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♪ 満天の無垢なる星のきらめきに姑息、卑怯に生きる人々 風邪で身動き取れなくなってから10日目にして、ようやくウォーキングに出ることができた。強風を避けたりしていて予定よりも2日ほど遅くなった。明日は明日で、大崩れの予想が出ていて、この日を逃すと更に遅れてしまう。 南岸低気圧が通過し、その後は急速に気温が下がって真冬の寒さになるらしい。暖かかったり寒かったり。岸田総理の心中と同じでコロコロ変わる。自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田総理大臣は28日午前、党総裁として説明責任を果たしたいとして衆議院政治倫理審査会にみずから出席する意向を明らかに。29日と3月1日にテレビ中継も含め、報道機関に全面公開する形で、審査会を開催することを決めた。 最高権力者が「出ろ」と言えばそれで済むものを、それが言えずに自分が出るしかないと思ったらしい。出たからと言ってウソを言っても罰せられず、都合の悪いことは記憶が飛ぶ病気を患っている以上、真実なんて耳くそほども出てこないだろう。こんなことを後手後手でやって、これでまた支持率が上がるどころか下がるのだろう。 この世にスポーツがなかったなら、ヤクザよりも質が悪い、悪の見本のような政治家の言動を見せつけられて、人の心はささくれるばかり。善人ぶって平気で国民を裏切る行為は、性悪説を疑う余地もない。☆ 最終に近い梅まつり開催中の佐布里池まで歩くことにした。午後2時過ぎは、まだ風は強かったものの12―3℃あって寒さは感じなかった。今年の梅まつりは土・日に雨が降ったりすることが多く天候に恵まれず、今一つ盛り上がりに欠けたようだった。 この日はウィークデイにもかかわらずそこそこの人出の様だったが、風が強く3時過ぎには出店も店じまいする始末。腹が減っていたので何か食べようと思っていて、残り物を安くさばいて終わるところだった店で、大判焼き(5個で400円)というを買って、ベンチで1個食べた。 写真に撮るべきものもなく長居は無用と思い、そそくさとその場を後に。 5時ごろに戻って、飲みかけのワインがあったのでそれを飲みながら、改めて大西順子プロジュースによるジャズオーケストラ「out of the DAWN」を聴く。 聴き直してみるとB面の「組曲Suite Estaciones」の方が断然いい。A面はやっぱり上品すぎて面白みがない。大西自身もそんな演奏はしないだろうに・・。でもプロジュースとなれば、自分がやらないものをやってみたくなるものか。 結局、7割ほどあったワインは空になり、まだ飲み足りない感じはあったがいい気分で夕食へ。この日は歌会始の講評も書き終えてアップしたし、心地い気分で一日が過ぎた。
2024.02.29
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♪ 文学をカフェの卓子の染みほどに知りてゆっくりスプーンを回す 今年、令和6年の歌会始のお題は「和」でした。いつものごとく、入選歌の考察を私なりにしてみたいと思います。歳を取れば必ずしも上達するというわけでもない。余分な知識が邪魔をして、却って茶の木畠に入り込むようなことも無きにしも非ずです。 年齢を男女色分けしてみましたが、7:3で女性が圧倒的に多かったのは意外でした。 己が手で漉きたる和紙の証書手に六年生は卒業となる 栃木県(88) 栃木県は古くから和紙の産地として知られていました。技術継承として子供たちにも習う。その自分で漉いた和紙で作った卒業証書を受け取る様子が彷彿としてきます。作者は長年その和紙制作に携わって来た人なのでしょうか。或いは祖父か。少子、過疎化が山村の伝統産業に陰りを見せているなか、未来を託している子供たちが卒業していく。ハレとケと、矜持と不安とが綯い交ぜとなって重く伝わってくる。 かの日々に移り来し人等耕しし大和(ヤマト)と呼ぶ里アマンドの花 アメリカ(81) 大和とくれば直ぐに思い浮かぶ、古事記に倭健命が詠んだ歌として人口に膾炙している『大和は国のまほろば ただなづく青垣 山籠れる 大和しうるわし』。そんな古代の人々の拓いてきた土地に、アマンドの花を見つけたのでしょうか。ちょっと解釈の難しい歌ですね。アマンドの花は八重咲きのガーベラのことらしく、白いもこもことした花は清楚で気品があると感激したのでしょう。大和との取り合わせに新鮮味がある。 大和の歌は他にも、前川佐美雄の代表歌「春がすみいよよ濃くなる真昼間のなにも見えねば大和と思へ」がある。 呼びに来てくれたる人を追ひ越して電話に急ぎし昭和の夜道 神奈川県(75) 私と同年歳の作者。戦後何年かたって一部の家に電話が入り、その家の電話番号に掛けて、電話口に呼んでもらうことになっていた。そのために電話は玄関先に設置してあった。電話料金が高かったこともあり、急いで電話に出る必要があり、走って、呼んでくれた人を追い越したというシーン。 よほどのことが無ければ電話など掛かってこない。良くない知らせだったのでしょう。街灯もなく真っ暗な道を不安にかられながら走っている姿が浮かんでくる。それらのことが過不足なく詠まれていて、昭和という時代の表情をよく捉えていて秀逸だと思います。 和菓子屋をなりはひとして五十年寒紅梅に蕊をさす朝 香川県(72) 季節を先取りして作られる和菓子。特に練り切りの上生菓子などはその美しさは海外にも知られています。和菓子職人が自然の風物などを自分の感性で感じとり、和菓子に表現するのですから、つくられる和菓子は、つくり手の個性と感性が込められています。50年来の手わざによる「寒紅梅」は、最後に蕊を入れて完成となるのですね。 季節ものですから当然、寒い時期のもの。暗いうちから作業を始め、ようやくその自慢の一品が生まれようとしている。しののめのうす紅と吐く息の白さ、寒紅梅のやわらかな赤とその芯にさす黄色の取り合わせじつに美しい。意味のある、言葉一つ一つに無駄がなくすべてが語り尽くされている。 和だんすは母のぬくもり大島に袖をとほせば晩年に似る 埼玉県(71) 初句から二句で母を大きくとらえ、着物をこよなく愛し慈しんできた家柄であることが伝わってくる。母の思い出とともに、箪笥に納められている様々な着物。折々の行事や何気ない日々の中で交わされた言葉、その手触りや衣擦れの音が、積み重ねられている時間の中に満ち溢れている。 母は偉大であり、自分もそんな母の様にありたいと思う。母が最も好きだった大島紬に袖を通してみると、そんな母に少しは近づけたかとの思いがしみじみと湧き上がってくる。そして最初の、「和だんすは母のぬくもり」に戻っていく。 風琴の和音のやうに柔らかに多言語混じりあへる教室 福岡県(61) オルガンかあるいはアコーディオンか。風が起こしているその音色は、打弦楽器とは違って自己主張をしない。周りの多くの要素をを取り込んで、天然染料で染められた布の様に暖かみがある。そして、風はことだまを運んでくる。そんな風がそよいでいるような、柔らかに多言語が混じりあっている教室なんて、なんと素敵な場所なんでしょう。 風通しが良くて明るい、自然そのものが溢れている空間。そこにあるすべてが共存し繋がり合っていて、それぞれがお互いを必要としている。まるで地中で繋がっている、森の木々の根っこのように。世界平和へのメッセージでもあり、人間の根源的なものへの憧憬でもある。 見逃した小さな小さな違和感の粒で自分が作られていく 千葉県(61) 今まで歌会始では、こういうタイプの歌は選ばれてこなかったような気がします。決して新しい視点の歌でもないし奇をてらったものでもない。普遍的なものが歌われていて、私はこの歌が一番好きです。何よりも初句の「見逃した」から始まるのがいい。違和感を感じることは結構あることですが、気づかなかった違和感の方により重要なものが隠されているという。そんな小さな小さな粒々に飲み込まれていって、自分が自分で無くなっていく。一体どんな違和感なのか。 誰も言わない触れようともしなものが、実は計り知れない大きな問題を孕んでいると、作者は気づいたのです。全ての事柄には裏がある。よくよく注意していれば気づくそのパラレルワールド。それを知ってしまった以上、自分が今までの自分ではいられなくなった。社会風刺と、人間の不条理を詠ったものとして、歌会始の歌の白眉だと思います。 花散里が一番好きと笑みし友和服の似合ふ母となりぬる 石川県(32) 花散里(はなちるさと)は『源氏物語』の巻名のひとつ。文系女子の日常風景を軽やかに詠んだ。源氏物語と着物の取り合わせは、あまりに着き過ぎな感じがぬぐえません。なぜこの歌が選ばれたのか。結句の「和服の似合ふ母となりぬる」が時代に反して、今の日本に対するアンチテーゼの色合いをもって詠まれているということでしょうか。 そして、NHK大河ドラマ「光る君へ」を踏まえているのは見え見えでしょう。宮中においても、忘れられては困りますよという声が聞こえてきそうで、忖度したのでしょう。宮中主催のものですから、そういうことはあって当然です。 32歳という年齢にも意味があって、これ以上高齢でも若すぎても選ばれなかったかもしれません。 目を瞑り一分間を祈るとき皆が小さき平和像なり 京都府(21) 黙祷をささげる場面。自然災害などではなく戦争で亡くなった人を慰霊する式典でしょうか。広島や長崎の原爆投下記念日か、或いは終戦記念日の戦没者追悼式かも知れません。「皆が小さき平和像」ととらえたところが新鮮です。なかなかこういう風には詠めないものです。侵略、覇権、統治に、宗教やイデオロギー、民族紛争やジェノサイド。様々な側面を持つ紛争という名の殺し合い。他の生物とは違って、知恵があるはずの人間がそれを止めることができない。 ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナなど、遠い場所で起きている戦争の生々しい映像が食卓に映し出されて、嫌でも目に入って来る。しかし、平和の有難さは祈ることでしか表すことができない。「それいいね」付和雷同の私でもこの恋だけは自己主張する 新潟県(17) 初句に「それいいね」と明るい口語で引き付けて、言葉巧みにそれを逆転させていく手法が見事に決まっていて、若者らしいとてもいい歌になっています。SNSにとっぷり浸かり、自己をどこかに置き忘れてしまっている現代の若者や一部の社会人。表面的なことだけを見て判断する癖が付き、物事を深く考えようとしない。周りに合わせることで個を抑え込みながら、自己の内面の問題を外に逸らそうとする。その風潮に気づいている作者は、恋だけは別なんだよと声を上げる。 この歌は、今の若者たちが抱えている問題を詠んで客観性とすぐれた自己洞察の歌として、人口に膾炙して多くいくのじゃないでしょうか。 ☆ 2017年 歌会始入選歌の考察 ☆ 2018年 歌会始入選歌の考察 ☆ 2019年(平成最後)歌会始入選歌の考察 ☆ 2020年 入選歌(この年は応募せず、考察はしていない) ☆ 2021年 歌会始入選歌の考察 ☆ 2022年 歌会始入選歌の考察 ☆ 2023年 歌会始入選歌の考察
2024.02.28
