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ネット版日経新聞に「ネット興亡記」という、日本のインターネット黎明期の物語として、創業間もない企業のキーマン達のドラマを綴った記事があります。今では当たり前になったインターネットの世界も、1990年代後半には群雄割拠の戦国時代でした。そこには無限の可能性があり、夢を語る若者がどんどん創業していった時代でした。ITバブルともてはやされてそれらの企業の時価総額は急増し、それに伴い大きな資金で様々なことを行うことができるようになりました。その後ITバブルは弾けますが、多くの企業はその後もインターネットの世界を魅力的なものにしようと、様々なことにチャレンジしてきました。色々な経緯があって、今に至るのです。本当に色々なことが、日本のインターネット黎明期にあったのです。それらのドラマを物語として記事にしているのがインターネット興亡記。まだこのシリーズを読んでいない人は、是非読んでみて下さい。とっても面白いです。最新シリーズの「完結編」は下記にリンクを張っておきます。インターネット興亡記 完結編https://r.nikkei.com/stories/topic_DF_TH_19121601自分の話で恐縮ですが、僕がインターネットを始めたのは1998年頃。インターネット興亡記のシリーズの初期と時期が被ります。当時は本当に、狂ったようにインターネットをしていました。メールの送受信をするのにもダイヤル回線で5~7分くらいかかったのを覚えています。FAXみたいな音が流れてました。夕方から夜にかけては回線が混雑するので夜中しかできません。そのためもあり、テレホタイムと呼ばれる23時から7時までの間の通信料定額時間帯に、夜遅くまでずっとネットに繋げていました。当時は今と違い固定額のサービスは珍しかったです。通信料もしかり。従量課金制では、使えば使うほど料金がかかります。しかし眠い目をこすりながらテレホタイムにインターネットをすることで通信料を定額にしても、プロバイダ代が固定制のサービスでなく従量課金制だとプロバイダ代だけですぐ数万円までいってしまいます。従量課金制のプロバイダ代で月に数万円払った経験がある人もきっと多いでしょう。1日数時間の接続でも電話代とプロバイダ代でそれぞれ月に数万円かかるなんて、今では考えられませんね。ホームページもテキストサイトが主で、画像なんて殆どない。動画なんてもってのほか。せいぜい数コマ流れるバナーがある程度。ページを開く毎に読み込みで数秒~数十秒の待ち時間。それが当たり前だったから、待ち時間も苦じゃなかった。そんなとっても素敵な時代。当時僕が使っていたパソコンはメモリが8MB、HDDが640MB。データのやり取りはFD。パソコンのソフトはどれも5千円以上していました。店頭で売られているパッケージソフトにはメールを送受信するためのメーラーと呼ばれるメールソフトや画面を保存するためのキャプチャーソフトなんてのも当たり前のようにあった。何をするにもソフトが必要。『パソコンは、ソフトがなければ、ただの箱』。パソコンが金食い虫なのは当時の常識です。動作を早めようとメモリを増設するにもメモリ自体が単体で数万円する時代でした。それだけ高額のメモリでも、増設した後で正常に動作するかどうかはパソコンとメモリの相性もありました。当時僕は高校3年生。インターネットがない時代に高校3年生まで育った人間が、急にインターネットの世界に入っていったのです。携帯のiモードもない時代にインターネットなんて殆どやってる人がいなかった。それから1年もしないうちにインターネットは急速に広まった。数百万人もの人間がインターネットをやるようになると、色々できることも増えていった。才能あふれる人が物凄い時間とエネルギーを注いで文章を書いていた。情報量が急速に増え、日々インターネットの世界が深化しながら広まっていった。みんな真剣だった。今みたいに誰でも持ってるスマホで気軽にネットで暇をつぶしていたんじゃなくて、インターネットのために大金掛けてみんなが真剣に没頭していた。毎日、広すぎる未知の世界に触れながら、色々な刺激を受けていた。当時のインターネットは今よりずっと狭かったが、今よりずっと可能性に満ちていた。分かるかな?伝わるかな?そういう時代の話です。インターネット興亡記は、今回がシリーズ完結編。このシリーズは今までよりも、もっとUSENの宇野社長の登場が多いです。宇野社長が主人公で3話分あります。USEN-NEXTホールディングスの株主は見てみると、もっとこの企業を応援したくなると思いますよ。
2019.12.31
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今年は1年間を通じて右肩上がりのとても良い市況でした。大型株から小型株まで、グロース株からバリュー株まで、何もかもが上昇。何買っても儲かる年でした。今年は例年にも増して、嬉々として、或いは惰性で今年のパフォーマンス書く人が多数現れると思います。是非やめて欲しいですね。お前の投資パフォーマンスがその数値だから何だっていうんだ。アホ。今年のような全面高の何買っても儲かる相場でパフォーマンスが良ければ良い投資家なのか?良い投資家だから認めて欲しいのか?周りに良い影響を与えないから、自粛してほしい。
2019.12.30
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この人はここ1年くらいで経済をよく勉強している。三橋貴明さんとの対談の前後で変わった。選挙で白紙丸投げ委任表を投じなくて済みそうだ。長年、毎回投票に行って入れるところがないことに苦しんでいた。https://www.youtube.com/watch?v=P9Q4rZ07ztUこれは最後まで見て欲しい。見る人少ないだろうけど、飛ばしででも最後の方は見てもらいたい。僕もロストジェネレーション世代。たまたま運よく理系に進んで、長期成長企業の正社員として就職できて、給料はそこまで多くないなりにもお金に困らない生活をさせてもらって、節約をしないでも余剰資金で株式投資をして、多くの経営シュミレーションゲームをしてきたこともあって株式投資が好きで好きでたまらなくなって没頭して、自分の投資手法が長期的に時流に乗って資産を指数関数曲線で増やしているだけ。他の投資家と同じく、そこにそれだけの実力はない。不当に利益を得ている側。https://www.youtube.com/watch?v=q0YbfgGwctY
2019.12.24
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貴方よりパフォーマンスが良い僕が黙っているので、パフォーマンスを書くなんて恥ずかしい真似は止めときなさい。連日年初来最高値更新!とか、恥ずかしくないんですか。僕は今年大暴落が来ると思っていて、今年の目標パフォーマンスを「-20%以内」と「株式投資で初めて年間目標を掲げた」投資家です。いつも以上に低PER低PBRのような保守的な銘柄を多くしている、ガチガチに守りのポートフォリオです。ずっと特定の業種に注力しない分散投資家としてやってきたのに、初めて特定の銘柄を買い進んでポートフォリオの割合が20%を超えて、そしてその銘柄が低迷したことで今年のパフォーマンスを大きく低下させてしまいました。その注力している銘柄は貴方と同じくソフトバンクGなんですが、底値で信用買いできた貴方と違って僕は信用取引していないので、それはもう苦労して他の銘柄を売ってちびちびと買い増ししたもんです。結局ソフトバンクGに投資をしなければ今年のパフォーマンスはもっともっと高かったので、僕のパフォーマンスは注力していた銘柄の上昇によるものではなく、注力していた銘柄の低迷を補った他の銘柄、ポートフォリオの比重が2%とか3%とか、そういう銘柄の上昇によるものです。ソフトバンクGの他に注力している主力銘柄はなかったんで。何しろ、僕は超が付くほどの分散投資家で、保有銘柄の数は70銘柄前後です。そして僕は優待欲しさに投資をしている銘柄はありませんので、優待目的として1単元だけ持っている銘柄もありません。現物取引のみで、いつも以上に保守的なポートフォリオで、貴方より分散投資をしていて、極端に注力していた唯一の主力銘柄がパフォーマンスを大きく低下させた、そんな僕のパフォーマンスでも貴方より高いです。だからもう嬉々として毎回ブログに今年のパフォーマンスを書くのは止めなさい。きっと、貴方がパフォーマンスを公開していることで多くの投資家に悪い影響を与えてるから。ただ、パフォーマンスが良いといっても上昇相場だけの話で、下落相場では僕のパフォーマンスの方が圧倒的に悪いです。困ったもんです。
2019.12.20
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いわゆる日本の若者の高度人材流出に歯止めがかからない。何故か?日本人は給料が安く、それに対して高い労働を提供するからだ。現在の日本は急激な少子化で、もともとの若年労働者の絶対値が少なくなっている。その中で世界的に高度成長分野と呼ばれる、ITやAIやIoTなどで必要とされるシステムエンジニア系の業務を行うことのできる若年労働者は貴重だ。システムエンジニアは他業種に比べて言語の壁も小さいことから、海外で働こうとする意欲のある若者が比較的多いと言われている。日本企業では既に出遅れ感が否めないこれらの成長分野において、今後長期にわたって必要とされる人材確保が徐々にできなくなっていくことがほぼ確実とみなされている。近い将来、日本企業は多くのシステムエンジニアを必要とする成長分野において、本格的に外国企業と差を付けられる可能性が極めて高い。若年システムエンジニアの給与を上げることが急務であり、その上げ幅は今までの賃金上昇では考えられない額にする必要がある。海外では既に日本よりかなり高い賃金水準であり、更に上昇が続いているからだ。アジア諸国でも日本の賃金を追い抜く国が続出している。日本企業は、適切な人材を見つけて新規プロジェクトを開始することができなくなりつつある。日本の凋落する未来が見えてくる。何故こんな国になってしまったのか。それは経済成長を軽視し、デフレ脱却よりも財政健全化を優先したからだ。なおかつ、労働者の提供する労働力を企業が安く買い叩き、その利益の多くを税として徴収せず、株主に分配したからだ。企業は労働者の賃金を抑えている中、何をしたか。国内設備投資をしないで、むやみやたらにコストを下げてきた。その結果、業績を過去最高まで上昇し、過剰な負債を払いきり、使い道がないので預貯金を増やしたり海外投資をしたりしている。肥大化したバランスシートは労働者の賃金上昇には結びつかず、必要以上に内部留保を増やしている。失われた10年は失われた20年になり、そして失われた20年は失われた30年になった。この30年で世の中はすっかり変わってしまった。日本の人口構造も変わり、今後は生産労働人口も急減する。そんな中、儲かり続けているのは僕たち投資家だ。不当に利益を得ている。そして、これからもまだまだ不当に利益を得続けるだろう。今後、考えられないくらいの資産家がどんどん増えてくることは目に見えている。今億り人とかいって喜んでいるが、そんなもんじゃない。超富裕層がどんどん出てくるだろう。当たり前だ。資産は指数関数曲線を描いて上昇するのだから。今からその社会を想像しなければいけない。日本の国力の低下とともに、僕たちはこれからも不当に利益を得続けるだろう。いずれ少ない労働者の取り合いが起こり、賃金はどんどん上昇することになる。生産能力低下に伴い構造的なインフレが起こるが、一度インフレになると日本社会は激変するだろう。その先に待っているのは長期的な悪性インフレだ。日本の中高年者の多くには、今後社会に求められる能力が備わっていない。絶対的に不足するのはシステムエンジニアだ。高い金を出して外国から人材を引っ張ってくるしかない。おぼろげなイメージが段々とはっきり見えてきている。明確に見えてくるころには手遅れだから、早く日本の潜在成長率の低下を抑えないといけない。1にも2にも設備投資だ。設備投資をせずコスト削減ばかりで損益分岐点を低く抑える企業にばかり投資していてはいけない。そんな投資家、日本にとって不要でしょう。近視眼的なのに中長期投資とか言って喜んでいる馬鹿を儲けさせるなら、株式の税金の申告分離を止めるべきだ。今の投資家は儲かりすぎてる。指数関数曲線を描き続ける投資家の資産の上昇率を抑えるべきだ。今の政治家や日本国民には、今後日本をどういう国にしたいかの国家観が欠如している。若者は夢を失い、中高年は老後や親の介護の心配ばかりしている。これでは活力が出なくて当たり前だ。日本が徐々に閉塞感で息苦しくなっている間、諸外国はどんどん成長し続けている。
2019.12.14
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株式投資をしていると、資産が指数関数曲線を描くように上昇する。なにも、株式投資をしている投資家が労働者に比べて能力が秀でているということでもなければ、高い知的労働をしているということもない。株式投資が儲かることに気が付いただけ。そこには運の要素も多い。要するに、運よく株式投資が労働に比べて高い利益を得ることができることに気が付いただけ。今は株式投資にかかる税金は配当もキャピタルゲインも一律20%となっているが、分離課税にしないで収入によって税金が変わる累進課税にすれば宜しい。投資家なんて、不当に儲かりすぎているよ。不当に儲かっている側の人間が言うのだから間違いない。利益を上げている投資家から税金をがんがん取って、子育て世代や低賃金労働者、例えば幼保や福祉で働いている労働者の賃金を上げた方が良い。大企業減税を撤廃するのもよろしい。法人税増税するのもよろしい。それを原資にして、日本の老朽化したインフラの整備をすれば宜しい。若い世代に金をばらまいて、子育て世代にお金をばらまいて、子供を産めば産むほど幸せな人生を送れる社会を構築すれば、少子高齢化も一定の歯止めがかかるだろう。兎に角、若い世代に活力がない。労働力を安く買い叩かれて、その利益を株主に吸い取られ、株主はさらにその利益を再投資する。これではダメだ。異次元金融緩和政策のツケは、必ず悪性インフレとなって跳ね返ってくる。バランスを欠いた歪な経済政策。金融政策で財政政策の不足を補おうとしてどうする。消費税増税は何のための政策だ。日本の国力を低下させて、プライマリーバランスを黒字化させようとしても、国民窮乏が進むだけだ。富むのは大企業と投資家。僕たちは不当に利益を得ている。それもかなり。資産を指数関数曲線で増加させて喜んでいる阿呆。お前だよお前。お前が不当に利益を得ているんだ。分かってないだろう。お前を富ませても日本国の役には立たない。逆だ。お前が儲かりすぎていることが、日本国の国力低下の一因になっている。もう少し真剣に考えた方が良い。分かったなら金を使え。使って使って使いまくれ。何も考えるな。金を使え。使いまくれ。消費しろ。消費しまくれ。考えるな。再投資するな。もうそれだけあれば大丈夫だ。大丈夫だから再投資するな馬鹿。
2019.12.09
