Ｂ級映画ジャケット美術館

​ 2331 　ゾンビ・レックス／ジュラシック・デッド

※ ジャケット（オモテ面） ​

【　スタッフ　】 ​
監　　督　　ミルコ・デイヴィス
　　　　　　トーマス・トウィック
脚　　本　　ミルコ・デイヴィス
　　　　　　ミシェル・パッチート
​ 【　キャスト　】
​ スティック…ルーセン・オーミーン・ペリー（嵜本正和）
ロクサンヌ…ニコール・ゲーク（阿部彬名）
セイディ……ミア・クロースターマン（杉山里穂）
スパイヴィ…シェイル・ル・ページ（松川央樹）
デューク……アンディ・ハマン（菊池通武）
ガンナー……ベン・ジョンソン（井出翔大）
キャメロン…アダム・シンガー（三苫紘平）
クチラ………ラケル・ペニングトン（荒井朝葉）
ボーグ………クーパー・エリオット（山下　章）


​※ジャケット（ウラ面）

​ ​【　仕　　様　】
​ 型　　番　　 BWD-02977R
製作年度　　 2017 年度
製 作 国　　アメリカ
原　　題　　 Z/REX:Jurassic Dead
発　　売　　株式会社ブロードウェイ
販 売 元　　株式会社ブロードウェイ
提　　供　　 ----
価　　格　　 ----
字幕翻訳　　雨宮　健
吹替翻訳　　 ----
吹替演出　　 ----
制作協力　　 ----
日本公開　　未体験ゾーンの映画たち 2018[ 上映作品 ]
リリース　　 ----
収　　録　　本編 約 82 分
サ イ ズ　　 16: 9 LB ビスタサイズ
音　　声　　１．英語 ドルビーデジタル 2ch ステレオ
　　　　　　２．日本語 ドルビーデジタル 2ch ステレオ
字　　幕　　１．日本語字幕
そ の 他　　片面２層、 MPEG-2 、 COLOR 、複製不能、
DOLBY DIGITAL 、 2 NTSC 日本市場向、
DVD 、レンタル専用
映像特典　　 ----


​※ディスク

​ ​【　ジャケット　】
​ オモテ面：ジュラシック旋風が全世界を席巻中 !!
ウラ面　：メガヒット！　超大作
　　　　　『ジュラシック・ワールド／炎の王国』に続く
　　　　　恐竜パニック・アドベンチャー !!
　　　　　　　地上最強の肉食恐竜
　　　　　　　ティラノサウルス・レックスが
　　　　　　　禁断の人工殺人兵器、ゾンビレックスと
　　　　　　　なって終末のアメリカを暴れまわる !!
ティラノサウルスの大きな顔がジャケットのオモテ面。白く光っている目が「ゾンビ」であることを表わしているのだろう。背後にはビル群と攻撃用ヘリが描き込まれている。ジャケットだけなら１流なんですけどねぇ。 ( 溜息 )
ウラ面は、端正なレイアウト。そこそこ出来映えがいい。
このジャケットでも一番大きな驚きは、「劇場公開作品」「日本語字幕版収録」をうたっているトコだな。 ( 笑 )

​【　感　　想　】
​ 「ヤケクソ」

何やらヤケクソみたいな邦題が付いたＺ級映画。壮大なのか矮小なのか、シリアスなのかバカバカしいのか、サッパリ分からない。ヘンテコな作品だった。 ( 苦笑 )

――絶滅した恐竜を現代に蘇らせる研究をしていたボーグ博士。その成果を軍に取り上げられ、ちっとも感謝されないと、いじけている。それならと、危ない連中と闇取引。蘇生薬を手に入れる。ところが、取引相手が銃を出して、「ホンモノかどうかコイツで試してみろ。お前が食われるところを見たい」と脅される。視線の先には、ボーグ博士が蘇らせた（でも、死んでる）ティラノサウルスが横たわっていた。博士が蘇生薬を注射すると、ティラノサウルスがゾンビとなって起き上がる。
……というお話し。（自信はないが、たぶん、そう）