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♪ ノータッチエースに沸いた懐かしきスリッパピンポン湯けむりの街 日曜日の世界卓球団体戦の女子の活躍には痺れたねぇ。どんどん強くなってはいたが、優勝を狙っているというのが単なる願望ではなく、マジで本気で取りに行っていた。あと少しのところまで王者を追い詰めた。まさに崖っぷちまで追い込んで、「もしかして負けるかも」と、必死の形相で踏ん張っている中国を見ていて、心底感動した。テレ東卓球ニュース準決勝まで1人も負けずに勝ち上がり、5大会連続で決勝進出を果たした日本。 5連覇中の中国と決勝戦を戦い、マッチカウント2-3で惜しくも敗れ、5大会連続の銀メダルを獲得。 第1試合。世界ランク16位の張本美和(15)と、世界卓球2023女王で世界ランク1位の孫穎莎(23)が対戦。5-11、8-11、4-11と0-3の完敗。さすがにNO.1 は強かった。 何せまだ15歳・中学3年生だ。世界一位の選手に勝つのは軌跡でも起こらない限り無理だ。しかし、前日の準決勝では香港のエースを・2セット連取された後に大逆転して勝っている。「世界選手権の大舞台で、15歳にそんなことができるとは」と、中国サイドも驚きを隠さなかったほどの怪物だ。兄の智和も「もう教えることはない」というほどの成長ぶりで、この決勝での経験は絶対的な自信となったのは確かだろう。 第二試合。世界ランク3位の陳夢(30)に、世界ランク5位の早田ひな(23)が挑む。第1ゲームは6-11で先取されるも、11-8で取り返し、第3ゲーム11-9で取り、第4ゲームはマッチポイントを取るも、陳夢が脅威の粘りで10-10。12-12の場面で早田が1本取り、最後は早田のツッツキがネットイン。ツキも味方して、日本人に4年間敗け無しの相手を8戦目でとうとう初勝利。 堂々たるエースとなった早田は「中国に勝てる」という自信を持っているだけあって、集中力と気迫が満ち溢れていた。凄い凄いを連発するような戦いぶりに、本当に日本は強くなったものだと感心ばかりしていた。 マッチカウント1-1で迎える第3試合。世界卓球2017・銅メダルの世界ランク18位の平野美宇(23)と、ランキング2位の王芸迪(27)が対戦。11-8で先制し、接戦を13-11で競り勝って、第3ゲームは3-7のビハインドも、平野が脅威の粘りを見せて10-10と並ぶも、最後はフォアドライブを突き刺して12-10のストレート勝利。日本が2勝目を挙げて中国撃破に王手をかけた。 第4試合。早田ひなと孫穎莎、ともに2000年生まれの「黄金世代」同士のまさにエース対決。1ゲーム目は3-11で落とし、次は早田が4-2とリードするが、快打を放つ孫に逆転され、7-11で奪われる。第3ゲームも4-6とリードされてタイムを取り、気を入れ直すも、その後も世界女王に突き放され、6-11で敗れた。 日本は2勝2敗となり、53年越しの夢を最後の試合に託すこととなった。最終第5試合に登場するのは張本美和。世界卓球初出場の15歳が日本の半世紀ぶりの夢をかけて、東京五輪女王の陳夢に挑む。これが初対戦となる。 第1ゲームからパワー全開でストレートコースもぶち抜き、11-4で先制。第2ゲーム、張本は陳夢のサーブに苦しむなど、サーブレシーブから押し切られ7-11で落とす。第3ゲーム目は張本が揺さぶり、8-6とするが、陳夢も対応し8-9の場面でタイムアウト。この後、陳夢のドライブを抑えきれず8-11で失う。 最後は陳夢にサーブでエースを奪われ7-11となり、日本はあと一歩のところで敗れた。 とに角、1球たりとも同じ球がない。スピードを変え、捻りを変え、長短に変化を付け、コースを変える。わずか0.何秒かの間に球を見極め、打ち返すコースを決め、相手の作戦を読み、その裏をかく。そんなことが良くもできるものだ。人間業じゃない。切ったと見せて切らずに打ったり、トップスピン、アンダースピンを交互に打ち分けりする。 裏表に違うラバーを貼り、瞬時に使い分けて球種を変えるし、ラバーそのものの特性も様々。 以前は何をやってるんだかさっぱり分からなかったが、日本選手のレベルが上がるにつけこっちの目も慣れてきて、多少は分かるようになってきた。 出番のなかった伊藤美誠は、ベンチで終始監督のような立場で選手にアドバイス。笑顔を見せながら、その内面の自信とふてぶてしさが見え隠れ。中国側も感心しきりで、その監督ぶりを絶賛していたようだ。【安心感ハンパない】伊藤美誠監督!?の的確すぎるアドバイスこの映像を見ていると、何だか知らないが泣けてくる。(クリックでYouTubeへ) この美誠の姿が頼もしく微笑ましくもあり、日本の選手の懐の深さを示すとともに、渡辺監督の度量も大きいことを世界に見せつけることにもなった。 伊藤は、パリ五輪には次の若者に経験の場を与えるために、自分はもし選ばれたとしても身を引くとしている。☆ リベンジの機会は5か月後のパリ五輪が舞台となる。今大会は変則で、オリンピック出場権がかかる試合を勝ちぬいてからメダル争い。ダブルスが無かったが、オリンピックでダブルスが1試合入るので、その選手の選定と出場順位が重要になる。 全日本まですごいハードで過酷な代表レースをして、すぐにTリーグがあり、事前合宿があり、そしてこの世界選手権と、心身ともにクタクタだった選手たち。5カ月後にはパリ五輪が待っている。相手以前に自分に負けてしまうようでは、ここまで到達することは到底できない。 この世界ランク上位3人が出場した中国に、よもやと思わせるところまで追いつめた日本。だいぶ前までは、中国の卓球は別世界・別次元のものに見えて、とても勝てるなんて発想すら浮けばなかった。1年中恵まれた環境で、とにかく卓球だけに全精力を注ぎ込んでいる、国家的事業の相手に勝てるわけがないと思っていた。 ずっと悔しい思いをしてきた選手たち。強化システムを取り入れ、若手がどんどん伸びている。今回の男子は、準々決勝で中国に敗れてベスト8となり、2大会連続のメダルはならなかった。 チーム2番手の戸上隼輔(22)世界ランク23位が、直前にインフルエンザに感染して断念。エースの張本智和(20)、篠塚大登(20)松島輝空(16)、田中佑汰(23)らが素晴らしい戦いぶりを見せた。 前回大会では準決勝の中国戦で世界ランク9位の張本智和(20)が2勝をあげ、最強王者をあと一歩のところまで追い詰めたのは、今回の女子と同じだ。大物の片りんを見せた松島輝空(そら):ランク33位は、まだ16歳だし、篠塚大登(ひろと):ランク73位は、20歳と伸び盛りの若手のホープだ。こちらもパリ五輪の出場を決めている。パリ五輪代表選手
2024.02.27
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♪ 富士山を洗い清めて高澄める空に青磁の光りあまねし 晴れたのは良いがとんでもない強風が吹き荒れている。天気図を見てみると、低気圧が東に移動しながらがどんどん発達していくのが分かる。それに伴っている前線の様子が、寒冷前線、温暖前線、不連続線が同時に出来ている異常な状態。季節の変わり目の天気図に良く出るようだ。 「Windy」の風の様子をを見てもその異様さがよく分かる。拡大します 今日の知多市の風の強さは内海であるにもかかわらず、7m~9mの風が吹き続けるし、明日も終日7~8mの風が吹くようだ。 若狭湾から本州の括れた部分を南下してくる、北北西の風なので、日が当たっていても体感温度はかなり低いだろう。 久し振りにウォーキングに行こうと思っていたが、「風邪」のあとのこの「風」はいくら何でも冷酷すぎる。知多市の風予報(9時~24時)。 家でノンビリ炬燵に入って本でも読んで過ごすのが一番のようだ。そういえば、歌会始の入選歌の私なりの講評がまだ済んでいない。それをやるのも良いかな・・気が乗ればのことだけど。 心身共に健やかな朝を迎えた富士さん。何も纏わずスッピンそのものの。邪悪なものを寄せ付けず、屹然として端正な美しさを見せている。河口湖からのライブ映像。
2024.02.26
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♪ 雨と風邪に時を失うこと六日メジロに貢ぐみかんを切らす♪ 肺炎の苦痛を知りしカミさんが自己判断を咎めて喚く♪ 体重が2キロ減りしも腹囲にはなんら変りのなき病み上がり♪ 南岸を冷気引き込むワルがゆく梅に白雪きとけぶりゆく♪ エサ台に現われたるは尉鶲 山雀と同じ櫨の実を好く
2024.02.25
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♪ 止むことなく地下を流れているジャズに日の当たりおるソロコンサート ようやく平常を取り戻しスッキリしたところで、先日の大西順子ソロ・ピアノ(クラシックの場合はリサイタルという)で買って帰ったLPレコード、西順子プロジュースによるジャズオーケストラ「out of the DAWN」を改めて聴き直した。 当日、夜中に聴いたので音量も上げられず、A面をきいただけで偉いそうなコメントを書いたことを、反省している。しっかり音量上げ、あるべき状態で聴けばその内容のすばらしさに気づかないはずがない。 この日のブログを最後まで読んだ人は “知ったかぶりの似非ジャズ通が何を偉そう言っているのか” と、不満があったのじゃなかろうか。 20代の在米時にはミンガス・ビッグバンド、ディジー・ガレスピー・ビッグバンドなどの老舗アンサンブルに参加していた。また、ジョー・ヘンダーソンやジャッキー・マクリーンらレジェンドと共演し薫陶を受けるなど管楽器との縁は深い。聴いてはギル・エヴァンスのアレンジや楽器編成を敬愛し、自身でも「いつかはラージ・アンサンブルを」と願ってきた。その長年膨らませてきた想いが2021年に結実。 前回カルテットを聴きに行ったのが2022年11月だったので、オーケストラ結成して1年半後のタイミング。しかし、そんなことはまったく知らなかった。ロビーでこのアルバムに出会ったときは、今一つピンと来なかった。 収録曲は、ザ・セクステット〔大西 順子、広瀬 未来(tp)、吉本 章紘(ts, fl)、片岡 雄三(tb)、井上 陽介(b)、高橋 信之介(ds)〕を通じて大西がその作・編曲に絶大な信頼を寄せてきた「井上陽介、吉本章紘、広瀬未来」の3名が、その能力を存分に発揮。通常のビッグバンド編成に加え、パーカッションやチューバ、ホルン、クラリネット、オーボエなど、様々な楽器を招集し、その世界の新進気鋭の若手から日本を代表する奏者まで、総勢20名を結集して録音された。それだけのことはあって、現在の日本のジャズシーンのレベルの高さをいかんなく発揮している。 “大西順子史上最高の出来映え” と自負する、驚異のオーケストラが誕生。アルバムリリースと同時期にブルーノート東京公演も行われたようだ。 2021年5月28日に、ブルーノート東京で行われた3夜連続「JUNKO ONISHI presents THE ORCHESTRA」のライブ映像。クリックでYouTubeへSuite Estaciones Ⅲ.~Ⅴ.[作曲:広瀬未来]Blue Flower [作曲:井上陽介]Naughty Ghost[作曲:吉本章紘] 通常のビッグバンドの演奏スタイルとは違って、時どき入るソロのアドリブがない。クラシックのオーケストラのごとくすべて譜面通りに演奏される。なので「ビッグバンド」とは言わず、このようなものを「オーケストラ」と呼ぶようだ。 先の読めない構成が緊張感を生んで、メリハリのある変化に富んだ展開が心地いい。かなりの音楽的知識とテクニックが要求される。 それらを難なくこなし最後まで緊張感を保って演奏される。ブルーノート東京でのライブと比べると、当然とはいえ断然レコードの方がいい。 最近は小学生や中学生のビッグバンドがあるくらいだから、今の日本のジャズシーンは裾野がかなり広いようだ。日本の卓球のレベルが世界のトップを脅かすところまで来ているが、ジャズオーケストラも世界の頂点に迫りつつあるのだろう。 数量限定で発売されたこのアナログ盤。まだ在庫はあるようだ。彼女自身の演奏ではないだけに足が遅い?
