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「お前らには本当のバリュー投資は理解できないはずだ。このニセモノめ」「俺は解き放ちたいんだ。純粋な昔の概念を。俺が死ぬ前に。俺達の時代が死滅する前に」 と彼は言う。続きはこうだ。「俺は時間を無駄にしない。やる事がたくさんあるからだ。何もしないのがバリュー投資だと勘違いしているようなお前らとは違う。何もしないで惰眠を貪り、怠惰の日々を送り、気が向いたら売買する。そんな投資家がバリュー投資を理解できるとでも?お前らが分かった気になってバリュー投資を語るのも、その分かった気になったバリュー投資を喧伝するのも良いだろう。俺には興味がない。しかし、お前らが良い気になって教えたバリュー投資教の信者は日々増え続けている。その信者の言動は目に余る。多数派になったバリュー投資家のやりそうな事など、俺は簡単に想像が出来る。一度得た多数派に属していることの安心感。正しいのは自分の方だという優越感。ファンダメンタル分析の手法を取得したという達成感。それらを奴らが手放すはずがない。本当の意味で少数派で居続けるという事がどういうことかは理解できないだろう。残念。教えた先生が悪かったのだ。ゲームオーバー。はい、さようなら。」まだ彼は広場で御高説をのたまっている。相変わらず、聞き役は僕しか居ない。正直、もう彼の聞き役は辟易している。誰か代わって欲しいと周りを見回してみても、人っ子一人いやしない。唯一の聞き役の僕が居なくなったら、彼は一体どうしてしまうだろうか。頭の中の聴衆に話しかけるようになるのだろうか。まだまだ僕が聞き役を続けるしかないようだ。白く大きな溜息は、しかし僕を嘲笑うかのように自由気ままに霧散していった。
2015.09.18
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こんな当たり前のことを、当たり前に分かっているファンダメンタリストは意外に少ない。長い時間をかけて財務諸表を分析して、思い描く未来が現実のものになったとして、果たしてそれは貴方の緻密な分析通りの結果と言えるのでしょうか?貴方の予想外のことによる影響がどれだけ多くあったことでしょう。幾ら情報を集めても、どんなに相場観を磨いても、分からないものは分からないのです。幾ら時間をかけても、どんなに努力をしても、分からないものは分からないのです。誰にも分からないのに、貴方に分かるはずが無い。 財務諸表の分析が無駄だということではありません。財務諸表の分析の腕を上げることと個別企業の業績予想の精度向上は多くの場合殆ど一致しないということです。
2015.09.14
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損ばかりしていた投資家があるとき急に儲かるようになった場合、その投資家は変わったのでしょうか。違います。本質的には変わっていません。その投資手法が時流に乗っただけです。ただし、自分に合った投資手法を見出した、とも表現できます。あとは、その投資手法に磨きをかけることです。他人の投資手法に惑わされるべきではありません。逆も然り。儲かってばかりいた投資家があるとき急に損ばかりするようになった場合も、その投資家は本質的には変わっていません。その投資手法が時流に乗らなくなっただけです。損失に心惑わされるようならまだ自分に合った投資手法を見出していない、とも表現できます。自分の納得のいく損失計上(リスク管理)が出来るまで投資手法を模索することです。ただし、こちらも他人の投資手法に惑わされるべきではありません。
2015.09.10
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参考記事http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201508120000/恐らくですが、これから「忙しい」などというよく分からない理由でブログの更新頻度が低下する人が多くなるでしょう。相場が反転した後、手のひらを返したようにポツポツとバリュー投資賛美が出てきています。曰く、今まで目立った上昇をしなかったが、暴落時バリュー銘柄の下落率は低い。やはりバリュー投資が正しい。やれやれ。先月からバリュー投資側に立ったばかりの僕ですが、そのような意見には反吐を出し、なに考えてるんだコイツ、という目で見ています。短期的な相場でどっちが正しいとかいう意見を言いたがる人、ころころ意見が変わる人、そういう人はもう少し真面目に相場と向き合った方が良いと思います。相場反転期など、これから何度も何度も経験することです。特に投資期間・投資年数が長い人。何故自分の意見がどっしりとしていないのか、右往左往するのか。それは貴方の投資が薄っぺらいから。薄っぺらい投資を長い間続けていたから。投資暦10年だろうが20年だろうが、或いはそれ以上だろうが、その程度の投資家なのです。長年右往左往しているだけの投資家です。情けない。長いだけの投資暦をひけらかすのを恥ずかしいと思いなさい。 保有株の株価が変わっても、何も気にせず淡々とやるのが宜しい。株価変動に一喜一憂するのは短気トレーダーだ。そこのあの人、貴方もよく知るあの人。彼は長期投資を謳う短気トレーダーです。まぁ彼のブログの読者なら分かっていると思いますが。(※「彼」は特定の人を指しているのではありません)
2015.09.05
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今週の値動きで「感情を」振り回されている投資家が本当に多いです。そういう人はマクロ経済をもう少し学んで状況の把握に努めると良いかもしれませんね。この程度の暴落は珍しくもなんともなく、本当に良くある程度のものなので、この値動きで感情を大きく振り回されているというのはかなり胆力が小さいと言わざるを得ません。月曜日の暴落に悲観し、夜のダウ暴落に怯え、火曜日の寄り付き気配に絶望し、ザラ場中に急反発して喜んだ後に下落に転じて再び落胆し、そうかと思えば一転して水曜日以降の上昇に狂喜し、、、というのはバリュー投資家の言う『ミスターマーケット』そのものです。もうちょっと冷静になりなさい。保有株の評価額が変動しただけのこと。必要以上に悲観したり楽観したりする必要はありません。この所ずっと上昇相場でしたから、日本の投資家みんながみんな、ぬるま湯に浸かりすぎているのかもしれません。月曜日の夜や火曜日の朝に悲観的な書き込みをして、火曜日の夜にダウが上昇した後や水曜日以降に楽観的な書き込みをした投資家はちょっと胆力を磨いた方が良いかもしれませんね。 これだけ長い間株価上昇が続いた後にこの程度の下落で感情に振り回されているような投資家は鼻くそみたいなもんです。いや、大袈裟でもなんでもなく。
2015.08.29
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世間では大暴落だと騒いでいる昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。まぁ大暴落と言っても年初からすると日経平均はまだプラスですし、JASDAQ指数はほんの少しマイナスですがこんなのは誤差程度。別にそんなにみんな苦しい状況ではないと思います。まだ悲観論者は少なく、虎視眈々と買いのタイミングを計っている。損失に心理的ダメージを受けている人が多いですが、保有株数変動しましたか?ポートフォリオ評価額の大幅減少が気になるのであれば、別に上手く立ち回ろうとしなければ保有株数は変動しないので気にしないことです。気にしなくて良いことは気にしなくて良いのです。騒いでいる人も結局含み資産が大きく減った程度。現物取引の投資家は今年のパフォーマンスがマイナスになったという人はまだ少数派だろうと思います。※信用取引は買い下がりしないように注意。僕の二の舞になります。今回は大丈夫でもいつか破産しますよ。 さて、来る来る詐欺で一向に来なかった暴落がやっときました。待ちくたびれましたが、それほどテンションが高くならないのはアベノミクス前後の株価暴騰を経験しているから。2年チャート以上で見ると、急落しましたがまだそんなに安い水準とも言い難い。ごく普通の値段。ただ高値を超えるストーリーがあるなら買い進みたくなる。相も変わらず落ちるナイフは掴みたくなる。逆張り投資家としては、急落している銘柄に竹やり片手に突撃したくなります。※ただ、今のところ僕は暴騰後に急落した行って来いの銘柄よりも暴騰せずに急落している低PBR銘柄に注目しています 年初来安値を更新している銘柄が目立ってきましたが、当落レシオはまだ67.2。こんなのはよくあるレベルです。短期的に下がっただけで、年初来安値の銘柄はそんなに多くない。そんなに騒ぐほどの状況じゃない。暴落に備えてポートフォリオに低PBR銘柄を多くしていましたが、割と低PBR銘柄も大きく下げました。僕の物差しで割安度を考えると、高ROE銘柄よりも低PBR銘柄に投資妙味がありそう。高ROE銘柄はもう随分上昇していましたからね。 この所上昇相場が続いて辟易していましたから、メリハリのある相場は歓迎します。日経平均さん、みんな去年も一昨年もガッポリ稼いでるから大丈夫。安心して年初来安値を更新してくれて構わんよ。 というバリュー投資家寄りのスタンスで今は相場を見ています。まだ慌てるような時間じゃない(←仙道)。
2015.08.25
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2005年8月22日にこのブログを開設しましたので、丁度今日でこのブログは開設10年が経ちました。やれやれ。 ブログ開設以降は日本の株式市場にとって激動の10年間で、本当に色々ありました。(読者の皆さんの頷く顔が目に浮かぶようです)思い起こせば、僕が投資を始めたのは2001年でした。既にこのブログを開設した頃には投資哲学が確立されていたため、このブログの読者様は延々10年間に渡り全く変化のない僕の投資哲学を読んで頂いたことになります。 折角なので、ちょっとだけ昔を懐かしむことにしましょう。最初の8年半はこのブログは『むぎゅ。』という名前でした。『むぎゅ。』へのリンクは厳禁というスタンスでやっていた為、アクセスは殆どなく、ひっそりと書きたいことを書きたいだけ書いていました。ある意味、昔の方がやりたい放題でした。株式投資の成績は絶好調で、特定の業種に集中投資しない逆張り分散投資で2006年1月には累計投資金額の10倍高に到達しました。信用取引を除いた現物取引分では累計投資金額の5.5倍です。初期投資金額だと100倍以上。やったね。しかし栄枯盛衰。信用取引を開始して以降わりとすぐにライブドアショックが起こり、小型内需株を中心に株価は大暴落。信用取引で買い下がる背水の陣で、維持率30%台で食い下がっていましたが2008年1月に2度目の追証発生。全財産を失い、文字通りマイナスからのスタートになりました。諸行は無常なのです。ブログは書いたものが残っているからと2008年4月までブログの更新を続け、それ以降自粛。2011年3月11日の東日本大震災時などで一時的に更新をしましたが、それ以外は基本的に更新をしませんでした。この期間、エネルギーが蓄積されています。ブログは更新しませんでしたが、いつか再開する時に備えて文章を山のように書いていました。2011年11月に、2013年からブログ再開する旨公表。公言していませんでしたがなぜ再開を2013年からとしたかというと、2013年までにある程度最低限の資産をもった投資家として再びスタートラインに立ってやる!という気概からでした。実際はアベノミクス前の好環境で思いの他早く自分で決めたスタートラインに立っていましたが、明言した2013年になるまでブログの更新をしませんでした。そして2013年。ブログ名を『バリュー投資に騙されるな!』に変更。リンク厳禁というスタンスを止めました。このブログからもリンクをするようになりました。また、コメントへの返信は行わない方針としました。といっても再開を機に変えたのはその4点のみ。ブログに投稿している内容に変化はなく、2012年以前と投資哲学については全く変わりませんでした。進歩ないね。『むぎゅ。』時代はどこからもリンクが貼られていないという特殊な環境下の為にかなりコアな読者ばかりでした。アクセス数はどんなに多くても1日100未満。ブログ更新停止中はアクセス数が徐々に減少し、最後の方は1日に1あるかどうか。『バリュー投資に騙されるな!』としてブログ再開した後にはアクセス数が上昇し続け、活況な相場環境もあり現在では更新していない日でも400以上。こんなに多くの読者様に読んで頂けるのは本当に有難いことです。休止を挟みながらもここまでブログが続いたのは、愛すべき読者の皆様のおかげです。 さて、今後の方針。どうしましょうかね。年を追う毎に徐々に過激な内容にする予定でしたが、肝心の批判対象のバリュー投資家はすっかり元気がなくなってきています。バリュー株投資家ではなくグロース株投資家人間の方が元気な状況。どうやら批判対象を変えた方が良さそうだ、ブログ内容を変えようか、とも思いましたが、ブログ休止中に書いたバリュー投資原理主義批判の山のような投稿待ち文章のストックが。この投稿待ち文章のストックはブログ更新再開後、減るどころか日を追う毎に増えています。やれやれ、どうしたものか。今ここでバリュー投資絶対主義批判を行っていても、バリュー投資絶対主義者が少なくなって存在感が薄れているのであまり意味があるとは思えない。仕方ない。方針転換せざる終えない。山のようなストックはお蔵入りするかちょっと修正して投稿すれば良い。徐々に軸足をバリュー投資家寄りにするとしよう。バリュー投資の何たるかについては、僕は大半のバリュー投資家よりもよく理解していると自負している。理解し賛同するのは批判するよりも随分ラクだ。ただし僕は根っからの割安株投資家。どんなに頑張ってもバリュー投資家にはなれない。バリュー投資家の投資手法について理解はする。理解はするが、あくまでそこまでの話。考え方が違うので同じ方向を向いての投資はできない。僕の投資手法の一つにバリュー投資が内包されている、という程度の話だ。バリュー投資は一つの手法として、僕の投資手法には欠かせないツールだ。投資哲学は違う。さて、これからの話。何年か分からないが、このブログは続くだろう。もしかしたらまだ中間地点にも立っていないかもしれない。『バリュー投資に騙されるな!』虚しく響くその声が、誰に届くか見届けよう。僕より若い世代の役に立てるのであれば、ブログをやっていく意義はあるというものだ。 愛すべき読者の皆様方。お互い株式市場という余りに広い世界で、切磋琢磨しながら切った張ったの八卦予想で株式投資を続けていきましょう。 まだまだ先は長いです。それはもう、呆れるほどに。