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オススメ経済本第10位「レジーム・チェンジ」 中野剛志著「経済ニュースの裏を読め!」 三橋貴明著甲乙付け難かったので、2つ紹介します。長くなるので簡単に。「レジーム・チェンジ」2012年出版の本です。また中野剛志さん書いた本です。これは是非読んで欲しい。「富国と強兵」が分厚くやや取っ付き難い本なので、もっと気軽に読みたいという人にはこっちの本をオススメします。この本は、経済に特化した本です。デフレの構造的な問題などが良く分かります。もっと簡単にしたのが2位と3位に紹介した「奇跡の経済教室」ですが、より体系的な記述になっています。この本を読むと、デフレによって破壊された生産能力を回復させるのがいかに難しいかが良く分かります。失われた日本の潜在成長率を復活させるためにはどうすれば良いのかを考えると、嘆きたくなります。一刻も早く正しい経済政策を行い、デフレを脱却し、構造的な問題を解決して、生産能力を向上させることが重要です。そうしなければ、いずれ日本は慢性的・構造的な悪性インフレ国家になるでしょう。「経済ニュースの裏を読め!」10年くらい前の本ですが、常識になっている間違いを一つ一つ訂正していく作りになっています。データを基にした根拠がしっかりしているので、非常に納得できる作りになっています。結局、単純に国家財政を家計と重ねて見るから勘違いをする、という人が多いんでしょうね。当時主流の経済学は「新自由主義」とかよく言われていました。日本国民のお金が増えても貯蓄をしていてはGDPは上がらない。むしろ貯蓄をした分だけGDPは減少する。デフレ下において、フロー(GDP)の起爆剤は国家財政から充てるべき。ただし、国家財政から民間貯蓄に回るような、フローを下げる政策をしてはいけない。至極もっともです。正しい状況把握なしに、正しい解決を導き出すことは、誰にもできない。以上でオススメ経済本紹介を終了します。皆さんが読んだことがない本も多かったのではないかと思います。僕はこのブログの読者の皆さんに投資関係の本を読むのは余りオススメしませんが、経済本を読むのはとてもオススメします。正しい理解をしつつ、現在の資本主義社会のシステムの中、株式投資を行う必要があると思っているからです。経済状況が変わっても、現状認識が正しくできてれば右往左往しなくて済みますしね。「あの暴落時に買ってました」とか後から言う人、アホですよ。投資をした根拠を言えるのか?と指さして笑ってやると良い。経済環境の変化を理解せず、現状把握をしないまま、ただ株価が下がって過去のPER水準や現在のPBR水準が下がったから買った、業績はいずれ元に戻るだろうから、とかその程度です。そこに複雑な思考回路はありません。全く自慢するような事ではありません。あの時全力買いした俺は投資の才能がある、とかいう考えが見え隠れしているのみてると、お前は馬鹿か?天然キャラか?と言ってやりたくなります。ただし、結果論から言うと、その程度の考えで投資をするのが正解。暴落時は基本的なことを重視するだけで良い。
2019.11.29
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オススメ経済本第9位「国債を刷れ!」 廣宮孝信著国債を刷れ!という刺激的なタイトルの本書、副題は「国の借金は税金で返せ」のウソ、です。今でこそ国債を発行するのがもっとも不況対策に有効で、内需中心国家でのデフレ時にはそれが最も効果的な方法である、という論調が多くなってきました。しかし、今から10年以上前は公の場でそのような主張をしている人はまだ本当に少なかったです。日本の表舞台でそのような主張をしている人はほとんど見たことがない、といってもいい位でした。そのような中で、日本が世界一の金持ち国家なのに豊かになれないのは、ストックばかりでフローが不足しているからだ!国の借金が増え、民間の資産も増え、GDPだけが増えない理由は必要な量の国債を刷っていないからだ!という主張は珍しかったです。今からでは信じられないかもしれません。しかし、当時は本当に珍しかったのです。著者の廣宮孝信さんは喋りが苦手ということもあってあまり経済番組に出て持論を主張するということはなかったのですが、ごく一部に熱狂的なファンが居ました。日本国が借金多くて大変というのは真っ赤なウソ、歳出削減すれば財政は健全化するというのは間違い、という当たり前でも【非常識】な主張をデータや根拠を交えて説明している人は本当に貴重だったからです。表舞台には余り立たない人ですが、確実に今の主要経済学批判論に影響を与えた人だと思います。この本が出版されて10年以上、相変わらず日本は国債発行を必要な量まで増やさず、デフレを続けさせ、世界から経済政策の失敗の見本として見られています。非常に残念で仕方がありません。中国が日本を反面教師にして経済政策を検討しているのを考えると、忸怩たる思いです。GDPの元である主な3元素は「民間消費」「民間投資」「政府支出」で、「民間消費」「民間投資」は景気が悪化して減少してしまう。「政府支出」だけが景気の波によって左右されることなく増加させようと政府が思うだけで増やすことができる。そして、景気が良くなれば「民間消費」「民間投資」は増加する。これだけの長期間不況が続いているのは大変な失策であり、直ちに方向修正する必要があります。プライマリーバランス黒字化(=民間赤字化)は、窮乏への道。不況時に、国債を刷れ!財政赤字を増やせ!は決して暴論ではありません。経済の王道です。不況時にプライマリーバランス黒字化目標を掲げ、その為に消費税増税をするのは致命的すぎる失政です。そして、日本は、その失政を長期的に続けている。なんということでしょうか。日本の国力を確実に低下させるにはどうすれば良いでしょうか。それはプライマリーバランス黒字化目標を法律化させ、知識人を使って誤った解釈を世論に蔓延させつつ、確実にデフレ長期化を遂行させるのが最も効果的なのです。この本を読んで頂ければ、経済政策はインフレとデフレで逆の手法を取るべきで、デフレ下ではどのような経済政策を打つべきか、現在の日本の環境下でどのような人間がメリットを享受しているか、不利益をこうむり続けているのはどのような人間なのか、日本国の国力はどの程度低下しているか、何故それが長期的に続いているのか、が確実に分かると思います。投資家として現状認識をするのは必須です。正しい経済政策をとれば正常な経済成長が行われます。正常な経済成長が行われれば、いわゆる財政健全化が進みます。財政健全化それ自体は何の意味もありません。財政健全化とは国民の資産を国が徴収することになるからです。財政健全化は、それ自体が目的ではなく、インフレ率を調整するための政策の結果の一つです。借り手が政府、貸し手が国民。そして、今はその国民の債権を日本銀行が収集しています。異常な金融緩和政策によるものです。その結果日本はどのような経済状況になっているか。片側で異次元の金融緩和を行い、もう片側で財政政策を絞っている。非常に歪な構造が今の日本経済です。
2019.11.23
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これはソフトバンクGの銘柄紹介の2つ目です。銘柄紹介1つ目から順に読んで下さい。ソフトバンクGの保有資産で投資を考えるなら、純粋な投資会社としてソフトバンクGに投資をすることが可能か?を考えるべきです。 将来、出資先のユニコーンの幾つかが大化けし、業績とともに評価額を急上昇することがあれば、それにともない営業利益を得ることができるでしょう。また出資先の会社が連携してお互いに相乗効果を生むこともあるでしょうし、それらの影響でソフトバンクGの連結企業が恩恵を得ることもできるようになるでしょう。一度その仕組みを作れば、そのメリットは長期的なものになります。連結企業の評価額も相乗効果で安定して上昇する可能性があります。ソフトバンクGを純粋な投資会社としてみるのであれば、営業利益そのものに意味はない、という考え方もあります。もちろん売上も同様です。経常利益や最終利益も同様です。単年度のP/Lに意味はない、という考え方です。 保有している企業の評価額からソフトバンクG単体の有利子負債を差し引いた株主価値だけに注目して、ソフトバンクGのPERは無視する、そのような考え方であれば、少なくても2~3年はアリババの株価推移のみ注視していれば問題ないでしょう。後は誤差みたいなもんです。営業利益は出資先の個々の会社に関するものであり、ソフトバンクG本体としては出資先会社の業績という意味しかない。投資会社としては出資先の会社の出資分に応じた評価額の合計についてのみ意味がある。株主価値と称した連結会社の有利子負債を無視した保有株式合計評価額にのみ意味を見出す。それも一つの考えです。その考えで投資をするのであれば、ファンド運営がうまくいっていたとしても、将来アリババの株価が下がると思うのであれば、叩き売るのが正解です。今のソフトバンクGの株主価値は、半分がアリババなのです。現状、アリババ以外の個別企業の一つ一つはアリババに比べれば誤差みたいなもんです。勿論ファンドの出資先一つ一つも同じです。将来、何年か、或いは十年以上が経過して、物凄い勢いで業績急成長して評価額が激増し、アリババの評価額に近くならない限り、ソフトバンクGの株主価値全体に与える影響はとても小さいです。ソフトバンクGの株を買うということは、半分はアリババの株を買うということなのです。アリババの株価が急落すれば、後の全部の出資先の評価額が上昇していても全くダメです。どんなに控えめに見積もっても2~3年は数字の上でそのような状況が続くでしょう。世界経済がリセッションして、全体の株価が急落することがあれば、純粋な投資会社としてのソフトバンクGのバランスシートは大きく棄損されるでしょう。レバレッジをかけている分、それは大きな影響になります。ソフトバンクGもそれは重々承知ですので、中期的な株価全面安状況になるようなら保有資産を売却する必要があります。信用取引をしている人が株価下落で保有株を連続して叩き売り続けるのに似ています。暴落した評価額で資産を売却しないためには、株価下落に対する担保を掛けなければいけません。それはオプション取引であったり、カラー取引であったりします。他にも色々あります。その保険をソフトバンクGは掛けています。株価が上昇すると、その分を損失として計上しなければいけません。当然、影響が大きいのはアリババです。アリババの株価が大きく上昇したことで保険をかけていた分の大きな特別損失を出したことは過去にあります。ここが重要なのですが、アリババの株価が大きく変動するとその分ソフトバンクGの評価額が変動します。その変動を小さくするために、保険をかけているのです。ただし、アリババはここ数年それほど大きな株価変動はありません。ここ2年程度のアリババの値動きが比較的小さいものであったという事実は、ここ2年程度、投資家のソフトバンクGに対する評価がアリババから違うところに向けられる一因となっています。実際は、アームの評価額がどうの、スプリントの合併がどうの、ソフトバンクKKの上場後の株価推移がどうの、ウィーワークの評価額がどうの、というのは現時点では些細なことです。重要なのは、アリババの株価推移です。影響が大きくなりすぎないように保険を掛けていますが、それでも2~3年程度は、アリババの株価変動に対する影響が一番大きいです。最も重視するべきは、アリババです。アリババがこけたらソフトバンクGは終わります。逆に、アリババが順調に業績や評価額を増加しているのであれば、ソフトバンクGは安泰です。幾ら失敗しても、些細なことです。アリババの株価が大きく下がらないうちに、アリババ以外の比重を大きくする。連結子会社を成長させ、出資先のユニコーンから第二第三のアリババが出てくるのを長期的に待つ。アリババの株価推移の影響に比べれば、個別の新規投資に失敗しても些細なこと。出資先のユニコーンの評価額が大きく減少しても大したことない。失敗を恐れて何もしなければ、いつまで経ってもアリババ依存の体質から抜けだせない。大事なことなので、もう一度。アリババが順調に業績や評価額を増加しているのであれば、ソフトバンクGは安泰です。幾ら失敗しても、些細なことです。アリババの株価推移の影響に比べれば、個別の新規投資に失敗しても些細なこと。出資先のユニコーンの評価額が大きく減少しても大したことない。失敗を恐れて何もしなければ、いつまで経ってもアリババ依存の体質から抜けだせない。大切なのは、成長戦略。大言壮語でもなんでもいいから、大風呂敷を広げて、投資家から資金を集めて、色々なチャンスを見逃さないようにしながら、テーマに沿って急成長分野に投資をして、時間をかけてじっくり大風呂敷を畳む。それがこの企業の本質です。これで銘柄紹介 第十弾を終わります。銘柄紹介も10回やりました。切り良く、今回で最終回とします。この長期シリーズ「銘柄紹介」は結構本気で書いてきました。このブログの長期シリーズは結構どれも結構なエネルギーを注入しています。このシリーズを読んで興味を持って頂けたら、他の長期シリーズも見ていただけたら嬉しいです。今までの銘柄紹介を通じて、考え方の幅が広がった、という方が居ましたら幸いです。今までありがとうございました。
2019.11.14
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これがソフトバンクGの銘柄紹介の1つ目です。ここから順に読んで下さい。第一弾から第九弾の銘柄紹介を読んで頂いていない読者は、先にそちらを順に読んで下さい。(お手数おかけして申し訳ありません)過去に紹介した内容を理解されていることを前提として、今回の銘柄紹介を始めます。銘柄紹介 第一弾 7509アイエー銘柄紹介 第二弾 9866マルキョウ銘柄紹介 第三弾 6060こころネット銘柄紹介 第四弾 7865ピープル銘柄紹介 第五弾 9994やまや銘柄紹介 第六弾 7820ニホンフラッシュ銘柄紹介 第七弾 9984インフォメーションクリエーティブ銘柄紹介 第八弾 2337いちごHD銘柄紹介 第九弾 3712情報企画※皆さんご存知の通りですが、この銘柄紹介は買いを推奨しているものではありません。 それぞれ毎回テーマがあり、そのテーマに適した銘柄を紹介しています。今回のテーマは「周りのノイズに惑わされずに本質を見抜く」というものです。賛否両論あるのを承知で、みんな大好きソフトバンクGの分析を行います。 この銘柄、とても面白い銘柄なのに、ファンダメンタル投資家でファンダメンタルについて論じている人はあまりいないですね。 きっとプライドが高いから、馬鹿にされるのが嫌なんでしょう。 詳しい人が山のようにいるので、自分の分析の浅はかさがばれるのが怖いんだと思います。自分の見解を言うと、違う見解の人から批判される可能性が高いですからね。クソの役にも立たないプライドなんてごみ箱に捨ててしまえ!ということで、今回は色々話題の絶えないソフトバンクGについて、周りの意見と大きく違う僕の意見を、いけしゃあしゃあと述べたいと思います。情報量が多いので、かなり乱暴に要点を書きます。細かいところで間違った表現もあります。間違った記述には自分で意図して書いているものもありますが、意図していないものもあると思います。 箇条書きにはしません。 分かり易いグラフがネット上に色々ありますので、適当に調べて不足分を各自で補完して下さい。今回はテーマに従って、敢えて余り数字を書かないで頑張ってみます。さて、ソフトバンクGは何をやっている企業かというと、AI関連の「ユニコーン」と呼ばれる大型ベンチャー企業に投資をしている投資会社です。 ソフトバンクビジョンファンドという超巨大ファンド、通称10兆円ファンドを運営しています。 この10兆円ファンドは、第一弾に続き、第二弾も同じ程度の規模で超大型ファンドが作られることがほぼ決まっています。 このファンドは、外からの出資の他に、自社からの出資分があります。ファンド以外でソフトバンクGが出資することは基本的にはない、というのが方針になっています。ファンド全体の利益のうち、出資比率の分と、成功報酬分が、ソフトバンクGの利益になります。 ソフトバンクG側でファンドの元本を保証するものではないですが、出資者によっては利回り保証があったりします。