2024.02.24
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♪ 健康と平凡こそが最大の戦乱なき世の僥倖である 風邪をひいて5日目。昨日の朝は6度台まで下がったと思ったら、午後には再び7度台に逆戻り。それでも体はだいぶ楽になって来たので、3日ぶりの風呂へ入り洗髪もした。 今朝、測ってみるとちょうど7度。まだ下がり切らないことに合点がいかない。“どうも軽い肺炎を起こしていたようだ” との思いに行きついた。 もの凄い咳が出たこともそうだし、胸焼けの症状もあった。体全体が痛く、階段の上り下りも辛かったしふらついてバランスが取れない。細菌の死骸の混ざった緑色の痰も出た。普通の風邪の症状とはまったく違うそれらを考えると、「肺炎」を疑うのが妥当なようだ。 一応「肺炎球菌ワクチン」の接種を受けているので比較的軽くて済んだのだろう。「逆流性食道炎」から肺炎になり突発性の高熱が出たことが数回あって、対処はしているが用心のためにワクチン接種を受けておいた。☆ 今朝は、諸症状はほぼ収まっているし、午後にはようやく平熱となり体調もいい。病人からおさらばして、ほぼ普通の生活に戻している。やれやれだ。ただの普通の風邪だったはずが丸4日の間、病人生活を余儀なくされた。 薬も飲まず、医者にも掛からずに治すのがを信条としているが、首尾よくそれで済んだのは幸いだった。 75歳となったからには立派な高齢者だ。今まで通りの気持ちでいると、大きな落とし穴に落ちる恐れがある。健康でいられることに、つい無関心になりがちだが、歳を重ねるごとにこういう情けない思いをすることが増えていくのだろう。 それらを上手に受け入れて、なんとか折り合いをつけてやっていくしかない。「肺炎の原因」 肺炎は、 細菌、 ウイルス、 抗酸菌、 真菌、 寄生虫などの様々な微生物によって引き起こされます。細菌やウイルスによる肺炎は、抗酸菌、真菌または寄生虫による肺炎よりもはるかに一般的です。具体的にどのような病原体が肺炎を引き起こすかは、患者の年齢、健康状態、住んでいる場所、その他の要因によって異なります。複数の微生物が関わることもあります。例えば、 インフルエンザ(ウイルス感染症)はしばしば細菌性肺炎を合併します。 気道と、肺にある小さな空気の袋は常に微生物にさらされています。鼻やのどには無数の細菌がおり、ときにはウイルスもいます。これらの微生物は空気中から吸入されたり、消化管、口、またはのどから定期的に吸い込まれたりします。通常、吸い込まれた微生物は、以下に挙げるような 肺の防御機構によって、すぐに処理されます。 *せき反射により、粘液とともに異物を排除する *肺へと続く気道の内側に並ぶ細胞は、微生物の肺への侵入を阻止しており、異物が侵入すると粘液とともに上方へ押し出し、せきとともに吐き出させる *肺の細胞が生産するタンパク質は、微生物を攻撃する *肺の中にある白血球は、正常の免疫系に属する細胞で、微生物を攻撃する肺炎は以下のような場合に発生します。 ◆防御機構が正常に機能しないとき ◆大量の細菌が吸い込まれ、正常の防御機構で対処できないとき ◆特に感染性の強い微生物が侵入したとき 肺炎は、一般に上気道から肺へ微生物を吸入する(吸い込む)ことで発生しますが、気道や肺の微生物のバランスがくずれることで発生したり、微生物が空気中から吸入されたり、血流によって肺へ運ばれたり、付近の感染部位から直接肺を侵したりすることで発生する場合もあります。MSD家庭版マニュアルより
2024.02.23
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♪ ウィルスに侵されつつも詠む短歌日記ブログのアップを止めず 風邪4日目。朝の体温がまだ37.7度ある。 夕べ寝るときになって激しい咳に見舞われた。喉全体を金束子で引っ掻きまわされるような、音割れしたツイーターのボリュウムを最大出力したような咳。喉の奥がヒリヒリして、一体どうなってしまうのか心配になったが、間もなく収まった。 今回のことでアランの様子がおかしい。私のベッドに来ても妙な面持ちで落ち着かない。たぶん、病人特有の変な匂いを出しているのだろう。動物はそういうところにはとても敏感だ。セラピードッグの一部ではそんな能力を活かして医療施設や介護施設などで活躍している。 猫は犬とは違ってそういうことは出来ないが、飼い主の病状を察して傍を離れなかったり、臨終の際にずっと付き添っていたりする。そうは言っても、どんな猫でもそういう行動をとるわけでもない。アランはどうなんだろう。熱のある夜にベッドに来て、体の上に乗って来るので閉口したりはしていた。 何も言わないので本当のところは正直分からないが、いつもと違うことを心配してくれているのは分かる。 今朝もベッドにやって来て、甘えん坊のアランは一緒に寝たていたいと思ったものの、じっと寝ているのもしんどいのでアランを置いて起きて来た。しばらくして行ってみると姿がない。 独りで寝るときは押し入れでなることが多く、そばの押し入れの中に移動したらしい。
2024.02.22
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♪ 風邪ほどの災難たまに遭うべしと熱に3日を不如意に過ごす 風邪をひいて3日目。2日目から38度前後の熱が出ていて、今朝もほとんど変わりなし。身体はしんどいし、足元がふらふらで何をする気にもならない。これまでは「風邪なんかゼッタイに引かない」と言っていて、風邪を引くのは随分久し振り。 こんなことが丸2日続くなんて、まったく想定外。熱が出るとどうなるかということかもすっかり忘れていた。 “風邪は3日で治る” なんてどこかに書いてあって、それを真に受けていた。しかし、3日目がこんな風じゃ腑に落ちない。別のサイトを見てみると「4日から6日掛かる」とあって、改めて納得しているところ。 若い頃は少々風邪気味でも、スキーに行くといつの間にか治っちまったものだ。カミさんは熱があっても何だかんだで動くので、3日ほどで回復したようだ。それを見ていると “風邪なんか、甘やかしているとダメなんだ” ということか。ハダニにやられて元気のないガーベラ。元気のない同士。傍から見れば私もこんな感じか。 インフルエンザの予防接種はしているし、熱の出方もそれとは違う。そうは言っても筋肉痛があって体が怠いというのはちょっと情けない。歳を取ったということを自覚させられる今回の風邪。「無駄な抵抗はヤメロ」と言われているのかもしれない。 どうも週間天気予報は当たらないようだが、この時期ばかりは外れてOKということも多い。5日前のと比べるよく分かる。 最低気温が当初の予想よりも低くなっている。それが元で風邪を引いたわけでもないが、過信するのは良くないということ。 今日21日(水)・正午の気温は、東京都心で8.0℃。昨日の同じ時間より14℃も低くなっています。(21世紀に入って正午の気温、2月最大の下がり幅を観測。これまでの最大は2016年2月15日で前日差-13.3℃) また、きのう夏日を記録した群馬県の伊勢崎市は、今日21日(水)・正午の気温が8.4℃(昨日正午より16℃低下)、福島県いわき市小名浜は5.4℃(昨日正午より約15℃低下)と、東北でも前日より大幅に気温の低くなった所がある。これじゃぁ風邪もひくわ。
2024.02.21
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♪ 春のような身体とろける暖かさ風邪にゆらめく老いの陽炎 先日、電車に乗って座席が満席だったので、ドアの近くの座席の前に立った。その直後に席を立つ若い女性が目の端に入ったが、その意味がどういうことか思いもしなかった。4分ほどで降りることもあって気にも留めなかった。 ドア近くにいたお婆さんが、「座らないんですか?」と訊くので、「ああ、どうぞどうぞ」と空いた席に座ってもらった。そこで、ハッと気づいた。 “席を立ったのは、私に譲ってくれるためだった” のだと。行きは駅の階段を駆け上がっているし、自分はまだまだ若い気でいる。しかし、外見は裏腹にも “老人のツラをしているという現実” 。受け入れがたいが仕方ない。 私の顔を見ずに、急ぐように席を立って “自然さを装っていた” ようだし、こっちに座る気が無かったことが重なって、全く気付かなかった。 “えっ、そうだったの!?” ちょっと残念、さもありなん。複雑な心持ちではあった。 立ってくれた娘さんに悪いことをした。目線を合わせて「どうぞ」と合図を送ってくれれば、座る気が無くても「ありがとう」と素直に座らせてもらたのに。乗って4分で下りてしまったので、その娘にお礼を言うチャンスもなかった。 老人の自覚を持ち、もう少し分をわきまえて “世間という場でのあるべき態度を、普通にできる人間” にならないと。いつまでも子供なんだからねぇ、俺ってやつは。☆ ☆ ★ ☆ ☆ 久しぶりに風邪を引いた。最初はカミさんが咳をし、8度近い熱を出して歯科助手の仕事を休んだ。彼女にしても随分久し振りなことで、「〇〇さんが風邪で休むなんて初めてだね」と先生に言われたらしい。 私は夕べ、37度ちょっとの微熱があって頭が痛重かった。インフルエンザではないようなので、節々が痛いとかはなかったが、前日に筋トレした部分がやけに怠い。今朝は、階段を下りるのがしんどかった。37.6度、咳とクシャミと倦怠感。 体温計の音が小さくて計測が終わった合図がまったく聞こえない。もっと大きな音でなってくれないと困る。今使っているのは、予測:およそ16〜25秒(平均約20秒)。実測:約10分というもので、本当は10分測る方がいいのだろ。そう考えると何かしながら脇に挟んでいればいいだけのことか。電池交換できるタイプ 孫の小学校は学級閉鎖があって、孫のクラスもあと一人患者が出ると閉鎖になるという。今日は、ジジババ2人ともが風邪では預かれないのでなので、スイミングは休みに。「風邪」は、正式には「風邪症候群」といって、一般的にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱などの症状の総称を指す。小児から老人まで、幅広くかかる一般的な病気。同友会グループ 風邪の原因は、80%~90%以上がウイルス感染で残りは細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどウイルス以外による感染だそうです。コロナウイルスやRSウイルス、アデノウイスル、ライノウイルスなど、風邪を起こすウイルスは200種類以上あるらしい。原因を特定することは困難という。 ウイルスには抗菌薬は効かないので、抗生物質を服用するのはナンセンス。それどころか菌が抵抗性を持ってしまい抗生物質が効かなく恐れがある。 風邪は、たいてい3日以内によくなるとか。栄養を取って安静にしているのが一番のようだ。
2024.02.20