2015.08.22
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なんか会社のIR担当の人、個人投資家から電話で「優待新設はしないのですか?」みたいな馬鹿な質問を何度もされて辟易されているような気がしてならないです。株主優待なんて制度、一刻も早くなくなればいいんですがね。何度も何度も見てきた、株主優待新設→株主数増加→東証1部や東証2部上場、なんて腐りきったストーリー。これからも何度も見る事になるでしょう。悪用している企業は悪くない。悪用されている制度を放置している側が悪い。ただ、会社が優待株収集家を馬鹿にしているのは間違いない。利用する側とされる側。優待株収集家は自分が利用されているのに気が付いていないのか、気が付いていても少数単元株主である自分は利益を享受できる側だから良いと思っている。(果たしてそうかな?)1単元株主優遇の株主優待のある企業は、株価下落は抑えられるが株価上昇も抑えられる。2単元以上で権利日をまたぐと損だからだ。その傾向は優待が魅力的であればより顕著に現れる。出来高が少ない銘柄でも顕著になる。こんな所にも合成の誤謬。貰って嬉しくない優待の数々。僕はもう辟易だ。定価扱いで送られてくるそこらへんのスーパーで買った方が安く買える食品。食べる気がしない食材。捨てるに捨てられない小物。欲しい物が全くないカタログギフト。金券も同じだ。コンビニを全く利用しないのでクオカードでさえ必要ない。本屋に行かないので図書券も必要ない。百貨店で買い物しないので商品券も必要ない。脱税目的の株主優待ならまだ話がわかる。それなら株式数に比例した金券配れば宜しい。1単元で1000円分の金券なら、1万単元で1000万円分の金券。(配当だと二重課税だからね。)その金券が期限付きであれば、少しは日本の景気も良くなるだろう。
2015.08.19
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投資に限った話ではありませんが、自分らしく行動するためには心にゆとりを持たなければなりません。心にゆとりを持てないようであれば、その生き方は間違っています。投資であれば、その投資方法は貴方に合っていません。大きな損失を出してしまい、損失を取り返そうと焦ってしまうようではダメです。そのような大きな損失を出してしまうような投資手法は貴方に向いていないでしょう。また、他人と比較して自分のパフォーマンスが劣っている事に気を揉んでも仕方ありません。もしそのような気持ちになるのなら、他人のパフォーマンスを気にするのが間違いです。心にゆとりを持って投資をする事が、成功するために必要な最低条件です。この最低条件を満たしていない投資家は、後になって後悔するような売買を行ってしまうリスクが常に付きまといます。そのような投資をするくらいなら、きっと投資なんてしない方が良いでしょうね。
2015.08.15
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下落相場で、或いは上昇相場が終わったときに、忙しさを理由にしてブログの更新をしなくなったりする人が多いです。まぁ、ブログの更新はさておくとしても、忙しさを理由にして株式投資の分析に時間を割かなくなるようでは全然ダメですね。結局株式投資に興味がなくなっただけだの話だと思います。僕も多忙なサラリーマン生活が長いですから、平均的な人と比べるとまぁ忙しい日々を送っていましたが、忙しさを理由にして株式投資の分析に時間を割けなくなるようなことはありませんでした。時間が取れないのであれば睡眠時間を削れば良いし、読書の時間を削れば良いし、ネットをする時間を減らせば良い。いくらでもやりようがあります。家庭を持っていたとしても家族へ割く時間も巧く調整できるでしょう。本当に興味があれば、時間がなくて分析に時間を割けなくなるということはないはずです。忙しくて時間が割けなくなるということは、株式投資に興味が持てなくなった、と同義語だと僕は思っています。他に優先するべきことが見つかった。良いでしょう。結局そこまでの投資家だと言う事です。「忙しくて株式投資に費やす時間がなくなった。私の株式投資に対する情熱は結局その程度でした」と明言してもらいたい。 株式投資に費やす時間が長ければ良いパフォーマンスをあげられるという話ではありません。そんな事は重々承知です。これは株式投資が好きかどうかの話です。どこまで本気かという話です。
2015.08.12
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馬鹿の一つ覚えみたいに小売業が持て囃され尽くした昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。また昔書いた文章でお蔵入りになったものを、捨てるのがもったいないからという理由で投稿します。(寝かせているうちに熟成して、今では少し味わい深くなっています) 小売業に投資をして分かり易いと喜んでいる僕ら初級者ですが、分かり易いのにその利点を活かしていなかったり、分かろうとしなかったりします。小売業で最も重要視するべきイベントは、消費税の増税です。消費税の増税という小売業にとっては最重要視するべきイベントが起きたのに、その影響を推し量ろうとしません。別にそれはそれで良いのですが、それならそういう投資を自分がしているという認識をして、自らの投資家としての立ち位置・向いている方向を確り把握するべきです。消費税増税は長期的に影響を及ぼします。消費税増税を検討する前と後、消費税増税を決定する前と後、消費税増税をする前と後、で小売業が置かれている環境は激変します。複利複利というのであれば、享受する複利のメリットがどのくらい低下しているのかを推し量るという程度はやるべきでしょう。毎年10%で7年後に資産が倍と皮算用していても、投資先の企業の業績が落ち込めば絵に書いた餅です。それでは、見てみましょう。http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf(8/7追記 上のリンクは現在の最新のものにリンク先を張り変えました)(リンク先のページは色々と変わるようですので、基本的にはこっちの統計局ホームページの『今月の結果』を参照して下さい→http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/)消費税増税はこれが最後ではありませんので、ファンダメンタル投資家であればこのグラフの推移を注視しておくべきでしょう。喜んで分かり易い小売業に投資をしている僕ら初級者も、ファンダメンタル投資家の端くれであれば、今の状況を把握しておく程度はやって損はないと思います。
2015.08.07
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バリュー投資家は株価が高いと嘆いているが、僕たち割安株投資家は我関せず。しかし、それにしても上昇相場しか知らない投資家は元気なものです。やる気が無くなっているバリュー投資家は、少しは若い人の元気を見習って欲しい。ただ、株価が上がり続けているのは事実。指標ばかり見ている投資家にはここ数年での劇的な基礎指標の変化が良く判るでしょうね。例えば、PERやPBRなど。それらの指標から分析に入る投資家は、今の数値ではやる気がなくなるのかもしれません。あまりにも長い間、日本株式市場は低PERや低PBRが続きました。本当に、余りにも長すぎました…。アベノミクスが始まって以降に投資を始めた方がここの読者にどれだけ居るかは分かりませんが、ちょっと昔の状況を振り返って見ましょう。時は震災後、日本株式が安値で放置されていた頃です。当時のブログは惨憺たるものでした。今元気ハツラツで嬉々として更新しまくっている株式ブログの、東日本大震災発生直後の更新状況を見て下さい。酷いもんです。(良い悪いはさておき、とても顕著ですから面倒がらずに見て下さい)当時元気な人が集まっていたのは2ちゃんねるくらいかな?(2ちゃんねる以外で活気のある株式関連のサイトを僕は知りません。もしあったら教えて下さい)ということで、2ちゃんねるの『久々に割安株の紹介と、その後を報告するスレ』を紹介します。http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1305555932/恐らくこのブログの読者は読んだ事のある人が多いと思いますが、まぁ当時を懐かしむとしましょう。この頃はROEに着目した投資家は殆どいませんでした。僕以外にROE至上主義者がいたのかどうかすらも怪しいです。(まぁ当時も今もROE至上主義者という言葉はありませんが)『PBR(ROE)は低ければ低い方が良い』『ROEなんてクソの役にも立たない』というのがファンダメンタル投資家の統一見解の時代。グロース株投資家ですらPBRは低い方が良いという見解でした。ROEが最重要なんて言うような投資家は馬鹿丸出し、ROEよりもPBRの方が遥かに重要、異論反論受け付けません、という論調が本当に長い間続いていたものです。この見解は2004年のバリュー投資ブーム以降、キホンのキとしてずっと続いていました。今からでは信じられませんが、つい3年ほど前まではファンダメンタル投資家にとってROEは殆ど参考にされない指標でした。今ではROEが注目されていますが、この3年で劇的に個人投資家の見解が変わったのです。正に手のひら返し。驚くほどの急変です。バリュー投資家でさえROEを気にしたりしているので、何だか訳が分からなくなっています。閑話休題。その後、アベノミクスに突入。上のスレは終焉し、『懲りずに割安株の紹介と、その後を報告するスレ』に移ります。http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1351129137/リスクを取れば取るほどリターンが増えた時期です。銘柄選定の違いが顕著にパフォーマンスの差になって現れました。アベノミクスが始まる前に市場の空気が急変。元気な企業の株価が大幅に上昇。特別な業績修正がなくても数ヶ月で2倍3倍当たり前、という相場に突入。バリュー投資家や優待株投資家はこの波についていけませんでした。結局はアベノミクス相場を見越してリスクをとっている投資家のリターンが高かっただけ。ROEに着目している投資家が資産を急激に増加させ、以降国の方針もあり、ROEが注目を集め始め出します。今頃になってROEに着目してリスクを取り始めた投資家は鼻クソみたいなもんです。ROEは中期的、或いは長期的な変化率が重要な指標です。既に高いROEであれば、それを維持できなければリスクに見合ったリターンは得られない。といっても、株価は常に適正価格。どんな株価にも理由があります。今みんなが投資をしている高ROE銘柄が買われる理由は「判り易い形」で確かにあります。その「判り易い形」は、「成長ストーリー」とか何とか言われます。「成長ストーリーが明確であれば、株価は後から付いてくる」よく言われる言葉です。しかしその成長ストーリーは上昇相場の最中に本人が思っているよりも脆弱なものだったりします。大した根拠のない成長ストーリーは往々にして崩れます。ファンダメンタル投資家が環境の変化に気付くのが遅れて大暴落する株を大事に抱きしめるのは良くあること。業績修正の後に安値売り、というのがいつものパターンです。問題は、成長ストーリー重視の考え自体にあるのではなく、その考えを貫き通せないことにあります。上昇相場で成長ストーリーを重視するのは誰にでも出来ます(※)。しかし長期下落相場や暴力的な暴落相場でその成長ストーリーを大切にする考えを貫き通せるかどうかは判らないのです。貫き通せれば立派なグロース株投資家。投資するタイミングが重要です。グロース株投資家は分析を持続しなければいけません。買ったら終わりのバリュー投資家とは違います。グロース株投資家は環境の変化に敏感でなければいけません。日々アンテナを張り巡らせていなければいけません。※むしろ長期上昇相場で成長ストーリーを重視しない投資手法を貫く方が難しい。上昇銘柄に見向きもせず、万年割安銘柄への投資を貫いている人は立派でしょう。今「判り易い形」での「成長ストーリー」を重視している人が、今後もその考えを持続し続けられるかどうか。僕は今ではROE重視からPBR重視に徐々に軸足を移しており以前ほどリスクを取らなくなってきてはいますが、成長ストーリー重視でガンガン攻めている投資家を応援はしたいと考えています。