第一弾の10兆円ファンドでは、ざっくり4割近くの出資分を優先株として、年間7%の配当を保証しています。出資先のユニコーンは株式上場前のタイミングで出資しますので、評価額の算定が難しいです。 出資した時より評価額が上がれば、営業利益として計上します。 出資した時より評価額が下がれば、営業損失として計上します。 そのため、出資先のユニコーンの評価額が上がるか下がるか、が営業利益に大きな影響を与えます。 ユニコーンは大型ですがベンチャー企業ですので、業績変動が大きく、そのため評価額が大きく変動します。 投資会社である以上、評価額変動は重要です。しかし、一時的な評価額の変動に大きく左右される営業利益が発表される度に一喜一憂しても仕方ありません。 この類の銘柄については、発表された情報をもとに売買するようでは高いところで買って安いところで売りかねません。発表された情報をかみしめて、じっくり消化して投資判断をするようなら投資会社に投資をするのは避けた方が良いでしょう。また、ソフトバンクG連結決算の営業利益には、当たり前ですが、連結企業の営業利益も加算されます。 連結企業は、ソフトバンクKK、スプリント、ヤフー、アーム(アームホールディングス)、などの大企業があります。決して少なくない連結企業の営業利益の額が、ソフトバンクG連結決算の営業利益に加算されます。 これらの企業の営業利益に、ファンドの投資先の評価額変動による営業損益が加わります。 筆頭株主ではありますが、ソフトバンクGが保有しているアリババ株はアリババ全体の株式の20%程度です。 つまりアリババはソフトバンクGの連結企業ではありませんので、ソフトバンクG連結決算の営業損益にアリババの営業損益は加算されません。 これが、PERの算出元の概念。さて、ソフトバンクGの資産は何で構成されているかというと、主には、過去に出資したことで得た株式で構成されています。※膨大にあるのれんの話は割愛。 所謂持ち株会社のように色々な企業の株を持っています。 資産の比率の高い順に、アリババ、ソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)、その他、と続きます。 資産に占める割合が非常に大きいのがアリババで、これだけでソフトバンクGの資産の半分となっています。 アリババの保有株式評価額で、ソフトバンクGの時価総額を超えている位です。 上述しましたが、ソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)は保有している株式の割合が大きく、連結企業の扱いです。 ソフトバンクKKやスプリントは有利子負債の多い企業ですが、この有利子負債はソフトバンクG連結決算のバランスシートに反映されます。 子会社の有利子負債はソフトバンクGにとって返済義務を負わないものですが、それらを加えるとソフトバンクG連結決算の有利子負債は保有しているアリババ株の評価額を大きく超えます。 アリババ、ソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)、その他、の評価額と単体の保有資産を加えた資産から、連結企業の有利子負債を加えたソフトバンクGの有利子負債全体を引いた額が、自己資本になります。 これが、PBRの算出元の概念。ソフトバンクGを論じる時に、PERの概念とPBRの概念をしっかり分けて考えておらずごちゃごちゃにしている人が多いです。 頭の中で整理ができていない。フローとストックを混同していると、正しい現状認識ができません。投資先のユニコーンの一つ、ウィーワークが、大きく評価額を下げたことにより、ソフトバンクGの第二四半期決算は大赤字となりました。 しかし、保有しているアリババの評価額が上昇したため、全体として株主価値は上昇しました。 利益減少によりPERが上昇したが、保有株式の評価額上昇によりPBRが低下した、という内容です。 両方を混合して考えると、状況が見えなくなります。 内容としては、実にシンプルです。ソフトバンクGは、主に、保有しているアリババ株を担保にして、銀行からお金を借りています。 この借入金を元にして、基本的にはファンドを通じて間接的に企業に出資しています。ファンドの運営は、レバレッジをかけてベンチャー企業に投資をしている、とも言えます。 ベンチャー企業の評価額が大きく低下すれば、レバレッジをかけている分、膨大な赤字が生じることとなってしまいます。 しかし、その膨大な赤字がどれだけ自己資本を痛ませるのか?という話です。 連結企業の有利子負債は返済義務がないから株主価値算出の対象外にして差し引いて考えて欲しい、と孫社長は考えています。 ソフトバンクGの本当の株主価値は連結企業の有利子負債には影響しない、というものです。 連結企業の営業損益はソフトバンクGの営業損益に加えるが、連結企業の有利子負債は除いて株主価値を算出して欲しい、というものです。 これは詭弁で、連結企業にするならその会社の営業損益も有利子負債も加味して考えるべきで、加味したくないのであれば連結企業にするべきではありません。 ※これはあくまで会計上の話です。決算報告書をもとにしてソフトバンクGを評価するのであれば、という話です。そこで、全部を連結企業から外して、純粋に投資会社としてファンドの運営だけを考える場合。それは、いわゆる単体決算のようなものです。すると、随分と違った景色が見えてきます。 営業損益からソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)、などの分を差し引き、ファンドの運用分のみを残す。 この営業利益をもとに、最終利益を算出してPERを考える。 PBRは、孫社長の要望通り、孫社長の主張する株主価値をもとに算出する。 PERとPBRの概算は、非常に簡単に算出できます。最新のソフトバンクGの第2四半期決算決算動画を見た人なら10秒で概算値が算出できるはずです。 今期上期は、大赤字のためPER算出不能、PBRはざっくり大体0.4倍程度です。 厳密には違います。違いますが大体のイメージは合ってます。 絶好調の前期はどうでしょうか。利益の約半分が連結子会社の利益なので、その分を差し引くとPERは実績値の約2倍でざっくり15倍、PBRは約0.5倍、という感じでしょう。PERは連結企業の営業損益を加えた数値で算出、企業価値は連結企業の有利子負債を加えない数値で算出、という都合の良い数値で考えて投資をしている人が多いように思います。 特にファンダメンタル投資家。ほんと、しっかりしてくれよ。次回に続きます。
2019.11.09
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オススメ経済本第8位「経済学とは何だろうか」 青木泰樹著著者の青木泰樹さんは、分かり易い口調で経済を説明してくれる京都大学の特任教授さんです。詳細把握していませんが、会社役員も兼任されているようです。経済評論家と紹介されていることもあります。僕がこの方を知ったときは短期大学の教授でしたが、当時、ここまで知識の深い人が短大の教授をしているのが意外でとても驚いた記憶があります。分かり易いので、ネットで青木泰樹さんの関連動画をぜひ見て下さい。渡邉哲也さんもそうですが、青木泰樹さんはゆっくりと丁寧に、とっても分かり易く説明してくれます。経済知識がない人にも良く分かるように、とても分かり易くかみ砕いて説明してくれます。今回紹介する本は大学の教材にしてもいい位の本格的な経済本ですが、著者が説明上手なため、本格的な割に分かり易いです。経済学の歴史や、動態的貨幣理論や反ケインズ主義(の学問的帰結)などの個別テーマや、理論的発展は経済学の深化をもたらしたか、など興味深い内容が盛りだくさん。株式投資家がみんな大好きな「行動経済学」も書かれています。ただ、正直に言うと、他に紹介するオススメ経済本より難しいです。僕は読んでいて意味の分かり難い部分も多かったです。分かり難い部分はネットで検索して意味を調べながら読んでました。それでも、オススメ経済本8位にランクインです。僕は難しいことを簡単に表現することが大切だと思っているので、難解な本を高評価するのは珍しいです。ちなみに、僕の嫁さんは経済の専門知識がほとんどないのに、この本を読んで「内容は難しいけど文章が読み易いからある程度は理解できる」と言っていました。それ位優れた本です。(まぁ、僕の嫁さんは僕よりずっと頭が良いですが)著者はおっとりした口調でキツイ内容を話すのですが、この本の中にも「静態理論を経済学の全体像と考える研究者や経済人にとって、経済学は現実社会を分析する学問ではない」など、随所に過激なことが書かれています。既存の経済学を「黒板経済学」と揶揄したりしてます。まぁ、揶揄している本人が大学の教授さんなんですけどね。また加えて、企業への信用供与、生産量の増加など、いわゆる「投資の能力効果」についても分かり易く書かれています。投資に関するシュンペーター効果(※)など、知らない人はこの本を読んでみると造詣が広がること間違いないです。※生産性の向上を意図しない投資はあり得ない(=生産性の向上が予想されなければ投資は実行されない)、とする企業側の経営姿勢・経営論理ちょくちょく方程式が出てきますが、簡単な内容なので構えなくて良いです。文章で説明してくれているので、全部飛ばし読みでも問題ありません。唯一、貨幣乗数の方程式の部分は何度も読み直すなどして理解しておいた方が良いです。現在の日本は社債が実質ゼロ金利で発行しているものがあるという異常事態です。何故ゼロ金利で発行する社債が売り切れるのでしょうか。それは、現在の日本が過剰な資金を運用できる環境にないからです。ただし、最近は海外でも似た状況が出てきています。過剰な資金が行き場をなくして彷徨っています。今の世界は健全な資本主義社会ではありません。このような状況になった一つの主要因が「経済学」にあります。個人投資家一人一人がじっくり腰を据えて、経済学とは何か、を学ぶことは大変意義のあることだと僕は思います。
2019.11.03
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オススメ経済本第7位「まともな日本再生会議」 中野剛志・柴山桂太・施光恒著オススメ経済本1位2位3位を独占した著者の中野剛志さんと、オススメ経済本6位に紹介した著者の柴山桂太さん、それに加えて同じく若手精鋭の施光恒さんの対談本です。既にオススメ経済本で紹介している著者の三橋孝明さんもですが、ここら辺のメンツは経済思想がかなり似ています。主流派経済学からは大きく外れていますが、ずっと様々な所で情報発信を続けているので、今では似た考えを持った日本人はかなり増加していると思います。しかし日本の未来や日本国に対する考え方は若干異なります。日本は大丈夫、日本の未来は明るい、という主張を続けている三橋貴明さんとは異なり、中野剛志さんは日本に絶望しています。皮肉たっぷりに、時には激高しながら、色々な場面で日本が如何にダメかを論じています。柴山桂太さんは、一歩引いた歴史的な観点からグローバルに日本を見るスタンス。施光恒さんは、どのような状況であれ日本の文化や日本人としての考え方は大切に守っていく必要がある、というスタンスです。中野剛志さんは、京都大学の藤井教授の下で仕事をしている時代に初めて討論番組に登場しました。経済産業省の役人が京都大学に出向している状態にもかかわらず、痛快に論客をぶった切っている姿を見た多くの視聴者は、とても大きな衝撃を受け、中野剛志さんに惚れ込みました。僕も惚れ込んだ一人です。それ以降、中野剛志さんは相変わらず歯に衣着せぬ物言いで熱狂的なファンを獲得しています。ただ、中野剛志さんはそのような環境に辟易して、すぐ表舞台に出ることは殆どなくなりました。自分の考えの表面的な部分が大衆に受け入れられているに過ぎない、そんな中で情報発信したくない。身を置いている組織での立ち位置もあり、メディアの露出ではなく自分の考えを本にして出版することが多くなりました。僕は中野剛志さんが大好きです。この本は、色々なテーマで著者の3人が議論をするという形式をとっています。経済の勉強にもなりますし、なにより単純に面白い本です。ケインズ派とハイエク派という、経済政策の考え方が真逆で仲が悪い2つの派閥についてもテーマに上がっています。このテーマは歴史上様々なところで議論されているテーマです。海外では多く議論されていますが、日本ではあまりこのテーマでの議論は見られません。僕はこのテーマでの議論が好きなので、非常に楽しく読ませてもらいました。3人それぞれの考え方も面白いです。新自由主義、基軸通貨、英語と日本語、グローバル経済、世の中の複雑化。『「改革」や「グローバル化」に対する違和感に適切な言葉を与える』。『今の政策が見落としている「歴史感覚」』。『「まともではないシステム」は必ず崩壊する』。正しく物事を理解している見方の異なる3人が、色々な経済テーマを論じるのは非常に面白いです。まともな日本を再生するのは、僕たち日本国民一人一人です。日本は絶望的に間違った政策が支持され、長期的に国民が貧しくなり続けました。誰の責任でしょうか?僕たち国民の責任です。もう少し言えば、投資家優遇政策の責任です。労働者から投資家に、多くの富の移転が行われました。多くの投資家が膨大な利益を上げ続けています。その利益はどこから来ているのか?労働者や低所得者でしょう。多くの中流階級が低所得に陥り、そして低所得者は貧困層になっていきます。長期的に貧困層が増加し続けているのです。日本がこのような社会になったのは、グローバル化の名のもと、デフレ期に投資家を優遇しすぎたツケでしょう。投資家を富ませても日本国の利益に繋がらないことに気が付くべきです。投資家は消費しないのだから。多くの企業が借金せずに預貯金を増やしている。企業が配当を出しても投資家は再投資に回す。必要な所にお金が回っていかない。本当にフローが滞る。日本がどんどん窮乏していく。一人当たりのGDPは本当に目も当てられない。この本には外国の知識人やカタカナの専門用語がちょくちょく出てきますが、それらの殆どは非常に長い補足説明が設けられています。それら一つ一つ読むことでもかなり勉強になると思います。柴山桂太さんは「グローバル恐慌の真相」「グローバリズム その先の悲劇に備えよ」(※)という本を中野剛志さんと共著で出しています。中野剛志さんと柴山桂太さんは波長が合うのか、一緒に討論していることが多い印象です。柴山桂太さんの人柄もあるのでしょうね。2人とも予見力をもった歴史上の知識人が書いた古典を読むのが好きなようです。施さんもとても人柄がよく、しゃべり方も人の好さが滲み出ています。メルマガなどの文章は顔文字乱発でちょっと読む気が失せる感じがしますが、内容はとても良いことを書いています。取り入れるべきものと守るべきもの、バランスが大切です。一度壊れると再構築ができませんので、守るべき文化や風習が何かはよく考えないといけませんね。守るためには変えなければいけない。何を目的とするかのビジョンを明確に。どのような国家にしたいかの国家観が重要、ですね。※長期投資家であればこの2冊も読んでおいて損はありません。非常にオススメします。
2019.10.28
