車椅子アスリートの官野一彦氏のお話です。
車いす生活になってから、例えば、僕が携帯電話などを落としたりすると、すぐに「大丈夫?」などと家族や周りの人たちが拾ってくれるんですよ。
でも、僕は自分で落としたものを拾えるし、ドアも開けることができるんですね。
ですから人に優しくされればされるほど、「あなたは障害者です」と言われているような気がして、すごく苦しかったんです。
車椅子ラグビーでは、ぶっつかって倒れても、自分でなんとかしなければいけません。
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身体の不自由な人や困っている人を見ると、すぐに手を差し伸べたくなるのが人情です。どうせできないだろうなと決めつけているからかもしれません。
仮にできるとしても、もたもたして時間がかかり、次にやるべきことに遅れが出てしまう。
それを見ていると、こちらがイライラしてしまうので、肩代わりして早く片づけてスッキリしたい気持ちになってしまう。
幼児が着替えでもたもたしているのを見ていると、「時間がないのよ。早くして」と急かす親も同じ気持ちです。そして親がつい手を出してしまう。
これをやると、子どもが本来得るはずの小さな成功体験の機会を奪っていることになります。
小さな成功体験の積み重ねは自己肯定感を育てるために欠かせないものです。
自己無力感が強い依存体質の子どもを育て、自立を妨げることになります。
いつまでも親をあてにして親離れができなくなってしまいます。
親は子供の近くにいて、じっと子どものやることを見るだけにするという基本的スタンスを無視すると取り返しのつかないことになってしまいます。
集談会では、森田理論に詳しい人が、相手の抱えている苦悩がほとんど分からない時に、森田理論の説明をすることがあります。
症状は試行錯誤の末に、最終的には本人が解決するものという意識が希薄なのではないでしょうか。
集談会では傾聴、受容、共感、許容の態度が大事だといわれますが、まさにその通りだと思います。
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