海外旅行紀行・戯言日記

海外旅行紀行・戯言日記

2003.02.12
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カテゴリ: Books
ゲーテがワイマール公国の宰相に赴任する前の疾風怒濤時代(1771 - 1775)には感受性の鋭い詩が多く生み出されています。
シューベルト歌曲で有名な「魔王」、モーツアルト歌曲「すみれ」等が代表作ですが、感受性をもっと大切にしようと唄った詩があります。

憂愁の喜び

乾いてはいけません、乾いてはいけません
私の恋の涙はとこしえであって欲しい!
半ば乾いた涙の眼には
周りの世界が 何とわびしく
死んだように見えることでしょう!
乾いてはいけません、乾いてはいけません
破れた私の恋の涙はいつまでも!

Wonne der Wehmut

Trocknet nicht, trocknet nicht,
Traenen der ewigen Liebe!
Ach, nur dem halbgetrocneten Auge
Wie oede, wie tot die Welt ihm erscheint!
Trocknet nicht, trocknet nicht,
Traenen ungluecklicher Liebe!

あまり日常生活に慣れ過ぎてしまい、自分の生活のみに囚われると、他人に対する思いやりも無くなり自己防衛だけが生活目標になってしまいます。
そんな生活が危機に晒されて来ると、じっと黙して自分を語らず「会社が政府が何もして呉れない」と全て悲観的になります。

昨日、建国記念日のどこかの集会で小泉首相が「悲観的見方からは何も生まれない」と述べているようですが、彼にとっては構造改革も官僚の抵抗それに与する自民党抵抗勢力の圧力で「笛吹けど踊らず」と言う心境なのでしょう。

しかし、1960年米国大統領ケネディの就任演説で述べた「国家が何をして呉れるかを問うのでは無く、自分が国家に何をしてやれるのかを問え!」と言う格調の高さを指導者にも期待し、私達も再度、再々度、自分たちがこの経済不況を乗り切るには何をするべきなのか問い続けなければいけません。

考えて見ると、イラク攻撃もパックスアメリカーナに反対する国家エゴから軍事好国フランスが反対しているに過ぎません。イラクでの石油権益のフランス分は保証すると米国が言えば、フランスは攻撃に即賛成するのです!
多分ドイツのみが悲惨な戦時体制からの反省による攻撃反対で、他のロシアも中国も自国内に多数いるイスラム教徒を押さえ込み、石油権益で得を出来ないか策謀しているに過ぎません!

北朝鮮問題も含めて、国際政治は乾きすぎていると思えてなりません、国民間の乾いていない思いやりが是非とも必要な時期に来たと思っています。





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Last updated  2005.08.07 12:57:51
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Comments

maki5417 @ Re:会食場所を下見に行く-狛江Jonathan(06/14) クーポン発行のファミレスですね。
maki5417 @ Re:榎津城山から蛤浜を観る-我が家に残る油彩(06/12) 老々介護ですが、ピンコロでよかったです…
maki5417 @ Re:ユネスコの世界遺産に登録されているシャルトル大聖堂(06/05) 電車で十分日帰り可能ですが、残念でした…
カーク船長4761 @ Re[1]:6月オスロ・フィヨルドで白夜体験(06/01) オジン0523さんへ 26年前に修正致します!
オジン0523 @ Re:6月オスロ・フィヨルドで白夜体験(06/01) 私も2011年7月に男二人で北欧の旅を楽しみ…

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