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11月も今日でおしまい。師走を前にするとなんだか急に、街中の空気がピンと張り詰めたように感じる。行き交う人もみんなどこか忙しない。今夜、暦を一枚めくったら、一気に時の流れが速まりそうな怖さもある。ついこの前まで薄着で外を歩けたのに、旅から戻った辺りから冬らしい日が続いてる。今朝もしばらく小雨が降り続き、窓を開けるとひんやりとして、丘の木々も残らず色づいた。仕事モードも中休みの今日は、外には出かけず家でのんびり。温かい飲み物を手に、少し懐かしい音楽を聴く。昨日は突然、CUNEの「クローバー」が聴きたくなって、 を引っ張り出した。そして今日は、川村結花 『home again』 http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=ESCB-2124 を聴きながらネット徘徊。この前の夜いきなりダンナが「川村結花の『夜空ノムコウ』が聴きたい」と言い出し、探したんだけど、アルバムが見つからないまんま。仕方ない?んで、こっちを聴いてる。明るい歌が似合わない人だ。それを本人も自覚してるのか、キュ~ンと切ない歌ばかり並ぶ。けれど聴いてもどんよりしないのは、その歌声が温かく、聴く者を癒す力があるからだろう。特に疲れの溜まった週末の、冬の雨の降るこんな日は、ジワジワと全身に染み入る気がする。ああそれにしても。『Lush Life』はどこに混じってしまったんだろう昔好きで聴いていた音楽は、今でもやっぱり聴けるもんだなぁ。歳を重ねたことで、あの頃とは違う音や詞の解釈や発見があるのも面白い。音楽で仕事してた時代ほど夢中にはなれないけれど、ノーミュージック・ノーライフなのは変わらないんだろう、これからもずっと。最近、すっごく久しぶりに“ちょっと気になる音”を出すアーティストを見つけた。子供の頃習ってたピアノでコンプレックスを抱えた鍵盤恐怖症な私が、“ピアノ弾き”に惹かれるのは、なぜだろう? 自分が果たせなかったモノへの憧れか?とにかく、鍵盤を巧みに操る人(特に男)には弱い。この人を最初見た時、「SUEMITSU & THE SUEMITHと同じやん!」と思ったのだが、いくつか試聴してるうち、「個人的に好きな音かも…」って方に変わった。バラードが秀逸だけど、ダンサブルなのも悪くない。何より。聴いてると「音楽大好き!」ってのが、ビシバシ伝わってくるのがいい。ただ。唯一惜しいのは。私が好みの声質、というわけじゃない。例えはアレだけど「TTDよりもレ二クラ、でもやっぱプリンスが一番」みたいなもので、ヴォーカリストの声にまず“色気”そして“哀愁”がなければ、本気で惹かれない。そういう意味で、サラリとカッコよくまとまりすぎの無難な印象で、物足りない。たしか今29歳のはずだが、これから30代を迎えて、音楽家としての前に男としてどう変わってくのか、そこんとこに大いに期待したいものである。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「祝!Oさん、開店おめでとう。」
2007.11.30
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三連休を利用して、2年半ぶりに日本海荒波修業を決行。今年も年末年始は、我が家で夫婦水入らずのんびり過ごす予定にしたから、この時期を逃すと、また夏頃までチャンスがない。スケジュールをフィックスしてすぐに、チケットの手配を済ませておいたので行きも帰りも指定席でラクチン。とは言え、今回(旅費をケチって)初めて往路をバスにしたので、長旅になってしまった。おまけに連休前になり急に日本海側が冷え込み始め、天気予報に雪マークが登場。南国生まれな私は直前まで体調もよくなかったせいもあり、気持ちもダウン気味なまま出発。あいにく高速道路もいきなり渋滞に見舞われ、早くもお疲れモード。本を読んで寝て…の繰り返しで、なんとか山を越える。毎回のことだが、目的地に近づくにつれだんだん雲行きが怪しくなる。