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にほんブログ村 高見彰七のコンクリート像 リンク集2「観世音菩薩像」更新しました。観音像はNo.15まで追記しましたが、後半は写真がまだ掲載できていません。新情報のご提供、ありがとうございました。これからも情報をよろしくお願いします。●【リンク集1「神馬」編】 「高見彰七 神馬編」●【リンク集2「観世音菩薩」編】 「高見彰七 観世音菩薩編」●【リンク集3「その他」編】 「高見彰七 その他」●【妙楽寺の仏像群】 「妙楽寺」●【年表】 「高見彰七 製作年 (年号記述があるもののみ)」【 桜アイス 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.31
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にほんブログ村 豊田市 野見御嶽神社の高見観音(無銘)の続きです。【前の記事】「野見御嶽神社の観音菩薩像(高見彰七 作品候補)1」【前の記事2】「野見御嶽神社の観音菩薩像(高見彰七 作品候補)2」この高見観音には、ひとつの謎があります。それは、この観音像の横に建てられた銘板です。名板には「しあわせ観音」とあります。さらに「昭和62年正月」とあります。2024年3月現在、昭和46年以降は在銘の高見彰七作品は見つかっていません。最新の高見彰七作品でしょうか?その答えは、やはり銘板にあります。銘板には「寄贈 松光院 石川宗法」とあります。つまり昭和62年に松光院から野見御嶽神社に移設されたわけです。当然、このしあわせ観音の製作年はそれ以前になります。近くの心学院も、庭松山 心学院でした。この付近には寺名に「松」が付く寺院は多くあります。松平家と所縁がある地域だからでしょう。しかし調べても、付近に松光院は見つかりません。おそらく松光院は廃寺になり、その際にこの高見観音は移設されたのだと推定されます。廃却されることがなく、本当に良かったと思います。【 訳ありバウムクーヘン 切り落とし1kg 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.27
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にほんブログ村 それでは、豊田市 野見御嶽神社の観音菩薩像の検討をします。【前の記事】 「野見御嶽神社の観音菩薩像(高見彰七 作品候補) その1」●全身の比較 身体を大きくねじる姿「流れ形」の観音像。 高見観音の特徴ですが、等身大・在銘の観音像は限られます。 その例として、豊田市 古瀬間御嶽神社の高見観音があります。 左:野見御嶽神社, 右:古瀬間御嶽神社 いかがでしょうか。 開いた胸元、肩口からの着物のライン、合掌の表現、 着物の裾までのライン、足元の表現などそっくりです。●お顔の表現 古瀬間御嶽神社の高見観音は高い台座の上にあります。 そのためお顔を見上げる形となり、比較が困難です。 そこでお顔は、半流れ形ですが在銘の 高浜市 吉浜人形前の高見観音と比較します。 左:野見御嶽神社, 右:吉浜人形前 野見御嶽神社は少し面長です。 それ以外、眉、鼻、目、口の表現は似ています。 着物の胸元の表現の違いは、流れ形と半流れ形の違いです。以上から、野見御嶽神社の観音像も高見彰七作品だと私は思います。高見観音初の多色塗装例となります。(ただし白一色の塗装例はあります)FDG公式さん、ご報告ありがとうございました。そしてブログへコメント下さった皆さん、ありがとうございました。大半の皆さんが「これも高見観音」とコメントされていました。もはや私の画像での検討は蛇足でした。さて、この野見御嶽神社の高見観音には、まだ面白い点があります。それについては次回、ご報告します。【 銀座 千疋屋 フルーツクーヘン 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.25
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にほんブログ村 当ブログへ訪問頂いている皆さんも、すっかり高見彰七作品に精通されておられます。一目で高見観音の判別が可能なご様子で驚くばかりです。その皆さんへ、最高難度の高見彰七作品候補の登場です。発見者は今回も「FDG公式さん」です。【FDG公式さん】 「FDG公式さんのH.P.」場所は先回ご紹介した高見観音(無銘)がある愛知県豊田市の心学院から徒歩圏内です。少し山を登った野見御嶽神社にそれはあります。写真の右側ですが、いかがでしょうか。スタイルは「流れ形」。等身大の大きな像です。彩色されているために、判別が難しい。しかもお顔も傷付いています。まずは皆さんで、高見観音か否かをご検討ください。もし高見観音であれば、初の彩色された高見観音の発見例となります。次回は私もこの観音像を検討します。【 三色だんご 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.23
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にほんブログ村 豊田市野見町の心学院には不動明王像もあります。これもセメント製です。【前の記事1】 「心学院の高見観音 その1」【前の記事2】 「心学院の高見観音 その2」彩色された不動明王像です。お顔はかなりラフな造り。背後から見ると、セメントが新しそうです。屋根で守られていたからかもしれません。高見彰七作品に類例がないレリーフ作品。新しく見えるセメント。以上から、この不動明王像が高見彰七作品か否か、判定ができません。みなさんは如何思われますか?【 冷凍:中華ごま団子(桜あん) 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.21