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オススメ経済本第6位「静かなる大恐慌」柴山桂太著資本主義の本質は借金経済。グローバル化が避けられないと言われ続けていた2012年当時に出版されたにも関わらず、この本で著者は、グローバル化は進んだり後退したりしているのが歴史の流れで将来ずっと続くようなものではない、という主張をしていました。グローバル化はショックに対して脆弱になるため、それを補うような政府活動をむしろ大きくするという歴史の趨勢に逆らえない、というものです。また、グローバル化は福祉の拡充を合わせて進めなければ国家の安定はできない。小さな政府の元ではグローバル化は不可能、という斬新な視点についても書かれています。この本の中で、著者の柴山桂太さんは、そう遠くないうちに必ず脱グローバル化の流れがやってくる、と予言していました。そして数年後、世界は徐々に脱グローバル化に舵を切り始め、現在では完全に脱グローバル化の流れになっています。今とは違いグローバル化は不可逆的なプロセスだと思われていた当時、歴史を見る限りグローバル化はある時点で必ず反転する局面を迎える、というような主張をハッキリと明言していた人は、僕が知る限り他に居ませんでした。しかし、実際は著者の言う通りになっています。株式投資とは違い、経済は歴史に学ぶことがとてつもなく大切なのです。この本はケインズの投資に対する考え方も書いてあります。この本を読めば、ケインズが資本主義の本質を何に見出そうとしていたか、問題視していたのか、が分かります。金融が資本主義に対して果たす役割と、資本主義が不安定化させる要因は何か。元を辿っていくと、ここで最初に書いた一文、「資本主義の本質は借金経済」となります。僕の考えも同じです。資本主義とは突き詰めると、お金を借りれば金利が発生すること、です。何度かこのブログにも書きました。著者は、著作物だけではなく、討論番組での発言内容も筋が通っていて非常に分かり易いです。若いのによく勉強しています。「グローバル化」「国家主権」「民主政治」は論理的に2つしか選択できないトリレンマになっている、というハーバード大学の経済学者ダニ・ロドリックの驚きの主張も、柴山桂太さんがこの本で取り上げてから日本で広まったように思います。比較的地味で目立たないですが、歴史に学び、現在の常識を疑え、というのが著者のスタンスではないかと思います。目立たないのであまり知らない人も多いかもしれませんが、この人はチェックしておいて損はありません。余談ですが、僕の父親は読書家でした。家には本は殆どありませんでしたが図書館で毎週のように5冊位借りてきて、週末や就寝前に読んでいました。ただ、非常に残念なことに経済知識はほとんどありませんでした。数年に一回僕が実家に帰った際にたまに経済の話をしたりすると、全く話がかみ合わず口論になってしまう。そんな僕が父に人生で唯一、この本を読んで少しは経済のことを理解してくれ、と郵送で本を実家に送ったことがありました。それがこの「静かなる大恐慌」です。読んだかどうかは知りません。相変わらず父とは経済の話がかみ合いません。ところで、多くの投資家が勘違いをしていることがあります。それは、会社は投資家のものだということです。会社が投資家のものだというのは会社法で決められているだけであって、会社法は一つの考え方に過ぎません。今の資本主義社会が会社法というルールに従っているのであって、それが絶対ではありません。お金を持っている人が偉いということもなく、投資家が従業員よりも地位が高いということもありません。従業員は投資家を富ませる為の単なる労働力か何かと勘違いしている投資家が居ますが、非常に残念です。いや、その投資家の頭が。日本には奴隷文化はなじまない。歴史的に日本人は、誰かに働かせて自分がラクになろうという考えは持っていない民族なんです。会社の従業員をこき使って自分は悠々自適の生活に、なんていうのは合わないんです。株で儲けてアーリーリタイヤ生活したいとかバカみたいなことを言っている投資家増えてきてますが、そんな考えをインターネットで公開しないで欲しい。絶対影響される人出るから。日本にそんな自堕落人間量産されても困る。配当生活とか口に出すのもやめて欲しい。いいから黙って他人の幸せのためになるようにしっかり働け、と言いたい。株式投資が仕事だと思われても困る。その仕事で他人がどのように幸せになったのか。お金がない人に資金を回すのが目的なのか、裁定取引やって利ザヤを稼ぐのが目的なのか。深く考えているのかいないのか、理解しているのかいないのか。何も考えずに投資をするのではなく、自分で社会の仕組みを考える癖を付けなければいけません。グローバル化は避けられないものでそれに従うしかない、というのが間違っているのと同様、アメリカ式の資本主義社会が永続するという考えも間違っています。資本主義のルールは欺瞞の上に成り立っている砂上の楼閣で、永続するものではありません。国がどのような社会を選択するかは国民が決めるべきで、国民民主主義と資本主義を混同してはいけません。自分が資本主義社会で不当に利益を得ている側だという認識を持たないと、いつの日か足元をすくわれるでしょう。個々の個人投資家が、日本にとって利益を生み出す投資家でなければいけません。
2019.10.22
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オススメ経済本第5位「経済ニュースが10倍よく分かる日本経済のカラクリ」 三橋貴明著「経済ニュースが10倍よく分かる「新」日本経済入門」 三橋貴明著外装も主張している内容も同じような本なので、2冊まとめて紹介します。著者は両方とも三橋貴明さんです。※三橋貴明さんの書いた本には、他にも似た内容の本が数冊あります。というか10冊以上あります。稀に外れもありますが、基本的には良い本が多いです。三橋貴明さんはグラフを多用します。データが根拠になるからです。また、言葉の定義を大切にします。定義が明確でないと言いたいことが正確に伝わらないからです。日本には、データを用いず、定義もあやふやなまま、イメージだけで経済を論じている知識人・専門家と呼ばれる人が多いです。その人の発言の多くは正鵠を欠き、間違った方向に世論を動かしてしまいます。そしてその方向は政治にも反映され、日本は間違った方向に経済政策が取られます。政治家が正しい政治を行うためには、正しい知識を国民がもち、正しい政策を行うように政治家に働きかけることが重要です。今の日本の政治家は、非常に高い割合で、多くの国民同様にイメージで経済を捉えています。そのイメージがあやふやで、正しく物事を理解していないから、経済学者や財務官僚の間違った説明を鵜呑みにしてしまいます。大切なのは、正しく理解すること。正しいことが書かれている本で知識を増やすことが重要です。経済の基礎なんて難しいことは何もない。パズルみたいなもんで、個々の正しいパーツを組み合わせて全体を理解する。部分的に間違った理解では全体像を正しく把握することはできません。イメージや先入観で捉えようとするから、幾つかのピースが正しい形にならず、全体像が正しい形で見えないのです。重要なのは、国内の純金融資産と金融負債の和はゼロになるということ。政府が(国の借金と称する)政府の金融負債を増やしている分、政府以外の純金融資産が増えている。国家は政府と企業と家計に分かれている。政府が金融負債を急増させている間、企業と家計は純金融資産を急増させている。その間、法人税減税と消費増税が継続して行われている。つまり、政府が金融負債を急増させて、その恩恵を投資家が得ているということ。これを投資家がどこまで理解しているか?個人投資家の多くはこの構造を理解していない。キャピタルゲインにかかる税金を減税しないと日本は駄目だ、とかのたまっている始末。アホか。お前ら投資家から税金をもっと取るべきなんだよ。いや、違う。僕たち投資家から税金をもっと取るべきなんだよ。株の利益も普通の給与所得と合算して所得税などの累進課税を掛けてしまえば良い。その税収で公共投資をしたり、低賃金労働者の賃金を上げれば良い。その方がずっと景気が良くなって、日本が豊かになる。株所得の税金を上げるという話に拒絶反応を受けるぬるま湯投資家は、自分たちが優遇されすぎている、という自覚を持った方が良い。現在の投資家儲けさせても国家経済の発展にとって非効率だ。投資家が利益を得たって殆ど使わないんだから。複利の力を知っているんだから、株の利益はまた再投資に回すだけだ。利益の大半は使うはずがない。その「株式投資」が資金を必要としている企業に回るか?今の上場企業のほとんどは潤沢な資金の使い方に悩んで預貯金をしている始末。バリュー投資家なんて優遇したって日本のためにならない。バリュー投資家という存在は、非常に非効率だ。市場の多様性には一役買っているが、それ以上でもそれ以下でもない。逆張りしないでモメンタル投資だとか言って喜んでいるバリュー投資家は自分たちがどれだけ日本国家の発展に寄与しない存在か、本当に不思議なほど分かっていない。彼らは自分たちが日本の役に立っていると真剣に考えている。アホだ。アホ丸出しだ。鏡を見たらアホ面したアホが映るよ、と教えてあげたい。内側からにじみ出るアホが良い味を醸し出している。「日本企業に投資をしているボクは日本の役に立っている」と言ってみろ、アホが。他にも三橋貴明さんのオススメの本は幾つもありますが、読んでいて特に面白かった2冊を紹介します。「日本のグランドデザイン」「民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由」順位的にはちょっと甘めの評価です。分かり易いということで今回オススメの順位を5位にしました。
2019.10.16
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オススメ投資本第4位「日本経済を凋落させた七人」 三橋貴明著ほとんど売れていない本(というかこの本を書店で置いているところすら見たことがない)で、余程の読書家でもない限り、読んだことあるどころか存在すら知らないと思います。著者の名前で検索してもこの本に辿り着くのは至難の業です。作りも荒い。本と冊子の中間くらい。でも何故か紙質は良い。そんな本が今回紹介する本です。※僕は、紙質と内容は結構比例することが多い印象を持っています。この感覚、分かってくれる人多いんじゃないかな?この本が発売されたのは2009年。もう10年も前になります。当然ながら、当時と現在では経済環境が大きく異なっています。現在と状況が大きく違う記載がありますが、それでも主張は正しい。この本で、著者は日銀が国債を買い取れば政府の返済負担が減少してインフレ方向に進む、と主張しています。しかし近年ではずっと日銀が膨大な量の国債を買い取り続けているにも関わらず、デフレが続いています。それは政府が財政投資を絞っているからです。金融政策だけの片輪走行ではダメなのです。最初のアベノミクスの第二の矢である「財政政策」を疎かにしたので第一の矢の「金融政策」を拡大してもデフレが続いているのです。この本を出版した頃、著者は金融政策に重きを置いていた感じがあり、金融政策を絞り続けている日銀批判を行っていました。実際は金融政策だけではダメなのです。当たり前ですが財政政策を絞っている中で金融政策を拡大しても効果は得られません。リフレ派と著者では考え方が大きく違うので注意して下さい。この本は、日本を凋落させた人物を挙げ、何故その人が日本を凋落させたのか、を説明しています。内容もかなり分かり易いです。本も驚くほど薄いので、あっという間に読めてしまいます。著者は有名な三橋貴明さん。良くも悪くも、まだ著者が洗練されきっていない10年以上前の本ですので、興味があれば読んでみることをオススメします。この本で、日本経済を凋落させた七人は・橋本龍太郎・財務官僚・日銀総裁・小泉純一郎・竹中平蔵・アラングリーンスパン・鳩山由紀夫となっています。今著者が七人をあげるとしたら・橋本龍太郎・財務官僚・安倍晋三・小泉純一郎・竹中平蔵・野田佳彦・消費税増税論者になるでしょうかね。僕は共著含めて三橋貴明さんの書いた本を20冊位読んできましたが、一番を上げるならこの本です。意外でしょう。はっはっは。今ならアマゾンで1円で大量に売ってますよ。送料350円かかるみたいですけどね。
2019.10.10
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「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【戦略編】」 中野剛志著前回オススメした本の続編です。目からウロコが落ちる奇跡の経済教室は最初から2部構成で書かれており、前回紹介したのは本書ありきの基礎編となっています。戦略編では、最近話題のMMT(現代貨幣理論)や、現在の日本がどのような政策を取るべきかを記述が詳細に書かれています。また、基礎編に引き続き、現在の日本が如何に間違った政策をとっているかが分かり易く書かれています。一応、曲がりなりにも政府側の組織に属している著者がここまで書いて大丈夫なんだろうか?と著者の未来を心配してしまいますが、一人でも多くの日本国民が本書を読んで、理解を正すことを望みます。今まで日本はどのようなことをやってどうなったのか、本当はどのようなことをやるべきだったのか。そしてこれからどのようなことをやっていくべきなのか。結局大切なのはこれだけです。正しい理解をすれば正しい結論になります。そこにイデオロギーが入る余地はありません。今現在まで主流派経済学と呼ばれている人は、いずれ主流派から外れることでしょう。世の中の動きがそうなってきています。結論は一つ。日本政府はデフレ脱却のために財政出動を増やす。それが出来ない理由は何でしょうか?長期的に日本国民が貧しくなっている理由が、政府が国家のバランスシートを家計と混合してプライマリーバランスを気にしているから、ではお粗末すぎます。いくら何でも酷すぎる。笑えない。日本は長い歴史があり、その歴史で風土や文化が成り立っています。今進もうとしている方向は、日本が進むべき方向なのでしょうか。我々は日本に住み続ける日本人であり、それは子や孫も同様です。このまま進んでは、将来、主権を奪われかねません。守るべきは何でしょうか。日本をどのような国にしたいかの国家観です。みんなが正しい知識を身に着け、正しい政策を求める。そうすれば、いずれ正しい政策が行われ、日本はデフレを脱却できるでしょう。一刻も早く普通の経済状態に戻すことが、子や孫の為なのです。子や孫にとって大切なのは財政赤字を減らすことではありません。「国民国家」「民主主義」「グローバリズム」、全部は選択できません。バランスが重要です。バランスを決めるために必要になるのは国家観であり、これは外圧を受けずに日本が主体的に選べるものです。逆らえない流れなどありません。ここが株式投資をしている人が誤解しがちなところです。この本には、最初に【基礎知識編】のおさらいがざっと載っています。これももちろん分かり易く書かれていますが、やはり内容は【基礎知識編】を買って読むことを強くオススメします。内容を理解している人はこの本から買っても良いですが、内容を理解している僕が読んで【基礎知識編】から読むことをオススメしているので、やはり【基礎知識編】→【戦略編】と読むのが一番良いです。付録として、現代貨幣理論MMTの説明などがついています。当然、著者はMMTの支持者です。現代貨幣理論が今後の経済政策に大きな影響を与えることを期待している感じがします。日本の未来に絶望し続けている著者が、MMTに一縷の望みをかけている。それはとても大きなことですね。MMTの内容自体は著者や三橋貴明さんなどが主張してきた内容そのままで、目新しいものがないようにすら思います。しかし、著者や三橋貴明さんがブログや書物や勉強会などで長い間ずっと主張しているにもかかわらず、そられの意見が広まることはありませんでした。経済学的に立場の高い人が主張していなかったからです。今回MMTは経済学的に立場の高い人が主張していることで、主流派経済学の人たちにボロクソ言われながらも脚光を浴びているのです。正直、【戦略編】はかなり簡略化してレベルを下げています。この本は前回紹介した【基礎編】の発展形ではなく、【基礎編】の補足、という位の位置付けかなという印象を持っています。そういう意味においては順位をもっと下げるべきなのですが、【基礎編】の次に【戦略編】を読んでもらいたいとこの順位にしました。この本に書かれていないことは多くあります。この本は必ずしも十分な内容ではありません。しかし、MMTの説明含めて読んでおくべきでしょう。経済知識が全くない人は、まず「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室」の【基礎編】と【戦略編】を読んで理解を深め、それから是非経済本1位にオススメした「富国と強兵」も読んで欲しいです。一人でも多くの人が「富国と強兵」の素晴らしさに触れてもらえたら嬉しいです。
