王道ロマンス小説にハマったので感想ブログを作ってみた
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ベリーズ文庫 147
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購入品 51
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メモ 85
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ジュエルブックス 1
ガブリエラ 9
コミックス 19
富士見L文庫 6
おススメ 13
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ルネッタブックス 5
カドカワBOOKS 9
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講談社タイガ 2
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乙女ミルキィ文庫 1
角川文庫 3
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IRIS文庫 1
ベリーズファンタジースイート 1
全1件 (1件中 1-1件目)
1
2015年11月刊乙女ミルキィ文庫著者:すずね凛さんちょっと地味な伯爵令嬢のベリンダは、姉の身代わりで参加したお見合いで、名門公爵のアーサーに見初められる。「恋もキスもその先も教えてあげよう」アーサーの手で美しく輝き始めるベリンダは、独占欲を露にした彼に情熱的に抱かれてしまう。毎日、甘く愛され幸せなはずが、アーサーがこの恋を賭けに利用していたと知って!? すべてを信じられなくなったベリンダが元の地味な姿に戻った時、アーサーが突然、本当の想いを告げてきて…! ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 ベリンダ=マーシャル伯爵家の四女。華やかな容姿の姉たちと比べ地味な自分に コンプレックスを持っていた。物書きが趣味。 アーサー=クレイトン公爵家当主。大の女嫌いだったがベリンダを気に入る。美人で金髪碧眼の3人の姉達と違い、赤毛で眼鏡、その上のっぽのベリンダは初恋だった従兄にもそのことで揶揄われて引き籠りがちになっていた。お姉さまたちのような華やかなドレスもどうせ似合わないし、舞踏会に出ても笑われるだけ。両親はすっかり引っ込み思案になってしまった末娘を心配していたが、上2人は既に婚約者もおり、三女にも縁談が来ているため無理に婚活を薦めなかった。一方、本人も結婚に関しては諦めていて将来は職業婦人として生きていこうと考えていた。出来れば大好きな物書きで食べていけたらとも思う。趣味でロマンス小説のようなものを書いているベリンダだったが、ラブシーンになると描写がどうにもワンパターンになって今一つ。それについては経験値の低さ故だと自覚している。致命的な弱点に悩んでいると、すぐ上の姉・マリーローズが部屋に訪れて、彼女に頼みごとがあるのだと言う。もうすぐ、父の決めたお相手とお見合いさせられる姉には恋人がいるらしい。勿論、両親には内緒の恋だ。それならば好きな人がいると打ち明ければ良い話なのだが、どうも姉の恋人は身分も金も無い男のようだ。ああそれは絶対に反対される。ベリンダにも容易に想像がついたが身分違いの恋、何て素敵なんだろう。俄然やる気が出て、最初は渋っていたマリーローズの代わりに見合いの場となる舞踏会に参加することを承諾。その間に駆け落ちするのだと話す姉は随分幸せそうだった。舞踏会当日、ベリンダの手引きで屋敷を抜け出した姉は、恋人と手を取り旅立って行った。それを見届け、代わりに会場のアーク公爵家までやって来た彼女は明らかに浮いていた。着飾っても似合わないといつものように地味なドレスに眼鏡。見合い相手も現れないし完全に壁の花になっていると、一人の青年からダンスを申し込まれた。彼はアーサー・クレイトンと名乗り、ハンサムな男性だった。踊れないからと断っても、心配ないと引っ張り出されその言葉通りアーサーのリードでこの人生で一番上手に踊れた気がする。バルコニーに誘われ一息つきながら会話していたら、彼も読書家で自分と同じ作家が好きだと判り随分会話が弾んだ。それに君は充分魅力的だと褒められて少し勇気が湧いてきた。小説の勉強の為にもこれからは少し積極的になって恋の勉強もしていこう。そう打ち明けると、アーサーが指南役を務めてくれることに。異性との付き合い方、あしらい方など色々教えてくれると聞いて喜ぶベリンダだったが、初っ端からキスされてビックリ。帰りは馬車で送ってくれたのだが、案の定、マリーローズの駆け落ちで屋敷は大わらわ。結局、三女の気持ちを慮り父は暫く好きにさせると決定を下したようだ。そんな最中、クレイトン公爵がベリンダを送って来たので母と姉達は大興奮。末娘がとんでもない大物を捕まえて来たと大喜びしており、翌日再び公爵がやって来ると姉たちが全力でベリンダを着飾らせてくれたのだった。その日は彼のエスコートで娯楽施設で一日遊び、レストランでご馳走になった。度々仕掛けて来る淫らな誘いにはドキドキしたけれど、毎日のようにデートを重ねるうちにベリンダはかなり垢抜けた。元は悪くないのに、平均よりかなり高い身長に痩せぎすの体型。野暮ったい眼鏡と三つ編みのせいで地味に見えていただけで彼女は相当の美女だった。アーサーの見立ての流行りのドレスを纏い、化粧をして髪形を整えれば男性は皆ベリンダに見惚れた。そこはかとない色気はアーサーと一線越えたからかもしれないが、経験したおかげで執筆中の小説もラブシーンで躓くことも無い。そして、それ以上に彼女はアーサーにのめり込んでもいた。彼もあの日友人たちの賭けでベリンダを誘ったのに、そんなことも忘れて彼女を気に入り、つい関係も持ってしまったことに驚いていた。過去に真剣に愛した女性から酷い裏切りを受けたアーサーは、ベリンダのことも遊びで、恋の指南も暇つぶしの一環だったのに。どんどん彼女にハマっていく自分に戸惑っていた矢先、友人が口を滑らせて彼女に賭けのことをばらしてしまい・・・。いやいや、指南に肉体関係いらんやろっ。なんだか初心過ぎるヒロインがなし崩しにされちゃった感じなので、このヒーローに対してあんまりいい印象がありません。まぁお互い両想いなので、結果論としては良いんでしょうけど何か納得いかない。とはいえ、この手の歳の差系のお話で気にしたらいけないのかも。当然この後揉めて、もう会わないと決めるんですが、アーサーの方は元カノと再会したことで漸く吹っ切れてベリンダへの想いを認め、真摯に謝罪した上にプロポーズ。彼女の方も傷付きはしたものの、やはり彼が好きだと再認識して受け入れるのでした。後に二人は結婚して、ベリンダはロマンス小説家としても成功。娘も産まれて未だ仲良い夫婦の様子が描かれて完。奥付見たら9年前の書籍なんですね。しかももう無いレーベル(^_^;)ハマるとその作家さんの既刊を買い込む癖があるので、今作もアマゾンで纏めて購入した中の一冊。購入して一年以上積読にしてしまってました。評価:★★★★☆
2024.01.29
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