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にほんブログ村 豊田市 庭松山 心学院(こころがくいん)の推定高見観音の特徴をご紹介します。【前の記事】 「心学院の観音菩薩像 その1」●高見観音の台座について 写真をご覧ください。 台座が何かおわかりでしょうか? 側面しか見えませんが、おそらく「石臼」だと思います。 庭の飛び石などでの石臼の流用はよくあります。 しかし観音像の台座に当初から石臼を予定するとは考え難く、 (1)他の寺院から移設された、 (2)高見氏が観音像を持ち込み、設置を依頼された、 の上記のどちらかと思われます。 (2)の例は高浜市の吉浜人形前にありますが、 しっかりとした台座があります。 従いまして推定ですが、この観音像は(1)移設だと思います。●観音像製作時の型枠の使用について 観音像の前後の接合部らしき箇所が経年劣化しています。 特に頭部から上半身には、明瞭な接合線がある様に見えます。 前後でセメントの材質が違う様にも見えます。 顔を繊細に造形するため、前面にはきめ細かいセメントを使い、 後部は強度を重視して骨材が多いセメントを使ったかもしれません。 ただそれでは、前後で乾燥時の収縮率が異なり、 接合部が割れやすくなりますが。 下半身にも接合線らしい線はあります。 ただし衣装の裾にも、前後の造形の不整合はありません。いずれも推定ですが、現地で見ると様々なことがわかります。【 バウムクーヘン 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.19
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にほんブログ村 高見彰七作品の新発見のお報せを頂きました。発見者は今回も「FDG公式さん」です。【FDG公式さん】 「FDG公式さんのH.P.」場所は愛知県豊田市の心学院です。スタイルは「流れ形」、丸みのあるお顔立ち。検証するまでもなく、高見観音でしょう。やや眉が上がり、何かご不満があるかの様な表情です。台座を除いても、高さ120~130cmはあるでしょう。FDG公式さん、いつもありがとうございます。心学院のこちらの観音像も高見観音として登録させていただきます。次回は、この心学院の高見観音の特徴についてご紹介します。【 とろける生大福 さくら 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.17
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にほんブログ村 高見彰七作品候補発見の連絡を頂き、現地確認と検証を終えています。記事の準備を進めていますので、お待ちください。【 桜もなか 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.16
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にほんブログ村 近所の空き地に、白い花が咲いてひさしい。だれかの帰りを待つように、その白い花は長く咲き続けている。最近までこの場所には、家が建っていた。その家の高齢のご婦人は園芸が好きらしく、花が多い庭だった。ある夜、救急車のサイレンが響き、その家の前で止まった。赤灯の瞬きが周囲を照らし、やがて無慈悲な闇に包まれた。そして、その家は主(あるじ)を失った。家は空家になり、ほどなく建屋は壊され空き地になった。その後も空き地には花が咲いた。けなげに咲く花の姿には、花を愛した主の記憶があった。その花言葉は「誠実」だという。主のいない庭の片隅に、今年もノースポールの白い花が咲いた。【 月化粧 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.14
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にほんブログ村 岡山県南 児島半島 胸上地区東部の化粧地蔵探索、続きです。大きい化粧地蔵の座像は綺麗なお顔立ち。赤い衣装は「天然痘(疱瘡)除け」に由来する厄除けと言われます。さるぼぼ,くくり猿,赤べこなど、赤い縁起物は多いですね。特に子供が関わる縁起物や祭祀では赤色が多用されます。小振りな遊戯坐(ゆげざ)の化粧地蔵は化粧に乱れが……。なぜ遊戯坐という特有の座り方なのか、勉強不足でわかりません。この場所のストリートビューです。岡山県玉野市胸上1278地蔵堂の周辺は開けていますが、ここに到る道は細いのでご注意を。周辺には廃屋も多くありました。大きな商店や病院などからも離れ、自動車が使い難い細い道。住民が減少するのも仕方がないかもしれません。地域の子供達が化粧するという化粧地蔵。住民が減る中で、今後もこの風習が継承されるか心配です。【前の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その23)」【 岡山デニム トートバッグ 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.12
