inti-solのブログ

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2022.02.20
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テーマ: ニュース(96565)
カテゴリ: 政治
沖縄の高校生失明、暴走・無免許を公式に否定 「事実無根が拡散」と県警 少年が明かした当時の状況
1月27日未明に沖縄市宮里の路上でバイクを運転していた男子高校生と巡回中の男性巡査が接触、高校生の右眼球が破裂し失明した事案で、沖縄県警捜査1課は18日、高校生に初めて聞き取りした結果を報道陣に発表し、「高校生が暴走行為をした」などの誹謗中傷を公式に否定した。SNSなどで事実誤認に基づく投稿が目立つと指摘。捜査に基づく事実関係として、暴走行為に加えて「無免許」「盗難車」「ノーヘル」をいずれも否定した。
捜査1課の次席は「根も葉もない事実無根が拡散し、家族は息子の将来を心配している」と注意を求めた。
捜査1課によると、高校生の記憶は明瞭で、聴取に「警察官がいきなり目の前に現れ警棒で殴られた。怖くなって現場から逃げた」と話している。自ら119番通報で「バイク事故」と訴えた理由は「(警棒で殴られたと言えば)いたずら電話と思われると思った」と述べたという。
一方、男性巡査は接触時、警棒を手に持った状態で「職務質問をしようとバイクに停止を求めたが止まらず、前に手を出して止めようとしたら手がぶつかった」と説明している。
SNSでは発生直後から「沖縄で暴走族の高校生」「そんな時間(深夜)にノーヘルでバイク」「バイク盗難・無免許運転の可能性」など誤った情報が拡散した。
高校生と男性巡査に食い違いが生じている点について、捜査1課は発生時間帯が深夜で現場に街灯が少なく、お互いの見え方の問題があった可能性があるとみている。
また、接触した男性巡査が同僚や上司に報告していなかった点は「警察官本人に、相手へけがを負わせたという認識はなく、認識が甘かったといえば甘かったかもしれない」とした。

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この事故の直後、憤激した若者の一部(この少年や家族がそんなことを呼びかけたわけではなく、この少年と直接の知り合いではない人が多くを占めた模様)が警察署を襲撃するという暴挙がありましたが、もちろんそんな行為は許されるものではありません。しかし、それはそれ、これはこれです。少年や家族が煽ったわけでもない襲撃行為がどうだから、警察の行為が正当であった(あるいはなかった)などということはありません。
無根拠に(おそらく彼らにとっての「希望的」観測で)無免許だの盗難車だのノーヘルだのというデマをまき散らして、それを反省もしない連中は、全部まとめてSNSから追放されてしかるべきでしょう。
そもそも、事故数日後には搬送直前の救急車脇に横たわる少年の写真が報じられておりますが、そこには脱いだヘルメットが少年の脇にしっかりと写っています。

ところがもこういうデマをまき散らす連中はそれでもまだ懲りずに、「暴走していなかったとしても逃走したのはけしからん」とか「ライトはつけていたのか」「未成年の深夜俳諧は禁止だ」などと騒いでいます。馬鹿に付ける薬はない、というところです。
今のバイク、スクーターはエンジンをかければライトは常時点灯で、わざと壊さない限り無灯火走行はできません。
また、沖縄の青少年育成条例には、保護者は深夜に青少年だけで外出させないように努めなければならない、という罰則のない努力規定であり、しかも規定されているのは保護者であって本人ではありません。深夜に17歳が一人で外出することが「望ましい/望ましくない」という二択で答えるなら、あまり望ましくはないかもしれないけれど、そのくらいしたことがない17歳が世の中にどれだけいるんだよ、と言わざるを得ません。どれだけ品行方正を求めるつもりだ、求めているお前らは17歳の時、そんなに品行方正だったのか?ということに尽きます。

さて、しかし仮にです。仮定の問題として、もし少年がが無免許あるいは盗難車に乗っていたとしても、です。そんなことは外見では分かりません(ヘルメットをかぶっているか否かが外見から一目瞭然なので省略)。あくまでも呼び止めて免許を調べたりナンバーを照会して初めて分かることです。少なくとも警察の側から見て、無免許である、盗難車であることが分かって初めて「犯人」になるのであって、分かる前はただの一般人です。
職務質問は任意のものであり、応じる応じないは本人の自由です、応じないで逃げることの罰則は一切ありません。もちろん、私個人としては職務質問を喰らったら(内心むかっ腹は立てつつも)それには応じます。応じた方が面倒が少なくて無難と思うからですが、それはあくまでも私個人の選択であって、それとは違う選択が悪いわけではありません。※
そして、任意の職務質問に応じずに逃げることは何ら違法ではないのに、それに対して警棒を振りかざしてよい、などということはあり得ないでしょう。