2019.10.03
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オススメ経済本第2位「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】」 中野剛志著前回紹介した「富国と強兵」の著者の中野剛志さんがその後出版された本です。これ以上、簡単に分かり易く正しい経済の説明をすることは絶対にできないというほど、分かり易い作りになっています。巷には経済に関する誤解や嘘が蔓延していますが、この本では何が間違いで正しい考えはどういうことかを、理路整然と説明してくれています。経済はイメージで誤解されていることが非常に多いんです。家で経済ニュースが流れるたびに一人で憤然としていたのですが、経済知識が全くなく興味もないという僕の妻に読んでもらったところ、「非常に良く分かった、貴方の言うように今の経済政策じゃ全然駄目だ」、ということを言ってくれました。僕の妻のように経済知識が全くない人でも経済政策の本質を十分理解できると思います。特に前半の勢いが凄まじく、秀逸です。日本でデフレが長引くのは仕方ない、という考えを持っている人は目からウロコが出ると思います。経済に興味がなくてものめり込むと思います。この本読んで経済の本質が理解できない人がいたら変ですよ。日本が経済成長しなくなった理由はなんでしょうか?間違った経済政策がとられ続けたからです。間違った経済政策はなぜ取られ続けたのでしょうか?間違った理解で現状認識を誤ったからです。プライマリーバランス黒字化目標がありますが、デフレ時には財政赤字を増やさなければいけません。金融政策だけでデフレを脱却しようとしても、ヒモで押すようなもので効果は得られないのです。ヒモは引っ張られれば緩めることで調整が可能ですが、引っ張られていない時にはいくら緩めても効果がないのです。需要が不足している中で必要なのは需要であって、それをデフレ時に民間に求めてもダメなのです。政府が需要を作らなければいけません。積極的な財政政策をするべきで、現在のように財政を絞り続けてはいけない。現在、自分たちと違う考えを馬鹿にする経済学の派閥が主流派です。もうずっと前からこの派閥が日本経済を操っています。財務省では安定財源の確保が最優先され、都合の良い消費税が増税されている。消費に対する税金は消費意欲の低下を招き、需要が減少してデフレが進みます。前回消費税5%から8%にあげた時に、デフレ脱却の千載一遇のチャンスを潰してしまった。消費税増税はリーマンショックや東日本大震災と同等以上の景気悪化を招きます。その影響は長期に及びます。将来世代にツケを残すな、というなら、一刻も早くデフレを脱却させるべきです。国債を減らすのが将来世代の為になると思っている時点で、何も分かっていない。この本の最後に、本書のまとめが9頁あります。この9頁は、この本に書かれている内容の全てが凝縮されており、とても良くまとめられています。経済で必要な知識をこのように要約ができること自体が、著者の能力の高さを如実に表しています。もし途中でこの本を読む気がなくなったとしても、この要約だけは読んで下さい。この要約に経済を正しく理解するための全ての基礎知識がつまっています。※「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室」は【基礎編】の他に【戦略編】があります。
2019.09.28
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オススメ経済本1位「富国と強兵」 中野剛志著経済に対する考え方・解釈の仕方によって、経済学には色々な派閥があります。バリュー投資とグロース投資よりも大きい壁が、いや大きい溝が、派閥の間にはあります。経済に対する考え方が大枠で同じであっても、その中でも更に分かれ、分かれた個々の派閥が同じ考えになることは決してありません。事象に対する捉え方と、問題点の見つけ方、解決方法の導き方が、派閥間で大きく異なります。場合によっては真逆になることさえあります。(少しでも前提が崩れると、分析結果が大きく変わるのは株式投資も経済も同じですね)最初に言っておくと、僕はケインズ派に属している経済人の考え方と非常に似ている考えを持っています。ケインズ派といっても、「オールド・ケインズ派」「ニュー・ケインズ派」「亜流ケインズ派」と色々別れています。「ポスト・ケインズ派」もあります。これらの分け方の解釈が人によって異なり、あまり詳しくないので詳細の説明は省きますが、僕はポスト・ケインズ派に近い考えを持っています。考え方の詳細は今のご時世インターネットで検索すればいくらでも出てきますので興味がある人は調べてみて下さい。これらの派閥の多くは、現在の主流派経済学からは異端扱いされています。経済学とはなんでしょうか。少なくても現在の僕たちの生活を豊かにしてくれるものではないようです。特に日本では、相対的な国力の低下を招いた一因を、政治家の無知と主流派経済学の誤り、そして総括しないで次の政策を検討するという、過去の現実から目を背ける姿勢にあると言えます。主流派経済学が誤った理由は何でしょうか。現状認識と取るべき対応策の考え方を誤ったからです。現状認識を誤った?そう。主流派経済学ではそもそも現状認識が間違っています。株式投資で投資家によって現状認識(解釈)に大きな違いが出るのと同様、いやそれ以上に、経済では現状認識(解釈)に大きな違いが出ます。現在日本がおかれている状況はどのような状況なのか。その認識が異なれば、自ずと対応策は変わってきます。それも取り返しのつかない位、致命的に大きく。現状認識に誤りがあると、取り返しのつかない対応策がとられてしまいます。現在の日本のように20年や30年、デフレが続くというのは、ちょっとやそっとではできません。長期的に間違っている政策がとられ続けた結果です。勘違いしないでほしいのですが、今の低迷期は高度経済成長期やバブルの反動ではありません。バブルのツケなんてとっくの昔に払い終わっています。多くの日本国民が正しく日本の現状を理解していない。この本では、貨幣とは何か、経済学とは何か、そして資本主義とは何か、から始まり、国家財政や地政学、国家の財政にたいする捉え方、と幅広い視点で経済を論じています。経済は色々なことと密接に繋がりがあります。そのことを理解しなければなりません。貨幣とは何かが分かっていないと、現在の経済状況がどのような状況かの捉え方が変わってきます。取るべき対応策も変わってきます。貨幣とは何かを理解するためには、何故貨幣に価値があると人々は考えているのか、そして国家とは何か、を理解しなければいけません。銀行の信用創造システムのカラクリを理解しなければならず、その為には回りくどいですが銀行システムの成り立ちを知っておく必要があります。イメージで言葉を捉えるのではなく、正しい定義を理解しなければいけません。一つを理解するためには、他の色々なことを正しく理解しなければいけません。『多角的に物事を正しく理解する』、これが重要になります。多くのことを正しく理解する必要があります。本来であれば、多くの書物を読む必要があります。なおかつ、どれが正しくてどれが間違っているかを自分で判断しなければいけません。そして困ったことに、どれが正しくてどれが間違っているかはそれまでの自分の常識の範囲を超えたところにあることが多々あります。この本の参考文献は非常に膨大で、また多くの面から経済を論じています。この本の内容はこれらの参考文献と、参考文献に載っていない多くの文献が元になっています。多くの文献を論理立てて正しく組み立ててくれるという、非常に有難い本です。経済にそれ程詳しくなくても、各方面から経済の内容が正しく理解できるように配慮されています。この著者の中野剛志さんはこの本を執筆するのにどれだけ膨大な時間と労力を割いたのでしょうか。この本を超える本は今まであったのでしょうか。今後出るのでしょうか。僕は、この本を超える経済本は日本からは出ないと思います。経済知識が全くない人は、ちょっと取っ付き難いかもしれません。その人は、まず次に紹介する本を読んである程度の知識を付けてからこの本を読むと分かり易いと思います。あくまでこの本は「序説」の位置付けです。この本の内容を理解することを入り口として、正しく経済について論じることが大切だ、と著者は考えているのだと思います。個人投資家でこの本を薦めている人を僕は知りませんが、投資家であればこの本で論じられている地政学や経済学の内容を理解しておいて損はないです。学ぶべき正しい経済学がこの本にあります。
2019.09.20
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以前株式関係の投資本でTOP10やりました。僕は結構な量の投資関係本を読んできたと思いますが、以前発表したTOP10の結果は普通の人と違うものが多く入り、下記となりました。https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511110000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511150000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511210000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511260000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512010000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512060000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512110000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512160000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512210000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512270000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201601030000/今発表するとしても、2010年発売の「世界一シンプルなバフェットの投資」が割り込むくらいで、ほとんど変動はありません。2017年から発売した投資本はクソみたいな本ばかりで、読む価値のある本があるかどうかすら疑問です。読むかどうかわかりませんが、もし2017年以降の発売で価値のある株式関連本があったら教えて下さい。兎に角、最近出版された本はTOP10入りをしませんので、僕の中の順位に変動はほぼありません。本当にやりたかったのは、ロシア文学ベスト10なんです。でも、ロシア文学なんてもう大学生の時に読んだくらいで、社会人になって以降はほとんど読んでいない。たまに読んだことのある本を読み返すくらい。まぁ、それで十分なんですけどね。愛しのワルワーラさん。昔に「むぎゅ。」でも書きましたが、僕は社会人になってから暫くドストエフスキーのような文体の文章が頭の中に流れ込み続ける病にかかっていまして、兎に角「文章で考える」という思考回路になってしまって本当に難儀しました。そのくせ社会人として求められる文章力は皆無でしたので、修正するのに多くの時間がかかったものです。1作品でもドストエフスキーを読んだことのある人ならきっと分かると思いますが、ドストエフスキーの文体は、兎に角文章が長い、点が多い、だらだらと続く口語が多い、感情的、直情的だが回りくどい、という特徴があります。その文体で株式投資で破滅する少年が主人公の小説を書けば面白いのではないか、と思ったりします。今でもその文体で文章を綴ることは可能ですが、もう若い日の輝きは僕にはありません。僕はあまりに耄碌してしまった。当時の可能性を犠牲にして得たものはなんだろうか。6000万円。株式投資の知識・経験・投資哲学。将来の10億円。そんなものに一体どれくらいの価値があるのか。億り人、だとか、資産100倍、だとか、もてはやされている個人投資家。虚しくならないのかな。投資の世界は結果が全て、でも、そうならなかった可能性があった、そうなったから儲かっただけ、自分の実力の範囲外のことが大きい、つまり僕が言いたいことは「恥ずかしくないの?」だ。厚顔無恥?あんたら、なんか勘違いしていないか。自分の得た投資の利益は、自分の労働の対価としては大きすぎるのを理解していないんじゃないか。投資の利益は我慢料?アホか。不当に得た利益だ。お前はそれだけの労働をしていない。歪んだ資本主義社会で儲かった側。反対側では多くの人間が不当に労働を安く買い叩かれている。分かってない。今の個人投資家側がこの歪んだシステムを。ということで、経済本TOP10やります。実は、僕は、株式投資関連本より、経済関連本の方が読んだ冊数多いです。株式関連本なんて読まなくても良いと本気で思っています。僕は面白いから読んでいますが、そこから知識を得て実践で役に立てようとは思っていません。株式関連本読んでトレードの役に立ったって思っている人、それ殆ど勘違いだよ。何も読まないで自分で考えた方が良い。株式投資本読むなら経済本読んだ方が良いよ。考え方の幅が広がる。
2019.09.15
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世紀の空売りでお馴染み(?)のあの人が、買いで日本個別株に参戦して色々注文付けようとしているようで、対象株が暴騰しています。対象銘柄ではヨータイとか面白いでしょうね。僕も暫く前からのんびり持っています。ちょっとくらい株価が暴騰しても、気にせずのんびり持ち続けます。タツモなんかは業績がピークアウトする前から株価絶賛下落続きで、そこから底練りが終わって少し前に反転し、今では暴騰して年初来高値更新中でした。今日の暴騰で僕は売り上がっています。この銘柄は内容が攻めの提案なので、まだまだ株価は上がる可能性が高そうですけどね。まぁそんなことに興味はない。明日の株価なんて知らんがな。そうそう。僕のやり方の一つは、年初来安値更新している銘柄を買って、年初来高値更新している銘柄を売る手法です。全くもってモメンタル投資の真逆を行く手法です。特に最近は年初来安値更新中の銘柄には手を出さないようにしている人は多いでしょうね。保有銘柄が年初来高値更新している銘柄は売買しないで様子を見ている人も多いと思います。僕の逆に、高値を追う手法で儲けている人は沢山居るでしょう。でも、安値を買って高値を売る、この手法、僕は大好きなんです。中期逆張り投資を続けていれば、長期的に儲かりますよ。損切が必要?なにそれ。まだそんなこと言ってるの?君は相変わらずレベルが低いなぁ。