この日も出発した都内までは快晴だったのに、都心から遠ざかるにつれ灰色の空に包まれ長ーーいトンネルを抜けたとたん、銀世界が広がる。さすがにその瞬間だけは、重く沈んだ車内に「おおっ!」とどよめきが起きた。この雪景色を通り抜け果てしなく続く田園風景を駆け抜け、すっかり日が暮れた頃に見慣れた街へと滑り込む。大きく便利な地方都市なのに、街やそこを歩く人に活気が感じられないのは、相変わらず。妙に“おとなしい”のが、この地方の特徴、と彼は言う。ダンナの実家周辺も、あったハズのモノが新しい店になったり更地になったり…ここ数年だけを見ても若者はみな東京に出て、老人だけで暮らす家が増えたのだそう。そんな町内の一角で、義母もひとり本家を守る。9月に東京で会ってはいたが、会う度に、身体が小さく弱くなっている。話には聞いていたが、家の中はすっかり片付いて、いつ引っ越してもおかしくないくらいガランとしてた。だからか余計、寒さが凍みる。久々に、肌に突き刺さるこの寒さを思い出した夜だった。【初日23日午後、バスの車窓から。】 画像にふれるとコメント出ます2日目は夕方から天気が崩れると言うので、折畳み傘1本持参で早めに家を出る。前回、初夏に試みて意外と面白かったから、この日第2弾の“ローカル線の旅”へ出発♪今回は、ダンナおすすめ?の神社をめざす。短い車両のボックスシートに腰掛け、約1時間の電車旅。なんと、この電車。乗り降りする人が、手動(ボタン)で扉を開けるのだ。乗った人はちゃんと手動で扉を閉める。これもまた新鮮で、興味深く見てしまう。むかーし、青梅線に一度乗った時、ものすごく衝撃を受けた以来の感動に出合うとは(笑)。駅に電車が到着すると、早速神社を模した建物がお出迎え。待合室に丸ストーブがあったり、駅員さんもホンワカとして、駅全体がとってもあったかい。少し手前の駅から雨が降り始めてて、気分は落ちてく一方だったけど観光案内所でマップをもらい、村を歩き出す頃にはワクワクしていた。温泉の在る土地柄だからか、私の馴染んだ故郷の温泉地と古びた町並みが重なる。故郷の方が明らかに栄えてるけど、この風景は、前に見たことがあるような気さえする。お目当ての神社に入ると、そこにもまた、神社好きな私の、大好きな風景があった。天に向かいシュッと伸びる杉林が心地よい。そして本殿とその背後に広がる雄大な山並み。辺り一面を木々に囲まれたこの神社は、神聖で優美な空気を漂わせている。残念ながら、ここの見所でもある紅葉には、おそらく2週間ほど出遅れてしまったが、恒例らしい『菊まつり』の最終日だったので、運よく美しい作品を楽しむことができた。境内は思ったより敷地が広く、天然記念物の鶏類がいたり、鹿の群れがいたり…と期待以上に楽しく過ごせたのが嬉しい。雨も、ありがたいことに、神社に居る間だけは降らなかったし。ひと通り散策したらおなかがすいたので、近くの食堂に入り休憩。うどんと蕎麦をすすって温まってたら、窓の外を急に嵐のような風が吹き荒れて赤や黄色の葉っぱがハラハラと舞い踊り、それはそれで綺麗だった。もっと視界がよくて暖かい時期だったら、ロープウェイで山頂をめざしていただろう。来年の夏にでも、また来れたらいいなぁ。モチロンその時は、温泉もちゃっかり。【2日目24日午後、ローカル電車の旅。】 最終日の3日目は、デパートにショッピングでも…という予定が、とある事情により断念。家でひたすらモノを食べ、だらだら過ごして夕方の新幹線に乗る。駅を発車したとたん、電池が切れたように睡魔が…結局、東京駅まで爆睡してしまった。こんな旅も珍しい。我が家の最寄り駅に降り立ち。その暖かさにホッとする。駅に向かう途中、あっちで見てたまあるいお月さんが、こっちでもあっちに負けないくらい澄んだ夜空にくっきりと浮かんで、とても綺麗だ。やっぱりココが、一番だなぁ!そう呟いたのは、ダンナの方が先だった。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「ミ○ュランガイド…行列してまで欲しいもの?」
2007.11.26
