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2002年11月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日も明治東洋医学院で講義。5階の教室に行くのに階段を使った。もう始業のベルが鳴っていたので学生たちが急いで後から後から追いぬいていく。一人の学生が挨拶をして追いぬいた。しばらく行き過ぎてから立ち止まって振り返って僕にいった。「アドラー!」
 今日の講義。人は誰も自分で意味づけした世界に生きている。その意味づけは人によって違うが、そのいずれが正しいかそうでないということはない。ただあまりその意味があまり私的(private)であるならば他の人とぶつかり生きにくいということはあるだろう。よりコモン(common)な意味づけを知っていることも時には必要なことはある。これをコモンセンス(common sense)という言葉で呼ぶが必ずしも「常識」ではない。常識を受け容れよというようなことをいわれて反発しないほうがおかしいといっていいくらいである。
 正しい、正しくないではなく、より「善い」ということはある。ギリシア語で「善い」(agathon)という時道徳的な意味がはなく「ためになる」という意味であることは『アドラー心理学入門』の第4章で指摘した。自分のためにならないことをする人はないだろう。もし私的な意味づけがためにならないのなら、ためになる意味づけを採るのはどうか。ただし、何がためになるかということは人や状況を離れて固定的に決まっているわけではない。
 山下和美の『不思議な少年』(講談社)という作品がある。その中の「ソクラテス」という短編では永遠の生を持つ少年が死刑の宣告を受け獄にいるソクラテスの前に現れる。そしてソクラテスを過去から様々な時代を経て現代の世界へと連れていく。少年はいう。「人類にとって不変の正義などというものはない。あなたの主張する普遍の正義も。目の前にある宗教・民族その国の正義に比べたら普遍の正義など机上の空論ですよ」ブッシュのいう正義はアメリカにとっての正義でしかない。国家の正義というものに疑問があるとソクラテスは現代の日本にきて人に話しかけようとするが誰も耳を傾けようとはしない。国家にとっての正義、会社にとっての正義などを考えると、少年がいうように普遍的な正義はないようにもたしかに見える。僕の立場は先に書いたように人や状況を離れた固定的な正義はないということである。しかしだからといってすべてが相対的であるということにはならないと考えている。常識(コモンセンス)という言葉をふりかざさず(学校に行くべし、仕事に就くべしなどなど)私とあなたとの間でコモン(共通)な善を個々の場面で見つけ出すという作業はしていかないといけないだろう。tower
 山下の「ソクラテス」はプラトンの『ソクラテスの弁明』『クリトン』『パイドン』などの対話篇を綿密に読み込んであって正直驚いた。どの言葉もプラトンの対話篇から出典個所を指摘できるほどである。(ソクラテス像に抱かれて眠る少年の絵でギリシア文字が書いてあるが、これが主格ではなく属格、「ソクラテスの」になっているのがささいなことだが残念)。station
 帰り、山下の『不思議な少年』と話題の(らしい)『ブラックジャックによろしく』(佐藤秀峰、講談社)を買いに書店に。当然のことながら本を買いに行くと長居をするこことに。早くも空は暮れようとしていた。写真は京都駅。京都タワーがビルの窓に映っているのがわかるだろうか。





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最終更新日  2002年11月20日 21時14分53秒
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