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にほんブログ村 岡山県南 児島半島の化粧地蔵探索。再び玉野市胸上地区に戻ります。場所は、岡山県玉野市胸上1278。祠の中に化粧地蔵があります。化粧地蔵は大小2体。大きな化粧地蔵の台座には、製作年が刻まれています。「寛政六寅 六地蔵尊 三月廿四日」つまり本来は、江戸時代寛政6年3月24日に六地蔵として祀られたようです。しかし今は2体のお地蔵様しかありません。小さな化粧地蔵のお顔立ちは少々怖め。仲間の地蔵様がいなくなりお怒りなのでしょうか。小さなお地蔵様は、座り方も独特で「遊戯坐」。その台座には、健康・厄除・豊漁などの御利益が刻まれています。六道を巡り、万人を救うお地蔵様。お地蔵様は皆さんのおそばにもおられ、御利益をくださることでしょう。では、お地蔵様から一言。ついて今夜、あなたの枕元に立つつもり……あなたに、ついて行っても良いですか?【前の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その22)」【次の記事】 「化粧地蔵でほのぼの (その24)」【 春のバウムクーヘン 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.10
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にほんブログ村 現在確認済みの高見彰七の作品数を整理しました。無銘の推定作品、撤去された作品も含みます。●神馬: 6体 (宮口神社の神馬は撤去)●観音菩薩像: 17体 (割目池の地蔵菩薩も含む) (三好 森下交差点の観音像は妙楽寺に移設。 こちらに含めず、妙楽寺でカウント)●その他: 4体 (大狐,霊神像,釈迦如来像など)●妙楽寺の仏像群: 57体 (三好 森下交差点から移設の1体含む)◇◇◇ 合計 84体 ◇◇◇現状で84体とかなりの数になります。また大狐や大型観音像など、浅野祥雲にはない大型の作品もあります。一部の作品を除いては無塗装で劣化が見られること。知名度が低く、作品が安易に撤去されやすいこと。これらから、破損あるいは撤去された高見彰七作品も多いと思われます。廃棄、未発見の作品を含めると、高見彰七作品は100体を超えるのではないでしょうか。下記のリンクも、整理・登録を進めます。【リンク集】 「高見彰七作品」【 桜餅だんご 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.07
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にほんブログ村 ヒメオドリコソウの葉はなぜ赤く染まるのだろう。その疑問は、ヒメオドリコソウがシソ科の植物と知って納得した。ただその姿には、踊り子が舞う様な軽快さはない。幾枚も重なった葉は、分厚い冬服を重ね着して、寒風に耐える彼女のようだ。「ちょっと厚着をしすぎじゃないか?」オドリコソウにそう問いかけたなら。「だって寒くて、ほっぺが真っ赤じゃない?」春風のような笑顔で、君はそう答えるのだろう。【 クッキー 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.05
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にほんブログ村 続いて、割目池の地蔵菩薩像の検討です。【前の記事1】 「割目池の観音菩薩と地蔵菩薩 その1」【前の記事2】 「割目池の観音菩薩と地蔵菩薩 その2」観音菩薩像とよく似た技法です。今回も比較として妙楽寺のコンクリート像群を参照します。妙楽寺には珍しい地蔵菩薩像があります。左は割目池、右は妙楽寺の地蔵菩薩像です。観音菩薩像と同様の共通点があります。加えて、服の襟の表現も似ています。一方で相違点は下記の通り。『相違点』 1)割目池の像は目が微笑んでいない 2)割目池の像は顔に丸み(下膨れ)がない 3)妙楽寺の像は耳が大きい妙楽寺には耳を大きく表現した像が幾つかあります。参拝者の願いを聴くという意味でしょうか。私は割目池の地蔵菩薩像も高見彰七作品と思います。おそらく初期の作品ではないでしょうか。【 ねこってる 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.03
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にほんブログ村 豊田市 割目池の検討、続きです。【前の記事】 「割目池の観音菩薩と地蔵菩薩 その1」まずは割目池の観音像の検討から始めます。比較として妙楽寺のコンクリート像群を参照します。これらは高見彰七作品と考えて良い仏像群です。「妙楽寺のコンクリート像」この仏像群は、それぞれが違う様で似ていると感じます。似ていると感じるのは、共通した特徴があるからです。では検証しましょう。左は割目池、右は妙楽寺の観音像です。まずは共通点を洗い出します。『共通点』 1)前髪の造形 2)円弧を描く眉 3)眉から鼻ㇸつながるライン 4)三角形の鼻 5)一本線で彫られた目 6)唇の造形 7)目、口、鼻、眉などの配置や大きさ 8)2重に珠状に表現された首飾り『相違点』 1)割目池の像は目が微笑んでいない 2)割目池の像は顔に丸み(下膨れ)がない つまり割目池の観音像は微笑んでおらず、凛々しいお顔をされています。この凛々しさは、初期の高見観音の特徴と私は考えています。造作を重ねるうちに、穏やかな表情に変わったのでしょう。これらから、私は割目池の観音像も高見彰七作品で間違いないと判定しました。如何でしょうか。【 福々ねこ煎餅 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2024.03.01
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