2019.09.05
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減らないお財布を持ってフィナンシャル・インディペンデンスをめざす仲間のコミュニティー https://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/toms2121さんは随分投資歴の長い方で、ブログを始めた2002年よりずっと以前から株式投資をなさっていました。ブログはとても頻繁に更新されていて、全記事は7981件にも上ります。一つ一つの文章量もかなりのもので、別でメルマガも行われていたことを考えると、長年かなりの文章を書き続けていたことになります。今現在ほどに優れた株式投資の本がなかった時代から、たくさんの株式投資関連の書物を読まれていたようですので、かなりの勉強家だったようです。toms2121さんは今年お亡くなりになったようです。晩年は、死期を意識した投資及び投稿内容になっています。自分の死期が近いにも関わらず、それまで同様に、或いはそれまで以上に株式投資に力を入れ、分析され、情報発信されていました。本当に株式投資が人生そのものだったんだなぁと思います。こういう生き様は投資家として尊敬します。僕とは投資手法がかなり異なりますが、自分なりの投資手法を確立して、長期的にその手法を守っている稀有な投資家でした。投資は自分で必死に考えることが必要なのだ、教えてもらいたいという考えは甘い、世の中そんなに甘くない。基本戦略を学び、後は実践しながら自分で学んでいくことが大切。株式投資のやり方は人それぞれ、自分のスタイルを確立して自らの成功を信るべき。という考えを当初より持っておられていました。全く異論ありません。このような考えをずっとずっと前から持ち続けて、実践し続け、情報発信し続けた。そんな投資家がこの日本にいたことは、忘れてはならないでしょう。ところで今の日本に長年情報発信を続けている尊敬できる投資家、誰が居ますか?恐らく、1人か2人、辛うじて名前を挙げられる程度だと思います。その程度しか居ない、貴重な投資家でした。僕とは投資手法から投資に対する考え方から、何から何まで違いましたけどね。
2019.09.02
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デフレ時にデフレを推進するような多くの経済政策、とりわけ重要な影響の大きいデフレ推進政策を強烈に進めている日本政権、韓国を笑ってられないよ。四面楚歌の韓国、ハードランディングするする詐欺の中国、株価高止まりのアメリカ。対して日本は普通のデフレ対策をすれば脱却できるデフレを長期化させるという惨状。国内外のこの状態でデフレを如何に長期化させるかに注力しているとしか思えない日本政府。経済関係のことも今後書きますかね。今年になってyoutubeにも沢山いい動画があることに気が付きましたが、youtubeはみんな知っていると思うので、このブログでは相変わらずニコニコ動画の動画紹介を続けます。ごくたまにですが過去にも「むぎゅ。」読者に見てもらいたい動画を幾つか紹介しています。字幕が秀逸なBBCインタビュー番組。https://www.nicovideo.jp/watch/sm35581795この動画見て韓国笑っている人多そうですが、そんなことしている暇あったら日本の相対的な国力低下を嘆いて下さい。いや、ほんと。
2019.08.28
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信用取引なんてしたい気が全くないのですが、信用売りがしたい。とても。ずっと前から。参考記事https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201907290000/前回ガチガチの信用売り銘柄6561ハナツアーのことを書いてからも、引き続きハナツアーは下落続き。不思議なほど分かり易い。信用取引していたら確実に全力売りしていた。こんなに分かり易い値動きってあるか、という位素直な値動き。何年かに一回はこんな銘柄と巡り合うんですが、売りで巡り合ったのは初めてです。長期下落相場経験者なんですけどね。本格的な分散投資家の僕でも、かなりの量を売ったと思います。残念。アベノミクスに続き、この千載一遇の機会をみすみす逃しているので、僕が信用取引をすることはないと思います。アベノミクス前の当時の書き込みでも読み直して、当時の気持ちを懐かしむとします。(空売り推奨しているわけではないので、注意。来週以降の値動きは知らぬ存ぜぬで通します。)
2019.08.23
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株価は相変わらず暴落しないし、日本の景気は良くならないし、あまり変動しない株価に辟易しています。それにしても暴落しそうで暴落しないですね。日本は割安株で溢れているけど、国内需要が喚起されないから内需企業が成長しない。GDPも伸びない。消費税も増税するからデフレ脱却もまだ先。つまんない。「まだ30代だし、これから」なんて言っているうちに、そのうち僕は40代に突入してしまう。もうすぐ人生の半分、折り返し地点だ。幸運にも、お金は使いまくっている。節約なんてしたいとも思わない。買いたいと思ったら、買いたいと思ったときに買っている。老後の資金を貯める、なんて発想自体全くない。あったらあっただけ使うというより、使いたいときに使いたいだけ使っている。幸せな家庭というやつを築いた。「節約して投資に回して、株式投資でお金持ちになって、将来は悠々自適な生活だ」というようなことを言っているような人間が到達できない人生を送っている。常に欲しいものを欲しいと思ったときに手に入れている。愛する嫁さんに加えて、大事な子供が2人いる。死ぬまで家族を幸せにするくらいの資金はある。世の中の仕組みも分かった。もう一回資金がゼロになっても、今の金融資産であれば余裕で復活できる自信がある。このままいけば、どこまでいけるかな?金融資産10億円は確定路線だと確信している。そこまでの道筋も見えている。いずれ日本はデフレを脱却して、長期インフレになる。株も長期的に上昇スパイラルに突入する。そして僕は何をする?10億円でつかの間の達成感を味わう?もっと高みを目指す?頑張って20億円なら満足するだろうか?リスクをとって30億円なら?それ、意味あるの?ちょっと10億円と30億円の価値の違いが分からない。僕は、やっぱり、山のてっぺんを目指すことにするよ。僕の持っている知識や哲学を継承したい。文字や言葉にすることができないものも含めて。僕より資産が多い人や、パフォーマンスが良い人なんてウジャウジャ居るだろう。僕より若くて聡明な人も沢山居るだろう。僕より資産が多くてパフォーマンスが良くて若くて聡明な人もかなりの数居るだろう。ただ、僕は与える側に居たい。貰うより与えたい。この知識や哲学を継承したい。死ぬ前に、僕の頭が耄碌する前に、想像もしなかったような何か良からぬことが起きる前に、与えられるだけ与えて終わりたい。僕の投資家としてのピークはいつなんだ?今なのか?これからなのか?もう終わってしまっているのか?このまま30代を終えれば、後は徐々に徐々に自分が気付かないくらいの速度で衰えていくのかもしれない。僕は、それが怖い。
2019.08.17
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信用取引でレバレッジをかけるより、住宅ローンでお金借りて投資に回す方が良いと思う。このブログで過去に色々書いたように、信用取引には負の面が多く、かなりトリッキーな性質がある。投資手法も制限されるし、普通の人は暴落時に心理的負担が大きくなるだろう。資金があっても全額住宅ローンで家を買えば、レバレッジになる。証券会社からお金を借りる信用取引ではなく、銀行からお金を借りる住宅ローンだ。当然変動金利だ。日本はまだアホみたいな経済音痴(確信犯)が日本のデフレをいかに長期化するかに全力をかけているので、アホみたいな不景気が続いている。奇跡的に、労働力不足が進む中でもデフレを続けている。本当に凄いことだ。やれやれ。通常は住宅ローン控除を受けられるので、最初の10年は住宅ローン控除で返ってくる金額の方が多い。つまり住宅ローンを組んで最初の10年は、借りれば借りるほど得になる。これだけでも住宅ローンを組まない手はない。10年たったら残りの金額を全額返済しても良いが、今の変動金利は虫眼鏡で見ないと見えないゴミみたいな金利しかつかないので、金利が上昇するまで残りは返済しなくていい。信用取引でお金を借りるよりずっと安い金利で借りられる。しかも、取引上の制限が全くつかない。素晴らしい。もし金利が上昇するようなことがあって、変動金利の支払い利息が増えることがあったとしても、それは日本の景気が良くなっている証拠。給料も上がるし株価も上がる。金利より株価は先行して大きく変動する。なので全く問題ない。自分が住む家にこだわりがなければ、建売住宅を選択すると良い。建売住宅は本当に住みやすいし、馬鹿みたいに値切れる。値段の割に質も良いし、変な作りでないから色々できる。建売住宅を実際買って1年半住んでみて分かったが、本当に住みやすいし、色々好きなように変えられる。早々に壊れて修理しなければいけないこともない。激安のアーネストワン物件でこの質だから、全く問題ない。逆に、特殊な作りの注文住宅の方が、住んでみてから色々問題が出るんじゃないだろうか。家は、買う前にお金をかけるより、買った後でお金をかけた方が絶対に住み心地は良くなる。注文住宅で色々注文しても、住み始めてから思っていたのと違うと後悔することもあるだろう。ああしておけば良かった、こうしておけば良かった、と後から思ってもそう簡単には変えられない。その点建売住宅は住みやすいように作りが考えつくされている。本当に建売物件はお買い得だと思う。まとまった資金があっても、絶対に全額ローンで家を買うべきだ。頭金なんて払ってはいけない。頭金なんて用意しなくても、家は買えるのだ。そして、その金利は恐ろしく低い変動金利を選択するべきだ。状況が激変して金利が上がる前に、株式投資をしているあなたの資産は急増しているだろう。金利が上昇しないなら、10年間は住宅ローン控除制度で借りる金額が多いほど、得する。賃貸か購入か、なんて議論がある。国内株式投資家なら、絶対に全額ローンで購入だ。
2019.08.11
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長期的に、クソみたいに高く高く上昇し続けたアメリカ株。その下落が始まったのか始まっていないのか、米中貿易戦争の一時的なあおりなのか、アメリカ株に引きずられた形で日本株も全面安。暴落し始めたのか、それとも一時的なものなのか。日本株はそれほど上昇しているわけではなかったんですが、アメリカが天井を打ったのなら素直に暴落するでしょうね。僕の超主力のソフトバンクGも、かなり影響を受けるでしょう。やれやれ。ということで、ソフトバンクGを買い増ししました。他にも暴落して魅力的な銘柄が散見されます。PER3倍台、4倍台の銘柄なんか結構ありますね。PBR0.3倍台の銘柄とか、配当利回り5%の銘柄とか、結構あります。これは、落ちるナイフをつかむ絶好のチャンスですね。もっともっともっともっと暴落してもらいたい。待っても待っても暴落相場来なかったんで、待ち侘びています。消費税も増税するし、景気も悪くなるし、少子高齢化だし、大きなイベントが終われば一時的な需要がなくなるし、日銀ができる金融緩和限界に来ているし、もう令和もデフレで失われた30年とか言われると思いますよ。やれやれやれやれやれやれ。
2019.08.06
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韓国というと、日本に観光に来ている外国人の数で中国と1,2を争う国です。中国と韓国で全体の半分弱を占める位に多い。3位の台湾を除くと、後は殆ど割合が小さい国ばかりです。その韓国ですが、皆さんもご存知のように日本のホワイト国対象除外に腹を立て、日本への旅行を取りやめる人が急増しています。素直に反日感情ぶつける国ですからね。ただ、日本に観光に来る外国人はここ数年で急増しすぎました。あまりの急増で悪影響も広まっています。来年はオリンピックもあるので旅行者のさらなる増加が見込まれます。韓国の旅行者が急減するくらいならちょうど良いかもしれません。韓国は観光時にお金をほとんど使わない国です。一人当たりの旅行支出は主要国の中でダントツに低く、一位のフランスの3割程度。4位の中国から見ても3割程度です。タイやインドネシアからみても半分位。韓国人の消費の中身を見てみると、宿泊費と飲食費がダントツに低いんですね。韓国の旅行者が急減すると、6561ハナツアーの業績が急悪化します。このハナツアー、既に前期から業績が悪化していて株価も急落していたこともあり、日韓関係が急激に悪化してきた先月も株価は比較的堅調で、暴落していませんでした。PERもPBRも高いのに不思議だなぁ、もし僕が信用取引やってる短期投資家だったら全力で空売りするんだけどなぁ、でも株式市場は思ったようにいかないからここから株価は上昇に転じるのかなぁ、そんなことあるかなぁ、いくら何でも株価暴落しそうだけどなぁ、と思っていたら、今月に入り株価はワンテンポ遅れて暴落。本日も絶賛暴落中です。結局、素直に株価は暴落したということで、ここまで素直な値動きは逆に珍しいですね。下方修正確実で、高PER高PBR銘柄ですから、まだ暴落し続けるような気がしますが、はてさて、どうなることやら。半導体のような業績に先行して株価が大きく変動する銘柄と比べて、物凄く反応が鈍い印象です。全力空売りでぼろ儲けしている人多いんじゃないだろうか。こんなに簡単に儲かって良いの?ガチガチの空売りで1ヶ月で資産2倍じゃん。まぁ僕は外野から面白おかしく見ているだけですが。下方修正しても悪材料出尽くしにならず、さらに株価が暴落するようなら笑いますけどね。まぁ流石にそんな値動きにはならんでしょう。僕は韓国は好きでも嫌いでもないというか、余り興味がないというか、韓国のことを想うときは現在の日本が情けなくなります。失われた30年、日本が全く成長せずに時間を無駄に浪費している間、韓国や他の世界中の国々は急成長しているわけで。時間の経過と共にお金が自己増殖する資本主義社会で長期間にわたり時間を無駄に浪費したのは本当に情けない。韓国経済笑ってられないよ、ほんと。韓国経済は崩壊しないし、日本経済の方が異常事態が続いている。もうすぐ消費税増税して、更に時間を無駄に費やすことになる。バブルのツケなんて払い終わったよ。ついこないだまで日本の7分の1のGDPだった中国が、今では2倍を大きく超えている。まだまだまだまだ差は広まる。こんなんじゃそのうち韓国にも追いつかれるよ。一人当たりのGDP見たら韓国笑えないよ。デフレに慣らされた呑気な日本人だね。やれやれ。
2019.07.29
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僕とほとんど同じようなこと考えている政治家がいて本当に驚いた。https://www.youtube.com/watch?v=w7iOi9dyKrE
2019.07.21
