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『 ネトゲ廃女
複数の人が参加して、戦ったり、冒険したりするインターネットのオンラインゲーム、通称「ネトゲ」。その世界に没頭し、社会生活が破綻状態になる人々を紹介した話題書「ネトゲ俳人」(芦崎治著)の版元から、主婦ではまる人たちの実態に迫る一冊が出た、著者はm主婦取材暦20年の作家、石川結貴さん。
「私自身、息子たちの好きなゲームに何の興味もわかず、主婦とゲームって遠いイメージだった。まさか、との思いで取材を始めました」
本書に登場するのは9人。千葉県に住む30代の女性は、ゲーム好きの夫の影響で結婚以来10年間、3台のパソコンを駆使して熱中、画面から目が離せなくなり、まともに食事もせず「殺し合い」などに興じる。
「思う存分ゲームができなくなる」との理由で子どもは要らないという派遣社員、ゲーム内の「カレ」に捨てられたくない一心で肉体関係を持つ専業主婦…。まるで「ドアを開けて隣の部屋へ行くように」、現実と架空の境界を気軽に飛び越えるような女性たちに違和感を覚えつつ、一方で、これは「入り口」にすぎないのでは、とも言う。
ゲーム内で自分の分身的なキャラクターに着飾らせるのは、ままごとや人形遊びの感覚に近く、「主婦がはまる要素」が多い。家事の省力化や無料ゲームの種類が増えたこともあり、平日昼間の「主婦人口」は増加しているという。
さらに石川さんは、現実世界のありさまが、主婦をネトゲに向かわせているのでは、ともみる。
ある女性はその魅力について 「夫にも子にも友人にも見せない本当の自分の本性が出せる」
と話したという。「今は身近な存在でもプライバシーに踏み込まないし、他人から浮かないように自分を偽ったりしている。だからなおさら本当の自分でいられる場所が貴重なのかもしれない」
自ら母親として投稿誌を作るサークル活動にかかわって以来、現場で声を拾ってきた石川さんは今回、「すごく反省した」と話す。「主婦問題をずっと取材していながらどこを見ていたんだろうと。児童虐待など社会問題を語る上で、リアルとバーチャルをどうつなげていくかという視点が欠かせないと思います」
(「ネトゲ廃女」はリーダーズノート・1365円)
いしかわ・ゆうき
1961年静岡県生まれ 「皆さん、夫から何度か文句を言われるものの、なし崩し的に認めてもらっているようです。それはそれで衝撃でした」。。。』
ゲームにのめり込んでしまうと、なかなか現実の世界に戻れなくなってしまうものなのかなぁ。気になって気になって仕方がないのかなぁ。オンラインゲームという世界があることは知っていたけれど、実際に見たこともないし、触ったこともないので、わからないけど、のめり込んでしまうことで、母親ならお料理も洗濯も掃除もしなくなってしまうのでは困る。母親を辞めることで、ゲームに没頭する。。。何故こんなことになってしまったのだろう。バーチャルの世界なのだから、どんどん自分流に好きなように扱うことができるからなのか。また、のめり込むに至った原因というのも、私はとても気になる。
ただ単に、画面とにらめっこしてるだけ。なんて人が隣に居たとしたら、尋常じゃない気配を感じると思う。仕事じゃないのだから。あくまでも趣味の世界なのだから。
でも、のめり込んでしまっているうちは、嫌なことも忘れることができて、気分転換になるのかなぁ。それだけ現代社会は生き難い問題が多過ぎるってことの裏返しだったりもするのかなぁ。
『刺激的情報で終わらぬために』。。。 2012.09.16 コメント(8)
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