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甘~い味のするものはどちらかというと昔から苦手で、お菓子自体もあまり食べない子供だったので、親には「将来大酒呑みになるぞ~!」と言われ続けて育った私。お菓子に関しては、チョコで表面塗ってるケーキとか、砂糖にまぶされ系とかイチゴ味のスナック菓子とか、アンコもの、それらを見るだけでも胸が焼けた。それでも年齢を重ねてくうちに、食への興味や味覚も少しずつ変化したようで今では色んな味を楽しめるようになった。けど調子に乗って食べ過ぎると、一気に肌荒れしたり太ったりするのが判ってるので例えば身体が疲れて甘いモノを欲している時用に、ひとくちふたくちで満たされる腹持ちのいいお菓子を何かしら常備している。以前はナッツ入りチョコレートを年中キープしてたが、疲労の溜まった時にドカ食いして激太りしてしまったので、それ以来、家にチョコ菓子を置かないことにした。あとポテトチップスやフライドポテトなども、今では滅多に食べなくなった。そしたら、自然と体型は戻って来た。だから今はたまーにランチとかで、生チョコのビターケーキを食べるのが楽しみ。そんな我が家のキープ菓子は、できるだけ和モノを中心に選ぶ。あとは無駄に色んな添加物とかたんまりパッケージ裏に勢ぞろいしてない自然派な味、であることが決め手。もっと若い頃なら何食べても毒素をサッと体外に出せてたんだろうけど、この歳になって悪いモノ食べたら身体に留まってくだけ、のような気がするので…(苦笑)最近食べてハマったモノの中で、ヒットだったのがこのふたつ。ゆきげ杏 http://www.apple-mall.net/rikyudo/shop/profile.html生粹菓 ゆきげ杏(杏菓子)これは輸入食材や自然派食品を取り扱ってる某スーパーの棚で見つけ、ひと目ぼれ。杏は好きだけど国産なせいか値段が私には高くて、最初は買うのをためらった。でもある日、セールを利用して一袋ゲットしてみた。今まで食べてた杏商品は、何だったんだ? とゆー衝撃のうまさ(あくまでも私基準)に感動。杏の実が真っ白で見えないくらいサラサラの砂糖がまぶしてあるのが、やや欠点。でも私は食べる時にそれを落としながら、煎茶すすりつつ食べるから平気。それに甘い分、みっつも食べれば充分なので、逆に一気食いの危険もなくいい。さっきネットで随分激安で売ってるのを知り、萎えそうになった…まぁ、そんなにしょっちゅうは買わないけれど、店で目が合ったら買わずにいられない…今の私にとってそんな一品、であることは間違いない。黒糖ドーナツ棒 http://www.fujibambi.co.jp/goods/item1/index.htmlこっちのお菓子は、先日実家から送られてきた荷物の中に一緒に入ってたモノ。私と同じ九州生まれな一品らしいが、商品を見るのはこれが初めてで。九州出身者なら心当たりというか、みんな解かってくれると思うんだがお菓子と言えばとりあえず黒糖ナンチャラ…みたいなモノが、子供の頃から家の中フツーに転がってません? うちはそう。リトル沖縄が我が家に!!てな感じに、黒糖商品が当たり前に菓子入れの中におさまってた。そのせいかどうなのか、砂糖類の甘さがとにかく苦手で今も砂糖をあまり料理に使わない私が黒糖だけは受け容れてしまう。で。この変わりドーナツの話。ドーナツなのか黒糖棒なのかハッキリしろ、と言いたいとこだがひと口食べたらそんなことどーでもよくなるくらい美味。懐かしいような初めてのような…そんな食感と味に、みるみるうちに引き込まれちゃう。南国生まれにしか解からないかも、と思いつつ、雪国生まれのダンナに1本あげてみた。「うま! 何これ。もう1本」うまか棒のCMか!というツッコミはこの際なしで、もうひと包み差し出した。今ではすっかり私達のお気に入り。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「祈願。オシム語録がまた聞きたい!!」
2007.11.20