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♪ あかときに目覚めて暗き春隣総理夜ごとに夢の夢見る 連日ぐずついた天気が続く。前半は春本番ですが、後半は真冬の寒さに逆戻り。本州付近に前線が停滞するため季節外れの長雨となり、20日(火)~22日(木)頃は、西日本や東日本では大雨の恐れがある 札幌なんか16~17度の温度差となる。日本の年間温度差は10度くらいが普通だが、2月にこんなアップダウンが激しいなんて、かつて経験の無いこと。自然界からのしっぺ返しに翻弄されているという感じ。★ その点、岸田内閣は安定していて、去年の5月から支持率がゆっくり下降していて、その姿勢を守り続けている。何をやってもブレずに下がり続けているのも、これまた珍しいこと。国民からは×の烙印を押されて、完全に否定されているにも拘らず、板に付いたポーカフェースで、日本の最高権力者の地位を堅持するために一所懸命のようです。「─NHK 世論調査─」2024年2月(2月13日更新) 拡大しますNHK 2月10日から3日間、全国の18歳以上を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査。 支持する理由では「他の内閣より良さそうだから」が51%に及び、支持しない理由では45%が「政策に期待が持てないから」としている。野党がからっきしで期待を持てないのが情けない。(「自民党」が30.5%、「立憲民主党」が6.7%、「日本維新の会」が3.1%、「公明党」が3.2%、「共産党」が2.1%、「国民民主党」が1.3%、「れいわ新選組」が1.1%、「社民党」が0.2%、「参政党」が0.7%、「みんなでつくる党」が0.1%、「特に支持している政党はない」が44.0%。)★ 日本の国民総生産(GNP)は、高度経済成長期の1968年に旧西ドイツを抜き、長い間、米国に次ぐ2位だった。リーマン・ショック後の2010年には中国に抜かれて3位となり、この数年は550兆円台で推移していた。 GDPは労働人口の数に左右されるが、人口規模で3分の2のドイツに抜かれたことになる。 国際通貨基金(IMF)は、名目GDPの順位の入れ替わりは、為替レートの変動が主な要因で、物価水準を考慮すれば日本のほうが経済規模は大きいとの見方。◆ 名目GDP =国内で一定期間に生産されたモノやサービスの付加価値の合計。実際に取引されている価格に基づいて推計されるのが名目で、生活の実感に近い。ある年の価格水準を基準として物価変動の影響を除いたものが実質となる。各国比較では名目の実額が使われ、実質の変動率で景気の動きをみる。 要するに日本は経済規模が大きいのに給与水準が低く、円安のために購買力が低下して貧乏な国になっているということ。貿易収支も赤字で物価も高い。 この辺りのことをYouTube「MONEY SKILL SET EXTRA」という番組で、国山ハセンがその道のプロを招いて詳しい解説をしてもらっている。「MONEY SKILL SET EXTRA」【1ドル360円時代より円安の理由】No.1為替ストラテジストが歴史的円安のカラクリを完全解剖/ドルが強い?円が弱い?(クリックでYouTubeへ) 図を使っての丁寧な解説は、とても分かりやすい。詳しくは是非、この番組を観てほしい。 拡大 拡大 日本はトルコにとても良く似ているという。このまま行くと、日本はトルコが直面している様に、「経常赤字や通貨安が慢性化しつつある状況で、懸念すべきリスク・シナリオは、外貨繰りが困難になり対外債務返済に支障をきたしてデフォルト状態に陥ること」が懸念されるのではないか、と思われる。 「トルコ経済の現状と今後の注目点」~異例の金融緩和のもとで景気は拡大、しかし、副作用も顕在化~にMUFGが詳しく書いている。 われわれ個人に何ができるのか、どう防衛していけばいいのか。一方的で一面的な政治の世界や、民放のご都合主義的な番組に騙されないように、しっかりと目を見開いて確かな情報を得る努力が必要のようだ。
2024.02.19
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♪ ほとばしる打弦の響ききらめきて有無を言わさぬ大西順子(じゅんこ)のピアノ 東海市の芸術劇場であった、大西順子のソロピアノのコンサートに行って来た。いつもなら歩いて行くところだが昨日は往復電車で。 前回(22年11月12日)はカルテットだった(当日の模様)が、今回はソロ。果たしてどれだけのお客が入っているのか。彼女も危惧していたようだが、ほぼ満席の盛況ぶりに喜んでいた。 チケットは「ユウナルフレンドメンバーズ プラチナ(有料)会員」先行販売のため、良い席はすぐに塞がってしまう。私は一般会員なので、その販売日の初日に買いに行った。 何とラッキーなことに、13列22番という絶好の席が1つだけ残っていた。正面よりやや右で顔も見えるし手元も見える。理想は7~8列辺りがいいがしょうがない。 1,500円という手ごろな値段ということもあって、二階席の両サイドにも入っている盛況ぶり。 のっけから目くるめく交差する、パラフレーズ的ピアノ音とリズム。ピアノの音がとにかく綺麗。息もつかせぬ迸りに、聴衆は呆気に取られている。壇上にきらめき駆けまわる跫音に比して、身動きもせず聴き入っている会場の静かなこと。 数曲を演奏して自身のMCが入る。曲の紹介があるものの聞いたことのない作者や曲名ばかり。とにかく本人が楽しんでいることは分かる。聴衆を意識することよりも “自分がやりたいことを聴いてもらう” ことに徹しているのが良くわかる。ついて来れようが来れまいが、それでいいのだと。 演奏が突然終わり舞台の奥に消えた、と思ったら「20分の休憩です」とのアナウンス。 ロビーに出てみると例のごとく、CDを売っている場所に人だかり。前回のカルテットの時に、「アナログも作ったが、直ぐに売り切れてしまった」と言っていたのを思い出した。何と今回はナログのレコードも置いてある。手に取ってみると「オーケストラ」?となっている。 ?? 何だこれ。よく分からないので元へ戻して、ちょっと間をおいて考えた。大西順子がプロジュースした小編成のビッグバンドのようだ。本人が演奏しているものではないらしい。しかし、最近のLPレコードがどんなものかまったく知らないので買ってみることに。 そして後半。1曲弾き終わってから「自分が弾きたかった曲を演奏しました」、「自分の家でやればいいのにね」と笑わせる。それで、申し訳ないと思ったのか誰でも知っている曲をやりますと・・。「ラウンド・ミッドナイト」「スターダスト」「ラバース・カムバック・ト・ミー」「イッツ・ア・ワンダフル・ワールド」などをたてつづけに弾いてくれる。そのどれもがテクニックに裏打ちされた聞きごたえのある演奏。皆さん納得して聴き入っていたんじゃないかな。 途中、お世話になった小澤征爾氏の逝去に触れて、しんみりする場面も。 最後に敬愛する「デューク・エリントン」ナンバーを何曲かやって2時間の演奏が終わった。 休憩はあったものの、かなりのハードな演奏を独りで弾きっぱなし。「上原ひろみ」とは演奏スタイルが違うものの、日本女性のジャズピアニストとしては異色の存在だ。 誰が書いているのか知らないが(多分女性)、ネットに「メジャー女性ピアニストおすすめランキング」なるページがあり、ベスト5の4位・上原ひろみ、5位・大西順子となっている。この二人の演奏は一般女性にはイマイチ重たいのだろう。因に、1位・木住野佳子、2位・西山瞳、3位・山中千尋を挙げていて、「女性らしい繊細さがあって、かつ音がきれいでよく通るしっかりした弾き方のプレイヤーが好きな私の好みに基づくランキングです。」とある。 会場には女性も多かったが、果たしてこのハイレベルな音の洪水のようなジャズを楽しめたのかどうか。大西順子自身も「どうなのかなぁ」と思っていたようだが・・・。 ♪ ♪ ♪ 買ったLPをさっそく聴いてみた。大西順子のプロジュースで、日本の若手のジャズマンを集めて作ったアルバムという割には、ちょっと物足りない。ジャケットは日野皓正の手によるもの 4,620円もした。CDでも3,000円することを思えば、ロットが少ない分高くつくのは仕方がない。ただ、音がクリアすぎるし演奏もピュア過ぎて、蒸留水を飲んでいるような味気なさ。音にも演奏にも、もっと(雑味とまではいわないまでも)複雑な奥行きが欲しい。何もかもが薄っぺらになっている時代性が、こんなところにも表れている気がするなぁ。
2024.02.18
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♪ パブリックコメントというものあらば思いのたけを新市庁舎に 知多市新庁舎の計画案が公示されている。 やはり機能性重視のもので、温かみとか親近感とか情緒的なものへの配慮は多いとは思われない。権威とか合理性とか、現代人が頑なに守り続けてきたものがベースになっている。新しい時代への配慮、少子高齢化社会と第一次産業の重要性が叫ばれるなかで、20年30年後を見据えての理念や展望を感じさせるものは、この計画案からはうかがわれない。 スペースが一杯一杯なので、周囲の景観にも余裕がなく、植栽も極めて貧弱だ。駅前ロータリーの殺伐さに合わせたような味気無さで、市民目線からは大きくかけ離れている。拡大します 下図の外観パースには植栽が誇張されて書かれている。北側の植栽は実際には存在しないものだし、駐車場の後ろは公用車の駐車スペースと立体駐車場の出入り口があって植栽出来るスペースは限られている。 要するに、こうなっているのが理想というのを描いているわけで、理想とは大きくかけ離れている。 これらの案をもとに、「パブリックコメント」を募集している。是非、意見を提出したいと思う。*追記 この段階で募集が終わっていた。令和6年が来年だと勘違いしていたんです。西暦に統一してほしいといつも思っています。 埋め立て地は「県の所有地」のため、自由に飲食店などを出店することができない。駅前には喫茶店さえない(近くに1つだけ小さな喫茶店があるにはある)ので、せめて庁舎内にサロン風の飲食のできる店が欲しい(瀬戸市の庁舎内にはある)。 そのために、市役所に用事がない一般の人が入りやすい雰囲気にする必要がある。 市民が誇りに思えるような、市民が自慢できるような市役所であってほしい。あちこちで宅地造成工事を行い、人口増加に勤めている知多市。田園都市とベッドタウンのみのイメージを払拭するような、独自の魅力的な市を作り上げていかないと。 既成概念を打ち破っていくだけの意気込みと人材が必要だが、市長にその気がなければ話にならない。 一体どれだけの人が「パブリックコメント」募集の存在を知っているか。やった振りをするようなものではなく、広く一般市民が意見が言えるように「字(あざ)」単位で回覧版を回して個々に意見を聞くとか、図書館に投稿ポストを設置するとか、とにかくオープンにしてその意気込みと姿勢を見せるべきだろう。 子どもたちがずっとこの街に住みたいと思わせるには、その意見を聞いて反映させる必要があるし、大きな意義がある。 それにつれて市政の中身も反映するようになれば、東海市と常滑市に挟まれている市が存続していくための良い方向が見いだせるかもしれない。募集期間 令和5年12月20日(水)から令和6年1月24日(水)まで ※郵送の場合は、令和6年1月24日(水)必着クリックで周辺図へ
2024.02.17
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♪ 歩くたびに世の動きなど目に入りこころ騒がす春の野次馬 今日16日は全国的に “北または西より” の冷たい風が吹き、最高気温は昨日と比べて大幅に下がる所が多く、仙台市は16℃も低い5℃、金沢市は14℃低い7℃、東京都心も8℃低い13℃の予想で、この時期本来の気温に。 昼間も防寒が欠かせない。昨日、関東や北陸、四国地方で春一番が吹いたというのに・・。 昨年は1月から天候がおかしく、台風の上陸さえなかったが一年中おかしな年だった。今年ももどうやらそんな一年になりそうだ。元旦から大地震に見舞われたりして、一体どんなことが待ち構えているのだろうか。☆ ☆ ☆ 昨日、ときおり小雨のチラつく中をウォーキングしてきた。あまり遠くへ行くのは憚れる天気だったので、近場の通ったことない道を周り込むようにして歩いた。どこかで坂を駆け上がりたい気持ちがあったが坂は無。さすれば階段を駆け上がろうと、いつもの秋葉神社に足を向けた。120段の真ん中の踊り場で、雲の様子を眺めてみる。雨は止んで薄日が差している。 いつもの様に境内から東の空を定点観測。天気も時間帯も悪く、空は何の変哲もない雲を抱えて愛想がない。 おや、あんなところにアパートらしきものが出来ている。あちこちにこういうものが新築されていて、交通の便も悪いし入る人が居るのか知らんと訝しい。通ったことのない道なので行ってみようか。 3棟がL字形に並んでいるようで、間もなく完成らしい。近くにはフィールがあるし、その対面には近々住宅地が出来て、DCMの大型店舗も出来るし「平和堂」というショッピングセンターも出来ることになっている。そんなことを見越してのものか。 道すがらテニスをやっているところに出た。坪庭のような一面だけのコートで、その横にはそこそこのスペースの広場がある。看板が立っている。大雨の時の貯水池らしい。 何故ここにこんなものが有るのか、イマイチ分からない。この周辺は現在開発が進んでいる知多市信濃川東部土地区画整理地の東側に当る。 DCMの大型店舗が全貌を表し始めた。かなり大きな倉庫を含めた店舗で、駐車場は前面に306台分あり、屋上も駐車場になる。 知多市信濃川東部土地区画整理地の造成工事はほぼ終わっていて、あとは住宅の建設を待つばかりとなっている。平和堂は二棟に分かれていて幾つかのテナントが入るらしい。 今でも道路が渋滞して困っているのに、こんな大型店舗が出来ると大変なことになる。一体、市はその辺のことをどう考えているのだろうか。渋滞を考えると、軽々に住宅を建てる気にならないかもしれない。 暗雲とまではいかない雲がかかっている夕近くの空。その中をジェット機が白い軌跡を描きながら横切っていく。 長浦にはスーパセンター「オオクマ」が建設中だし、過当競争になるのは目に見えている。値引き競争に乗っかって、消費者たちはあっちへ行ったりこっちへ行ったり、移動しまくって単純な往来では済まない。市の目算通りに大型商店の誘致には成功したのかもしれないが、アクセスがスムーズでなければ現代の車依存社会では大きなネックになるでしょう。 人口が増えなければ限られたパイの奪い合いだけで、税収が上がるはずもない。近隣からの来客を期待するなら、アクセスがスムースなのは必要絶対条件じゃないのかと、危惧してしまう。建設中のスーパセンター「オオクマ」