2015.08.01
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今回はこのブログには珍しく雑感ネタ。他のブログを見ると山のような雑感ネタに埋もれている投資ブログもあるので、少々皮肉を込めての投稿でもある。(文章力がない皮肉屋も大変だ。そのままでは伝わらない皮肉内容を自分で説明しなければならない。説明したところで皮肉の目的が伝わる訳ではないのだが、目的まで説明しては皮肉にならない。文章力がなければ皮肉屋の存在意義はないのだと今回痛感した)株式投資で目指す人や凄いと思う人が残念ながら僕にはいない。バフェット、ソロス、リンチ、グレアム。色々な本やインターネット上の文章を読んで彼らの投資手法・投資哲学は書いてある程度のことは分かったつもりだが、投資家としては余り魅力を感じない。大したことを書いていない本やサイトに原因があるのだろうが、理由は他にある。僕は僕の確立された投資手法があるのだ。パフォーマンスは下回るだろうが、必ずしも投資手法が彼らより劣っていると考えていないからだ。(もちろん優れているとも思っていない)翻って日本の個人投資家で、果たして魅力のある投資家がいるだろうか。日本の株式市場で財を成した個人投資家として有名なのはBNF氏だろうか。彼の投資手法や投資哲学が良く分からない。興味はあるが得られる情報量が少なすぎる。(BNF氏にはできれば自分の考えを惜しみなく公開して頂きたいのだが)それでは他に、ブログやホームページで自分の意見をインターネットで発信している人では誰がいる?教えてくれ、僕が目指すべき人は何処にいる?そんな事を考えている時に、呂蒙の名前が浮かんだ。小学生の頃三国志が大好きだった。横山光輝の三国志の漫画や光栄やナムコの三国志のシミュレーションゲームに出てくる武将の名前は大抵覚えていた。特に光栄のゲームは大好きでのめり込んでいった。ほぼ全ての武将の能力パラメータや顔グラフィックを覚えていた。誰の配下でいつどこら辺に出現するかも大体覚えていた。ゲームでは弱小君主で中国統一するのが大好きだった。主要な武将よりもややマイナーな武将が好きで、蒋義渠や沙摩柯や兀突骨などに魅力を感じていた。その後中学・高校と進むにつれ徐々に熱は冷めていったが、やはり三国志は好きだった。色々な三国志のゲームをやったし、面白くなかったが小説もパラパラと読んだ。その後、高校卒業とともに三国志とは距離を置くようになり、21世紀に入り何故か人気を博してきた様々な三国志ゲームには一切手をつけていない。社会人になってからやった三国志のゲームは「チェンウェンの三国志」。これは非常に面白かった。(決して万人受けするゲームではないが、はまる人にはどっぷりはまる玄人向けゲーム。単純にして奥が深く、最初の頃は全く面白くない。独特の面白さに気が付くまでには20時間程度プレイしなければならないだろうと思う)今では三国志の武将の名前も忘れかけている。ただ、不思議と光栄の三国志シュミレーションゲームのパラメータの特徴は何故か大体覚えている。シリーズを重ねるごとに変化する能力パラメータだが、僕が覚えているのは三国志2から始まり三国志3、何故か三国志4を飛ばして三国志5まで。その後も引き続き三国志シリーズをプレイしたが武将の能力パラメータはあまり覚えていない。光栄三国志に洗脳された僕にとって、チェンウェンの三国志の武将能力パラメータは違和感しかない。齢35にして、いま三国志で一番好きな武将はと問われれば、呂蒙だと答える。「男子三日会わざれば刮目して見よ(士別れて三日ならば、即ち更に刮目して相待つべし)」という呂蒙の言葉が好きだ。大好きだ。成人してから急に本を読むようになり、どんどん教養の大切さを知っていったという呂蒙のエピソードを、19歳まで殆ど本を読まずそれ以降に貪るように本を読むようになった自分と重ねてみている部分もある。なにより数多の権謀術数に素晴らしい戦での活躍の数々。また生き様が完璧で、人間の活かし方をよく心得ている。歳を積み重ねる毎に人格も形成されている。あまり呂蒙が一番好きな武将だという意見を聞いたことがないが、僕は三国志でこれ以上の人物はいないだろうと考えている。目指すべき投資家は、バフェットではなく、ソロスでもなく。ましてやリンチなどでは決してない。グレアムの可能性は限りなくゼロだ。もし名前を出さなくてはいけないなら呂蒙子明と答える。呂蒙は投資家ではないので質問と答えが一致していない。目指すべき人物は、という質問の答えを目指すべき投資家はという質問の答えに持ってきただけだ。そもそも呂蒙は投資をしていない。株式投資が始まるずっとずっと前の人物で、株式投資の手法や哲学とは何の関連性もない。それでも、目指すべき投資家はと聞かれ答えざるを得ないのであれば呂蒙と答える。残念ながら僕は頭が悪いのだ。
2015.07.28
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(株式投資においては、)成功したから満足するのではなく、満足していたから成功するのだ。
2015.07.25
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今回はちょっと変な言葉で、サプライズを『誤算』という少しニュアンスの違う表現をして分かり難くしてみます。大したこと書いていませんが、それだけに大切なことなので、もし良かったら考えながら読んで下さい。 株式投資は誤算が付き物です。市場参加者の大半が予想もしなかったような誤算が度々起きます。誤算は嬉しい誤算(ポジティブサプライズ)と悲しい誤算(ネガティブサプライズ)があります。嬉しい誤算は株価が暴騰します。悲しい誤算は株価が暴落します。それでは、嬉しい誤算が生じるような銘柄を買えばいいのですが、そんなもの誰にも分かりません。嬉しい誤算が生じる可能性の高い銘柄なら分かるでしょうが、そんなものは多くの人が期待しているので大して誤算になりません。誰も期待していないようなことだから誤算なんです。逆に多くの人が期待しているような誤算が生じなかった場合は、それ自体が悲しい誤算になってしまいます。それでは逆はどうでしょうか。多くの人が悲しい誤算が生じると思っているような銘柄が、悲しい誤算を生じなかった場合。そのこと自体が嬉しい誤算になりますので、内容によっては株価が暴騰する事も有り得ます。それでは嬉しい誤算が生じると思われている銘柄よりも、悲しい誤算が生じると思われている銘柄を買ったら良いのではないか?と、ある程度株式投資をやって分かってきた投資家であれば当然考えるのです。PERが高い銘柄やPBRが高い銘柄などは嬉しい誤算が生じると思われていることが多々あります。少なくても悲しい誤算が生じると多数の投資家は考えていません。PERが低い銘柄やPBRが低い銘柄などは悲しい誤算が生じると思われていることが多々あります。少なくても嬉しい誤算が生じると多数の投資家は考えていません。つまり、PERが低い銘柄やPBRが低い銘柄を買えば良いのではないか、という事になります。これは一つの正しい考え方ではあります。
2015.07.21
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人間にとって最も大きなストレス、それは孤独です。人とのコミュニケーションが取れない環境に長期間居るというのは、とても大きなストレスになります。専業投資家の中では、長期間家に引きこもり殆ど外に出ない人も居るようですが、精神的には非常にストレスを抱えている状態といえます。そのような大きなストレス下において、正常なトレードが出来るとは思えません。また他にも、保有銘柄の株価下落をストレスに感じたり、他人よりパフォーマンスが劣っていることにストレスを感じたり。とまぁ色々なことでストレスを感じる投資家がいます。ストレスを感じるようなことは止めればいいのに、とハタから見ていて思います。こんな稀にみる全面高相場で株価が上がらずイライラする、とか。もはや尋常ではない精神状態だと思います。自分に合った投資手法を自然体で行わなければ長く続けることは出来ないでしょうね。
2015.07.17
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関連記事http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/200603220000/ 2ちゃんねる投稿文章ですが、ROEに関する書き込みなのでこのブログにも載せますね。ちょこっと加筆修正しています。 ROEに関してはインフレ期や株価上昇相場でしかなかなか個人投資家同士で議論が沸き上がらないので、日本では議論が浅いのは仕方ない面があります。だいたいデータの取り方も悪い。古今東西、ROEを絡めて云々言う統計データの取り方で良いものはありません。再三このブログで述べてきた通りです。未来指標のROEは、現時点の数値で統計を取って云々言っても仕方ありません。現在のROEの数値だけ切り取って、高ROEが良いパフォーマンスを得られない、というのはROEを重視する人もしない人も、大方の共通の認識。それなので、ROEを絡めての統計結果をもって『ROEが投資家にとって無駄な指標』ということを言っても深い所まで議論が進まない。対してROE否定論者の多くが重視するPBRは過去指標。見ている方向が違います。過去の経営で積み上げた有形資産に対して、株価が高いか安いかを表しているのがPBR。低ければそれだけ過去の経営に対する評価がされていないだけの話。何れ評価が高くなるのであれば、評価が低いときに買えば良い。何れ評価が高くなる、というのが市場の株価変動を上回るか下回るか、それは分かりません。PERを絡めて考えれば良いし、自分なりに未来の企業業績を推し量れば良いし、何かのサプライズが隠されていないか探してみても良いし。バフェットさんはROEを重要視してるけど、バリュー投資家さんなんですね。バフェットさんの投資手法を批判するガチガチのグレアム式ネットネットバリュー投資家さんが出てくれば、ROE不要議論もかなり面白くなるのですが…。
2015.07.12
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一つの事をモノにするのに要する時間は、凡そ1万時間らしい。ということで、ざっくり考えてみた。2001年に僕が投資を始めてから15年間、少なく見積もって平均で1日2時間を株式投資関連に費やしているとして、2時間/日×365日/年×15年=10950時間で1万時間超えという訳だ。実際に費やした時間はこの数字よりもかなり大きい数値になるだろうと思う。改めて考えると膨大な時間を費やしてしまった。といって、株式投資をモノにしたかというと、もちろんそんな事はない。自分がやっていることは2004年頃と大して変わっていないし、今まで頭の中で行ってきた多くの思考はさして目新しいものではない。ただ、これだけは自信を持って言える。他のことに費やしていれば自分にとってもっと役に立つ何かをモノにできたのだとしても、この1万時間を株式投資に費やしたことに後悔はしていない。 それよりも。1万時間にしろ1万5千時間にしろ、今まで費やしてきたその時間よりも、もっともっと長い時間をこれから費やすのだろうなぁ、とこの文章を書きながら何気なく考えている。
2015.07.08