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飲みました、今年も。我が家の恒例行事の中で、おそらく最もワクワク度が高いと思われる『ボジョレー・ヌーボ』解禁の昨日。前日までにナンとか仕事も一段落したので、先月からほぼノンストップで毎日何かしらアクティヴに動き回ってた自分へのご褒美とゆーか、打ち上げるぞ!みたいな。そんな気持ちを大盛りめに込めつつ。ちなみに昼間の気温は、薄手ジャケットにも汗が滲む20度くらい。なーんかちっとも、“気分”じゃないなぁ…なんて一瞬思いながらも、いそいそ買い物に出かけ、ちゃっかり夜も愉しんだ。何ヶ所か回った店で、ピンとくるモノがなく。私達夫婦の定番になりつつある某所のワインコーナーで、運よくひと目で巡り合う。ワインじゃ今のところ私の一番のお気に入りなモメサン社、のボジョレー(\2650ナリ)。期待しないで行ったのに、店が狭くて限定品しか置かないこんな所で合えるなんて嬉しすぎ。質味共に信頼できるワインをゲットでき、ますます楽しみが増す。ラベルのイラスト(どれもこのおねえさん↑と仲間達てな感じの)が三種類ぐらいあって、中身は同じなのに、どれにしようか考えちゃった。後で知ったんだけど、同ワインのイメージキャラのマドモアゼル・モメサンが旅する世界の三都市(東京、パリ、モスクワ)が、描かれてるらしい。私のはモスクワだったのか…この日の食卓には、ラタトゥイユ風煮込みをメインに、鶏レバー串、サーロインステーキ、パルミジャーノ、ガーキンスのピクルス、ポンパのお気に入りバタール…を少量ずつ用意。ラタトゥイユが今まで作った中で一番の出来(ダンナ評)で、イタリアントマトの酸味とフレッシュなワインの味が、いい感じに調和されて大成功だった~♪ボジョレーは熟成期間の長い数年モノのワインと違い、舌触りがとにかくライトなのでジュースのようにぐひぐび飲める。これが嬉しく、とても危険(笑)。結局今年も、酔うと似非評論家(巷のニュースに物申す系)に変身するダンナの語りに、テキトーに相槌しながら、あっという間にふたりで1本空けた。世の中の妙な盛り上がりは正直あまり感心できないが、ワイン好きにとっては1年で一番の新しい味に触れて、「初心に戻り新たにスタート」をきれる日でもあるはず。だから我が家にとっても1年を締め括る行事として、親しみをもっている。濁りのないピュアで素直なルビー色のヌーボのように、清らかな心でまた1年進んでいこう。全く関係のない話だが。同じ日に“年代物”の思いがけないプレゼントが、私宛に届いた。薄オレンジ色がベースの手作りアンティーク風味が漂うそれは、なんと、私がこの世に生を受けて間もない時期に、この身に纏っていたという『おくるみ』だった(と言ってもモチロン、記憶は全くない)。母が洋裁の得意な伯母に、その昔「好きに使って~」と手渡し(母は全く覚えてない(苦笑)、それを伯母が洗濯して毛糸玉に戻して“保管”してた、という。そしてこの夏、数年ぶりに故郷で再会したのを機に、私に返すために編み始めたようだ。さすがに母も「あの人はしっかり者で物持ちいいからねぇー」と、かなり驚いている様子。鏡に向かい、それを身体に当ててみた。ウン10年前の自分と“ご対面”する気分。何度も肺炎をこじらせ、父や母を夜中に走らせた。祖父や祖母だけでなく、この伯母にも随分世話になってたようだ。そんなことをひと目ひと目思い返しつつ、年老いた伯母が私のために編んでくれたのかと思うと、胸がキュンと熱くなり、鏡に映る目はうさぎになった。 大切に仕舞って時々眺めておくのがいいか、大切に普段着として身につけるのがいいか、まだこれをどうすべきかは、決めてないのだけどどちらにしても大切に、大切にしなくちゃいけないってのだけは、私が一生忘れないこと。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「ちょっと熱っぽい。」
2007.11.16
