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2008.08.17

「生活に不安」7割－「老後の生活設計」がトップ

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テーマ：政治について(19884)

カテゴリ： Politics

古来、為政者が心がける政策は「パンとサーカス」と言われ、安定した経済生活（パン）と余暇娯楽（サーカス）を提供することにあるとされています。

近年は、小泉改革以来、自由主義・企業活動優先による格差是認で、一般国民は「パンとサーカス」が得られにくい状況となって来ました。
「社会保険の記録不備」から老後の生活設計に不安を感じているだけで無く、国民年金では「安定した老後の生活」は出来ないことが明らかとなりましたが、従来の自公政権は、公務員の共済年金の破綻を厚生年金から充当することのみに汲々とするだけで、「国民年金でも厚生年金と同様な老後生活確保」と言う肝心な処に手を入れて是正する意欲が感じられません。
結果として、2008レジャー白書では、余暇の楽しみ方が10代で10年間に30%近く減り、余暇の貧困化を招き、レジャー産業の市場規模を縮小させているらしいのです。

内閣府が「国民生活に関する世論調査」の結果を発表した。

日常生活で悩みや不安を感じている人は70.8%で、1981年の調査開始以来、初めて7割を超えて過去最高となった。
今回調査は6月、全国の20才以上の男女1万人を対象に行い、回収率は61.5%。

その内容は「老後の生活設計」が57.7%で最も多く、昨年4番目だった「今後の収入や資産の見通し」が42.4%で3番目となった。
昨年との生活の比較では、「低下している」と答えた人が34.1%で9.6ポイントも増え、「向上している」は4.4%だけだった。

政府に力を入れてほしい政策は、「医療・年金等の社会保障構造改革」が72.8%％で、5年連続トップ。昨年6番目の「物価対策」が21.8ポイント増と大幅に増え、56.7%で3番目となった。

現在の福田政権、リーダシップに欠けるのが難点と支持率が上がりませんが、リーダシップも善し悪し、じっくりと「中庸」精神を発揮し、国民の要望を反映させた「格差の少ないパンとサーカス」確保に心掛けて欲しいものです。

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