何故、ボーグ博士が、夜の夜中にギャングみたいな連中と会っていたのか不明。相手が誰なのかも不明。蘇生薬がどこから出て来たのかも不明。分からないことだらけだ。 ( 溜息 )

――（Ｔレックスがどうなったのか不明だが、）１年後、ボーグ博士は、或る大学で教鞭を取っていた。学生の前で死んだ猫に蘇生薬を注射してゾンビ化させて自慢をしている。
……というお話し？

彼は、恐竜を蘇らせる研究をしていたんじゃなかったのか？　他人の研究でドヤ顔をするなよな。だいたい、これじゃ講義でも何でもないじゃん。（どう考えても要らない場面だよなぁ）

――砂漠を１台の乗用車が走っている。頭の悪そうな 4 人の男女が乗っていて、会話にならない会話をしている。（否、「頭が悪い 4 人の男女」に訂正）
砂漠を１台の軍用車が走っている。 5 人の軍人らしき男女が乗っていて、彼らも会話にならない会話をしている。何か指令を受けているらしい。 （否、「ミリタリー・オタク」に訂正。正規の軍人と呼ぶには統一感がなさ過ぎ）
……というお話し、たぶん。

翻訳にも問題がありそうだけど登場人物が好き勝手に何かを喋っていて、意味不明。イマドキの学生の方が、まだ理知的な会話をしているぞ。 ( 嘆息 )

――巨大な隕石が地球に落下する。と同時に電磁パルスが発生し、影響を受けた若者 4 人の車も軍人たちの車も停止してしまう。軍人たちの車と一緒に飛んでいたヘリも「チュドン！」と墜落する。軍人たちも若者たちも砂漠を歩き始め、或る施設に辿り着く。そこは、ボーグ博士が人類を滅亡させ、ゾンビ・レックスたちが支配する世界を目指す秘密基地だった。
……というお話し。（かも知れない。自信ないけど……）

あー、コミック・ストリップを目指したことはエンドロールを見て分かったけど、繋がりを無視した場面転換のせいで、ほとんど理解不能。コンテナから出て来た恐竜を呆然と見ていた次の場面では、何故か仲間同士で戦っている。マジメに見ると混乱するばかり。或る意味、斬新だったなぁ。（無駄にコストを掛けたエンドロールに、一体どんな意味があるんだ？）

監督は、ミルコ・デイヴィス。『プラネット・オブ・ザ・デッド (05) 』を撮った方。どうやらゾンビものが好きらしい。きっと、色々やりたいことがあったんだろうけど、盛り込み過ぎで意味不明。ＣＧで描かれた映像は 20 年くらい昔のクオリティ。それを承知で本編に織り込んでいるのだろうけど、イタイタしい。邦題もそうだけど、中身もヤケクソな作品だった。 ( 溜息 )

ヘンテコな作品の好事家の方にだけオススメします。ノーマルな方は、ご遠慮下さい。（本気です）

​ 【　『ジュラシック・パーク』シリーズ　】
​ 『0699　ジュラシック・パーク』 ​
​ 『0700　ロスト・ワールド／ジュラシック・パーク』 ​
​ 『0701　ジュラシック・パーク３』
​ 『0702　ジュラシック・ワールド』
​ 『1895　ジュラシック・ワールド／炎の王国　［ブルーレイ］』
​ 『2327　ジュラシック・ワールド／新たな支配者』 ​
​
​​ ​【　恐竜映画　】
​ 『0584　ジュラシック・ビースト』
​​ 『0829　ランド・オブ・ザ・ロスト』 ​
​​ 『1094　ダイナソー・キングダム』 ​
​ 『1177　ジュラシック／リボーン』
​ 『1240　プテラノドン』
​​ 『1934　ジュラシック・レイク』 ​
​ 『1988　ダイナソー・プロジェクト　［ブルーレイ］』
​ 『2176　ロスト・ワールド2013』 ​
​​ 『2177　ジュラシック・プロジェクト』
​ 『2328　ダイナソー・デイナ』 ​
​​ 『2329　ジュラシック・サバイブ』
​ 『2330　シャーロック・ホームズ VS モンスター』 ​