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突然、703さんとおしゃべりする時間をいただいた。
その会話の中で、私は高校まで結構出来の悪い人間と思っていて(それはそういう評価だったから)、大学に入ったことによってみんなの私への目が変わったように感じた
と自分のことを振り返りました。
そうではあるけれど、私 はそんなに大きなコンプレックスを持たずにこれたのはどうしてかな?
とお別れした後も家事をしながら考えたりしていました。するとずっと忘れていた私が小さかった時の記憶が戻ってきたのです。
どういうわけか学齢に達していない頃でも、私はコンサートや美術館など、ちょっときちっとしていないといけないようなところでも、静かにできる力だけはあったみたいで、しょっちゅう、母の好きなコンサートや展覧会などに連れて行ってもらっていました。
それは5人兄弟姉妹の私にとっては 母との特別の時間
で、「さぁ大阪のベートーヴェン展に行こう!」と決めたら、母は幼稚園や学校など平気で休ませて、連れて行ってくれました。
私ももちろん、学校に行っているよりよっぽどその時間が楽しくて嬉しくて・・・
マーゴ・ホンティーン
と ヌレエフ
の 白鳥の湖
、 イ・ムジチ
、 小澤征爾
・・・大きなホールに行ってはパフォーマンスを見て聴いて、必ず楽屋を訪ねその 素晴らしいアーティストたちと間近
に居させてもらっていました。
今までちっとも気がつかなかったけれど、自らその才能を見せることが出来ない私にも、少しでもいいものを伝えよう与えようとしてくれていたし、ちゃんと二人だけのすてきな時間も作ってくれていたんだなぁと思います。
小さい時の私を特に心に掛けてくれた母には本当に感謝です。
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