序を伸ばして小さな花を多数咲かせている。・・・と言いたいところだが、ヨウラクランは日本の野生蘭の中で最も花が小さいと言われ、花径がわずか1mm前後で、肉眼でなんとかラン科の花だと分かる程度。それでも、やっと開花した姿が見られて感激。その場所は人里からやや離れているとはいえ、個体数が少ないので、いつまでもそこでそっと生きていてほしいと思う。ところが実は、前回見つけたこの自生地以外にも、近隣にも何か所か自生地があることが分かり、そのうちの一つを見てきた。
 こちらの方は自生量が非常に多く、しかも手が届くところにかなりの個体が見られた。日本の野生蘭、特に着生蘭は乱獲のために手の届くところに自生しているのを見るのが難しいが、ヨウラクランは地味(失礼)なことが幸いして、本当に多くの個体が手の届くところに着生していた。そして、個体数が多いがゆえに、個体差による違いもかなり大きかった。
 こちらはやや乾燥した環境に生えている個体。花序が赤みを帯びた個体だ。日照量も比較的多そうな場所だ。
 こちらは、葉が赤みを帯びた個体。そのすぐ上に生えている幼苗の葉が緑色なので、葉の色が違うのは生育環境のためではなく、もともとの個体差のようだ。このような赤みを帯びた個体は他にもいくつかあった。
 こちらは、茂みの中の細い枝に着生している個体。着生蘭は、樹齢の長い大木に着生していることが多いが、ヨウラクランに関しては、環境さえ合えば大木だけではなく小さな枝にも着生するようで、その近辺の茂みの中にも多数自生していた。
 そして、一番驚いたのがこれ。なんと木の根元に着生している個体もあった。手の届く場所どころか、 足の届く場所(笑) にも生えているのは本当に驚いた。
 と、生えてる環境や、葉や花序の色が違うものなど、ここに紹介したもののほかにはるかに多くの個体にお目にかかることができ、実に充実したひと時であった。実際には、大木の高いところにも大株がいくつも群生している光景も見られたのだが、私のデジカメではきれいに撮影できなかったのが残念。そろそろもっと良いデジカメが欲しいと思う今日この頃である。





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最終更新日  2018.05.09 23:11:51
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