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参照記事http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/200707280000/ 損切りが出来ない人が成長株のような高PBR銘柄への投資をする場合、大抵は痛い目を見る。痛い目を見て反省して投資手法を変えるのも良いが、別に気にしないのであればそのまま成長株への投資を続けるのが良い。自分に合っているのであれば、成長株投資が正しい手法であるという事になる。ただし、自分の判断は往々にして間違うことが多いのであるから、買い下がり(ナンピン)を行う際には注意する必要がある。一つの間違いで大怪我をするのが嫌なら買い下がりなしの分散投資がオススメだ。
2015.07.05
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ここだけの話、去年結婚しました。
2015.07.04
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大切なのは、その銘柄の分析をすることじゃありません。その銘柄の分析を続けることです。大切なのは、市場の観察をすることじゃありません。市場を観察し続けることです。 自分を客観的に見ることは重要じゃありません。自分を客観的に見続けることが重要です。 そして、これらを意識することは大切なことではありません。大切なのは、これらを意識し続けることです。
2015.06.30
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参考記事高ROEと低ROE(おまけ)http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201503100000/ 久々にお気に入りブログを増やしました。プレノンの株式投資http://prenom80.blogspot.jp/僕とROEに対する考え方が似ている投資家、最近2chで時々書き込みされているプレノンさんのブログです。ブログでは「素人の視点から、出来るだけ投資を哲学や概念論から切り離し、具体的な数値・理論に基づいて考察することを心がけています」とのこと。僕は投資を哲学と結びつける概念論者ですのでプレノンさんとは少し考察に対する赴きは違いますが、プレノンさんのブログは開設当初から読んでいます。まだ開設間もないブログですが、徐々に方向性が定まってきました。最近では珍しい理論派ブログです。 愚痴になりますが、最近のファンダメンタル投資家ブログのまぁ酷いこと酷いこと。プレノンさんのブログが異質に見えてしまいます。プレノンさんはアメリカ株の分析もされているようで、特にアマゾンなどの分析・考察は興味深いです。またタバコ産業を例にとって、ROEの重要さとPBRへの深い疑問を投げかけています。広い視野を持って、多方面からの考察をされているのが良く分かります。ここでプレノンさんのブログに書かれている名言を二つ抜粋。「逆張り投資家にとって暴落は友だ」「高配当銘柄というと安定感のある聞こえだが、投資家はインカムゲインとキャピタルゲインを分けて考えるべきではない。 両者は本質的に同じものだ」 余りこのブログにリンク張っている人は見たことないですが、何ででしょうかね。最近のブロガーのやることは良く分かりません。やれやれ。
2015.06.24
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500回到達後、1回目の書き込みということでこのブログでは珍しく自分のことを書くとします。全面高の活況相場でこのようなことを言うのは馬鹿丸出しですが、僕は、株式投資で自分が遠い将来それなりの金額を儲けて当然だと考えています。より正しく自分の考え表現するのであれば、『考えている』ではなく『知っている』、となります。正しい表現でいうと、こうなります。僕は、株式投資で自分が遠い将来それなりの金額を儲ける事を知っています。この考えは一度も揺らいだことがありません。断言してもいいですが、一文無しになった2008年でも揺らいでいません。無意識下で、深層心理レベルで確信しているからです。或いは信念と呼んでも良いかもしれません。僕が株価下落に全く動じないのは、もちろん僕の投資手法では保有株を含めてでも下落相場があった方がより儲けられるからですが、それはさて置くとして、大部分はこの信念に拠るものだと思います。敢えて断言口調で書きますが、下落相場や暴落相場では、僕は多くの投資家と比べて心理的優位に立っています。最初の頃はこれが分かりませんでした。多くの投資家が僕と同じ考えだと思っていましたし、実際僕が投資を始めた頃の個人投資家の多くは、今より株価下落に対して心理的耐性を持っていたように感じます。理由は「株式投資のことを良く分かっていないと思っていたから」、「そんなに簡単に自分が株式投資で儲かると思っていなかった」。当時はみんな我武者羅に勉強していました。今の個人投資家を見ていると本当に当時の個人投資家は我武者羅に勉強していたんだなぁと思います。やっとインターネットで本格的な株式取引が初心者にも判りやすくできるようになった当時、インターネット上のブログや掲示板に書き込みをする多くの個人投資家は全くの初心者でした。右も左も分かりませんでしたから、皆一生懸命勉強していました。当時は株式投資ブログなど殆どなく、資産を急増させた有名なカリスマ投資家など居ませんでしたから、殆どの人は楽して儲けようなどと思っていませんでした。今回はそんな与太話から始めてみます。いつものように前置きで本筋以上の文章量を費やしてしまっていますが、今回のテーマは「バリュー投資に向いていない人」です。 最近(ここ2~3年で)投資を始めた人は、最近まで投資を始めなかった人です。上昇相場で投資を始めた人です。ライブドアショックやリーマンショックや東日本大震災で株式市場が大暴落している時、投資をしようと思わなかった人です。個々についてはそれぞれで置かれている状況が違いますので一概にひっくるめて言うことはできませんが、全体としてはバリュー投資には向いていない人が多いです。上昇相場が始まってから投資をするのはバリュー投資と考え方がまるで違います。10年前の新興市場バブルでも同じことが言えます。株価上昇以前に投資をしていた人と株価上昇し始めてから投資を始めた人では投資に対する考え方が大きく違っています。(しかし、それでも今の投資家のように顕著な違いは現れていませんでしたが)市場の低迷期に投資を始めた人、投資を始めて暫く低迷期を味わった人、或いは長期低迷相場を味わった人、これらの人は持ち株の下落対する心理的耐性が付いています。持ち株のほとんどが何日もストップ安になるような暴力的な暴落相場を経験していれば、多少暴落していても平常心を保てます。長期間投資をしている人であれば尚更、そんなものは良くあることだと言う事を知っています。上昇相場しか知らない人と長期下落相場や暴落相場を経験した人とでは、鈍感力がまるで違います。向き不向きで言うのであれば、値動きに敏感なら順張り、鈍感なら逆張りが向いているでしょう。性格と経験により、鈍感力に差が出てきます。中期的なファンダメンタル分析をどれだけの数をこなしているか、という事によっても差が出てきます。暴落時に心理的耐性を付けることにも繋がりますので、中期的にファンダメンタル分析を行うことはとても重要です。 しかし、最近のファンダメンタル投資家のファンダメンタル分析はダメですね。最近株式投資を始めた投資家だけでなく、昔から株式投資をしていた投資家も、我武者羅さが全くなくなってしまいました。本当に、一体どうしちゃったのでしょうかね。
2015.06.19
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今回の記事で、『むぎゅ。』もめでたく500件目となります。開設日が2005年8月22日なので、約10年。10年もかかって、たったの500件です。ただ、これまで投稿した500件は読み返してみても満足のいく内容なので、他のサイトと比較しても全く遜色のないものだと自分では思っています。僕がブログを閉鎖しても、僕の書いた内容は何人かの読者様の頭の隅に残り続けるんじゃないかと勝手に期待しています。1000件目は2025年になるでしょうか。既に膨大な量の投稿待ち文章のストックがありますので、2020年位には1000件目に到達しているのではないかと自分では考えています。さて、それでは記念すべき500件目の書き込みを始めましょう。今回は読者受けが悪いと思われますが断定口調で行います。 何故そのような価格になっているのかが分からないのであれば、理解していないという事になる。理解していないことについて間違っていると言うのは早計だ。何故なら、貴方が他の多くの投資家の考えを理解できていないだけなのだから。何故そのような価格になっているのかが分かっているのであれば、自分との考えとの違いがあった場合に投資妙味が生じる。ただし、自分の考えが正しいと言うことではない。あくまで自分にとっての投資妙味が生じていると言うだけに過ぎない。その投資妙味は直接パフォーマンスを向上させる類のものではないし、そもそも他の人にとっては投資妙味がないことには注意されたい。市場内外ではどんなことでも起こりうるし、実際に予想もしなかった事態が起こっている。実際に生じた事象と近いことを想定していた、というのではほとんど何の役にも立たない。自分が間違っているかどうか、そしてその自分の間違いにどう対処するかが重要だ。どんな投資家であれ間違いは生じるものであるし、大抵は同じくらい間違う。緻密に分析している投資家の方が間違いが小さいと言うのは誤解だ。どんなに緻密に分析していても、大して分析していない投資家と同じくらい間違う。重要なのは、間違っていることに気が付くかという事と、間違っていることに気が付いたときにどうするかという事だ。間違いを認めないのは愚の骨頂であるし、間違いに気が付いても何もしないのも同様に愚者の極みだ。優れたパフォーマンスを得る為に大切なのは、間違えるかどうかではなく、間違えたときにどうするかだ。
2015.06.14
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2ちゃんねるのとあるスレッドに、思わず唸ってしまうほどの文章がありました。下記に貼り付けます。『PBR0.4~1.0、PER6~10あたりが無難です。今の相場では。 汎用性のある資産を持っているなら、PERが10倍以上でもPBRや実質PBRが低ければいいと思います。 しかし指標だけに頼るわけではありません。「ひたすら拾う」のではなく、定性分析もしたほうがベターです。 現在の期待値が低ければ、将来の予想外なポジティブな事象に対してのサプライズも大きいです。 同時に、予想外のネガティブな事象に対しての耐性も大きくなります。 バリュー投資とは、そもそもそういう見地からのものです。 グレアムの時代以降、バフェット、リンチの時代になるにつれ、成長性とか、無形価値とか、 いろんなオプションを加えてバリュエーションが正当化されてきましたが、 これらはある意味、相場全体の上昇に対応してバリュー投資の本質を適用させるための便法とも言えます。 成長性や無形価値を考慮に入れれば入れるほど、不確実性の割合を高めてしまうので、価値変動のボラに留意せねばならないのです。 いずれにせよ、価値と価格の比較という本質から大きく外れてはなりません。 』指標の数値自体は必ずしも同意するという訳ではありませんが、この書き込みをした人はかなり良く分かっていると思います。頭の良い人の書く文章は読んでいて気持ち良い。羨ましい限りです。
2015.06.11