2024.02.16
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♪ 本来の日本の家に戻るかな夏を涼しく過ごせればいい 13日のアラン。フカフカの布団で朝の陽光を受けて極楽のひととき。 きのうは、各地で記録的な暖かさに。氷柱が溶ける様子や屋根からの落雪などのニュース映像があった。日本列島は高気圧に覆われて晴れ、南から暖かい空気が流れ込んで気温が上昇、全国的に暖かい空気が流れ込んで季節外れの気温となり、北海道と東北では2月としては観測史上最も高い記録的な暖かさとなった。 日中の最高気温は、▽鹿児島県鹿屋市で21.8度、▽愛媛県宇和島市で21.7度、▽福岡市で20.4度、▽京都市で19.8度、▽富山市で19.6度、▽東京の都心で18.5度、▽仙台市で18.4度、▽札幌市で10.8度などと、全国的に多くの地点で4月上旬から下旬並みの暖かさ。 東京は18℃超えで今年最高に。札幌市では2月に2日連続の10℃超えで、約150年の観測史上初めての暖かさを記録。 日本付近では、偏西風が平年よりも北側へ蛇行したために南の高気圧の勢力が強まったことに加え、日本の北にある低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだことで九州から北海道にかけて広く気温が平年を大きく上回ったということらしい。 昨日は気温を考慮して、いつも着ている裏起毛の下着を止めて普通のTシャツにしたら、ぜんぜん暖かくなかった。朝はくしゃみが出たくらいだし、日中もトレーナを脱ぐことは無かった。下着一枚で随分変わるものだ。 天気は不安定でスッキリしない日が続くようだ。日曜からの4日間は暖かいが、その後にガクンと下がり23(金)・24(土)・25(日)真冬の寒さ、10度を下回るらしい。 こんな状況の時は、下着の調整で対応するのが一番いい。太陽が出ていないと気温の割に暖かさを感じないが、18・19度にもなるとさすがに暖かいよりも暑い感覚だろう。今朝の富士山。雲がかかっている。 世界の1月の平均気温13.14度。91~20年の平均気温を0.7度上回って、これまでで最も高い気温となったらしい。 この調子だと2月も記録更新するだろうし、偏西風の蛇行で寒暖の場所は移動、変化するものの、相対的に上昇の一途となって行くのだろう。 もう気候変動なって言う言葉は通用せず、異常気象が異常でなくなる時がすぐそこまで来ている。★ ★ ★ 二階は暑いので、この夏は階下で寝ることが増えるかもしれない。もっと歳がいって階段の上がり下りが難しくなる可能性があり、どうしようかと思案している。そうなってしまってからでは遅いので、出来るうちに方策を考えておく必要がある。 いっそうのこと、寝室を一階に新たに設けるという案もあるが、改装して南海トラフ大地震が来るというのもどういうものか。しかし、この古家が大地震に耐えることはあり得ない。地震が来ればたぶん、一階はつぶれてしまうのが目に見えている。 二階は暑さ地獄、一階は地震地獄。さあどうする? 今のこの家を解体して、新たに小さな平屋を建てるというのはどうだろう。しかし、あと10年から15年ほどのために、大枚をはたいて家を建てるなんて・・。 金もないし、死んだ後の借金の担保にするというのが、今は当たり前になってはいるが、そんな単純に上手くいくとも思えない。
2024.02.15
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♪ 基礎代謝の減って海馬の虚ろなり記憶は過去に紛れゆく日々 最近はよく本を読む。昨日まで読んでいたのは「白洲正子、前登志夫」の共著。対談とお互いを随想している構成になっている。吉野の魅力と桜の話、古典の話、西行の話、魂の話など、吉野の山中に住む前登志夫を訪れた白洲正子との、大家二人による肝胆相照らした出色の語らい。さび付いた頭にワサビを塗りこめられているような、襟を正すべく心持で読んでいた。 難しい、聞いたことのないような話がたくさん出て来るが、こっちは無学な凡人なのだから当然うろうろするばかりだ。それでも、随所に胸をツンと突くものがあって面白かった。 《西行は、数奇という無償の行為に命を賭けていたのである。だから歌によって法を得ることができたので、幽玄だのにかまけて花道を学んだところで、ろくなことはないといいたいのである》という白洲正子のたけ高い文章は、西行の「虚空の如くなる心」の精髄を見事に言いあてておられる、と前登志夫が書く。 正子が西行を「持って生まれた不徹底な人生を生きぬき、その苦しみを歌に詠んではばからなかった」といい、「風の吹くままにいきているような人間像として捉えている。」とも書いている。「現代に美しいものが生まれにくいのは、誰も彼も己れを表現することに急だからであろう。『分は人なり』というけれども、文ばかりでなく世の中のあらゆるものは黙っていても。自分の姿しか映してはくれない。」白洲正子青山二郎に「韋駄天お正」と呼ばれていた。 物事を徹底的に突き詰めていく “白洲正子” の審美眼を、その道の多くの大家が証明している、言わずと知れた白眉なる随筆家だ。 1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。 前登志夫の名前は知っているものの、氏の短歌とまともに向き合ったこともないし、著作も読んだことがなかった。もちろん、吉野の山中に住み歌を詠み続けている著名な歌人だということは知っていた。しかし、NHK短歌で目にすることも少なく、その歌に出会う機会はあまり無かった。 「前登志夫」1926年~2008年 奈良県生まれ。歌人、詩人。本名、前 登志晃(まえとしあき) 同志社大学経済学部中退。戦後、故郷吉野を離れて詩人として出発。吉野に帰郷ののちも、民俗学・日本古典に親しむ一方で詩作を続ける。1955(昭30)年、前川佐美雄に入門し短歌に転じる。1956年、詩集『宇宙駅』出版後、 父祖以来の山村生活に定着し、自然を背景とした土俗的な歌をつくる。1964年、歌集『子午線の繭』は大きな評価を受けた。 1965年、『子午線の繭』で第9回現代歌人協会賞候補 1978年、『縄文記』で第12回迢空賞 1988年、『樹下集』で第3回詩歌文学館賞 1992年、『鳥獣蟲魚』で第4回斎藤茂吉短歌文学賞 1998年、『青童子』で第49回読売文学賞 2003年、『流轉』で第26回現代短歌大賞 2004年、『鳥總立』で第46回毎日芸術賞 2005年、全業績により、第61回日本芸術院賞文芸部門、併せて恩賜賞 それで今回の読書本をきっかけに、著作の一つをメルカリで買った。図書館にもあったが、読むのに時間がかかりそうだったので買うことにした。 代表的な歌の数々がネットにアップされてもいるが、単なる歌集ではないところに興味があった。1 非在の草庵(非在の草庵/死者と眺める ほか)/2 仙に近づく(愚かな番外/仙に近づく ほか)/3 雪にたかぶる(早春の雪の香/山人の挽歌としての花 ほか)/4 居眠り翁(山の稜線を眺めつつ/キツツキの穿った穴の下で ほか)/5 花折りのわれは旅人(ことしの花だよりは/故郷の春の風 ほか)【前 登志夫】『51選』知っておきたい古典~現代短歌! から抜粋かなしみは明るさゆゑにきたりけり一本の樹の翳らひにけり暗道くらみちのわれの歩みにまつはれる蛍ありわれはいかなる河かおお!かなかな 非在の歌よ、草むらに沈める斧も昨夜(きぞ)の反響杉山に入りきておもふ半獣のしづけさありて二十年経る 寒の水あかとき飲みてねむりけりとほき湧井の椿咲けるや銀河系そらのまほらを堕ちつづく夏の雫とわれはなりてむほのぼのとわれ気狂ふや夏草にさびしく汗は噴き出づるかな山霧のいくたび湧きてかくるらむ大山蓮華おおやまれんげ夢にひらけりほのぼのとわれ気狂ふや夏草にさびしく汗は噴き出づるかな山霧のいくたび湧きてかくるらむ大山蓮華おおやまれんげ夢にひらけり 本を読んでも最近は記憶に残っていかない。海馬が食欲を無くしてしまい、取り込もうという意識がないようだ。ちょっと情けない状態ではある。 でも、何か一つでも引っかかるものが有ればメモしておくし、読んでいる最中は面白く思っているのでそれはそれで良いかなと。
2024.02.14
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♪ ガーベラにハダニが湧いて人間の地球にしてきたこと思いおる ガーベの花に葉の裏に白い蜘蛛の巣のようなものがついている。大分前に気づいてはいたが、どうってことないと思って放置していた。 どうやら「ハダニ」らしい。ガーベラの葉の裏にくっついて栄養を吸い取り、株全体を弱らせ、最悪の場合、枯らせてしまうという。また、短期間で大量発生するので、早めの対処が大切だとのこと。 ハダニは3月~10月まで発生し、20~30℃と気温が高いのを好むという。しかし、この真冬の2月に発生するとは。ずっと部屋の中に入れぱなしなのに、まさかの害虫発生。やっぱり変な気候のせいだ。「ハダニ自体は水に弱いので、強い水流で洗い飛ばしてしまうことが効果的ですが、なるべく葉だけに水をかけるよう、気をつけてください。薬剤も効果的とか。葉が枯れていたり、葉の全体で色がおかしければ、その葉は取り除くといい」とか。 粉っぽいものが蜘蛛の巣状の上に散らばっていて、それが何だか分からなかった。 写真に撮ってそのアップの画像を見ると、小さなつぶつぶに足らしきものが有るのが分かる。 蜘蛛には見えないが、何か生きものらしい。これがハダニとは・・。「ハダニもガーベラも乾燥気味が好きなので、乾燥しすぎないように気をつけましょう。葉の裏に霧吹きで水をかけるのも効果的だが、くれぐれもやりすぎないように。 ハダニは弱っているとかかりやすいので、日によく当て、水はけ良く育て健康に保つことが最大の予防になる」とのこと。 ハダニ用の薬剤を散布した方が良いのだろうか。アブラムシ退治に木酢液の原液が良く効くが、どうだろう。アブラムシより小さいので、3倍ほどに薄めて掛けてみようか。それよりも「ベロニカX」を水に溶いてスプレーした方が早いかも。☆ ☆ ☆ 蜘蛛の仲間らしく触角があって、脚が8本(6本や7本もいる)ある。種類は違うようだが・・ ハダニの種類は約70種ほど。ハダニ類の体色には黄色、黄緑、赤、橙など様々な色のものがある。また、食物の摂取状態や季節によっても色が変わり、見た目が全く異なることがある。例えばナミハダニは夏型の雌では黄緑色の体に大きな黒斑を1対持つが、休眠期の雌は全体に澄んだ橙黄色になる。 成虫で体長が0.5mm程度と小さく、主に葉裏に寄生する。卵→幼虫→成虫と不完全変態し、高温乾燥時を好むため、梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になる。逆に水に弱いので、夕立などがあると生息密度が下がる。卵や成虫の状態で越冬する。 雌と雄がいるが、雌は交尾しなくても産卵することができる。この場合はすべて雄が生まれ、交尾するとすべて雌が生まれる。そのため、雌が一匹いればどんどん増えていく。 また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出す。ハダニは一つの場所での寄生数が多くなり過ぎると、自分の糸を風にのせて移動する。放っておけばこうなるわけだ。 ハダニは新たな葉に留まると、まず糸を引いて葉の面に膜になるように糸を引き、それが終わって初めて摂食や産卵を始める。それには数時間を要する。巣が完成すると、ダニはその後の生活を全て巣の中で過ごす。のみならず少しずつ補強増強してその中で子孫を増やす。 薬剤散布はハダニの抵抗性を増し、天敵を奪うことでむしろハダニの増殖を促す場合がある。そのために専用の殺ダニ剤が開発されているが、発育期間が短くて繁殖力が強い為、繰り返し散布する必要があり、やはり薬剤抵抗が問題になる。現在では害虫として問題になるのはそのような抵抗性を発達させた少数種に限られている。☆ ☆ ☆ いやはや、自然界には大小の無数の生物が暮らしていて、人間に都合が悪ければ害獣や害虫となる。それぞれが生存競争でしのぎを削り、生き残りのための戦略や仕組みを持っている。人間はその仕組みを転用したり逆用したりして、植物の生産性を上げるべく努力をしている。 単に農薬で殺すという方法には限界もあるし、逆効果になる場合もある。地球って何と複雑で怪奇な生物のいる世界だこと。その上に魑魅魍魎までも暗躍し、人間の顔をした似非善人なども顔を出す。ハダニも人間もやっていることは同じようなものじゃないのか。 昨日、NHK BSで「スノーデン」の映画を観た。これまた人間の闇の世界が複雑に、ますます高度になっている様を見せつけられて、気が滅入るばかり。本当のことなど知って幻滅するぐらいなら、知らない方がいいと思い知る。
