全31件 (31件中 1-31件目)
1
いやあ7月が終わりましたね。 今月は市場にエネルギーが乏しく閑散とした感じでしたが、個人的には「指標的に割安で、優待内容が良く、更に成長力もある」3拍子揃った銘柄を多く見つけることができ、またそれらを納得のいくタイミングで買えたのでまずまず良い一か月でした。 言及できる範囲で言うと、地方スーパーの 7520エコス や1Qの見た目が悪くて急落したマンションディベロッパーの 8897タカラレーベン などを大きく買い増ししました。それ以外に新規に主力参戦した銘柄もありますが、これはまた次の主力株概況シリーズの「お楽しみ企画」として取っておこうと思います。(笑) さて次に今月の成績ですが、対2018年末比で+8.6%となりました。6月末は+2.7%だったので、「極度の低迷状態」からはヨレヨレながら抜け出しつつあるのかな?というところです。 ま、いずれにせよ、とにかくこの先も最後まで死力を尽くして頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jul 31, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト91位 図解で分かるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて (田淵直也著、日本実業出版社) の第4弾です。 今日は第2章末の印象的なコラム 高名な投資家たち から。 彼らはいずれも知的で、哲学的な趣を持っており、いわゆる ‘’山師‘’ ’’相場師’’ という雰囲気とはかなり異なります。 さらに、いずれも ’’不確実性’’ ということに対する深い洞察力を持つと同時に、確固たる信念と忍耐力を有していることでも共通しています。 彼らの存在はマーケットに非効率が存在する証であるとともに、投資で成功するためには、信念、知性、哲学的な洞察力、そして精神的な強靭さが必要な要素であることを強く示唆しています。 つまり投資で成功するには、しっかりとした投資哲学を持ち、更に極めて知的(IQが高い)でかつ精神力も強くなくてはならない(EQが高い)ということですね。私はこのコラムを読んですぐに、名著 投資で一番大切な20の教え の中で著者のハワード・マークスが述べていた 投資を成功させるには、数多くの独立した要素に同時に思慮深く注意を向ける必要がある。一つひとつの「一番大切なこと」が、強固な壁となるべきものを構成するレンガなのであり、どれが欠けても困るのだ。 との名言を思い出しました。 私たちが愛する投資の世界では、成功すれば驚きで目がまん丸になるような、巨大な金銭的な報酬が得られます。ただ、その道のりは極めて困難な物であり、だからこそ我々投資家は日々勉強を欠かさずに、少しでも半歩でも成長していかなくてはならないんですね。(続く)
Jul 30, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト91位 図解で分かるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて (田淵直也著、日本実業出版社) の好評第3弾です。 今日は、第2章 ランダムウォーク理論が示唆する投資の虚無的な世界 から。 結果として多くの投資家は ボーグルの挑戦 に敗れ去りましたが、その壁を乗り越えようという努力の結果、さまざまに洗練された投資手法が生み出されるようになりました。 米国には実に多種多様な投資手法が存在し、一部のヘッジファンドなど優れた投資成績を残す投資家を絶えず生み出しています。 パッシブ運用の躍進が、アクティブ運用に磨きをかけ、それが米国を投資最先進国へと押し上げる要因の一つとなったのではないかと私は考えています。 ランダムウォーク理論のまとめ ランダムウォーク理論がすべての投資理論の出発点 アクティブ運用はパッシブ運用に勝てない マーケットの大部分はランダムウォーク マーケットにわずかに残る‘‘ランダムではない部分‘‘に焦点を当てない限り、期待リターンを高めることはできない これはランダムウォーク理論に関する「完璧なまとめ」ですね。ただ私はアクティブ投資家なので常にマーケットの「ランダムではない部分」を探し続けて戦っていますし、同時に投資先進国のアメリカとは違って多くの非効率が、抜け穴が、「まるっとそのまま」放置され残されているここ日本では、アクティブ運用が勝てる可能性は非常に高いと考えています。 投資理論におけるランダムウォーク理論の重要性 ランダムウォーク理論を乗り越えた投資理論だけが生き残る。 、、、この田淵氏のまとめは凄いですね。今のところマーケットでその優位性が認められている投資手法は、 小型株効果 バリュー効果 モメンタム効果 の3つですが、私は更にそこに 優待株効果 を加味した 4本の矢 = 優待バリュー株投資手法 を持って、これからもランダムウォーク理論を超えていこうと決意しています。(続く)
Jul 29, 2019