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自分が株式を買ったという事は、その値段で売った相手がいる。自分が株式を売ったという事は、その値段で買った相手がいる。自分が株式を買う理由があるように、相手には売る理由がある。自分が株式を売る理由があるように、相手には買う理由がある。お互い将来のことは分かっていないので、株式売買をした時点では買った側と売った側、どちらが正しいということは言えない。(※)表現を変えれば、どちらも同じくらい正しい。※もちろん大抵の人は売買した時点で自分の行動が正しいと思っているだろうし、自己主張の強い人であれば自分の行動を正当化しようと表現したがるだろう。しかし、世界中の投資家が参加しているマーケットを通して売買したのであれば、自分の投資行動の正しさを示せるだろうか。どんなに理屈を捏ね回しても、自分の立場(金銭的余裕のある生活環境など)を利用することなしに自らの正当性を示すことは出来ないだろう。 短期投資家、中期投資家、長期投資家、皆であーだこーだ言いながら決めた価格。その価格に従って売買したのだから、売った側と買った側、どちらが得したとか損したとかそういう話ではない。良く分かっていない人は、こんなに下がったから買い時だ、という。良く分かっていない人は、こんなに上がったから売り時だ、という。自分の投資行動が正しいという理由付けを株価に求めてはいけない。株価は常に適正価格なのだから。ただし、ここで注釈が入る。いつも同じ注釈だ。『今日の適正価格と明日の適正価格は一致しない。』適正価格は時々刻々と変化している。その変化がどのようなものになるかは誰にも分からない。例え中長期的であっても、だ。短期的な値動きは分からないが中長期的には株価は上がる、或いは下がる、というようなことを言っている投資家連中は、全員詐欺師であるから注意されたい。その詐欺師はもしかしたら自覚のない詐欺師なのかもしれない。自分は親切心で教えてあげていると思ってさえいるかもしれない。そのような人は、もしかしたら自分自身をも騙しているのかもしれない。ただ、どちらにしろ詐欺師には変わりはない。声高々に色々な根拠を提示してくる詐欺師には注意されたい。特に初心者は何が本当か分からず、誰が嘘を吐いているのか全く認識できないので、どうしても根拠を出されると妄信しがちになる。儲かっている投資家やファンダメンタル分析をしている投資家をどうしても信用してしまう。今後の株式投資の運用を測る上で、実績や根拠は余り有用ではない。将来の株価変動はそれらにほとんど影響されないからだ。(※)(※この表現が『全く』なのか『ほとんど』なのかについてはかなりの議論がされているが未だに結論が出ていない。ただ、長く株式投資をやっていると、どうしても『全く』ではないと思えてしまう。何れにしろ『大きな』ではないことに付いてはもう既にほとんど結論が出ている。もし貴方がこれを覆すのであれば相当な努力を要するだろうが、本気で挑むなら頑張って頂きたい。或いは僕も何か協力出来る事があるかもしれない。もし何かある場合は相談されたい) ファンダメンタル指標や財務諸表の数値変動、それらはそういう事実があるというだけ。れから株価がどうなるかについては脆弱な予想材料にしかならない。その数値にどれだけの価値があるか?それは投資家によって受け取り方が違うし、正解などない。 これらは当たり前のことなのだが、一部の投資家はどうしても理解できない。自らの投資手法の正当性を示そうとやっきになって、あれこれ数値を利用しようとする。その考えが余りに浅いのであれこれ言いたくなるが、言ったたところで無駄になる。自分にとって都合の悪い情報は理解できない思考回路になっているからだ。 思考回路が凝り固まっているのはバリュー投資家に顕著に多い。バリュー投資家は自らの手法が正しくマーケットは間違っているという前提の手法なので、致し方ない部分はある。
2015.06.04
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株式投資における才能は、同じ事を何度繰り返しても苦にならないところに隠れています。投資家であれば同じ事を何度も繰り返すことで、必ず投資チャンスを見出せるからです。持続して多くの投資チャンスに巡り合えたなら、それだけでその投資家は長期的に優れた投資結果を得られる事でしょう。
2015.05.31
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手法だけ真似ても意味がない。真似るなら、思考ごとそっくり真似なければ思うような効果は得られない。しかし貴方はその人と同じ性格ではないのだから思考ごとそっくりそのまま真似る事ができない。結局は自分の性格・思考回路にあった手法を見つけなければいけない。ピンとくる手法を思いつかなければ、色々試行錯誤してみるしかない。それが遠回りなようで、一番の近道。無理なく同じ手法を貫き続けなければならない。呼吸をするように、自然体でできるような投資手法でなければ貫き通せない。市場の空気は急変するのだから、いちいち惑わされていても仕方がない。どのような市況であれ自分のやることは変わらない、そんな手法を選ばなければならない。儲かっている投資家の手法を真似てもダメ。儲かっている投資家と同じ銘柄を買ってもダメ。儲からなくなった時に右往左往してしまう可能性が残るなら、そんな事をするべきじゃない。それは近道のようで、一番の遠回り。
2015.05.27
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このブログには投稿待ちの文章が山のようにありますが、実はタイミングを逃して投稿しなかったままになっているお蔵入りの文章も山のようにあります。折角なので何か投稿しようと見てみると、こんな文章を見つけました。去年書いた内容で数値は随分と違いますが投稿します。********************参考記事 夢の跡http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/200801130001/********************全評価額最高値を更新。やっとここまで来ました。国内株の現物と信用、外国株、自社株の評価額を全て足した全評価額が、過去最高だったライブドアショック直前を超過しました。本当にゼロから(実際はマイナスから)の挽回。国内現物株一本でここまでやってきました。信用取引も、外国株取引も、FXもやってません。定期預金もありません。生命保険も掛け捨てです。今まで受け継いだ財産はありませんし、これから受け継げる予定の財産もありません。毎月の少ない給料(半導体エンジニアとしては驚くほど少ないと言っていい額です)だけで、ここまで回復しました。 ここ先は未知の領域です。僕は本格的な逆張り分散投資家。なんでもござれの割安株投資家。上昇相場は大得意。循環相場は真骨頂。成長株から成熟株、内需株から外需株までポートフォリオに詰め込んで、ジュリアナ東京を脳内イメージして株式市場の見えざる手の平の上で踊り続けます。前回の全評価額最高値は、累計投資金額の10倍。今は昔の2006年1月の話です。これは信用取引や外国株投資分などを足した金額。現物株のみでは累計投資金額の5.5倍。取り合えずそこら辺の数値を当面の目標にします。全資産合計がマイナスになった再起時(2008年1月)からの累計投資金額で考えると、今の評価額は約4倍。過去最高の5.5倍を超えるのはそれ程難しくない。長い目で見れば、10倍もいつかは超えられるだろうと思っています。 ただ、それで良いのか?という気持ちがあります。やはり再起前に全部溶かした投資資金も足すべきではないか。今の評価額は人生で株式投資に注ぎ込んだ資金の何倍になったか、それで投資成績を判断するべきではないか。それで考えると、今の評価額はまだやっと2倍をちょっと超えた程度。今まで人生で株式投資に注ぎ込んだ資金合計の、たった2倍ちょっとにしかなっていません。この数値を5.5倍に持って行って初めて、「運用成績が過去最高を突破した」と胸を張って言えるのだろうと思います。しかもそれは、国内現物株のみの話。過去最高という意味では、信用取引や外国株取引など全取引を含めた評価額の10倍を超えなければいけない。 まだまだまだまだまだまだまだまだ先の話です。この数値を意識しているので、僕は全評価額最高値を更新した今日以降、株式口座への新規投資金額を抑える事にします。次々と証券口座に追加資金を入金してたら、なかなかこの数字が上昇しないんですよ…。2006年1月の俺!首根っこ洗って待ってろよ!いつか追いついてやるからな!
2015.05.22
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このブログは特に僕のポートフォリオもパフォーマンスも公開しないで延々投資哲学について云々言うだけというような、極めて異色のブログです。更新頻度もバラバラ。次の更新が2~3日程度の時もあれば、1週間以上、時には1ヶ月以上間が空く時もあります。コメント欄に書き込み制限を設けていないのに、ちょっとしたイベントの時以外にはコメント欄への書き込みに僕が返事をすることはありません。このブログからリンクを貼っているところも、このブログにリンクを貼っているところも、殆どありません。2012年以前はリンク厳禁でやっていました。 ブログの投稿内容はいわゆるバリュー投資至上主義の批判。21世紀の株式投資ブログの多くがバリュー投資の正しさを喧伝しているという中において、バリュー投資のみが正解だという考えを延々何年も批判し続けているという、理解に苦しむ非生産的なブログです。ブログを通じて和気藹々と投資を楽しみたいファンダメンタル投資家にとって、読んでいてあまり気持ちの良いものではありません。 そんなブログですが長い目で見ると徐々にアクセス数が増加してきまして、今では更新した日には少なくても500以上、更新しない日でも常に300以上のアクセスがある状況です。恐らくこのブログの読者と言える様な方が、500人或いはそれ以上いらっしゃるのだと思います。さらに300人程度の方が、更新頻度がバラバラなこのブログを毎日のようにアクセスして頂いているのだと思います。過去の文章を遡って読んで頂いている方もいらっしゃると思います。このブログを愛読しているような方は、恐らく何か変わっている、或いは何かが欠如している、そんな特徴を有していると推測します。 愛すべき読者様。僕は上手く踊れていますでしょうか。 引き続き、踊らせて頂きたいと思います。 随分と投資環境が変わりました。周りの投資家も変わりました。恐らくは読者様も変わられたことでしょう。ただ、僕は相変わらず変わっていません。変われていません。きっとこれからも、今までと同じ事をやっているんでしょう。 さぁ、どこまでか分かりませんが、終わる時まで続けたいと思います。非生産的な書き込みですが、読者様のお役に立てるような書き込みがあれば幸いです。
2015.05.19
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ROEを今後持続して上昇させていくような銘柄の多くは、低ROE銘柄の中にある。つまり低ROEはローリスクミドルリターンだということだ。これは非常にしばしば言われている。しかしここで注意しなければいけない。低ROE銘柄を魅力的な銘柄とそうでない銘柄を分けるのは、将来のROE変動だからだ。万年低ROE銘柄は、平均をアウトパフォームしている低ROE銘柄群のパフォーマンスを押し下げている。つまり、資本効率を上げなければ利益が上がらない、成長しなければ株価も上がらない、という訳だ。たとえ成長しなくても配当として利益を吐き出すならまだいい。しかし利益に対して十分な配当を出さずに更にROEを低下させる場合、その企業はインフレ期にはリスクが付きまとう。時間を敵につける投資手法となる。早く何かのきっかけで注目されて仕手化されるのを待つだけの手法。これは非常に他人任せの手法で、宝くじを買ってあたるのを待っているだけと変わらない。当たるのが遅ければ遅いほど、インフレ期には価値がなくなる。※もちろん、バランスシート上にインフレに強い財産があれば話は別だ。 価値の上がる土地や株式を保有しているのであれば、その分評価額が上がる。 ただし現在の会計方式は簿価評価ではなく時価評価なので価値が上がればそれが利益として計上される場合も多々ある。結局のところ最終的にはROEの上昇につながる場合も多い。 閑話休題。日本ではROE水準は中長期的に収束するという非常に興味深いデータもある。つまり高ROE群は時間の経過と共にROEを下げ、中ROE群は時間が経過しても大体においてその水準を維持し、低ROE群は時間の経過と共にROEを上げる、というものだ。この非常に興味深い現象を考慮すると、つまるところ、僕が上で述べていることは最終的にはバリュー投資家の言うことと同じになる。結局は「何も考えない」のであれば低PBR銘柄を買っておけばパフォーマンスが良い、ということだ。 低PERは不人気銘柄。低PBR銘柄の多くは低PERになる。PERが極端に低くない場合は低ROE銘柄になる。低ROE銘柄にも人気銘柄と不人気銘柄がある。人気は多くの場合、そのままPERやPCFRの違いになって現れる。低ROE銘柄の不人気銘柄とは一体何だろうか。それは、自己資本を有効活用していない万年低ROE銘柄だ。キャピタルゲイン狙いで万年低ROE銘柄を買う場合は好材料が必要だ。時間を味方につけることは出来ない。言い得て妙だが、実際のところ健全な経済成長を行う国においては、万年低ROE銘柄を保有する場合は時間が敵になる。好材料が隠されていて、かつ、何かのきっかけでその材料が明るみになって株価が暴騰するような銘柄を買わなければならない。そうでなければ時間と共にその株式の価値は減少することになる。ただし、実際のところは単純にそんな浅はかな皮算用が通用することにはならない。上に長々と書いたことが単純だというほどに、株式投資は奥が深い。何も好材料がない、長期的にROEが低いと思われている銘柄。その銘柄が実際に長期的に低ROEに甘んじるかどうかは別問題なのだ。社長が交代して経営方針が変わる、大株主が変わって経営方針に口を出す、大きな経済状況の変化によって会社の置かれている状況が変わる、それらの『ありふれた事』により、業績が変わる、注目を浴びる、ということは稀にある。これらは誰にも分からない。分からないからこそ実際にそうなった時にサプライズとして株価は大きく動く。たとえ緩やかであっても長期的にROEを上昇させるような事であれば、株価は大きく上昇する。材料がなかった低ROE銘柄の変化が株価に与える影響は時として計り知れないものになる。そのような事象は決して多くはないが、余りに株価変動が激しいため、パフォーマンスの期待値に無視できない影響を及ぼす。結局材料の有無では低ROE銘柄の期待値を語れないということだ。最終的には、万年低RBR銘柄も含めた低PBR群の期待値が高ROE群より高い事に繋がる。 低ROE銘柄は当たればでかい宝くじと揶揄する理由はそんなところだ。そこまで分かって万年割安株を購入すると、上昇相場で上がらない株価にやきもきする事はなくなる。上がらないのは当たり前なのだ。パフォーマンスが良いという統計結果だろうが、当たり前なのだ。上がらないから長い間低PBRに甘んじているのだ。
