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「○○様」と呼ぶ「様(さま)」は、その人の姿形を意味する言葉。いつしか敬称語として使われました。「○○さん」、この「さん」は「様」のなまり。多くの方が、なまった言葉を使っています。さらに親しく「○○ちゃん」。これは「さま」の幼児言葉。本来は、子供が使う言葉です。「○○さん」と、あなたをそう呼ぶ人がいたならば、ちょっとなまった言葉の使い手。「なまってますよ」そう答えたいその言葉は、こころの内にとどめましょう。
2014.01.30
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GOM PLAYERでのウイルス感染が話題になっています。下記をご覧ください。最新版へのアップデートで感染があったそうです。【YOMIURI ONLINE】 「ウイルス感染チェック法」「GrLauncher.ini」と「GrVersion.ini」の場所が分からない方は、Cドライブ内を検索ください。検索はCドライブを選択して、CTRL+Fで検索窓が開きますね。・・・・・ところで、皆さんは先に話題になった「Baidu IME」がPCに入っていないかの確認はされましたか?入力変換文字を外部に自動送信されてしまうので、大変話題になりましたね。「Baidu IME」は、フリーソフトのインストール時に、注意しないと抱き合わせでインストールされます。「GOM PLAYER」や「REAL PLAYER」のユーザで、インストール時に「YES」,「YES」を連打した方は、「Baidu IME」が入っている可能性があります。「Baidu IME」が抱き合わせの、主な危険ソフトは下記です。・GOM PLAYER・RealPlayer・キングソフト インターネットセキュリティ・キングソフト オフィス(無料体験版)・Woopie Video DeskTop・Woopie ZIP・Woopie ブラウザ・ALZip・Freemake Free Audio Converter・Freemake Free Video Converter・Freemake Free Audio Downloader・CrystalDiskMark・CrystalDiskMark・ワンクリックウェア削除ツール「Baidu IME」の有無の確認法、削除法は下記を参照ください。個人のブログですが、楽しく解説されています。【Baidu IME 削除法】 「削除法・チェック法」フリーソフトは怖いですね。
2014.01.28
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「今日は死ぬのによい日だ」戦闘を前に、インディアンのラコタ族が叫んだこの言葉は、数多くの文学の中でも語られてきた。家族同様に、一体感が強いこの部族では、英雄的死が讃えられる。私たちは今、軍靴の音を聴いている。日中関係を第一次世界大戦前に例えた発言は、激しく世界を動揺させた。それほど世界は、私たちの軽率な振る舞いを恐れている。領海問題、慰安婦問題、靖国参拝。引き金に指をかけているのは、他でもない私たち。そしてその銃口は、同時に私たち自身にも向けられている。世界の通貨危機が始まった。米国の雇用統計悪化に量的緩和縮小。中国のデフォルト危機。世界同時株安の、金融危機が今週にも迫っている。世界経済の混乱は、さらなる争いを誘発する。特定機密法は、争いを告げる言論さえも統制しかねない。制限範囲の不明確さは、言論統制の拡大解釈を可能にする。日本の軍事費は世界第5位。前年の6位から上昇した。さらなる増加を望むなら、憲法改正すればよい。争いを始める準備は整った。ナショナリズムの高揚は、英雄の死を讃えるだろう。カミカゼの、桜花の、回天の、悲しい特攻の記憶が蘇る。これだけ準備があるならば、今日は死ぬのによい日かもしれない。それでもまだ、わたしは、争いのために死にたくはない。
2014.01.26
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先日の折箸の形へのコメントが多くありました。良い写真はありませんでしたので、下記をご紹介します。ご参考まで。「折箸」
2014.01.25
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箸は2本で一対。しかし、古代日本の箸は1本でした。古代の箸「折箸」は、一本の箸をU字型に曲げた箸。ピンセットのように使います。折箸は一般の食事用ではなく、神事に使う箸。今でも神事には使われています。人の食事に箸を使うようにしたのは、聖徳太子と伝わります。遣隋使が二本の箸を伝えたとも言われます。二本の箸は、民間にも広まりました。一本の折箸より扱いが難しく、一方の紛失の恐れもあるのになぜでしょう。二本で一対。親しみを、助け合う箸に感じたから。きっとそうだと、私は思いたい。 ※陶器のブログらしく「箸」の話題です。 西洋でも陶器でもありませんが、食器関係で・・・。
