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手漕ぎボートにも大きな違いがあり、米艦のはよく公園で見かけるオール式、日本のは櫓で操る式で、幅も狭く、乗員は一列になって乗った。この乗り物に乗って乗艦した日本人の衣服が全く濡れていないことに気づいた水兵がいて上官に報告、さらに彼はペリーに報告、提督は日本人が中国人とは違うものを感じたという。(大江志乃夫:ペリー艦隊大航海記)
また動物の世界だが、ボルネオ島に住むオランウータンの群を調査していた学者が、川の流域の両岸で全く違うオランウータンの習性を発見した。木の実の皮をむくとき、石ではぎとる集団と口と手で剥がす集団とに分かれ、この事は逆に互いの文化が川によって接触せずに全く異なる習性をもつようになったとの表れだろう。
身近なところで、電車の中でたまに乗り合わせる異国人同士が話している会話がやたらうるさく感じる時がある。中国人やベトナム人だが、なぜだろうと考えた。まず服装のセンスが彼らはより原色に近く、組み合わせが色相環で言うお互い対面している補色同士を使っているのだ。また聞きなれた日本語のイントネーションではないので、これも耳に引っかかるというか神経に触る。別に彼らの会話が大きい声というわけではないのだ。ただ日頃聞きなれないからだけなのだろう。意味も分からないしいわば雑音と判定してしまうのだ。別に敵意はないがこんなことも外国人がバッシングされるきっかけになっているのかもしれない。不思議なことに、韓国語は文法も音節も似ているせいか、意味は別としてただの音として聴いているとそんなに日本語と変わりない。不思議なものである。英語は映画やテレビなどで良く聞くので、そんなに雑音とは感じない。
異文化を感じるなら手っ取り早いのは浅草の大ちょうちんから浅草寺までの通りを歩くだけでよい。やたら甲高い中国系、訊きなれた英語、最も世界で話されているらしいスペイン語、近場では朝鮮半島系などが交錯して聞こえる。
「ちかごろ変わったのは若い女の服の色」という認識が定着してきたのは最近のことである。
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