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相変わらずマイブームな重松本。明日の休憩時間から新しい本を読み始めるつもりなので、その前に先日読み終えた本の覚え書きなど。『幼な子われらに生まれ』妻であり嫁であるが母ではない。夫はいるがお互いに初婚で離婚歴も連れ子もない。もとは他人のふたりで、1枚の紙切れの上だけの約束でしか彼を繋ぎ止めるモノがない。そんな私が、この本で感情移入できるのか…本屋で手に取った時に随分買うのを迷ったが、読んでみて、時間の無駄ということには、ならなかったと思う。却って、“血のつながり”がある・なしに関係なく、人と人とが心を通い合わせるには「何が大切か?」を、再び考えるきっかけになった。人物設定上、自分を重ねられる人は今回は残念ながら出てこなかった。そんな中で唯一、家族とは別に時々登場するキーマンの女のコ(主人公が風俗店で出逢った)の言葉の幾つかが、何より心に響いた。そして、それとは全然別の場面で、一度だけウルっとした部分があった。重松氏の展開のクセみたいなものには、もう結構慣れてきたハズなのだが、相変わらず油断するとふわっと胸を掴まれて、泣かされてしまう。「愛する」って、「結婚」って、「家族」って、「幸せ」って………そんなことを少しだけ真面目に考えてみたくなる1冊。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「カラリオ長澤○さみの“お帽子”に拒絶反応。」
2007.11.12
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あれだけ待ち望んでた日も、あっという間に過ぎてしまった。1日経った今も「あれは夢だったのかも…」と、フワフワしたままの記憶と余韻が頭の中にぼんやりとある。楽しいことは長くは続かない。それはちゃんと解かってるけど、本当にあっけなく思ったよりもスムーズに、そしてあっさりと終わってしまった。遂に“その日”を迎えた昨日。なんだか落ち着きなく、そこに着くまでに何度も何度もチケットを確認してしまった。都内某所のライヴハウスへ到着するまでに、色んな想いが渦巻いていた。「やっと会える」という期待もあったが、「また失望させられるかも…」という不安がこの頃はまだやや上回っていた。予定を20分程過ぎて、その幕が開かれたとたん。彼をこの目で捉えた私は、不覚にも涙をこぼしてしまった。どうしてそんな風になってしまったかは自分でも驚きで、何も判らないけれど“あの一件”の前後の彼とは、明らかに“別人”になってるように見えたのだ。「憑き物が落ちた」という表現が適切か否かは、この際置いといてでもそれに限りなく近いものを、彼の動く姿のひとつひとつに感じていた。私はあのことの“すべて”を許してしまったわけではない。アヤマチを犯した過去は二度と消えないし、私達ファンを悲しませ傷つけた責任は重い。たとえほかの誰かが、罪を犯した後に運よく大ヒットを飛ばし、それが最初から“なかった”かのように涼しい顔して、美しい音楽を奏でていたとしても。あんな風に簡単に、自分の過去から逃げてほしくない。最愛の彼は長年、「ナニモノにも代えがたい唯一無二の存在」と呼ばれ、コアなファンに愛されて続けている。それを本人も少しは自覚してるハズなのに、いい歳してあんなモノで現実逃避をしたことはこうしてライヴで生歌を聴いて心揺さぶられてる事実があっても、きっとずっと、許せない。だからこそ、音楽の世界でしか多分生き続けられないその類稀なる才能をフルに活かし、もう二度と同じ道に迷うことなく、大きな十字架を背負い“現実”を受け容れ生きてほしい。まだ完全とはいかないまでも、数年前の“復活ライヴ!”と騒がれた時なんか比べ物にならないほど、いい出来だったと思う。「Lion Heart」は個人的にすっごく嬉しくて、涙なしではいられなかった。“猛獣のようなハート”を、彼自身もち続けてほしい、と心から強く願いつつ共に唄いながら泣いた。彼にとっての“全盛期”のパフォーマンスは、パワフルでセクシーでキュートでピュアでエロでおバカでマニアックで超人的でミラクルで………○△□だから、それを超えるライヴは公私共に何百回とライヴを観てきた私でも、いまだに経験したことがない!(今の彼自身も超えることはできてない、のは残念だが)と言い切れる。ライヴ会場を出た辺りですれ違ったカップルが言った。「日本のライヴじゃ、彼のがイチバンだよね」それを踏まえた上で評価すれば。モチロン彼の体力的な衰えに切なくなる時もあるけれど…今の、35歳の中年~♪を疾うに越えてしまった彼の“精一杯”を、それなりに実感できた夜だった。