さて今日は2019PF概況シリーズです。278位 6967 新光電気工業 (東1、3月優待) △ PF278位は、半導体パッケージ、リードフレーム大手でインテルに供給でしている新光電気工業です。 現在の株価は960円、時価総額1297億円、PBR0.93、自己資本比率は77.0%と良好、今期予想PER24.49、配当利回り2.6%(25円)、総合利回り3.6%(25+10=35円)で、優待は1年以上の継続保有を条件として300株保有で3000円相当の長野県・新潟県特産品です。 私はここに2019年2月1日に参戦しました。なので、優待を戴けるのは来期ということになりますね。。。 、、、と思っていたのですが、何故か優待案内が届きました。 南蛮えびを選びました。 私は、「あれ? これ間違って送ってきたな。でも、貰った以上は優待品選んじゃうし、ゲットしちゃうよ。ウチら優待族は普段はおっとりしていても、優待のことに関してだけは鬼になるんだよ。♬」 と思っていたのですが、念のために会社ホームページを確認すると、 当社株式を1年以上継続して(※)保有するとともに、毎年3月31日を基準日として300株(3単元)以上保有する株主の皆様を対象といたします。 ただし、本制度導入にあたり、平成31年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された株主の皆様につきましては、「1年以上継続して」保有されているかにかかわらず、300株(3単元)以上保有する方を対象とさせていただきます。 と書いてありました。だからこれは別に間違いではなかったんですね。 ただ優待族も20年もしていると、「優待間違い」というのはたまにあることで、例えば保有株数に応じて優待ランクが分かれている場合に、以前は1000株持っていたけど今は100株しかないのに、何故か1000株優待品が送られてきたり、逆に優待ランクアップまで買い増ししたのに何でだか下位優待しか貰えなくて大粒の涙を流したり、ということがあります。 こういう不思議なランダム性もまた「優待株投資」の楽しみの一つなんですね。♬
Jul 28, 2019
さて2015年7月の開始以来、当ブログ有数の人気コンテンツに成長した「株式投資本オールタイムベストシリーズ」ですが、なんと株式投資本専門の出版社であるパンローリング社から書籍化されて、 みきまるの「書籍版」株式投資本オールタイムベスト という「丸っきりそのまんまの分かりやすい名称」で、 2019年8月初旬に全国発売 されることが決定致しました。!!! 内容はここまでの4年間で書き倒してきた約90冊の株式投資に関する超名著の中から、「選びに選んだ35冊」を徹底紹介するものとなっています。元々ブログで紹介してきた90冊がどれも「神レベルの投資本」であるが故に、そこから本を絞り込むのは「まさに至難の業」でしたが、厳しいダイエットの結果として、「ベストオブベスト」の、とんでもない殿堂入りの名作ばかりが所狭しとギチギチに並ぶという、自分で言うのもなんですが「非常に良い出来」になったと自負しています。 本の編成をどうするかについては色々と試行錯誤しました。ブログで登場しているランキング順も考えたのですが、最終的には、バリュー投資に関する名著、モメンタム投資に関する名著、インデックス投資に関する名著、マーケットの魔術師シリーズ全作徹底解説、その他特選本、の5部構成となりました。 第1章のバリュー投資と第2章のモメンタム投資のパートに関しては、それぞれの投資手法とその有効性を分かりやすく説明してくれる超名著を冒頭に配し、その後にそれぞれの投資手法を使って成功を収めた大投資家の著書を「時系列」で並べることによって、「投資法の歴史までもコンパクトに俯瞰できる」という意図を裏に隠した「サブリミナル構成」としました。 また投資の世界で長年戦っていれば、誰でもいつかは負けて傷つき、壁に突き当たって、導かれるようにパンローリング社の看板書籍である「マーケットの魔術師シリーズ」に辿り着くわけですが、今回はこの「マーケットの魔術師シリーズ全7作」に関してその「大トロの極上の所だけ」を分かりやすくかみ砕いてお届けするというスペシャル企画まで盛り込みました。これは恐らく世界初の試みだろうと思います。 またこのシリーズは字も小さいですしとにかくボリュームがあるので、株式投資の上級者の方でも全7色を完全に読み込んでいる方は意外といらっしゃらないのではないかと感じています。ただ有名な「マーケットの格言」は当シリーズから引用されているものがとても多いのが実情であり、マーケットの魔術師シリーズを読破していることはある意味では「投資家としての大切なポイント」でもあります。なので、これはあらゆる投資家の方にとって役に立つ企画になったのではないか?とも考えています。 更に本に入選した35冊の書評については、全て0ベースで1から徹底的に見直し、2019年6月現在での最新のデータとマーケットの知見を反映したものに書き直しています。 全体で336ページと言う「本の分厚さを感じさせない絶妙のボリューム」で、価格は税抜きで1600円です。非常に高価な本が多いパンローリング社には「もう鼻血も出ないくらい、ギリギリの限界まで頑張って頂いた」とてもリーズナブルな設定となっております。 原稿は当然ですが既に完全に脱稿しており、今は恐らく印刷所でグルグルと毎日刷られている所かな?と思います。 尚、 アマゾンでは8月6日の発売予定 https://www.amazon.co.jp/dp/477599168X/ パンローリング社の直販サイトでは8月2日の発送予定 https://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=9784775991688 と現時点ではなっています。上記リンクから予約もできます。 また7月29日現在のパンローリング社からの最新情報によると、 ・関東や中京・関西などの大都市圏の書店店頭:8月3日発売 ・その他地域の書店店頭:8月5日発売 とのことです。 皆様に、是非ともご評価頂きたいと思っています。