2015.05.14
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ゴールデンウィークに色々と本を読んでいました。中でもお勧めの本がありましたので、ご紹介。 「ピケティ『21世紀の資本』の衝撃 世界一優しく解説する「今の世界経済」の大問題」西村克己著 宝島社出版 僕はNHKの『白熱教室』でピケティの講義をやっていた当時、たまたま全回視聴していました。僕は『累進課税を高めなければお金はお金のある所に集まる』『格差が拡大すると健全な経済成長を阻害するので貿易自由化を促進する場合は格差が拡大しないようにする必要がある』という考えを持っています。ピケティは僕の考えと似ている非常に珍しい経済学者で、興味がありました。ピケティ氏の主張は簡単です。過去の歴史上、先進国では資本収益率は経済成長率を上回っているというものです。資本主義社会下では先進国は経済成長以上に資本が資本を生み出す。その為、富める者は益々富み、労働者から富を吸い上げる。この一連の流れにより格差が拡大し、健全な民主主義社会ではなくなる、という主張です。ピケティ氏には膨大な裏付データがあるので過去の歴史上では実際に氏の主張通りになっている、ということになります。ピケティ氏の功績の多くの部分はこの膨大な裏付データの収集にあるということも言えます。※経済学者のデータの取り方にはかなりの注意が必要です要するに、過去多くの経済学者が主張していた『トリクルダウン論』は幻想に過ぎない、というものです。トリクルダウン論とは、まず最初に富裕層が経済活動を通じて利潤を出し、その次にその利潤を使うことで経済が活性化され、国民全体が潤うという理論です。まず富める者から先に富む、という中国の経済国策とも似ています。日本で今行われている所謂『アベノミクス』は『トリクルダウン政策』の極みですので、効率的な経済成長を阻害する政策という事になります。※日銀が金融政策に力を入れていますが政府は財政政策に力を入れておらず、労働者の格差を拡大させる中で一律消費税を増税。この為に内需が拡大せず資金は金融市場にばかり流入して資産家の持つ金融資産の価値が上昇している足元の日本を見てみましょう。アベノミクスでは1.第一の矢の金融政策は実体経済に対して過大2.第二の矢の財政政策が実体経済に対して過小3.一律消費税増税による内需の冷え込みが想定以上に酷いという事から、内需が拡大せずにコストプッシュ型のインフレで、実質購買換算ではデフレに逆戻り、というストーリーが現実味を帯びてきています。まぁそもそも少し乱暴に言うと、安部政権下ではデフレ脱却すらしていません。(デフレ脱却の定義によります)労働者の賃金格差も拡大している中、少子化に伴って格差は拡大し続けています。※少子化社会では格差は拡大します繰り返しますが、格差拡大は健全な資本主義社会の成長を阻害するものになります。資本利益率が経済成長率を大幅に上回り続けて格差が拡大しすぎると、生産性や労働技術の向上が阻害されるようになります。それではどのようにすれば良いか。ピケティ氏の主張は乱暴に言うと大きく3つです。1.累進課税を強化する2.世界各国で資産の保有と取引を正しく把握する3.純資産に対して世界各国で課税を強化するピケティ氏の対策案は現実的にはかなり困難な政策が必要になります。累進課税を強化するなどの政策を取れば格差拡大は抑制されますが、それだけでは不十分だというのが氏の主張です。歴史上、資本収益率は経済成長率よりかなり高い状態が続く為、単純に収益に対する累進課税だけでは資本主義社会では格差は拡大し続けます。世界各国で足並み揃えて純資産に対しての課税を強化しなければいけない、というのが氏の主張です。これらの氏の主張は特段分かりにくい事はありませんが、ピケティ氏のベストセラー『21世紀の資本』はかなりボリュームのある本です。しかし、内容は同じようなことを繰り返している部分があります。また当たり前のことを延々書いているだけの部分もあります。根拠が脆弱で賛同できないような事も書かれています。正直な所、面白味に欠ける構成になっています。(ただし、随所に厳しいことも書かれており、読んでみても損はないと思います。特に後半部)今回紹介した「ピケティ『21世紀の資本』の衝撃 世界一優しく解説する「今の世界経済」の大問題」のようによくまとめられている本を読めば大筋は理解できる内容になっています。この本は100ページちょっとで文字数も少ないので、1日で十分読めます。この本は発売されて間もないですが、手に入り易いと思いますのでお勧めです。是非。 余談ですが、ピケティ氏は平均値という概念を嫌っています。僕も同様に大嫌いです。投資家と平均値という概念は相容れないと思います。
2015.05.08
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自分で調べない投資家はノイズトレーダーです。他人の発信する情報のみで判断する投資家はこれに該当します。コバンザメ投資家なども含まれます。ノイズトレーダーも株価を構成する要素であり、悪い事ではありません。それに、ノイズトレーダーが儲けられないという事もありません。当然ながら、上昇相場では時流に乗っている投資家に乗っかることで良いパフォーマンスを得られることは往々にしてあります。ノイズトレーダーの場合は、本人が自分自身ノイズトレーダーそのものだという認識をもっていることが大切です。ノイズトレーダーであるのにも関わらず自覚していない投資家は、長期的には低いパフォーマンスになる可能性が高いです。極めて高いと断言しても良いです。周りに影響される投資家は、周りが儲かっている時はパフォーマンスが良いですが、逆も然り。タイミングが遅れる事が致命的になるような相場反転期では、暴落中に売ったり暴騰中に買ったりします。それが良いか悪いかという話ではありません。自分がそのようなタイプの投資家である、と認識しているかどうかが重要なのです。
2015.05.04
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頼る必要が無いし、別に頼りたくも無いと思っている。他人の行動を気にする必要もないし、別に気にならないと思っている。孤独を愛している訳ではないけれど、寂しくない。勝った時に自慢する気も起きない。誰かに良く思われようとも思わない。負けた時に慰められようとも思わない。同じ失敗をしている人を見て安心しようとも思わない。取引で、勝っても負けても、それは過ぎ去ったこと。大切なことは、過去ではない。
2015.04.29
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常に、自分の話す内容、書く内容には一つ上の視点で観ることを薦めます。読者の立場にたって文章を書くことが出来なければ、ただの独り善がりです。独り善がりの文章であれば、わざわざ他人様に読んで頂く必要はありません。
2015.04.25
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今回も子供電話相談室への相談や質問を募集します。期間は、今日から2015年4月19日までの3日間です。前回の投稿文章「子供電話相談室(その2)」のコメント欄に書き込みをすると、とうとうアラサーを卒業してしまったおじさんがみんなの書き込みに返信するよ。今回の投稿文章じゃないから注意してね。書き込みがあってもなくても、募集期間を過ぎたら終了。その後の書き込みには返信しないので注意してね。もしかしたら、相談や質問内容によっては書き込み自体削除するかもしれないけど、そこらへんは適当にやるよ。書き込みが消えててもあまり気にしないでね。 それじゃ、よろしくお願いします。
2015.04.17
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前回はこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201312120000/ 『もしもし、こちら、こども電話相談室です。 お名前はなんて言うのかな?コウイチくんで良いのかな? それじゃコウイチくん、今日の相談はなんですか? 何か悩みがあるのかな?』『なるほどね。うんうん。キミの言いたいことはよく分かった。 確かにキミの言う通りだ。これだけ日経平均が上昇していたら、少しくらい保有株が上がっても嬉しくないね。 周りと比べて自分が持っている銘柄が上がっていないんじゃないかって思うその気持ち、僕も良く分かるよ』『ホントウさ。ついこの前、日経平均が2万円に到達したしね。でも2年半くらい前は8000円だったんだ。だから、大雑把に言うと、そのときから2.5倍になってるんだ。2年半で2.5倍なんだ。コウイチくんが2年半前に適当に2000円の株を買ったら今は5000円になってるってことさ。これはとんでもなく凄いことさ。コウイチくんはよく分かってないかもしれないけれど、これは凄いことなんだよ。 なんてったって、これからもし日経平均が4万円になったとしても今の2倍さ。そう考えるとどれだけ凄いかって良く分かるだろう?』『うん。でも仕方ないよ。今は上昇する株を持っている人が良い投資家だって思われてるくらいさ。 別にそれでも良いじゃないか。何も変わらないよ』『その通りだよ。2000円が2000円のままだって、2500円になったって、10000円になったって、持ち続けるなら別に何も変わらない。売って別のを買うなら別だけどね。10000円になった株を売った友達は、2500円のままのコウイチくんの株を4株買えるだろうね。 でもね、別にそれはかまわないじゃないか。友達が得しただけで、コウイチくんが損したわけじゃない。気にすることなんてないんだ』『分かってくれて嬉しいよ。また電話してくれ。 ユウイチくんと話せて嬉しかったよ。あ、ごめん、コウイチくんか。そうだった、コウイチくんだ。 親戚にユウイチくんって子が居てね。その子と間違えちゃったよ。ごめんごめん。 それじゃ、またね。お電話ありがとう』 『もしもし、こちら、こども電話相談室です。 お名前はなんて言うのかな?ギンガくん? あれ?ギンガくん、もしかして前回も電話してくれた? そうなんだ、また電話してくれたんだね。ありがとう。嬉しいよ。 それじゃギンガくん、今日の相談は何かな? 何か悩みがあるのかな?』『売った株が値上がりするのがくやしいって?損した気分になる? うん、その気持ちは良く分かるよ。今は上がる株は上がり続けることが多いし、売った株がその後も上がり続けることは良くあるね。 でも、そんな経験をしているのはキミだけじゃない。売った人みんながそんな経験をしているんだ。上がり続ける株は、上がり続ける間に買った人もいれば売った人もいる。売った人がまた買い直すこともあるだろうけど、ギンガくんみたいに見てるだけの人も多いよ。だから気にすることなんてないんだ』『持ち続けていれば、なんてどうでも良いことさ。売っちゃった株が売った後にどうなるかは、その時誰にも分からない。中には自信満々に将来の株価についてあれこれ言うやつもいるだろうけど、そういうヤツはよく分かってない馬鹿だから何も気にすることはないよ。これから株価が上がるかどうかは誰にも分からない。だから今から思えば売らなきゃ良かったって言っても、その時売らなくて良かったかどうかは別問題さ』『大事なのは、これから何をするか、さ。 ギンガくんがこれから何をするかが重要なんだ。何をしたかは重要じゃない。そうだろう?』『うん、気にしてないよ。何度だって同じ事を聞いてくれて良いんだ。 同じ事を聞かれて違う返事をする大人もいるだろうけど、そんなヤツの言うことを信じないようにね』『それじゃ、また。お電話ありがとう』 『もしもし、こちら、電話相談室です。 お名前はなんて言うのかな?サトミちゃん?