2014.01.22
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休み中に変わった場所を訪問しました。その場所は、お墓です。1667年、岡山藩主池田光政は、岡山県備前市吉永町和意谷(わいだに)に、祖父・輝政からの一族の墓所を築きました。墓所は7つの「お山」と呼ばれる、儒教式のお墓があります。それは驚くほど人気がない場所にあります。墓所に行くには、さらに1キロ以上の山歩きになります。この案内板は、ウィキのフリー画像から。現在の案内板は汚れて、見にくくなっています。墓所ながら、国指定の史跡です。最も立派な「一のお山」。池田輝政の墓所です。儒教式の亀形の台石「亀趺」は、位階が三品以上の人物のみが用いることを許されます。墓碑の後ろの墓は、古墳状の盛り土がされています。横から見るもよし。前から見るもよし。また墓碑の上部にも、1角の天禄と2角の辟邪の彫り物があります。これも三品以上の人物しか使えません。四のお山、10代慶政夫妻の墓所のみは、寄進灯籠が並んでいます。ただお墓を巡るために、何キロも山を歩く。珍しい体験をしました。それにしても、これほど不便な場所に墓所を作るとは、不思議なことをしたものです。
2014.01.20
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日本特有の挨拶、おじぎ。おじぎは、古代からの習慣です。「魏志倭人伝」では、日本人(倭人)は、貴人に会うとおじぎをすると記されています。そのおじぎは、道にひざまずき、頭を下げ、手を地に付ける「土下座」に近いものでした。おじぎは、視線をはずし、頭を下げて、敵意がないことを示すもの。おじぎによって、敬意ではなく、無抵抗を示しました。また、「魏志倭人伝」には、倭人は貴人に会うと手を打つとも書かれています。これも、手に武器を持っていないことを示すものでしょう。おじぎに、土下座。それらの習慣は、起源では、争いをさける日本人らしい知恵でした。争いに、土下座を持ち込むのは、本末転倒。半沢直樹さん、いかがでしょうか?
2014.01.18
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奈良の明日香の石舞台古墳。その巨石でできた石室は、被葬者の蘇我馬子の権勢を、今の私たちに伝えます。石舞台が、蘇我馬子の墓と、証明されているわけではない。ただ、有力なその説を、信じて話を進めよう。石舞台の土を削り、破壊したのは誰だろう。蘇我氏を憎む者たちか。改新で、権力を握った天皇か。いずれにしても、その試みは、蘇我氏の力の大きさを、今に伝える助けになった。土盛が失われ、巨石が露出することで、石舞台は日本一有名な古墳になった。多くの豪族や天皇が、名を残そうと古墳を作った。しかし古墳のほとんどは、誰の古墳かわからない。名を残すとは、なんだろう。消されるはずの蘇我の名は残り、名を残すことを願った、多くの者の名は消えた。わたしたちが、なすべきこと。それは、名を残そうともがくより、たしかな価値を残すこと。それは、たしかで、だれもが認めざるを得ない価値。削ろうとしても残り続けた、あの大きな、石舞台の石のように。
2014.01.15
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昆布を「子生婦」と書くと、前の日記で書きました。よく見ると、縁起言葉は面白いものです。するめは「寿留女」と書きます。結納に使われる縁起言葉。日常では「あたりめ」の方がなじみがありますが。もちろん、するめの「する(金をする)」を嫌ってのこと。かつおぶしを「勝男節」と書くのは、男性用。関東の結納で使われます。せんすを「寿恵廣(すえひろ)」と呼ぶのは、大幅な呼び変え。その形からの名前ではありますが。縁起を担いだ、物の名前。昔から、人は言葉に力を感じていたのでしょう。言葉が変わり、乱れても、言葉に受け継がれた想いだけは、大切にしたい。
2014.01.13
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邪気を祓い、福徳を得る縁起物、獅子。獅子舞では、さらに舞によって、厄除け、無病息災、五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。頭が良くなりますように。獅子頭が、子供の頭をかじる、よく見る光景。なぜ獅子には、頭を良くする力があるのでしょう。獅子は、知恵をつかさどる仏、文殊菩薩の従獣。文殊菩薩は、獅子に乗った姿で現れます。獅子には、文殊菩薩の力があるとされたからでしょう。楽しげな獅子舞は、文殊菩薩の力を招く舞。獅子の表情のユニークさに、獅子を侮ってはなりません。能ある鷹は爪を隠す。本当の賢者は、力を隠すものだから。【過去の日記】 「七福神のリンク(日記から)」 ※ 過去の日記から、七福神全員のリンク集を貼っておきます。 ご参考まで。
