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2023.07.16
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7月13日山階鳥類研究所から2022年9月3日に茨城県稲敷市でフラッグを装着していたトウネンについての報告を受領、北海道紋別市コムケ湖でフラッグ(HM8)を装着され2022年9月1日に放鳥された個体と判明した旨を報告しました。
コムケ湖についてその特徴などを調べてみました。
桑江(2012)によると、北海道紋別市コムケ湖は泥干潟で、トウネンはバイオフィルム(微細藻類、バクテリア、およびそれらが細胞外に放出する多糖類粘液で構成されているた薄い層の総称)に依存度が高く、小型シギであるほど多く利用されるのだそうです。
環境省(2023)によると、2022年秋のシギ・チドリは、チュウシャクシギの増加数が最も大きく26%増加、個体数はあまり多くないもののオグロシギ、コアオアシシギ、ツバメチドリ、ケリなどの湿原や水田、耕地などでよく観察される種が前年度と比べて増加傾向にあった半面、トウネン、ミユビシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、シロチドリが減少した結果でした。このうち、トウネンが個体数の多くを占める北海度濤沸湖、コムケ湖、風連湖で大きく個体数が減少したことが記されています。
(引用)
桑江 朝比呂.2012.トウネンもハマシギもバイオフィルムを食する.
Bird Research News Vol.9 No.3.p2-3.
環境省.2023.シギ・チドリ類調査 ニュースレター.
2022年度秋期調査結果の概要.p1-2.環境省自然環境局生物多様性センター.
(写真)











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最終更新日  2023.07.16 10:15:20
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