Free Space
星思惟 ほしい
お願いです
もう二度と 私にかかわらないでください
あなたがわたしにほんの少しでも触れると
わたしが目にしたくないものを
見てしまうのです
お願いです
あなたがその美しい宝石を
大切に大切になさっても
わたしにだけは 見せないでください
わたしにだけは 感じさせないでください
わたしがいくらのぞんでも
わたしの空からは 石が降り注ぐだけなのですから
それでもわたしは
降り注ぐ石に向かって大きな口を開き
喉に一杯詰まらせて
むせび泣いているのですから
そんなに素敵な宝石をたくさんもっているあなたが
偶然を装い何度もそれを
わたしにチラつかせるのはなぜですか?
あなたはそんなに素敵な宝石を
既にもう山程もっているのに・・・
そんな宝石を手に入れることなど
はなから遠い遠い夢のまた夢だと
宝石は夜空の星月の煌きだけで充分だと
言い聞かせて生きているわたしに
宝石をたくさん身につけている笑顔のあなたが
チラつかせるのはなぜですか?
あなたがわたしにチラつかせるのは
きっと幸せではないからでしょう
なぜですか
なぜですか
それも宿命なのですか・・・?
熱の球 2017年11月21日
蜘蛛の巣の空 2017年06月12日
螺旋 (二) に記事を更新致しました 2017年01月10日
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