2014.01.11
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古代日本には、神様に馬をいけにえとして捧げる風習がありました。日照りの時は黒馬を、雨続きでは白馬を捧げました。農耕民族にとって、馬はとても貴重なもの。その生贄は、農民の多大な負担となりました。そのため、いつしか馬の形の「人形」を、やがては馬を描いた板を捧げるようになりました。そして、それは「絵馬」に変わりました。だから絵馬の図柄は、本来は馬。うま年の絵馬は、特に縁起がよいのかもしれません。絵馬に願いを。誰もが笑顔でいられますように。・・・・・・・・・・・気がつけば、「絵馬」の日記は3回目です。【過去の日記1】 「問題は 信じることができないこと - 絵馬 - 」 ※ 2007年は「絵馬には氏名を書かないこと」を書きました。【過去の日記2】 「消えるもの 消えないもの - 絵馬 ふたたび -」 ※ 2008年は「絵馬の図柄の種類」について書きました。
2014.01.09
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縁起物の代表、鏡餅。鏡餅の、丸い形は「鏡」を意味し、鏡は神の依代(よりしろ)です。そして、お正月には、歳神様が宿ります。餅の下の「裏白」は、「シダ」。シダから「齢垂る」で「長寿」の象徴。葉の白さは、神聖な「清浄」も示します。裏白の上の「ゆずり葉」は、子孫に代をゆずる「子孫繁栄」。やはり、これも縁起物です。餅の上の「昆布」は、「よろこぶ」。「子生婦(こんぶ)」とも書いて、「子孫繁栄」も意味します。昆布の上に置くのは、「古老柿(干柿)」。外に2個、内に6個を串に刺します。その意味は、「外はニコニコ、仲むつまじく」。最上段の「橙」は、「不老長寿」の実。その語呂には、「代々(橙)繁栄」の意味もこめられます。縁起物が、盛りだくさんの鏡餅。いつもは、ひかえめな日本人も、お正月ばかりは、ちょっと欲張り。
2014.01.07
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今年になって、ひさしぶりに「左馬」という言葉を聴きました。干支に関わる縁起文字は、干支の年に特に意識されるようです。招福の左馬は、馬の文字を左右逆に書きます。「うま」の逆が「まう(舞う)」になるので、縁起良いとされています。左馬の由来は、他にもいくつかあります。馬を九頭描いて「馬九行く(上手くいく)」など、馬に関わる縁起言葉は他にもあります。干支に福を願う気持ちが伝わります。今年は物事が上手くいくように、私も干支の馬に願いをたくしてみたいと思います。
2014.01.05
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清める力があるとされる藁(わら)。その藁で編んだ注連縄が、お正月に飾られます。注連縄には、様々な種類があります。それは大きくは、「一文字」と「輪飾り」に分かれます。一文字は、横に張られた藁縄から、一定間隔毎に藁の切り下げを垂らした注連縄。邪気が入り込まないようにする、結界を示します。輪飾りは、藁縄を輪にした注連縄。これは、神様の依代。神様を迎え入れる注連縄です。邪気を防ぐ一文字と、神様を招く輪飾り。皆様お住いには、どちらの注連縄を飾られたのでしょうか。
2014.01.03
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2014年を迎えました。今年もよろしくお願いします。喪中の方もおられますから、ブログの新年の挨拶は悩ましいところです。迎春、頌春、新春などの挨拶や、今日の日記の冒頭の挨拶は、本来は目上の方には使えない挨拶です。例えば、「迎春」は「春を迎える」の意味で、「謹んで」の様な敬語を含まないため、目上の人には使えません。さらに、「頌春」は読み間違えの多い言葉でもあります。「こうしゅん」の誤読が多くありますが、正しくは「しょうしゅん」と読みます。「ほめたたえる」の意味の「頌」は、「しょう」と読みます。新春の挨拶、あまり堅苦しく考えると疲れそうです。ブログはゆったり、力を抜いて語り合うのがよいのでしょう。ですから、今年もゆったりブログで進めます。よろしくお願いします。皆様にとって、良い1年になりますように。
2014.01.01
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