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2002年10月07日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 前に住んでいた家の近くに橋があったのだが新しい橋ができたので長く閉鎖されていたのだが、今度いよいよ取り壊しされることになった。解体工事に先立って工事の影響が後で出た時に現状を押さえておく必要があるようで調査に立ち会うことを求められた。古い家屋なのでこの傾き具合を調べておかないと後でここが傾いた、あそこも傾いたというようなことをいわれても困るわけだろう。何やら家のあちらこちらを計測したり写真に撮っている。その傍らでこれを書いている。

『作家が過去を失うとき』を引き続き。アイリスは、アイデンティティの問題が理解できない、といっていたと夫のジョンは報告する。それが何かは知らないけれど自分にはそんなものはないと思う、と。私が私であるというのは自明であるようにも思うのだが、アイリスほど自己愛に遠い存在は想像できない、とジョンはいう。「思うに、アイデンティティにしがみつく人ほどアルツハイマーを恐れるものだ。アイリスはその感覚を欠いていたために虚無の世界にそっと漂っていけるものだと思う」アイリスが研究書を書いているプラトンは魂の不死ということをいったが、どうやら個性は喪失するようだ。しかし魂が消滅するかといえばそうではなくて、例えてみればたばこの煙のようにやがて煙は消えてしまっても煙そのものがいつまでも部屋の中に残っているようなものである。そういうのはアイデンティティの喪失といっていいのではないかとも思うのだが、アイリスはアルツハイマーになってそのような意味での魂の不死を経験したようにも思える。

 結婚式の日のことをジョンはこういう。結婚式の朝、見なれた風景が初めて目にするように感じられた。「いつも急いでいたり、どこかに向かう途中だったり、遅刻しそうだったり、自分のことに気をとられていたりで、一度もきちんと見たことがなかったのだ」「すべてのものが生涯最初か末期に見るかのようにくっきりと目に映った」死刑台に運ばれるマリー・アントワネットはその様子をスケッチした画家のダヴィッドによるとパリの通りや広場を初めて見るかのように好奇の目で眺めまわしていたという。死の直前でなくてもいつもこんなふうに感じて生きていきたいものだ。





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最終更新日  2002年10月07日 12時19分43秒
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