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今年は手足口病が大流行しているようです。子供がいない人は「手足口病って何?」って感じでしょうが、何となく名前の響きで怖そうな病気だなと感じると思います。そして、その感じの通りで、手足口病は手と足と口が痒くなって痛くなってそれはもう大変な病気です。基本的には子供がかかる病気ですが、たまに大人も感染します。自分の子供が手足口病になったら、感染予防を徹底することをお勧めします。僕は、一昨年手足口病にかかりました。手足口病になったときはそれはもう大変で、当時のことを記録に残そうと、デジカメで写真を撮り経過観察を記録に残しました。そして、誰かの役に必ず立てるとブログにアップロードして、そのまま忘れていたのを思い出しました。手足口病になったときにかなりの量のサイトを見て回りましたが、どこも実体験としては満足できるものではなかったので、自分で作ったブログです。こんなブログがあるということを認識して、もし自分が手足口病のような感じになったら参考にしてください。必ず役に立つと思います。大人が手足口病になったらhttp://teasikutibyou.blog.fc2.com/といつも違う感じの投稿をします。丁度2年前の3連休だったんですね。読み直して、当時の大変さを思い出しました。2年前位は、生まれて初めてインフルエンザみたいな状況になったり、ノロウイルスみたいな状況になって成人してから初めて吐いたり、偏頭痛やら咳喘息やら手足口病やら、40℃以上の発熱が何度もあったりして大変でした。普通に仕事をしながらの家事や育児は本当に大変です。今は子供が2人になって2年前よりも大変な感じですが、まぁ何とかやっています。2年前は39℃の熱が出ても、「微熱だな」「これからもっと熱が上がるだろうな、覚悟しよう」という感じでした。ホントですよ。誇張じゃありません。それ以前は39℃の熱も出した記憶がないんですけどね。ノロウイルスで吐いた時も、たまたま嫁さんが居ない時だったから、死にそうになりながら子供を小児科に連れて行って、小児科で座り込んで立てなくなって、それで家に帰ってからすぐ吐いたんだった。子供の方が元気にしてた。育児なんてそんな過酷なもんです。年取ってからの子育ては本当に大変です。シングルマザーなんて尊敬します。株所得の税金上げて子供に分配すればいいのに。不労所得とか累進課税の税金上げて育児環境整えれば良いのに。保育士さんの給料なんて2倍にしても良い。僕の子供が行ってる保育園なんて、手足口病でも休ませずに受け入れてますよ。本当に頭が下がります。育児の負担を軽減してくれる職業の人は本当にありがたい。※僕は決してイクメンじゃないですよ。イクメンパパよりも育児に時間をかけているだけです。そんな僕も、ここ暫くは病気らしい病気になっていません。子供は頻繁に風邪を引いたり吐いたりしますが、僕は元気そのものです。ふらふらになるまで働いたりしますが、今年は熱を出したり食欲がなくなったりすることはないです。これも、酵素ドリンクを飲むようになってからです。やっぱり大切ですね、腸内環境。健康は大切です。同じように過酷な子育てを頑張っている非イクメンパパは、下のリンクから酵素ドリンクを買ってください。何本でも買って下さい。何本買っても僕には1円も入ってこないので安心です。優光泉https://www.danjiki-net.jp/lp/pc/wm_01/
2019.07.17
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個人投資家で、株式投資について嫁さんの理解が得にくいということを言う人がちょくちょくいます。株式投資に注ぎ込むお金があるなら生活費に回してほしい、或いは、株式投資は資産の増減が激しいので怖い、といった内容が多いのかなと思っています。僕の家庭は嫁さんの理解を得て全力投資をしています。独身時代から、資産の97%位を株に注ぎ込んでいて、それは結婚して子供が2人生まれた今でも変わっていません。結局は、誰を幸せにするのかということだと思います。自分が幸せになるのが優先なのか、嫁さんが幸せになるのが優先なのか、子供が幸せになるのが優先なのか。時間とお金の配分かなと。僕は嫁さんを幸せにするのが優先で、1に嫁さん、2,3,4,5が該当なし、その次に自分でその次に子供がくる、という感じなので、嫁さんを幸せにすることに時間とお金をつぎ込んでいます。僕が家計をやりくりしていますが、給料は全部使っています。ボーナスも含めて、サラリーマンで得た年収の全てを使っています。他に収入はありません。将来の貯金と、保険の加入はしていません。家の火災保険位です。他にあるのは火災保険やクレジットカードなんかに付与されている自転車保険程度で、あとは全く将来に備えていません。嫁さんには、・株式投資に注ぎ込んだお金は俺が死ぬまで引き出さない・俺が死んだら全額あげる・家計は俺を信じて全て委ねてくれ・もし将来お金に困るようなことがあったら、その時株を売っても良いと言ってあります。嫁さんの欲しいものは大抵買っています。コストパフォーマンスを意識していますが、男には理解に苦しむお金の支払いも、吟味して最終的には嫁さんの幸せにつながるものは全て買っています。育児にお金はかかりますが、それが嫁さんの幸せにつながるなら、とお金を使っています。お金も時間も、嫁さんの幸せにつながるかどうか。繋がるなら惜しげもなく注ぎ込んでいます。このようなことをやっていれば、株式投資に対して理解を得られないということはないと思います。要は、心から嫁さんの幸せを願っているか。それを実行しているか。自分が楽しいからとか、嫁さんの将来設計に不安を持たせているとか、そういう状況だから株式投資に理解をしてもらえないのだと思います。家事育児は大変です。ホルモンバランスの乱れや睡眠不足で機嫌の悪い嫁さんと一緒に生活するのは大変です。子供が小さい時は十分な睡眠時間なんて到底確保できません。次々問題が起きます。株式投資に充てる時間の確保も思うようにいかず大変です。この投稿だって、風邪で寝き叫ぶ1歳の子供を寝かしつけながら書いています。大変です。でもね、結婚して子供2人できて、人間として成長させてもらいました。株式投資に対して嫁さんの理解が得られない、というのは間違いなく男側に問題があると思います。
2019.07.11
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要らない品物送り付けてきても困る、食べない食糧送られても困る、使わないクオカード送られても困る、行かない店舗の割引券送られても困る、割高価格で商品価値決められても困る、不在通知入れられても困る、選ぶのが面倒なだけのカタログギフト送られても困る、権利落ちが損した気持ちになるので困る、という考えで優待について全く良い印象を持っていませんでしたが、結婚してから、さらに子供ができてから、子供が成長してきてから少し変わりました。使わない商品やカタログギフトやクオカードは嫁さんにあげると喜ぶし、嫁さんが喜ぶと僕も嬉しい。僕がもらっても嬉しくないクソみたいな商品でも、中には嫁さんは喜ぶものもあります。特にカタログギフトや金券やクオカード関係。特にオリックスのカタログギフトの優待は喜びます。逆にライザップのカタログギフトの優待のように欲しいものが何もないものは全く喜びません。自分で買わないような高い果物やお菓子なんかは喜びます。インスタント食品やお米は喜びません。非常食は喜びます。今回優待でもらって、珍しく僕がとても嬉しいものがありました。ハピネットの玩具です。カタログギフトでフェラーリのラジコンを選んだんですが、これがめちゃくちゃ良い。4歳の誕生日に届いたので、誕生日プレゼントの一つとして今日あげたのですが、僕が遊んでもとても良い。無線で大きい車体で加速も方向転換もドリフトも自由自在、頑丈で操作しやすく、ドアの開閉もかっこいい。ということで、こういうのは嬉しかった優待ということで紹介します。今までで一番うれしい優待ですね。後はクソみたいなもんが多いので。最近だと、他によかった優待として、みきまるさんも言っていましたが、テクノクオーツの優待のサクランボは美味しかった。量も多いし。
2019.07.06
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いままで以上にこれからは情報発信者が増えます。株式投資も同様。5Gで情報量が多くなり動画での情報量が増えるという意見も多いですね。これはまあその通りですが、それ以外にAIディープランニングや情報発信の簡略化やお金の流れの急速な変化で、もう既に世の中の流れが情報発信増加確定路線になっています。加速度的に変化しているここ数年、よほど世の中に疎い投資家でなければ気が付いていると思います。僕でさえ感じています。ITバブルの一時的なブームとは全く違います。日本の株式市場はのんびりしたものですが。この激変の世の中で日本はデフレ脱却がどんどん遠のいているし。もう馬鹿か、と。雑多な情報が今まで以上に多くなりますが、取捨選択のやり方がどんどん出てくると思います。AIかもしれませんし、情報発信者に点数付けるようになるかもしれません。劇的に変わる部分と、ほとんど変わらない部分とに分かれると思います。投資家は変わらない姿勢が求められますが、変わらない姿勢を保つためには変わらなければいけない部分もあります。何も考えないで世の中が変わる流れに置いていかれる投資家が増えていくでしょう。自分の投資手法はこれこれこうだから、世の中の流れに置いて行かれても全く構わない、というスタンスで貫き通せる人以外は、後から投資手法を変えることになるでしょうね。低成長のオールドエコノミーに投資をして喜んでいる投資家は、これから世の中の変動についていく投資家とそうでない投資家に大きく分かれるでしょう。「この企業は昔から続いていて技術力も高い、今までも長期的には低成長が続いてきたからこれからも低成長が続くだろう、今の超低PBRはお買い得だ」、みたいな何にも考えていない投資家は世の中の変動についていけないのでインデックス投資よりも低いパフォーマンスが長期的に続く可能性が高いですね。GDPの大きな伸びが期待できない中で、高成長分野が出ます。多くのパイがそちらに行く中、どんどんパイが小さくなる分野がでます。その世の中の流れを把握して、なおかつ低PERのオールドエコノミー分野に投資をするかどうか。何も考えずに投資をして、長期的に減収減益になって、万年割安株を抱え続ける。結果として、その行動が良い方に変化することもあるでしょう。良い悪いの話ではありません。高成長の企業への長期投資が良いかというと、そうではありません。5年後の未来なんて想像できない社会になっていきますから。令和の時代の世の中は劇的に変わります。日本は世の中の変化について行っていないので、日本人にはなかなか分からないです。素早く変化に先回りして対応できる投資家は、世界中で増えるでしょうが、日本人はあまり対応できないと思います。特に今まで長期的に日本株に投資をしてきた投資家。これから同じようなことをやるのであれば、そこら辺を十分意識しないといけません。ところで、こんなこと言っておきながら、僕のyoutube動画配信一旦休止かな?という感じです。まだ少し録音している音声ファイルと、かなりの予備原稿がありますので、モチベーションが復活してきたらやります。株式投資を真面目に考える 第十四回「パクリ投資のススメに乗ってはいけません」https://www.youtube.com/watch?v=0t75wZc75g8ブログは延々続けます。これから先、ほとんど誰も読まなくなってもね。物凄い量のストックもありますし。ほとんどお蔵入り状態ですが。
2019.06.30
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株式投資で上昇相場にうまく乗って利益を上げ続けている時は、正直どうでも良いんです。上昇相場では誰でも利益を得られるんです。リスクを取ればその分パフォーマンスが上がるんです。重要なのは下落相場。特に暴落相場。この対応によって、長期的な投資家のパフォーマンスが決まるんです。自分の想定と違った相場になった時にどのような対応を取るか、取り続けられるか。自信を失わずに、自分の立ち位置を把握しながら、同じ方向を向いて自分の考えに基づいた行動を取り続けられるか。それが重要で、それに比べれば上昇相場で上手く立ち回ったかどうかはそれほど重要ではありません。
2019.06.27
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感情に波がある人は株式投資で安定した思考ができない。投資の世界には、色々な投資家がいる。僕はいつの間にか投資を始めて17年以上が経過した。その間、インターネット上で本当に多くの投資家を見てきた。同程度の年数を経験してきた投資家よりも、遥かに多くの投資家を見てきた。17年ちょっとでこれだけの投資家を見てきた人間は、歴史上ほとんど居ないのではないかとさえ思う。インターネットと金融規制緩和のお陰だ。色々な投資家を見ながら、国内・国外の相場転換期も経験した。投資家には実に様々な人が居る。個々の投資家というのは定義が難しくなかなか明確な分類は出来ないが、それでもやり方によっては区分けすることが出来る。当たり前のことだけれども、主観で分ける場合だ。当然だ。主観で決めつけて分けるのなら誰だってできる。主観が僕である場合、分けるのは簡単だ。特に簡単に分ける事が出来るのは、手法や投資哲学よりも、人間性。例えば、僕にとって敬意を表する投資家とそうでない投資家、といった分け方だ。僕にとって、敬意を表する投資家とそうでない投資家は、簡単明瞭に分けることが出来る。簡潔に言うと、次の通り。「自分の考えを簡単に説明することを諦めたか諦めてないか」本質を理解しているのであれば、自分の考えを簡単に説明することが出来る。ただ、株式投資では言葉で表現し難いことが、本当にたくさんある。諦めないで説明しようとしている投資家は、かなりの割合で良い結果を残している。相手に分かって貰う事を目的として、説明し続けている投資家。良い結果を残しているから説明し続けているのか、説明し続けているから良い結果を残しているのか、その因果関係は分からない。卵が先か鶏が先か、そんなのはどうでも良い。ただし、説明し続けていたとしても、相手に自分の考えを理解させることを目的としていない人は別だ。自分の自尊心の為に文章を書いている人や、自分の書きたい文章を書きたいように書いているだけの人、これらは当てはまらない。前者は、自分の儲かった話や損失を免れた話を書いたり、月々のパフォーマンスを書いていたりする他人の評価を気にする人間。後者はまるで推敲していない、ダラダラとした文章を書いている-つまり分かり易く言うと僕のような-自己満足人間である。
2019.06.16
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youtube動画もだんだん慣れてきて、遊び始めています。こういう遊び心が大切なんですね。今まで真面目にやって損した感じです。株式投資を真面目に考える 第十二回「買いのタイミング1」https://www.youtube.com/watch?v=goRVNM8xHy4
2019.06.11
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ツイッターと株式投資は考えれば考えるほど相性が悪いように感じます。短期的な感情が次々と波のように押し寄せ、その影響が直接的ではなく間接的に、自分に影響する。この影響を受けない類の人であれば最初からツイッターなんてしようと思わないでしょうし、仮にツイッターをしていても、他の投資家の呟きをみて参考にしようと思わないでしょう。僕は、投資家たるもの他の投資家とは距離を置くべきだという考えを持っていて、他の投資家と意見交換をしても、投資家として良い影響を受けるということはないような気がずっとしています。投資家は常に孤独なのです。その孤独に慣れなければ投資家は駄目なのだ、とそう思います。