Jul 27, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。 277位 7313 テイ・エス テック (東1、3月優待) ◎ PF277位は、ホンダ系の4輪シートメーカーのTSテックです。 現在の株価は2984円、時価総額2029億円、PBR0.79、自己資本比率は71.3%、今期予想PER8.38、配当利回り2.9%(86円)、総合利回り3.9%(86+30=116円)で、優待は100株保有で3000円相当のグルメギフトです。 私は前回は静岡県産マスクメロンを選びました。 TSテックは指標的にも割安ですし、PF中位銘柄としては何の不満も不足もない良い銘柄であると評価しています。現行の優待制度が続く限りこれからもホールドして応援していく予定です。
Jul 26, 2019
さて今日は 2018~19主力株概況シリーズ です。 65位 2730 エディオン (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額65位の上位銘柄は、家電量販上位のエディオンです。2012年は超不人気でPBR0.28だったのでそれを評価して22位と主力の一角でしたが、その後の株価回復で持ち株の一部を手放し、2014年は60位、2018年は47位、そしてこの1年間の軟調な株価推移により少し順位を落として今年2019年はこの位置での登場となりました。 現在の株価は1068円、時価総額1196億円、PBR0.67、自己資本比率は50.1%、今期予想PER9.50、配当利回り3.0%(32~34円)、総合利回り5.2%(32+24=56円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は年1回、100株保有で1000円の買い物に付き1枚使用できる250円分の優待券を12枚、計3000円分などです。 私はこれまでにエディオンの優待券を使って、 シャープの60インチTVのアクオス プリンターの替えインク 名作映画のブルーレイディスク などを楽しく購入しています。 エディオンは業績の最悪期は脱していて今はとても安定している印象で、優待族的には非常に良い銘柄と評価しています。これからも業績推移をしっかりと見ながら、PF上位の一角としてのんびりとホールドして応援していく予定です。
Jul 25, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト91位 図解で分かるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて (田淵直也著、日本実業出版社) の早くも話題騒然の第2弾です。 今日はいきなり素晴らしい出来である 第1章 マーケットとは何か? 投資とは何か? から。この章の内容は非常に重厚であり多くの示唆に富んでいます。全投資家必読と思いますね。 マーケットでは何が必然で、何が偶然かということがはっきりとはわからない。 具体的に言えば、勝ったり負けたりすることが、投資家の実力によるものなのか、それともたまたまなのかがはっきりと断定できない。 つまり、本当の実力を知らないで、数回の投資結果だけを見て投資家の優劣を判断することは、ほとんど不可能。 インデックスファンドのリターンを上回らなければ勝ったことにはならない。 どんな投資家も、どんな投資スタイルも、必ず何らかの癖をもっているもので、そうすると、程度の差はあっても完全にリターン・リバーサル現象から逃れることはできない。。。つまり、投資家によって、収益を上げやすい局面と、損失を出しやすい局面があるのです。 この田淵氏の指摘は、簡潔でありかつ同時に深いですね。例えば、 個人投資家パフォーマンスランキング を見ても、ある年にずば抜けた素晴らしい成績を叩き出した方が、次の年にはランキング下位でヒーヒーと絶不調に喘ぐという事は非常に良くあります。 またある特定の投資手法の成績が良ければ、今のツイッターイナゴ全盛時代ではあっという間に完コピされてしまうので、その優位性は決して長くは続かないということもあると思います。 投資とは、期待リターンの見当をつけ、それを論理的に推定していく作業。 結局、「この投資対象の期待リターンがプラスである」とか、「私のやり方は平均的には勝てるはずだ」というのは、方程式の解の様に厳密に証明できるものではなく、最終的には信念によるものなのです。 この信念の事を投資哲学といいます。。。投資にはこの投資哲学が不可欠です。投資哲学をもたずして、プラスの期待リターンを追求することはできません。 チャート分析も、ファンダメンタル分析も、バフェットやソロスの投資理論も、相場格言も、すべては信念であり、哲学なのです。 うん、その通りと思います。そして私にとっての投資哲学は、自分自身で作り上げこれまで絶えず磨き続けてきた 優待バリュー株投資手法 そのものとなります。 投資家は皆、自分自身の性格と能力にジャストフィットした投資手法・哲学をそれぞれが編み出して戦って行かなくてはならないんですね。 投資理論は哲学的要素も含めた総合科学。 そう、投資とは総合科学なのです。数学と理科が出来るだけではダメで、国語も社会も美術も出来なくてはならない、まさに総合格闘技なんですね。(大興奮の第3弾へ続く)