これまた、とっても素敵な名前だね』『うん、分かった分かった。でも、ちょっとだけ落ちついて。元気なことはとっても良いことだけどね』『もう一度、聞かせてくれるかな?』『よく分かったよ。こういうことだね。サトミちゃんが買おうと思っていた銘柄が2個あって、サトミちゃんが買った方は下がったのに、買わなかった方が上がっちゃった』『ちょっと待って、分かったから。 つまり、こういうことだね。最初サトミちゃんは上がった方を買おうと思っていた。でも友達のユミちゃんに違うほうが良いって言われて違うのを買ってしまった。それでサトミちゃんが買おうとした方ばかり上がって、うん、そうだね、どんどん上がっちゃって、それでユミちゃんに薦められた方が下がっちゃった。それで良いかな?え、違うの?』『なるほどね。ユミちゃんに言われたからだけじゃなくて、サトミちゃんはユミちゃんと同じ株を買いたかった。それでユミちゃんと同じ株を買った。でもユミちゃんはいつのまにか売ってた。サトミちゃんに何も言わずに。それでサトミちゃんはそれを知らずにずっと持ち続けた。そういうことだったんだね』『うん、それはユミちゃんが悪いかな。どんな株を買ったかなんて他人に言うことなんてないんだ。一体ぜんたい、何のために言う必要があるっていうんだろう。上がったときに褒めて欲しいのかな?僕には良く分からない。 でもサトミちゃん。そのことでユミちゃんに文句を言ってもダメだよ。ユミちゃんは馬鹿なことをしたかもしれない。でも決めたのはサトミちゃんなんだ。サトミちゃんはどの株を買っても良かった。自由なんだ』『分かるよ。うん。サトミちゃんが本当に怒っているのは、ユミちゃんがいつのまにか売っていたってことだよね。サトミちゃんに何も言わずに。薦めたなら売るときも教えてくれなきゃ困るよね。うん、よく分かる。 僕がユミちゃんは馬鹿なことをしたかもしれないって言ったのはそういうことなんだ。サトミちゃんはユミちゃんのまねをしちゃいけないよ。 でも、僕からお願いなんだけど、ユミちゃんを許してやってくれ。 ユミちゃんは良かれと思ってしたんだよ。僕が思うに、ユミちゃんが紹介するのも、サトミちゃんが買うのも、どっちも自由なんだ。ただ、ユミちゃんは自分の持っている株を薦めたというのは駄目なところだったんだ。薦めるなら自分が持っていない株を薦めれば良かったんだ。そうすればこんなことにはならなかった』『うん、そうだね。サトミちゃんはユミちゃんと同じ株を持っていたかったんだね。嬉しいときときも悲しいときも二人で気持ちを分かち合いたかったんだね』『でもそれはできないんだ。 残念だけど、みんな一人で頑張っているんだ。 だからサトミちゃんも頑張ろう』 まだまだ子供電話相談は続く…。
2015.04.14
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参考記事http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/200512300000/http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201302230000/思いつきで発言した投資家のブログを見て、参考にした、勉強した、といいながら思いつきでトレードする。そんな投資家の多くが「自分は確りとしたルールに基づいてトレードしている」と言っている。昨今特に顕著に観られる、全くもって不思議な状況だ。いや違う、自分はちゃんとしっかりデータに基づいて判断している、自分なりのルールに基づいてトレードしている、とそう貴方は言うだろうか。実際のところ、その少ないデータより、或いはその少ないデータを元にその狭い視野で判断したことより、株価の方が真実に近い。何故なら株価は短期投資家、中期投資家、長期投資家、すべての意見の集合体であり、売り手と買値の意見が一致している価格だからだ。(しかし、いつの時代も、どうしてもここの所を理解してもらえない人たちがいる)蚊帳の外から思いつきで安い高いと言っても意味がない。その分析にどれだけの価値があるのか知らないが、少なくてもあなたが考えているよりずっと小さな価値しかない。小さすぎてリスクに対するリターンとしては長期的には誤差でしかない。殆ど無価値に近い価値だ。それでも分析すれば良い。分析が自分の投資行動にプラスに働くのであれば、状況の変化に振り回されることはなくなる。ただ、どれだけ時間をかけたとしても、貴方のその稚拙な分析行動そのものに見返りを求めてはいけない。その分析が役に立つかどうかは、あくまで個々の投資家の性格によるのだ。
2015.04.10
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株式投資において批判が辛く感じるのは、自分の投資に自信を持てていないからです。自分の投資に自信を持っていれば批判されても辛くありません。相手に意図が伝わらないと嘆いていても仕方ありません。相手に伝わらないのは自分中心の考え方だからです。株式投資で自我が強い事は利益になるのでしょうか?多くの場合、自我が強いということは自分の過ちを認め難いことに繋がります。相手の意見は自分の意見と同じくらい正しい。相手の意見は自分の意見と同じくらい間違っている。株式投資はそれ位気楽に考えれば良いのです。インターネットを通じて自分の考えを世界中にばら撒く場合。読者に自分の理論を理解させよう、そう強く願うというのはただの我侭です。書き手に強すぎる自我は必要ありません。伝わらない場合は自尊心を守るために相手を拒絶するか憎むようになります。自分のような人間の文章を時間を割いてまで読んで頂いているだけで有難い。感謝しなければならない。そのような考えを持てば、その感謝の気持ちから、少しでも読者の方々の役に立てるようにしたいと思うでしょう。せめて自分の理論の一部でも分かって頂こう、と。長い間株式投資のブログを続けるのであれば、そのように考えるような度量の広さが求められます。教えてやる、では表面的な部分しか相手に伝わりません。表面的な部分しか伝わらなかったのであれば、どんなに喝采されていようとそれは長続きしません。やがて伝えたその表面的な部分が変わったと見なされた時に、読者は頑なだった貴方に石を投げ始めるでしょう。もし貴方が株価下落をストレスに感じる繊細な心の持ち主であれば、色々経験して今よりもうちょっとだけ株価推移に鈍感になれば良いでしょう。自分の投資手法に自信があれば日々の株価変動など大して問題ではありません。批判されても動じることなど何もないのです。
2015.04.01
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自分はその主張を知っている。まずは、あらゆる種類のバリュー投資家に対してそのように言えるだけの知識を見に付ける事です。
2015.03.28
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ただでさえ少ないリンクを二つもなくしてしまったので、何か良い所はないかなと探していたのですが素晴らしい所がありましたのでリンクを一つ追加します。経営コンサルタントによる経営戦略と経営管理に効く管理会計http://kanrikaikei.blog.fc2.com/現役の経営コンサルタントである小林さんが、管理会計をテーマにして書かれているブログです。ファンダメンタル投資家であればある程度は会計の知識を持たなければいけません。また会計面からみた企業の特色もある程度把握しておいて損はありません。企業経営の状況は時々刻々と変化していますから、その変化に敏感になれるように少しでも視点を多くしておく必要があります。株式投資ブログではありませんが、内容はとても素晴らしいです。まだ半年ちょっとの運営で2万4千アクセスしかありませんが、目の肥えた「むぎゅ。」の読者様にも自信を持って紹介できるブログです。特筆したいのは、ROEに関する記述を集めた特集「とことんROE」です。この特集は全て僕が共感できる内容でした。読者の皆様方はご存知だと思いますが、僕がROEに関する内容で他の人と共感できるというのは極めて珍しい事です。ROEに関する投稿内容から3つばかり紹介しておきます。一筋縄でない高ROE株 持続性と改善度に着目(1)http://kanrikaikei.blog.fc2.com/blog-entry-134.html一筋縄でない高ROE株 持続性と改善度に着目(2)http://kanrikaikei.blog.fc2.com/blog-entry-135.html(創論)ROE重視と日本経済http://kanrikaikei.blog.fc2.com/blog-entry-148.html …すいません、もう一つだけ。(スクランブル)高ROE株、買い疲れ 投資家は改善度に注目http://kanrikaikei.blog.fc2.com/blog-entry-243.html うーん、素晴らしい。コテコテのバリュー投資株式投資ブログの皆さんも負けずに頑張って欲しいです。
2015.03.22
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前回一つ減らしたばかりですが、またお気に入りブログを一つ減らしました。「期待値で計るバリュー投資 無期限信用取引 有」です。このところ株式投資と関係のない投稿内容が多くなってきており、また株式投資に関する投稿内容でも余り熱意が感じられなくなってきていました。内容に問題があるというより、単に株式投資に対する興味が薄れているようですので、株式投資ブログとしての紹介はそろそろ出来ないかなと判断しました。この相場もありやる気がなくなってきているのだと思います。とても共感できます。一時中断という形です。またお気に入りブログとして読者の皆様に紹介できる時を楽しみにしています。
2015.03.19
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今年の1月31日にお気に入りブログに追加した「ぴよたん」ですが、諸事情によりブログを閉鎖したとの事ですのでお気に入りブログから削除します。文章が面白いブログでぴよたんさんも本当によく勉強されており、僕自身更新を楽しみにしていたので残念です。 お気に入りブログに追加しても良いと思えるような所、本当にないんですよね。バリュー投資家のブログなんて本当に惨憺たるもんです。10年前の大相場はこんなへっぽこぴーな内容じゃなかったのに、今の株式投資のブログの現状は本当に不思議です。誰か良いブログ知ってたら教えて欲しいくらいです。(まぁ大抵は知っていると思いますが)
2015.03.17
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2ちゃんねるで前回の投稿内容に通じる話題が出ましたので、今回はその話題に乗っかります。http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1417655435/ 投稿No773からのプロフェッサーさんの意見に、投稿No.855からプレノンさんが反論しています。プロフェッサーさんは低PBR至上主義者。高ROEへの投資を批判しています。プレノンさんはそれに対する反論です。 随所で違うところもありますが、全体として僕の考えはプレノンさんにとても近いです。ただ、ひねくれものの僕は違う切り口から攻めてみたいと思います。下記、2ちゃんねる投稿文章です。(※後で少し推敲するかもしれません) 僕は色々と前提条件をつけた上で、同じPERならPBRなんて高い方が良いとさえ思えるという変人です。前提条件は今後のROE水準が低下しないこと。できれば高ROE水準を長期的に維持できる企業、そうでなければROEを年々高められる低ROE或いは中ROE企業。ROEは経営者の通知表で、ROEの変動こそが経営者の能力をさし測る[ものさし]。企業は株主のものであるから、株主にとってみても経営者の能力は高いほうが良い。さて、それでは低PBR至上主義者は高ROE至上主義者と分かり合えないのか。ここの線から攻めてみます。お互いPERは低い方が良いと思っています。つまり、市場の評価が低い方がいい。収益に対する市場の評価が同程度なら、自己資本を有効活用しているか否か。結局はそんな違いです。片方は業績悪化に伴う株価低下リスクを危険視し、もう片方は業績向上しないまま長期的な低評価に甘んじるリスクを問題視する。古今東西、PER水準が同じであるなら低PBR銘柄の方が期待リターンが高い事が証明され尽くしています。これはその統計データが「その時点での」ROEが高いかどうかで分類されており、それ以降のROE水準の変動は加味されていないことに起因すると僕は考えています。かなり乱暴に言うとROEは未来を計ろうとする指標なので、PBRと違いどうしても変動が激しくなります。その時点でのROEが高かろうが、そのROE水準を維持できるかどうかは分からない。