2019.06.06
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少し前にニコニコ動画の中野剛志さんの政治家相手の勉強会動画を紹介しました。このシリーズは毎回紹介していますが、続いて2つ同じ勉強会動画を紹介します。テーマはMMT(現代貨幣理論)です。三橋貴明さんhttps://www.nicovideo.jp/watch/sm35140275藤井聡さんhttps://www.nicovideo.jp/watch/sm35135430
2019.06.02
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ロボット掃除機が昨日届いて、早速今日使ってみました。思った以上に使い勝手が良さそう。簡単な機能しかついていないので使い方簡単だし。後は3歳と1歳の息子に壊されないことを祈るのみです。ロボット掃除機も安くなったもんですね。これだけ便利なものが1万円ちょっとで買えるんだから、良い世の中です。さて、今回からyoutube動画配信を文字で分かり易くしてみました。今まで分かり難かったと思いますので、少しでも分かり易くなっていれば嬉しいです。https://www.youtube.com/watch?v=muuY7Pxg7XE
2019.05.30
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すいません、株と全然関係ない話です。ロボット掃除機で値段が驚異的に安いのにルンバとかの上位機種にも負けない実用性のあるやつが、今アマゾンで販売価格16900円から4000円も値引きで新品買えるらしいです。さっき僕買いましたので、ロボット掃除機買いたいと悩んでいる人は買ってみて下さい。https://www.amazon.co.jp/ILIFE-V3s-Pro-ペットの毛に効果的-自動充電静音%EF%BC%86強力吸引落下防止と衝突防止/dp/B06XCPQTBS/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E6%8E%83%E9%99%A4%E6%A9%9F&qid=1558932185&s=gateway&sr=8-5掃除機程度の音量で音はうるさいですが。上位機種にも負けない実用性のロボット掃除機を12900円で買えるのは今だけ!もちろん送料込です!さあ迷ってないで今すぐ購入しましょう!買っても僕には1円も入ってこないので安心してください。はっはっは。(しかし、凄いURLだな…)
2019.05.27
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基本をしっかり身に付ける為には、単調な作業・単調な思考を黙々と根気よく続ける必要がある。この地道な作業を抜かして基本を身に付けることはできない。最初は本やブログを参考にしても構わない。しかし基本をある程度身に着けたら、今度は他人の真似事ではなく、自分オリジナルを模索する必要がある。基本を身に付けるには長い時間と努力が必要だ。(もしその行動を努力と呼ぶのであれば)
2019.05.26
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日経新聞ネット版の記事、ここ数年色々良い記事があります。悪い記事も多く、玉石混交といった感じですが、しっかり調べていて読み応えのある読み物も多いです。URLは分からなくなっていますが、ネット黎明期のことについての読み物はとても面白かったです。クラウドゲームについての記事で、情報量は多くないものの、よくまとめられているものがありましたのでご紹介します。https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/game-shock/こういう形の記事がこれからどんどん増えていくんでしょうね。ネットだといろいろできるでしょうから、旧態依然とした文章の羅列は少なくなっていくのかもしれません。AIが関連データを拾ってくるようにもなるのかもしれませんね。
2019.05.22
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カリスマトレーダーであれ、国内外の著名な投資家であれ、優れたパフォーマンスを残し続けている投資家であれ、他人の手法を真似ようと勉強するのは時間の無駄だ、という主張をyoutubeでしています。このブログの読者であれば、好きな内容だと思います。暇でしたら見てやって下さい。というか、聴いてやって下さい。第八回「やる必要のないことはやらない」https://www.youtube.com/watch?v=JCDytGUcsm0
2019.05.19
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他人に嫉妬するのは、他人に自分の理想像を重ねて見ているからです。他人のパフォーマンスを羨むのは、自分のパフォーマンスに満足していないからです。自分パフォーマンスに満足していないのは、自分を過大評価しているからか、または市場の株価を受け入れていないからです。そのような人には、株価が常に適正価格だと認識することを強くおススメします。株価が常に適正価格と感じているのであれば、自分のパフォーマンスがなるべくしてそうなったと受け入れられます。
2019.05.15
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市場参加者を自分より下に見て、出し抜こうとするから出し抜かれる。どうぞどうぞ、お譲りします。はい、引き受けます。と貧乏くじを引いていれば、それほど失敗はしない。ただし分散投資にする必要があります。一定方向の流れが続く場合も多いです。暴騰・暴落が続くことも非常に多いので、売り上がり・買い下がりが好ましいです。他人よりうまく立ち回ろうとしないこと。これが肝要。結果はあくまでも結果であって、追い求めるものではありません。話は変わりますが、youtube動画をあれから2つ投稿しました。第六回「PERの重要性が低い時」https://www.youtube.com/watch?v=TPh1HGEkcs4第7回「こうすれば儲かる、の嘘」https://www.youtube.com/watch?v=m-VBfKuBl_M困ったもので、僕の活舌が悪いので、音声だけだと話が良く分からないですね。面倒ですが、分かり易く文字で表示することにします。(第8回までUPしてあるので、第9回以降になります)あと、第7回の終わりは五月蠅い音楽が大音量で流れるので、音楽流れ始めたらすぐに他の動画に移動して下さい。加えて、第7回は一部内容に間違いがありますのでコメント欄で訂正しました。(←動画自体を修正しろという話ですが)
2019.05.10
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IPOで1000億ドル規模の資金調達を検討しているとのことで。第2のファンドの創設を含め、(年金や保健機関などを含めた)大胆な資金調達を検討しているようです。方向性は正しいし、今のところヴィジョンがしっかりしていてぶれていない。僕は既に本格的な分散投資家としてはかなりの割合で保有していますが、まだこの株価水準は割安だと考えており、1株も売却していません。株価がもっともっと上がればちまちまちまちま売り上がります。ところで、ニコニコ動画で中野剛志さんの講義をまたご紹介します。去年も、一昨年も紹介したので、これで3年連続になる訳ですな。https://www.nicovideo.jp/watch/sm35039487今回はもう一個ご紹介。施光恒さんです。https://www.nicovideo.jp/watch/sm34978136おまけです。秀逸。https://www.nicovideo.jp/watch/sm14416499
2019.05.04
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第五回「銘柄選定で最も重視するべきこと」を追加でyoutube動画配信しました。https://www.youtube.com/watch?v=l-Ba8TlW7LQなかなか時間がないこともあり動画は1回撮りで取り直しをしてないので、いつも出来は悪い動画ですが宜しかったらご照覧下さい。まぁ動画というより音声のみで、演説に近いですが。凝ったものを作れないので極限まで手抜きをしていますが、内容は僕の今までのノウハウや哲学を全部出し尽くすつもりです。慣れてないので原稿棒読みですが、アドリブを混ぜていければいいなと思っています。動画の最初の頃に投資を始めてから2006年までに合計入金金額195万円を3000万円弱にしたという発言がありますが、補足説明するとSBI証券口座のみの話で、野村證券は別です。野村證券は100万円程度入金していて殆ど放置していたので2006年でも大して変わっていません。2倍か3倍程度だったと思います。このブログでは僕の保有銘柄やパフォーマンスはあまり書かなかったですが、youtube動画ではたまに言っていこうかなぁと今のところ思っています。差別化した方が良いですからね。まぁyoutube動画でもあんまり言わないと思いますが。
2019.04.27
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youtube動画配信始めました。冗談みたいな本当の話です。将来的な自分の投資家としての成功が徐々に見えてきたので、自分が生きている証を色々残していこうと思います。株式投資における暗黙知の伝達、という感じで、興味を持ってくれた人にどんどん自分なりのノウハウを継承していきたい。残せるものはどんどん残していきたい。このブログ同様、場末のスナックみたいな感じで、視聴者のためになるような投資哲学や投資の考えを配信していこうと思っています。このブログの読者様であればそれほど目新しい内容ではないと思いますが、興味があれば是非。第二回 「株式投資のコツ」https://www.youtube.com/watch?v=3wWg66BrAD8更新頻度は月一程度かなぁという感じです。ネタは腐るほどあるんで、このブログ同様、延々続けられたらいいなと思っています。
2019.04.21
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「まとめて光」にしてから回線が遅いので、去年ソフトバンク光に変更した。変更してから回線速度が速くはなったが、一時期遅くなったり途切れたりするようになった。結局1週間ほどだったが、その間不便だった。そこで、自宅を工事してリビングと自分の部屋をLAN回線で繋げ、無線Wi-Fi接続から有線接続に変更をした。変更してみて暫くは通信速度が1.5倍だった。それでも不自由しない速度だったが、暫くして通信速度が急増するようになった。その時々で半分以下になったりするのだが、半分以下の速度でも十分早い。やはりWi-Fiは駄目だと痛感した。中継機や受信機にお金や時間をかけていたのが惜しまれる。今後は5Gの時代になり、通信速度で悩むのはあと2,3年だろう。早ければ来年から5Gが適用になる。5Gの時代になったら、世の中はさらに快適になり、通信速度で困ることはなくなるだろう。ゲームもクラウド化が進むだろうし、膨大なデータのやり取りが行われるようになるだろう。その時代に適用できるかどうかが、これからの企業に求められる。もう一つのテーマはAI。これは息の長いテーマになるだろう。群雄割拠の時代がもう来ている。極端に遅れているのは日本だ。ソフトバンクGが辛うじて日本では先陣を切っている。ということで、最初のソフトバンク光とソフトバンク繋がりの話題。こういう世間話のような投資の話もたまには良いだろう。日本企業はやっと、AIについて興味を持ち始め、勉強し始めてきている状況。それでも興味を持ち動いている企業はまだいい。そうでない企業が結構多い。のんびりしたものだ。2周遅れでどこまで頑張れるか。ただ、それでもAI実用化はもうすぐそこまで来ている。5GとAI、これに興味を持たない管理職が多いような会社は取り残されるだろう。中国、台湾、韓国、近隣諸国が導入して効果を出した後になって焦り始めるように感じる。
2019.04.18
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投資を続けていれば、嫌なこともあるだろうし、認めたくないこともある。でも、避けていても仕方が無い。いったん受け入れるしかない。受け入れてしまえば、大抵の事は、思ったほど酷い状況ではない事に気が付く。それでも酷いことには違いないのだが、受け入れないと次に進まないのだから仕方ない。(受け入れてからなら、弱音を吐いても、愚痴を言っても良い)(ただし、受け入れないうちは、弱音も愚痴も厳禁)
2019.04.13
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このブログは国内株式投資の投資哲学関連中心で、気づけばもう14年もやってますが、【儲け方】という類のものは書いていません。このブログの読者はご存知のように、常識と思われていることに対して「そんなことはないよ」と主張しています。主軸となる考えは・株価は常に適正価格・しかし今日の適正価格は明日の適正価格と一致しないというものです。このブログでは何年も何年も、気づけば十年以上も全く変わらず、延々この考えを表現変えて書いているだけです。正解はないのだから自分に合った投資手法をするべきで、自分に合った投資手法が分かったなら長期的にそれを貫くべき、というのが僕の考えです。自分に合った投資手法を貫けているなら、初心者卒業です。もう僕のブログは読む必要ありません。初心者を卒業して何になるかというと、初級者です。僕も初級者やってます。初級者の卒業の仕方は知りません。初級者を卒業すれば中級者になるのでしょうが、僕には中級者の定義すら分かりません。中級者は探せばきっと何処かにいると思いますが、僕は居場所を知りません。それ以上になると想像すらできません。僕は中級者を卒業する方法はないとすら思っています。上級者は実際には存在しない、架空の人物だと思っています。実際に存在しない桃源郷みたいなもんです。そんなことはない、あの人とかこの人とか、色々凄腕の投資家がいるじゃないか、と思われる読者もいるかもしれません。たぶん名前くらいは僕も知っている人でしょう。でも、その人もただ時流に乗っただけの初級者だと思います。時流に乗れてなければ全く変わっていたでしょう。雑誌で投資手法について講釈垂れている個人投資家はというと、すべからず初級者です。これは断言しても良いんじゃないかなと思います。BNFさんとかCISさんとか、そこら辺までいくと僕は良く分からないです。もしかしたら中級者かもしれません。CISさんというと2ちゃんねるで持論を展開して馬鹿にされているキャラクターというイメージが僕の中でまだあったりします。いつの間にか大資産家になっていたんですね。世の移り変わりは速いもんです。海外投資家は日本投資家よりも投資環境・経済環境が遥かに良いので、その分を差し引いて考える必要があります。21世紀の長期投資はアメリカ株で資産を10倍にするよりも日本株で資産を2倍にする方が難しいのが現状ですからね。
2019.04.07
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