2024.02.13
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♪ 前線の地上に生れ北上の時早まるを桜(はな)哀しむや もうじき春だという暖かい日が続くこの時期になって、敷布団が新しい分厚いものになった。もともとお客用と予備兼用のものとして買ってあったもの。かなり分厚く10cmほどあって、ふかふかで暖かく気持ちがいい。まるで殿様気分。 老い先を考えれば、せっかくあるのに使わないのはもったいないということになり、思い出したように使いだしたというわけ。 今朝は、7時ごろになってアランが潜り込んできた。その前は布団の上に乗ってきたが中には入らなかったのに、今朝は少し寒かったらしい。確かめてみると、確かに6時過ぎに2.9℃と冷えたようだ。寒がりの猫の行動を見ていると、気温の変化がよく分かる。 我が生息地、(東経136°、 北緯 34°)の 日の出が、6:44 なので、まさに日の出直前が一番寒い。因に、日没は、17:37 となっている。 我が家は中電のガスセットに加入していて、「カテエネ」使用料金と詳しい使用状況がネットで観られるようになっている。暖かかったからか、今月分は両方で1万円かかっていない。 老人二人所帯の一戸建て、同程度の人と比べてどうかというのがあって、100世帯中、電気が14位、ガスが12位となっている。 出来るだけ無駄は無くすようにしているが、特別我慢している感じはない。国民年金生活なので優雅な生活はできないものの、自然に近い方がいいと思っているので、こんな程度で済んでいるのだろう。 中古住宅とは言っても4LDKの、関西間なので普通よりも広い。リビングは10畳もあるが、エアコンは余程暑い時にしか点けないし、夜は止めてしまう。冬は炬燵だけで十分。キッチンで朝だけ石油ストーブを焚くものの、部屋の温度が14℃ぐらいになると消してしまう。 夏でも冬でも、一日中エアコンを点けていなければならないという人も多いようだが、気の毒でならない。よほど住環境が良くないのだろう。 クーラがそもそも嫌いだし、暖房もあまり好きじゃない。寒けりゃ下着を重ね着すればかなり暖かいし、裏起毛の厚いズボンを穿けば、炬燵のスイッチを時どき切るくらい暖かい。 薄着でウォーキングをしているお陰で風邪も引かないし、夏はしっかり汗をかくので体温調整もできている。しかし今後、夏の気温がもっと上がって期間も長くなるとなれば、クーラー代は増えていくだろう。 年を取ってウォーキングも出来なくなり、家に籠るような状況になると話も変わってくる。いろんな経費が膨らんでいくのだろう。
2024.02.12
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♪ 緯度、経度、猫も野鳥もご近所もみんなおんなじソウル・フレンド 昨日の夜、私があんまりにも機嫌が悪いのを見てとって、悪いことをしたことにようやく気付いたか、カミさんがピールにしたものを、「食べる? 食べないのならジャムにするわ」といってきた。当然だ。 それで、本来の柚子ジャムに作り替えるべく何度かキッチンとリビングを往復しながら出来上がったものが置いてあった。果たしてこれがどうなのか食べてみないと分からない。 自分があまりジャムが好きでないカミさんだ、普通のジャムとはちょっと違う、柚子ジャムを美味しいと思うかどうか。そういえば、柑橘系がダメだった。多分口にすることはないのだろう。 ここまでやったのだから、こっちも機嫌を直さないと。 一つ味見してみると、柚子独特の風味が口の中に広がる。そのままだと苦みがちょっと気になる感じだが・・。いざ、食パンへ。 美味~い。ほんの少しの苦みが絶妙に深みを出しているし、甘さも、控えてあるのでちょうどいい。当分楽しめる。明日からが楽しみになった。今朝は牛乳に黄粉は入れなかった。 「グラハム食パン」のサクサク感と甘みの少ないパンによく合う。市販のジャムを買ってまで食べることはないが、これなら申し分ない。☆ ☆ ☆ スズメはもちろん、メジロも相変わらずやって来る。山雀も鵯も来ている。毎日餌がもらえるんだから天国だ。人がそばに居ても、用心深いスズメさえも平気だ。 メジロとスズメ。窓越しに、別々の日に撮った。 内装工事の大工さんが、10時と3時の休憩をする。10時過ぎにやって来て、平気で餌を啄んでいる。山雀がハゼの実か何か、足で押さえてつっついている。メジロが何かを啄んでいる。ミカン以外の実を食べているのを初めて見た。スズメがみかんを啄んでいることもある。 野鳥の餌にハゼの実も混ぜているが、きれいさっぱり無くなっている。山雀が知らない間に来ている証拠だ。 いつもは少しぐらいは残っているものだ。ミカンだって実の痕跡もない、まったくの皮だけになっている。これは多分、ヒヨドリの仕業。しかしまあ、こんなにきれいさっぱりしていることは珍しい。10日の夕方 ここまできれいに食べてくれると、餌のやりがいが有るというもの。 今日は日曜日なので工事の人も車もやって来ない。なのに小鳥はスズメが1羽来ただけ。彼らも日曜日なのか? 静かなものだ。 いつも時間はバラバラで、日中のどこかのタイミングでやって来る。なので、じっくり観察などしていられない。気づいたらエサが無くなっているという有様で、たまたまPCの前にいる時に気づいて写真を撮るくらいなもの。 まだ2月、日中は暖かいものの朝は日が射してくるまでは寒い。アランが毎朝こんな状態なので、そのタイミングも逃し気味になる。この日は11時過ぎまで・・。 グーグルマップで緯度と経度が調べられます。 方法は簡単で、マップ上で調べたい場所で右クリックすると、一番上に緯度、経度の順に数字が表示されます。その数字を左クリックしてコピーし、検索窓にペーストすると、こういう風に表示されます。 例えば、国会議事堂の位置は、「35°40'33.0"N 139°44'40.8"E」と分かります。北緯35度、東経139度ということですね。
2024.02.11
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♪ 立春の次は雨水やコマ落とし乱れ季節の須臾に過ぎゆく 柚子を頂いたので、ゆず風呂も考えたが、ゆずジャム(マーマレード)を作ろうと思った。カミさんが柚子のピールというのもあって、売ってるというのでそれも作ってみるかと・・。 カミさんが卓球の練習に言っている間に、ネットで作り方を観て早々に作ってみた。小さので夏ミカンの皮とは何かと勝手が違う。 半分に切り汁を絞って、種と中袋を取り出し、細かく細きりにして・・。種は粘り気が出るので一緒に煮込むといいとか。皮は3度茹でこぼししてアクと苦みを抜いた。 白砂糖がなく、サトウキビの茶色い砂糖を使ったので色がきたない。 どの程度煮詰めればいいのかが分からない。汁気の加減も分からず途中で水を足したりして・・。まあ適当に、こんなもんで良いかと判断して鍋のまま冷ましておくことに。けっこう時間がかかった。 ピールの方は量が少なくしたので、これまた加減が分からない。それもまあ愛嬌だが、煮詰めて汁気が無くなるまでやっていたら砂糖が焦げそうになって慌てて火を止めた。 鍋から出して、キッチンペーパーの上に並べて冷ます。用事があってそのままにして出かけた。 1時間ほどして戻ってきたら、鍋に入れて冷ましておいたジャムが器に入れてある。「ピールの作りかけだと思って、火にか掛けて水気を取ってやった。」一つ二つつまんで、「おいしいよぉ。」とか言っている。「これはジャムなんだよ~! 何で、勝手にそんなことするんだ!!」と、腹が立った。 自分はピールなんかよりも「柚子のジャム」が目的だった。翌朝、「山食コウノトリの未来」のカリッとした食パンに、このちょっと苦みのあるジャムを乗せて食べようと、楽しみにしていたのに・・・。何と理不尽なこと。 いつもの様にこっちはかなり怒っているのに、一切謝りもしない。相手の心に何が有るのかなんて想像すらしない。自分が良いと思ってやったことは「すべて善である」と思い込んでいる。今までも散々繰り返されてきたことだ。 ピールの方はグラニュー糖を振りかけて完成させた。が、幾つか食べてみて少し苦みがあって、食べられないことはないが旨いとは言いがたい。失敗したようだ。もともと自分の目的外でもあったので捨ててしまった。◆ ◆ ◆ こんな時は、富士山でもぼーっと眺めているのが一番だ。朝霧高原辺りに別荘があったらなぁと思う。河口湖からの眺め いっそのこと猫にでも化けて、日がな居眠りでもしていたい。 きさらぎ10日だというのに、それにつけても暖かい。14日(水)、15日(木)は桜が咲くころの気温になるらしい。 早々と「春だなぁ」なんて言ってていいの?場合によっては20℃になるところもあるかもしれない。 この分だと、4月には連日、夏日になるのかも・・。地震対策よりも暑さ対策の方が先決になる。 でも、寒さと違って暑さは対策のしようがない。人はー40℃には慣れることが出来るが、+40℃には耐えられない。
2024.02.10
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♪ 余寒さえ死語になりゆく梅の花星の惑えど咲くを忘るな 市役所の向かい側の緑地帯にある白梅が満開だ。天気も安定してきていよいよ春がすぐ隣で待ち構えているのが実感できる。 これで吹きっ曝しの佐布里池の梅も、蕾を縛っていた緊張を一斉に解いて、土曜日からの梅まつりには全身で春を謳歌することでしょう。風もなく穏やかな日は、梅林に梅の香がそこはかとなく漂って、脳奥をくすぐってくれる。拡大 人が多いことで安心する人間という生き物は、平日の方がゆっくりできるのにどうしても人ごみを選んで行動する習性がある。土日にしか動けない人はしょうがないが、平日の方がいい。 桜と違って、人にまみれた梅の花は情緒も無ければ雅やかさもない。「探梅」という言葉があるように、人知れずひっそりと咲いている梅にこそその真髄がる。 全国対象に「高温に関する早期天候情報」が発表され、2月14日頃~「かなりの高温」に。3月に入っても気温が高いことから、桜の開花が早まるだろうとのこと。 春を待ちわびるという、遠足の前の晩のように一番ウキウキする季節が、失われていくのは何だか大きな損をしているような気がする。◆ ◆ ◆ 梅は、万葉集では萩に次いで多く、119首に詠まれているとか。◆「久方乃 月夜乎清美 梅花 心開而 吾念有公」 紀小鹿女郎(きのをしかのいらつめ) 書き下し文 久方の月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君 釈義 月がきれいなので梅の花が開くように、心を開いてあなた様のことをお慕いします。◆「余能奈可波 古飛斯宜志恵夜 加久之阿良婆 烏梅能波奈尓母 奈良麻之勿能怨」 豊後守大伴大夫(ぶんごのかみおおとものたいふ) 書き下し文 世の中は恋繁しゑやかくしあらば梅の花にもならましものを 釈義 世の中では恋の悩みが絶えないようです。そんなに苦しむのなら、梅の花にでもなれればいいのに。 今朝の富士山。 晴れたり曇ったりで、上空はまだまだ冬の呪縛から逃れられない。まだ2月の上旬なのだから、それでいい。この節操のない地球において、でんと構えて馬耳東風の面構えで威厳をもって鎮座していてほしい。
2024.02.09