私だって、前述のとおり職務質問には応じると書きましたが、その前提は「声をかけられたことに気づけば」です。当たり前ですが、気が付かなければ応じようがない。街中で、後方から声をかけられて気が付かないことは珍しくありません。
かなり昔ですが、自転車に乗っていて、後方から、何十メートルか何百メートルかも定かではありませんが警官の自転車にずっと追跡されていたのに気付かず、赤信号で追いつかれて職務質問、という経験もあります(盗難自転車の照会だけで即放免)。

それを、 呼び止めても応じず逃げたら警棒という武器を振りかざして暴力を振るってよい、あんたたち、本気でそう思っているんですか?自分で書いていることがどれだけ滅茶苦茶かという自覚はないんですか? と言いたい。
その昔、フランスではジャンバルジャンがパンを1切れ盗んで懲役5年の刑(何度も脱獄を図った結果最終的には懲役19年)を喰らったそうですが、どんな微罪でも(職務質問から逃げることは、微罪ですらありませんが)どんな重い刑罰を科されても当然である、本気でそう思っているのでしょうか。罪の重さと刑の重さのバランスということは考えられないのでしょうか。

そもそも、最初に声をかけようとした時点で、この警官は警棒を抜いて手に持っていたことを認めていると報じられています。
何度も言いますが、職務質問は任意です。そして実際問題、私の経験から考えても、職務質問を受ける人の大半は、何の犯罪も犯してはいません。この高校生もそうだったわけです。もちろん中には、本当の犯罪を犯している人間を捕まえる端緒になることも、稀にはあるので、職務質問自体を私は否定はしませんが(だから内心いい気持ちはしないけれど、基本的には応じることにしているわけです)、犯罪を起こしたことが明白ではない(そして99%は犯罪を犯していない)相手に対して警棒という武器を手にして呼び止めるのは、すでに十分異常です。

そして、警察はここまでは認めているようですが、この警官が警棒で殴って失明させたかどうかはまだ結論が出ていないそうです。まき散らされたデマの一つには、「逃走した後で高校生が単独事故を起こしただけ」というものがあります(本人が最初に救急要請した際にそのように説明したようですが、その理由は引用記事にあるとおり)。
もちろん転倒事故によって眼球破裂することもあり得ないことではないでしょう。しかし、少年は眼球破裂とそれに付随する眼底骨折以外には目立った怪我はしていないとされています。いくらヘルメットをかぶっていても、転倒、衝突などの事故で、眼球だけ破裂して他はどこもケガをしないなどということがあり得るのか、いかに想像力を巡らせても、そのような事態は考え付きません。そもそも衝突や転倒していればスクーターに傷が残るので一目瞭然のはずですが、少年のスクーターに傷があるという発表や報道もありません。事故直後の時点で、スクーターはきれいに止められていた、という証言もあるようです。
ということは、消去法的に考えても、少年の側の言い分に分がある可能性が極めて高い、と考えざるを得ないなというのが現在までの状況です。

もちろん、繰り返しますが、仮にこの警官が警棒で殴って失明させたとしても、だから警察署を取り囲んで暴力を振るってよい、ということにはならないことは言うまでもありません。しかし同時に、だから警察の行為が免罪される、ということもまたありません。





簡単に要約すると、深夜徘徊は犯罪ではないので、それによる補導は他都道府県では説諭されて無罪放免(したがって少年たちは逃げない)だが、沖縄では学校に連絡が行き、補導回数によって停学を喰らい、最後には退学になるからそれを恐れて少年たちは逃げる。一方警察は、沖縄県警だけ少年補導件数のノルマがあるので少年を追いかける。また、少年が深夜徘徊するのは、沖縄は他県に比べて元々夜型社会の傾向があることに加え、コロナ禍で分散登校となって学校で友人たちと会えない、多くの生徒が放課後にバイトをしているから、なおさらバイト終了後でないと友達にも会えない、ということが背景にあるようです。





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最終更新日  2022.02.20 18:42:45
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