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2023.06.09

ワクチン開発と戦争犯罪インドネシア破傷風事件の真相 [ 倉沢愛子 ]

図書館で借りてきました。
戦後日本のワクチン政策と７３１部隊の影ですが、「民の、民による、民のため」ではなく、「軍の、軍による、軍のため」のワクチンであったことが分かりました。

以下は文書を転載します。

コロナワクチンはこれまでの生ワクチンと全く異なり、ウイルスの遺伝子を人間の体内に入れ、細胞内で抗原を誘発することで効果を発揮しようとする「遺伝子ワクチン」である。
従来のワクチン薬剤は、基礎研究→動物を使った実験→人を対象とした治験というプロセスを経て安全性と有効性を確認してから薬事申請を行い、承認を得てから製造工場を建設する。そのため１０年をかかる。
コロナワクチンの「遺伝子ワクチン」は１年半未満という驚異的なスピードで製品化された。安全性の点で問題点をクリアせずに承認されたので、実際に接種が始まると、「人体実験」ではないかと批判の声が上がった。
日本の感染症専門医もマスメディアも、大多数がとにかく「ワクチンを打ちなさい」の一本やりだった。副作用に不安があるので打たない決心をした者は、「非国民」扱いされる風潮さえ生まれていた。
「ワクチンを接種した後に亡くなった」としても、「ワクチンが原因で亡くなった」ということではないとされ、死亡とワクチンの因果関係が判明している例はない、としていた。

「軍の、軍による、軍のための７３１部隊のワクチン戦略」を戦後引き継いできた日本の医学会は、とくに感染症学界は、その歴史的事実を厳しく見つめなおし、医療倫理と反戦思想の原点に立ち戻らなければならない。
医師だけでなく市民一人ひとりが、戦前日本の植民地下にあった中国や東南アジアの国々で、人体実験の対象とされ、生きたまま治療台や解剖台の上で露と消えた「マルタ」や「ロームシャ」のことを想像していただきたい。

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