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♪ 思索などする暇もなく変わりゆく景色にこころをあずけて歩く 久しぶりに旧堤防を通るコースをウォーキング。朝倉から南に日長まで行き。遠回りして帰って来た。 先ずは、スタート地点の市役所裏の水路脇を進む。川鵜が朝食の潜水捕食を終え、のんびりと羽を乾かしている。この格好はいつ見ても可笑しくて、ほほ笑ましくて好きだ。 旧堤防は埋め立て地にある西知多産業道路が並行している。 延長して中部空港とへ直結するための道路建設計画があり、それに基づいて現在、そのための工事用の道路を作っている。拡大 それで、鉄塔の下でなにやらやっているのが目に入った。どうやら送電線の付け替え工事らしい。よくよく見ると、鉄塔の位置を移動してありその電線を張替えているようだ。以前から、ここにジャンクションが出来るとなるとなると、名鉄の線路の上を通ることになるので、この高圧線はどうなるのかと思っていた。拡大 産業道路をまたぐ歩道橋がある辺り。この南側の鉄塔の位置が産業道路側に数メートル移動しているようだ。 陸橋の上から北側と南側を眺めてみる。なるほど、2カ所の円筒の鉄塔が鉄骨を組んだものに代わっている。 常滑セントレア空港へ唯一の鉄道である名鉄電車を越えて、南に向かう道路が新たに作られる。西知多道路(一般国道247号)は、国際拠点空港の中部国際空港と伊勢湾岸自動車道を直結するとともに、名古屋高速道路を経由してリニア中央新幹線の名古屋駅とを結び、知多半島道路と一体となってダブルネットワークを形成する国土強靱化に資する大変重要な道路と位置付けられている。 産業道路が通っているのは堤防道路の西側は埋め立て地で、地震による液状化などの心配は無いのだろうか。 一旦、バイパス的に送電線を横へ移動しておいて、鉄塔を解体して新たな鉄塔を立て、その送電線の付け替え工事の最中だったようだ。 一旦下した送電線が、旧堤防のそばを通っている。 朝倉インターの南にジャンクションが出来、常滑の空港につながる知多半島中央自動車道(有料道路)からのバイパス(知多横断道路)に直結する有料道路ができる予定。先ずは、この長浦ジャンクションから日長までの1.6㎞の工事が行われる。その工事のために高圧線の鉄塔の移動とは、これまた面倒なことだ。拡大 有料道路になるため、料金所を作る必要があり、名鉄の線路を跨いだ向こう側の竹やぶの中に出来る。人家もなく用地買収も簡単だろうし、竹やぶの造成工事は楽なもの。何の障害もないだろう。拡大 ただこの先はどこを通るのか、アバウトなものが示されている。地権者は喜んだり戸惑ったりいろいろだろう。グーグルアースで、ジャンクション予定地から南を望む(拡大) 2027年にリニアが開業するために合わせた計画で、実際にはリニアの開通は遅れる見通しだし、諸物価高騰し人手不足も深刻な状況。いつ完成するかはかなり流動的なんじゃないか。 西知多道路は、4車線から6車線に拡幅、東海JCTに伊勢湾岸自動車道と直結するランプを新設している。通勤ラッシュ時はかなりの混雑で、これによって解消されるだろが、これからの人口減や少子化のことを考えると、20年後は果たしてどうなるのか。 リニアを作るのは来るべき南海トラフ大地震に備えてのものだと、中電の社長は言っている。が、そんなものが来れば埋め立て地にある道路など液状化や津波でどうなるか分からない。知多半島の中央を走っている有料道路の方を拡張・整備した方が良いんじゃないかと思うが、少しでも近い方がいいということなのだろうか。
2024.02.08
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♪ 吾にして自己肯定の下手なれば賞を得たとて喜べずなり 今頃になってNHK全国短歌・俳句大会内定通知が届いた。今までは12月の上旬に届いていたのに、ずいぶん遅い。今回は入選しなかったのかと、ちょっと残念に思っていた。 15,038首の中から3,370首が入選となっている。歌会始と比べるとずいぶん間口が広い。そりゃそうだ、NHK学園の生徒募集のためにも、多い方が良いに決まっている。選者10人それぞれが自由題・題詠を特選2首+1首、秀作18首+7首、佳作40首+15首と、大盤振る舞い。それで平入選なんて価値があるとも思えなくなってくる。 入選内定確認書(自作・本人による投稿か、未発表で二重投稿は無いか、名前その他に誤りはないか)のチェック項目に問題が無ければOK。今年もどうせ平入選に決まっているので、3月30日(土)のNHKホールでの大会は欠席にしてある。 例によって、入選証・トロフィー申込書と、入選記念品の注文書が振込用紙と共に同封されている。皆さんこういうものを注文するのだろうか。人によっては10首、20首と応募に力が入っているようなので、入選した暁にはこういうものが欲しいのかもしれない。 拡大します。 私は自由詠2首+題詠1首のセットを1組(3,300円)だけと決めている。私は、ブログのために1年間で最低でも365首+α 詠んでいるので、アップせずにそのつもりで作歌していれば、たくさん応募できないことはない。でも金が掛かる(3首1セット:3,200円)し、そこまでして入選させたいとも思わない。「『秀作』『佳作』の内定作品確認書は送っていない。3月30日発行の「入選作品集」掲載をもって正式な発表となる。それまでは公表しないように」とのこと。 でも特選一席に選ばれた人には電話連絡があるのだろう。当日は舞台の雛壇に、選者10名とその特選一席の作者が一緒に座っての発表大会だ。2月16日が確認書訂正締め切り日ではあるが、今この段階で連絡が無ければ、平入選ということだろう。◆ ◆ ◆ 確かに応募作品を読み返してみると、結句に問題があることがわかる。応募した歌はまあまあの出来だと思ったが、後から見るとその欠点がよく分かるから不思議だ。絶対に入選させるという意気込みが足りないのも私の欠点だ。 特選に選ばれる人は大方どこかの結社に入っていて研鑽を積んでいるし、選者とも面識が有る。仲間同士で批評し合って、修正されてクオリティーを高めたものを応募しているようだ。 本当に賞が取りたければ矢張り、結社に入って研鑽を積むか、NHK短歌講座を受講してそのためのテクニックを手に入れる必要があるのだろう。 入選すれば立派な作品集が送られてくる。これだけで十分だ。すでに6冊もある。昨年のもの 結社に入って仲間が入選すれば、一緒に行って大会観覧し選者と歓談し、東京見物としゃれ込むのだろう。それはそれで良いことだろう。私が昨年から入っている地元の短歌研究会のメンバーは、「かりん」の例会やイベントに東京まで出かけて羽を広げていたと聞く。 全国に歌の仲間がいて交流している人も多いのでしょう。文藝のもたらす交流も、スポーツと同じようになかなかいいものでしょうね。
2024.02.07
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♪ 暫時なる男やもめのひと時を正体不明のパスタに遊ぶ 大好きなペペロンチーノ。ことあるごとに自分のためだけに作る。辛いものが苦手なカミさんは作ってくれないので、必然的に彼女がいない時に作ることになる。 その都度、有り合わせの具材を使って聞いたこともないような、オリジナルなものになる。それがまた意外性があって面白いので、楽しんで作っている。麺は1.6mmの細麺、100gほどがちょうどいい。「土筆のペペロンチーノ」 これは、こ時期になると2-3回は作る、わが唯一の定番。茎の独特の歯応えと、穂の苦みが効いてなかなかいい。ずいぶん前、ブロ友だった漫画家・ひぐらしカンナさんが作って、美味しかったと書いていたのを見て真似し、それ以来病みつきになった。 土筆が出るころになると、わくわくソワソワしてしまう。「レトルトカレーのペペロンチーノ」 具材が何もなく、有り合わせのものといったらこれしかなかった。それで、カレースパゲティーが有るんだからペペロンチーノ風にアレンジできるだろうと思った。一度試して失敗し、ストックがまだあったので、別の日に改めて作り直した。これがとても上手く行った。レトルトもアリだと分かったが、カレーだから良かったので他のものでは無理かもしれない。「鴨の燻製のペペロンチーノ」 これも初めてのもの。ネットで購入した鴨の燻製が6個セットで、まだ残っていたので使ってみた。細かく切って具材にし、トッピングにも使って。鴨肉の独特の風味が効いて、旨くないわけがない。しかし、こういう食品は添加物が多く、あまり使いたくない。中国製となればなおさらだ。買ってから分かったことで、もう2度と買わない。「キムチのペロンチーノ」 そして昨日、とうとうこんな食材にも手を出した。その名も珍奇なキムチのペロンチーノ。ブナシメジを多めに入れて、キムチと一緒にソテーしてある。これが思いのほか旨かった。ちょっと量が多いかと思ったが、食べるごとに旨さが増していって、ペロッと平らげてしまった。目分量だったので多めになり、100g以上あったのだろう。 キムチにはニンニクも唐辛子も入っている。オリーブオイルでソテーすれば文字通り、アーリオ(ニンニク)・オーリオ(オリーブオイル)・ペペロンチーノ(トウガラシ)になるわけだ。 たっぷりのオリーブオイルで、アヒージョみたいに強火で過熱し、茹でた麺と絡めれば出来上がりだ。♪ 我流ゆえ許されるべし独創なる正体不明のピリ辛パスタ◆ ◆ ◆ カミさんは月に一度、前の職場の仲間と食事会に行く。その時が自分の好きなペロンチーノを作るチャンスのわけだ。一緒に行く仲間に、「旦那はどうしているの」と聞かれ、「いつもペペロンチーノを作っている」と言うので呆れられているらしい。 月に一回、好きなペペロンチーノが食べられるんだから、私としては大歓迎なのだ。 外食に出るのも面倒だし、創作が趣味の私にしてみれば料理も創作の内。ましてや好物を好みの通りに作れるチャンスがあるのだから、やらないという選択肢はない。 昨日は、卓球の試合で居なかった。 名古屋市瑞穂区に好みのパスタ専門店があった。たっぷりのオリーブオイルに、たっぷりの唐辛子が泳ぐように入っている。麺をすするとトウガラシの辛味でむせるくらいのもの。小さな店で、気に入っていたが今はもうない。 たまに外食でペペロンチーノを食べてみるが、ほとんど満足することがない。
2024.02.06
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♪ 真冬でも蝉が鳴いてるわが家の主の耳の奥の喧騒 今日は一日中雨で、雪が降るかも知れないという。ほとんど気温が上がらないとても寒い一日だ。午後から関東で大雪のおそれがあって、東京23区でも10cm以上の積雪が予想されている。 石川・能登地方は雨や雪で真冬の寒さ。復興がなかなか進まず、悲惨な生活を余儀なくされている。倒壊した家屋にも手が付けられていない地区も多いし、断水のままのところも。孤立していたり、避難できない人も少なくない。 辛く厳しい毎日。気まぐれな天気に蹂躙されるごとく、ただただ災害の多い国に生きていることを再認識するばかりの日々。★ 様々な問題を抱える大阪万博は延期した方が良いに決まっている。パビリオンの建設が「資材不足・資材価格高騰や人手不足」でままならないなかで、それを無理やりやろうとすれば能登の被災地復興が後回しになるのは目に見えている。 高市早苗・経済安全保障担当相が、「資材不足・資材価格高騰や人手不足」を懸念して万博を延期して復興に注力すべきだと岸田総理に言ったとかどうとか。やっている風パフォーマンスにしか聞こえないのが、この人のこの人らしいところ。 万博を巡っては、自見英子・万博相が地震を受けた対応について「延期や中止の議論はない」と、ご都合主義の自己詭弁。1850億円を上限とする会場建設費は資材高などの影響で上振れる懸念が出ている。「建設費の精査をしており、(増額するかどうか)現時点では申し上げられない」と白を切る。 日本国際博覧会協会会長・十倉雅和経団連会長も、地震に伴う延期を否定している。自民党と癒着している立場で異論を出せるはずもなく、すべて国が言う事に口裏を合わせるばかり。 大企業さえ儲かればいいという政財界のトップに、地方の復興なんて頭のかたすみにも無い。 斎藤・健経済産業相も「万博関連の資材調達で能登の復興に具体的に支障が生じるとの情報はない」。「万博の開会を遅らせる必要があるとは認識していない」と根拠のない持論を展開している。 誰も本気で向き合おうとせず、あなた任せの無責任体質そのもの。 大した効果も期待できない上に、経費を湯水のごとく注ぎ込んで、たった半年のお祭りの方が、国民の命や生活より格が上だとばかり。見栄岳、意地岳、お金岳、猿のお山に鎮座してふんぞり返るお歴々。 国民の大多数は大阪万博にまったく期待していない。先進国は付き合いで、後進国は隣の芝生的発想で、参加の意思を表明しているに過ぎないのだろう。★ 国会は裏金問題に埋没し、保身スパイラルに吸い込まれてそれどころではない。オーバーヒートでエンストしたおんぼろ車状態だ。野党は今国会を「自己宣伝の好機」とばかりに意気込んで、内心嬉しくてしょうがないんじゃないか。情けないったらありゃしない。 自分に出来ることなんかないに等しい。こんな日は炬燵で本でも読んで過ごすのが一番だ。「蟹のよこばい」って、案外まっとうなんじゃないかと思う今日この頃。