そして夜も深まり…………私より少し後に家に辿り着いたダンナはというと、珍しく酒の臭いをプンプンさせてか・なーーーーーりゴキゲンな状態であった(怒)。会社の同僚達と大宴会した、らしい。「俺のト・モ・ダ・チ(※ダンナと彼はその昔、家を行き来し合う程のナイスな仲だった)は、ガムバってましたかぁ~? そっかぁーーガンバってたかぁ……Zzzz」と言った後、満足気な笑みを湛えたまま撃沈。ので即、寝室に移動命令を下す。それからも私は、何時間も眠れずに起きていた。この夜の出来事がジワジワとボディーブローのように、後になって効いてきたの、か?ごめんよ、ダンナ。暫くはちょっと私、彼の歌声に浸って眠らせてもらう。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「深夜のドカ食いは、やっぱ、翌日くる。」
2007.11.09
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いやー、久々に辛かった。先月末から昨日まで、なんとかヘコタレずに乗り切ったとゆー感じ。調子に乗って色んな事を押し込みすぎた。仕事もプライベートも細々した用事も…仕事で1分1秒を惜しんで走り続けた頃なら、気力と体力と情熱が私を支えてくれたのに。今の私は2番め3番めがカスカスだ…毎晩、家に着くと深夜テレビを観てるはずがリビングでダウン。ユンケルをこんなに毎日飲んでるのは、3日間平気で徹夜してた頃以来、かもしれない。そんな毎日だから、家の中はめちゃめちゃ。家に人が居なくても、塵や埃は降り積もる。洗濯物はあふれかえり、キッチンにはプラスチックゴミがやたら溜まる。植物も数日間水も遣らず、枯葉の片付けもせず放置。ああそれなのに今朝ダンナが、「ねぇ、知ってる? 花、咲いたよ!」と目を丸くして。見たら幸福の木に大変化が… なんとてっぺん付近の真ん中に、今まで見たことのない物体がニョキニョキと光の差す方をめざして伸びてるではないのっ! ※ぽちっとな。軽く画像コメントつき※嬉しいんだけど、初めてのことだったんで、何か思いもよらぬ事が起きそうな予感がして素直に喜べなかったり…だってコレ、暑いトコの植物ですし。花咲くなんて知らんがな。今の時期元気よく咲くなんて、どこの誰が期待してたでしょう。こんな関東地方今年一番の冷え込みの日に。暦の上では“立冬”であるこの日に。生命力って偉大だ。彼女(=幸福の木)はその上に太陽が昇り続ける限り、そこをめざすのか。昨日、仕事の休憩時間に突然、ケータイの呼び出し音が鳴り出して焦った。着信画面を見ると、すんごく懐かしい名前が! 慌てて通話ボタンを押す。彼に会ったのは、そう。今から4年ぐらい前、彼が当時属していた会社のイベントに夫婦揃って招かれた時だ。年賀状のやり取りは続いてたけれど、お互いの暮らしに熱中するあまり、電話やメールの連絡も途絶えてしまっていた。彼改めF君は、私が編集者だった頃の後輩であり同僚であり、仕事の良きパートナーだった。音楽ライターに転向してからも、取材を随分回してもらったので、彼には本当に感謝してる。年齢的には私の実弟とたしか同い年なので、弟のような…時々そんな親しみさえ感じる。そんな彼が何を思ったかウン年ぶりに電話してきたので、内心ヒヤヒヤしつつ話を聞く。てゆーか、本気でビックリするわ。だって一昨日の午後、六本木ヒルズのカフェでこれまた元同僚で戦友で親友のひとりに久々会ったのだけど、そのコとの会話の中で、彼の名前も出て来たのだ。猫電波よろしく何か引き付けてしまったんだろうか。それとも単なる偶然か?とりあえず「鼻の下がムズムズしてたでしょう?」と、聞いてみた。「なんか急にびー。さんの声が今日は聞きたくて…」だってさ。んもぅ、相変わらず持ち上げ上手甘え上手だな、ヤツは。いや、もしただ単に思いつきで電話してくれただけでも、私を思い出してくれたことは非常にありがたい。あの頃私がガムシャラだった事が、“間違い”じゃなかった、って、思えるから。ひと通り、互いの近況報告をし合い、あっという間に休憩時間も終わりに…F君の仕事も前に聞いた頃以上に順調のようで、この数年でかなり大きな事を手掛けるまでになった模様。