というより、ROEが高いほどその水準を維持することが難しい。年々ROE水準が低下していく企業もひっくるめて高ROE銘柄群にしているので、低PBR銘柄群の期待リターンが高まるという訳です。それではROE水準の変動を加味した場合わけをするとどうなるでしょうか。そのようなデータを持ち合わせていないので数値で示せないのが辛いところですが、圧倒的に万年高ROE銘柄群の期待リターンが高くなるでしょう。(成長か配当かの話は今回は横においておきます。配当による再投資を加味すると、その銘柄が成長していようとしていなかろうと関係がありませんから)少なくても万年高ROE銘柄群が万年中ROE銘柄群より、そして万年中ROE銘柄群が万年低ROE銘柄群より、それぞれ期待リターンが低くなるとは考えられません。※低PBR銘柄群の期待リターンを高めているのはROE水準を高めている低PBR銘柄の影響が大きいそれでは今後ROE水準を高めていくような低PBR銘柄に投資をすれば良い。これは極めて正解に近いと僕は考えています。しかし、ROEの変動を予測するのは難しい。過去のROE変動から今後のROE変動を予測するのも難しい。(ここはプレノンさんと僕の意見が異なるところです)結局のところ、分からないことは分からない。それなら、ROEに自己資本比率を加味したROAを利用するというのが一つの答えになると僕は考えています。諸々の説明を省きますが、ROA水準の変動であればROE水準の変動よりも予測がまだし易い。また、低自己資本比率による過剰なレバレッジ経営による資金繰り悪化リスクを抑えられる。低PBR派と高ROE派の両方がある程度納得できる、高ROA銘柄。つまり、低PERかつ高ROA、高ROAは今後も持続する見込みであることが前提条件。これが株主にとって一番魅力的な銘柄になるのではないかと考えます。以上は、僕の個人的な投資手法とは違います。僕はROAなんてどうでも良いという生粋のROE至上主義です。今後のROE変動が第一です。まぁ僕の話はどうでも良い。散々過去に別のスレで書きましたし割愛します。(しかし、長い文章だ…)
2015.03.10
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1株価は長期・中期・短期全ての見解に基づいた適正価格。常に適正価格。そう思わないのは、自分の目が歪んでいるからに他ならない。その歪みをファンダメンタルで正当化するのは邪推。バリューという言葉を使って正当化するのは卑怯。2ファンダメンタルで株価より純資産が著しく低い銘柄は確かに多数存在する。逆も然り。結局のところ、どちらも同じ適正価格。視点が違えば評価も違うだけのこと。いわゆる世間で言われている「バリュー銘柄」というものは、当たればでかい宝くじのようなもの。ギャンブル銘柄。結局のところ、長期的な低ROE銘柄は長期投資では魅力に劣る企業となる。これはインフレ率が高ければ顕著になる。狸の皮算用や机上の理論はさて置くとして、現実の世界では長期的に高ROEを維持するのは非常に難しい。その為高ROE銘柄の中にはその後ROEを低下させていく企業が多い。たとえ今現在が高ROEであっても今後ROEが低下していく銘柄は往々にして株価が低迷する。このような銘柄もひっくるめて高ROE(または高PBR)とするなら、高PBRよりも低PBRの方がパフォーマンスが良くなるのは当たり前。低PBR銘柄が意外な上方修正した時は株価は暴騰する。意外なので予測不能でなければならないが、そうであるなら運頼み。分散投資して何銘柄も持っておけば、当たりくじを引く確率も上がる。 3そもそも、万年割安株は株価が上がらないからずっと低PBRに甘んじているのだ。万年低PBRの銘柄を保有して、株価が上がらないといっても、それは当たり前。ただし逆も然り。高ROEの成長銘柄がROE水準を下げた時に株価が下がるのは当たり前。であるからこそ、市況が悪くなった時に高ROEの成長銘柄の株価が下がるのは当たり前。高ROE銘柄への投資をする時はこれを十分に理解しなければならない。 4資本主義社会において、株式投資の基本は高ROE銘柄または中程度のROE銘柄への投資である。応用として今後ROEが年々上昇していく低ROE銘柄への投資である。万年高ROEの銘柄への投資は将来に億万長者が確定するバラ色の株式投資だが、意外に地道な投資である。それでも時間を味方に付けるのであればPERは無視してもROEは無視してはいけない。ただし長期的なROEの変動は誰にも分からない。であるからこそ、現在の市場の評価であるPERが重要になってくる。もしROEの変動が分かるのであればPERの重要性は著しく低下する。 5高ROE銘柄は成長しなければいけないというのは多くの投資家が陥る幻想だ。ROEを低下させないように、無駄な資産を増やさないように、配当として利益を吐き出せば良い。成長力の乏しい高ROE銘柄にインカムゲインを期待して行う投資は、本来正しい。企業の利益が株主に渡るまでには法人税含めて税金が2回徴収されるが、その残りカスの配当でまたその高ROE銘柄の株を買い増しすれば宜しい。高ROE銘柄への投資が難しいといっても、非成長銘柄であればその分難易度が低下する。高ROE銘柄でも成長銘柄と非成長銘柄は分けて考える必要がある。 6しかし配当であれば低ROE(低PBR)銘柄を保有していても毎年同じ額のリターンを貰えるかもしれない。そうであるなら、ギャンブル性が高い分だけ低ROE(低PBR)銘柄も投資妙味が出てくる。ここは極めて重要な点だ。結局のところ、高ROE銘柄と低ROE銘柄のパフォーマンスを論じる際は、低ROE銘柄のこの優位性が大きいことを理解しなければならない。 まだまだまだまだ、まだまだまだまだ書きたい事は山ほどありますが、一度に書ける限界はこんなもんです。低PER低PBR銘柄はパフォーマンスに優れている。古今東西その傾向は変わらない。しかし重要なのは結論ではなく、最終的にそこに至るまでの経緯(とその思考回路)なのだと僕は考えています。
2015.03.02
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株式市場で勝てるルールを見つけようとするな。それは怠け者のすることだ。
2015.02.28
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「投資で一番大切な20の教え」より抜粋。『「知ってる派」の投資家は、未来は知りえると考え、未来の状況を断定し、あるシナリオのもとでリターンが極大化できるように設計したポートフォリオを組む。そして、他の可能性についてはおおむね無視する。一方、次善の策も考慮する「知らない派」の投資家は、実現しそうだと思われる複数のシナリオにおいて好リターンがあげられ、その他の場合でも悲惨な結果にはつながらないポートフォリオを組むことを重視する。』 上の文章は別に特に付け足すことも無いのでそのままのっけます。上昇相場では「知ってる派」が注目を集めることは往々にしてありますが、「知らない派」が注目を集めることはほとんどありません。ざっくり言うと、今注目を集めている投資家は「知ってる派」に属します。「知ってる派」の多くは大暴落相場を経験して「知らない派」に移行しますが、長い上昇相場が続くとまた「知ってる派」に戻ります。 さて、当然ですが、物事は基礎や基本が何よりも重要です。それが揺らいでいると何が重要で何が重要でないのかも分からないようになってしまいます。株式投資では、それらをファンダメンタルと呼びます。「基本の」「基礎の」という和訳そのまま、ファンダメンタルは基本或いは基礎となります。ファンダメンタルは百人いれば百人が同じように理解します。異論を挟む余地はありません。事実がそこにあります。違うのは解釈です。解釈によって、安いとか高いとか、自分の受け取り方に違いが出てきます。自分の意見が正しいのではなく、皆の意見を総合した株価が正しいのです。個人の解釈によって真実が変わるものではありません。真実はファンダメンタルまでで、解釈に真偽を求めてはいけません。
2015.02.21
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仮に、基礎的な株価指標が同程度の水準であれば、成長ストーリーが明確で、足元の業績が好調なほど、株価上昇の期待値が高いとしよう。(この前提には異論しかないのだが、現在、多くの投資家はそのような理解をしているようなのでこの前提を用いることにする。そうしないと僕のような少数派に属する投資家の意見は俎上に乗せて貰えないので仕方が無い)期待値の高い銘柄ばかりを買ったとき。うまく時流に乗れば、上昇相場でとても素晴らしいパフォーマンスを得ることが出来るだろう。何も難しいことではない。多少の差はあれ、誰でも素晴らしいパフォーマンスを得ることが出来る。当たり前だ。買い意欲の大きい上昇相場で期待値の高い銘柄を買っているのだから。多くの投資家が期待値の高い銘柄への投資で素晴らしいパフォーマンスを得ているとき。バリュー投資家のパフォーマンスは見劣りするだろう。何故なら、バリュー投資とは期待値の低い銘柄への投資だからだ。期待値の低い銘柄が大きな変化をしたときに注目が集まり、期待値が高まると共に株価が上昇する。それを見越して先回り買いするのがバリュー投資の目的の一つだからだ。変化と言うのは業績の変化だったり、外部環境の変化だったり、会社の方針転換だったり、色々ある。もちろん時間の経過に伴う業績変動も含まれる。インフレ時ではバリュー銘柄だろうが何だろうが業績はUPして然るべきだ。上昇相場で高いパフォーマンスになったとき、その投資家は期待値の高い銘柄への投資をしている可能性が高い。巧く時流に乗る投資はバリュー投資ではない事に注意されたい。
2015.02.14
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短気な投資家(短気投資家)が増えている。ファンダメンタル投資家の多くが近視眼的になってきている。ある人は、上がらない持ち株にイライラすると言う。右も左も上昇中のなかで、自分の主力としている保有株が上がらない。それにイライラすると言う。上がらない株にイライラすることはない。今は今の時流があり、明日は明日の時流がある。株価は常に適正価格で、手っ取り早く儲けようとするなら時流に乗ろうとする視点が必要だ。慣れないうちにその視点を持とうとすると、結局は注目が集まるところを探す事に繋がる。注目が集まる「材料」を探す。結局は情報を追い求める。振り回されるのも時間の問題だ。材料豊富な銘柄が上昇し易い時もあれば、全く反応しない時もある。貴方が色々な環境下で投資を続けたいなら、一つだけ鉄則がある。たった一つの鉄則。それは今の時流に惑わされないこと。一つのチャートに喜怒哀楽が盛り込まれている。たくさんの投資家の感情。貴方にそれらを読み解く必要があるかどうか。あるかもしれないし、ないかもしれない。自分が何をやろうとしているか。それを分かっていれば軸はぶれない。
2015.02.06
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日本フラッシュのことを調べていたのですが、このブログに辿り着きました。まだアクセス数が8000にも到達していませんが、とても良いブログだと思います。なによりもまず、ブログ名が素晴らしい。ということでお気に入りブログに追加します。ぴよたんhttp://thepinkpalace.blog.fc2.com/よく分析されています。表やグラフの画像を織り交ぜ分かりやすい文章で説明をされています。基本は財務諸表を分析されており、とても良いと思います。自分の考えの結論もしっかり書かれています。惜しむらくは信用取引をかなりのレバレッジで行っておられるようで、過剰なリスクをとっているという点です。株の小説も織り交ぜています。物語形式で投資家の心情を描いています。他のブロガーが話題に上ったりもします。全体的に村上春樹の文章に似ていますが、トレード内容が判りやすく書かれていたり、チャートの画像を交えている部分もあり、それでいて著名投資家の名言が抜粋されていたり、と読んでいて飽きません。この小説は是非続けていって欲しいです。余談ですが、実は昔僕が信用取引をやっているときに、小説(物語形式)としてリアルタイムで信用取引を用いた株式投資を通じて自分の心理を破産するまで書こうと構想していたことがありました。結局構想どまりで書かなかったのですが、後で破産だけしてしまい、そんなことなら書いておけば良かったと、とても後悔しました。保有株の変動に過剰に一喜一憂してしまうような人は、自分を主人公にした小説でも書いてみると良いんじゃないかって思ったりします。客観的に自分の内面と向き合えますからね。
2015.01.31
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