2024.02.05
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♪ 朝毎の命の糧のこだわりの飽きずに堪えるパンの確かさ 朝食にたんぱく質を摂った方が良いということで、最近はトーストにライスチーズを乗せて食べている。それと牛乳をマグカップで、黄粉小さじ山盛り1杯を入れて飲んでいる。おかげで体重が増え、コンスタントに59キロ台を保つようになった。 この毎朝食べる食パンには、かなりこだわりがある。ふわふわで甘みがあるようなものはダメで、サクサクッと噛み応えのあって、甘くないものを選んでいる。どれも生協で注文するものばかり。 22年12月20日のブログに詳しく書いたので、ここでは省くが「絶滅したコウノトリを再び大空へ」を目標に、農薬を減らした栽培で豊かな生態系をめざす「コウノトリ育むお米」と小麦粉をブレンドしたこだわりの食パンだ。 ロースト粗挽き全粒粉と細挽きの全粒粉の2種類を組み合わせ、こちらも国産小麦粉に約20%配合した食パンだ。食品添加物は使わず、手仕事の良さを尊重した合理化しすぎない製造ライン、コープ自然派直営のパン工房「コープブレッドファーム」で作られている。●粉:国産小麦・米粉 ※全粒粉は粉比で約20%配合。●砂糖:自然派Style種子島洗糖●有機オリーブオイル●塩:メキシコの天日塩を平釜でゆっくり炊き上げ、国産にがりを加えた塩「海はいのち」●生イーストこちらはなんと、知多市知多市北浜町にある「株式会社ブレナ」で作られている パン・ド・ミは、フランスパンをイギリス食パンの形に焼いたもの。北海道産の小麦粉100%使用(長期の輸送の必要がないため、ポストハーベストの心配がない)。卵・乳製品・油脂を使っていないので、離乳食やアレルギーのある子も安心して食べられる。●国産小麦粉、●砂糖、●パン酵母、●食塩、●米粉調整品(米粉、米麹、酵母、アセロラ粉末) 「アイチョイス」が扱っているこれら「自然派Style®」は、5つのこだわりを持って作られている。① 食の基盤となる日本の農業を守るためにも、国産原材料の使用をこだわります。② 食品添加物に頼らない商品づくりを追求します。③ 伝統を守り、素材を活かす手間ひまをかけた製法を大切にします。④ 「非遺伝子組み換え」の原料にこだわります。⑤ この4つを守りながら、毎日利用しやすい価格を実現します。 幸いなことに、食パンの好みが夫婦でまったく同じ。たまに違うのを買ったりすると、二人で「やっぱりこっちがいいねぇ」と頷き合っている。パンの砂糖の添加量が、トースターでの焼け具合ですぐわかる。好みのパンは焼くのに多少時間がかかるが、たまに違うものを買って来たりするとまっ黒に焦がしてしまう。 以前、パンプームで出来た店の食パンを買って見たことがある。甘くてふわふわで噛み応えがなく、まるで菓子パンみたいだった。一度食べただけで懲りた。半分を息子の嫁さんに上げてしまった。しかし、後から彼女も我々と同じ好みだと知って、悪いことをしたなぁと思いつつ、嬉しくなった。 ブームになると人々はこぞって買いに行くが、こんな菓子パンのような高級食パン(1斤800円~1000円)が今でも売れているのだろうか。 width="300"> width="300">
2024.02.04
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♪ 亡くなりしこと知らされて振り返る一年前のあの時の顔 初期のジェットコースターのような天気が続く。日中の温度差はもちろんのこと、月間中の気温の変化が多い。暖かい日があると思えば翌日は寒かったり、その翌日は3月の陽気だったり。天気予報を見ないで着るものが同じ人も多いようで、あたふたしている様子がみてとれる。 昨日のウォーキングもけっこう寒かった。寒い日を選んで歩いているわけじゃないが、偶然にもそういう日に歩くことが多い。来週の土曜日から「梅まつり」の佐布里池は人影も少なく、一部の紅梅以外はまだチラホラというところ。 風がとても冷たい。こんな日にここに来る人は、定番の散歩コースになっている人か、私みたいに大勢の人でごった返している時にわざわざ来ることもないと思っている、気の早い観梅の人ぐらいだろう。 ここへ来る前に、年賀状が来なかった知人の様子を見に家に立ち寄り、奥さんが亡くなったことを聞いて吃驚。誰にも知らせず、身内だけで葬儀を済ませたとか。昨年の5月のことらしい。彼は絵描きで、お絵かき教室を開いている。この日はその教室がある日だった。 教室の生徒や親にも伝えていないという。教室を続けることは奥さんとの約束だったらしい。聡明な奥さんは夫の性格がよく分かっている。「教室は絶対に止めてはダメ」と言っていたのだろう。葬儀の時も、3日ほど(都合がってと)休みを取っただけだったらしい。 6つ年上の奥さんには、物理的のみなら精神的にも助けられていて、奥さんが、「この人は、私のことをお母さんだと思っているのよ」と知人に話していたくらい。仲のいい夫婦で、喪失感は並大抵のものではないだろう。男は奥さんに先立たれると、ダメになってしまう人が多い。教室があることで救われているのは確か。 生徒がもうじき来るというので玄関での立ち話しかできず、詳しいことは聞くことができなかった。 帰る道筋に奥さんと仲の良かった夫人(文具店を営んでいる)が住んでいるので、詳しいことが分かるんじゃないかと思い立ち寄ってみた。★ 一番古い友人で、英語の塾もやっていた奥さん、お絵かき教室のご主人にも、子どもが1歳の時からお世話になっていたとか。それで葬儀には所帯を持っている子どもたちも駆けつけたらしい。それで、亡くなるまでの経緯を詳しく聞くことができた。亡くなる1年ほど前に病気が発覚し、最後の3カ月ほど入院していて、メールのやりとりが止まったことから状況を察したとのこと。女性のガンということだった。 知的で合理的で頭の回転のいい人といい、伊豆の風光明媚なところにあの有名人たちのように、優雅に生活するのが相応しい女性だったと。辻邦夫全集などが家にあった。 女性同士の関係は男の立ち入れるものでもなく、夫の側からは親密な関係の細かいところまでは計り知れないことを、女性側の立場でいろいろ話してくれる。 我が家にもホームギャラリーの折に一緒に来て、作品を買ってくれたこと。茶房じゅんでの作品展で彼女が買った白紙のノートをプレゼントされ、手作りした子供服の絵を描いたのを見せて呉れたことなどなど。つぎつぎと休むことなく話題が上がって来る。 女性特有の話好きでか、あっちこっちに話が飛ぶ。私も話ができるのが嬉しくて、そんな話題をしかと受け止めながら、1万4千歩ほど歩いてきて立ちっぱなしの長話。 そんなに長居するつもりはなかったが、「じゃあこの辺で」と切り上げて店を出て、時計を見るとなんと! 1時間が経っていた。 今日は節分、明日は立春だ。この日から立夏の前日までが春。春という言葉がいよいよ身近に感じられる。「春」という字は、艸(草)と屯(草の芽)と日の会意。草の芽が春の暖かい日に当たって芽を出しかけて地下にかがまっているという姿を表している。 2月は逃げる。春が目の前に迫ってきて、気持ちが3月へと引っ張られていくので、あっという間に過ぎ去っていく。うるう年で1日多いが、そんなことは何の効果もない。 オリンピックがあって、米大統領選挙があるのとセットになっているところが面白いくらいだ。全国の週間天気
2024.02.03
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♪ 天空に黒き花びら舞うごとく樹々の放せしカラスあまたに きのうの夕方4時半ごろ、幼児があって車で通りかかったところで、おびただしいカラスの群れに出くわした。そういえば以前からカラスが塒にしている場所の近くだった。おびただしい数のカラス。ウォーキングで時どき見かけるカラスもこの中にいるのだろうか。 塒に集まる時刻で、車がきて人が降りたのを見て木に止っていたものたちも一斉に空に舞い上がったようだ。古見御嶽神社のあたりで、直線距離にして150~160mほど先だ。 塒は変わることがあるが、この場所はずっと変わらないままのようだ。佐布里池の南の森も塒になっていたが、ここも安全地帯なので変わらずに塒にしているはず。そう思うと、知多市内には夥しいカラスが生息していることになる。 中部地区はハシボソもハシブトも居る。カラスを見かけるとつい嘴を見て確認したくなる。絵本や漫画などに出てくるのはハシブトが多い。その特徴のある嘴を描きさえすれば、すぐにカラスと分かるぐらいだから当然と言えば当然だ。 鳴き声もハシブトの方がおおらかでカラスらしいが、ハシボソの声は濁って野太く喧しいので、嫌われるのはこっちの方だ。 飛びあがったカラスも順々に木に止り、空を舞っているものは少なくなってきた。面白い写真は撮れそうにないので切り上げた。 白鷺や川鵜がコロニーを作って、樹々の上が糞で真っ白になり、景観や植物に害をおよぼしたりする。ムクドリは市街地や人家のあるところに集まるので糞と鳴き声が公害が問題になったりする。 しかし、カラスのそれはあまり聞かない。黒い姿が不快なのは確かだが、ゴミさえ漁ったりしなければ頭も良いし、憎めない奴なのだ。人を避けてアスファルトの上を急いで歩くときなど、チョコンチョコンと変則スキップするようだ。その恰好はちょっとオカシイ。 でももし、カラスに好かれて、たくさんのカラスが寄って来たりしたら、ちょっと怯むかもしれない。ハシブトカラスが紙の上に実はこれ、紙に描いたカラスなんです。 紙をぐるっと回せば・・ARIAさんの鉛筆画
2024.02.02
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♪ 野鳥らの個性きらめくエサ台のめまぐるしくて立春まぢか ようやくヒヨドリの姿をキャッチできた。来ているらしいことは分かっていたが、ミカンを啄んでいるところは見ていない。 ミカンを半分ずつ2段に分けて置いてある。その下の方をメジロが食べる。箱の影になるので安心らしく、上の方へはあまり行かない。下を食べ尽くすと、上のやつを下に置き替えてやる。 体が大きいいヒヨドリは、上段の方のが都合がいいようだ。いつの間にか取り付いて啄んでいたので、慌ててスナップショット。一応は左右を警戒してはいるものの、その場を離れる素振りもない。5分ほど一心に啄んでいた。 デカいので力も強い。下手をすると皮まで食いちぎってしまうぐらいの大喰らいだ。細いピンに刺してあったミカンが抜けてしまっていた。 このままだと、突っついている内に下に落ちてしまう。それでピンに戻してやった。すると、近くにメジロが待機していたようで、さっそくやって来た。 えっ! 山雀(ヤマガラ)。 もう来ないかと思っていたが、ちゃんと覚えていて来てるんだ。嬉しいねぇ。 野鳥の餌の中にヒマワリの種も入っている。それが無くなっているようなので、何かが来ているとは思っていたが、やっぱりそうか。 再び写真を撮ろうと窓の外を見ると、四十雀(シジュウカラ)の姿。 おおっ!と思っているところへ、山雀がサッときて四十雀を追いかけている。エサ場で餌の奪い合いか。 山雀と四十雀は同族というか仲間のはずだが・・・。 その後、またヒヨドリがやって来た。今朝はスズメがまだ来ていない。早朝から来るときもあれば日中にも来るし、夕方にも来る。食欲旺盛な上に、数羽が集ってくるのであっという間になくなってしまう。 今まで来ていた鳥さんがみんなやって来るようになったなんて、「2月初日は野鳥記念日」としよう。
2024.02.01
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