2014年02月24日
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年が明けてすぐ、祖父が亡くなった。

31年生きて、初めて触れた、人の死。
死ぬと、もう、その人は動かなくて、語らなくて、
記憶はもう永遠に記憶としてしか成りゆかない、
今目の前に横たわっているその人と、
話して、動いて、食べて、また来るねって、
それがもうないとか、もう、それが現実的でない、
記憶よりも目の前のが現実的でないなんて、
なんだそれって、
あぁ、もう、勘弁してくれ、って…
そんな思いでした。

やだやだ、
もう、こんな思いしたくないって、
強く思った。

そのちょうど一ヶ月後、
今度は妻の祖母が亡くなった。



昨年の夏の終わりに、僕は仕事を辞め、
妻の故郷の町に引っ越してきた。
そこはつまり、
妻の祖母が住む町であり、
僕の祖父が住む町だ。
引っ越してきたとき、まさか次の年にこんなことになるとは、思ってもみなかったわけで。

でも、
思う。

引っ越してきて、よかった。

僕も妻も、
確かに生きている祖父、祖母に、
いっぱいとはいえなくとも、
何度も会えた。



妻の祖母の葬儀に、同じ町に住む僕の叔母が来てくれた。
親族に頭を下げる叔母の姿をみとめたとき、
妻は思わず号泣したとのこと。
僕は受付をしてたから、知らなかったけど。

「もしもsino。たちがこっちに引っ越してきてなかったら、妻ちゃんも私の顔とかきっと覚えてなかっただろうし、こっちきて何回も会ったから、絆みたいなものができたんだと思う。だから私を見て号泣した妻ちゃんをみて、ちょっと嬉しかった」

叔母は葬儀のあと僕の母親に電話して、そう言ったそうだ。





不幸が続いているけど。

不謹慎かな、
でも、僕は思うのです。

よかったな、って。

祖父にとって、
祖母にとって、
家族にとって、
妻にとって、
僕にとって、

幸せだったんじゃないか、って。







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最終更新日  2014年02月24日 23時15分56秒
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