「いやいやまだまだですよ~」「大変ですぅ~」と謙遜しながらも、その声には今の仕事への誇りや余裕が見て取れる。私は…私の声は、どんな風に聞こえたのだろう。あの頃のような私じゃなくなった、今の私は彼にとってどんな人間に映るのだろう。電話を切った後そんなことを思いながら、あの頃とは真逆の静寂漂う空間で、己の感情を押し殺し、黙々と活字と向き合う“派遣校正者”に舞い戻る。一昨日会った友達も、昨日話したF君も、私が“現役”でいた頃と何も変わらず、“第一線”でその道のプロとして勝負している。彼等の見つめる先には、大きな夢がちゃんとあって、そのために日々人知れず努力しているのを話の端々に感じ、今の自分がちょっとだけ恥ずかしくなった。体調のこともあるからと、それを理由にこの数年すっかりペースダウンしまくってるけれど、夢まで失くしちゃいけないと思った。あの頃のようにデッカイことは手に入れなくてもいい。けれど、今の私がこれから先、何に向かって行くのかは、私自身ちゃんと見当つけておく必要はあるだろう。ナンダカンダでもう今年も残り2ヶ月を切り、来年の事を言っても鬼も笑わなくなった今こそもう一度私は私が進むべき道を、自分の胸に聞くべきなのかもしれない。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「今宵は完全燃焼 」
2007.11.08
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週末。お義母さんが上京するのでそれ中心に予定を組んでたのだが、突然スケジュールが変更になり、長男の嫁のツトメもしなくてよくなったのでさて、どうしようってことになり。困ったときの鎌倉頼み?ってヤツで、とりあえず今回は山方面メインで廻ることに。北鎌倉から化粧坂に入り、そのまま源氏山ハイキングコースへ突入。ところどころ滑る危険な部分もあったが、この日はしっかり山歩き専用シューズを履いてたので、全然へっちゃら。すれ違うカップルの女性がみんな、渋谷でも歩くかのような素敵な装いでヒールの尖ったロングブーツをツルツルと滑らせながら不器用に通り過ぎる。鎌倉の山を完全に舐めている……そんな彼等を内心冷ややかに見送りながら、私は私の道を行く。源氏山公園に辿り着いたのは、何年ぶりだろう。近くまでは何度も来ていたが、前にココを訪れたのは多分まだ私達が結婚する前の頃。そんなことを懐かしく思い出しながら、少しばかりベンチに腰を下ろす。と、茂みに黒っぽい尻尾がくるんと見えた。うほ。猫発見!にゃあと鳴いたら、にゃあとかなりの甘え声。ちょっと退屈してたようなので、暫く猫の気まぐれに付き合いつつ休憩。そして再びコースに戻る。と言っても、この後はもう普通に舗道を下るだけ。銭洗弁財天前の急な坂を駆け抜け、佐助から駅前、そして鶴岡八幡宮まで一気に。なんとか日没寸前に本殿に辿り着く。お決まりの参拝。七五三の御参りや外国人観光客……この時間でもこの日はなんだかとっても混んでいた。足早に境内を出たところで、ちょうど町じゅうがライトアップ。昼間はまだまだ暖かいけど、随分日が暮れるのが早くなったもんだ。そんなこんなで、海には行かずにこの日のウォーキング、無事終了~♪シメは、鎌倉駅構内に先日リニューアルオープンしたばかりの【エキスト】へ。よく歩いた自分へのご褒美として、『MARBLE GELATO COMPANY』で濃厚ジェラートを立ち食い。美味しいモノはいつ食べても美味しいけれど、心身ひどく疲れた時は甘いモノが特に美味しく感じる。最近仕事が続いてお疲れモードだったけど、この疲れもいい空気吸ってスイーツ食べたら全部吹っ飛んだ気がする。ああこれだから、ウォーキングはやめられない。って結局、“食べ物につられて”歩いてるのか、私は(笑)。 ※画像にふれるとコメント出ます※ ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「怒涛の日々は、今週も続く。」
2007.11.04
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