Jul 24, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第91位は、 図解で分かるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて (田淵直也著、日本実業出版社) です。 田淵直也氏の著作では以前に、 ファイナンス理論全史 を紹介していますが、本書も凄まじい出来です。今回の書評に当たって改めて再読したのですが、日本人著者による投資関連本としては間違いなくオールタイムベスト10に入る傑作と思います。 太鼓判認定の超名著 ですね。 じゃあ何で今まで紹介していなかったのかと言うと、あまりにもいい本で自分の投資家としてのエッジ(優位性)の一部になっているので、出来れば秘密にしておきたかったのです。でも、色々な本の書評を書いていく中で、そろそろ順番的にどうしても隠しきれなくなってきたので、それで観念して覚悟を決めて渋々出したということです。(滝汗) すいません、いきなり興奮してしまいました。今日は初回なので目次を見ておきましょう。 全体が素晴らしいですが、特に第1章、第2章、第3章、第6章、第7章が凄いです。そして中でも第3章は神がかり的な出来栄えと思います。 それでは次回からは、本書のベストオブベストの大トロの部分だけを、一緒に味わっていきましょう。(続く)
Jul 23, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズをお送りします。 276位 4665 ダスキン (東1、3・9月優待) △ PF276位はミスタードーナツで知名度抜群のダスキンです。 現在の株価は2952円、時価総額1555億円、PBR1.03、自己資本比率は77.0%と良好で有利子負債は0、今期予想PER26.55、配当利回り1.9%(56円)、総合利回り2.5%(56+18=74円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の90%で換算)で、優待は100株保有で年2回1000円分の株主優待券です。尚3年以上保有の場合は1500円分となります。 ダスキンは指標的な割安感はほとんどありませんが、優待族的にはどうしても欲しい「優待シード株」の一つです。お店で優待券を使うのが非常に楽しくて満足感が高いんですね。私はドーナツならエンゼルフレンチが一番好きです。 これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していく予定です。
Jul 22, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト88位裁量トレーダーの心得 初心者編 (デーブ・ランドリー著、パンローリング社) の早くも最終回となる第3弾です。 今日はランドリーのトレーディング手法のすべてをコンパクトに見ておきましょう。 さてコンピューターサイエンスの学位を持つ著者のランドリーは、ありとあらゆるテクニカル指標を調べ尽くした末に、 聖杯 -あらゆる損失を避けつつ、永遠に利益を出せる方法- など存在しない。単純な方が良い。。。ついに、私は指標が何もない純然たる価格だけのチャートまで戻ってしまった。繰り返すが、私は移動平均線をたまに使う以外、全く指標を使わない。 という悟りの境地へ達しました。そして、 完璧ではないが、トレンドに乗るには調整(別名、押し・戻り)後に仕掛けるのが最も良い との結論に至ったのでした。 それではランドリーが最期に辿り着いた秘密のトレーディング手法とは一体どのようなものだったのでしょうか? 行きますよ。 皆様、準備はよろしいですか? これです。!!! 強いトレンド途上にある株(A)が、押して調整をし(B)、トレンドが再開したところで仕掛ける(C)。トレンドが続かない場合に備えて損切りのストップ(D)を置く。トレンドが順行しているときに一部を利食い(E)、残したポジションの動きに合わせてトレイリングストップを引き上げていく(F)。 たったのこれだけなんですね。 数学博士のランドリーがありとあらゆるテクニカル手法を長年調べ上げて辿り着いた最期の楽園は、この1枚の簡単な図表だった のです。びっくりですね。 結局、ランドリーの言う通りで、 「常に勝てる魔法の投資手法」などは存在しないし、逆に高い確率で通用する投資手法を追い求め突き詰めるとこんなにもシンプルなものになる ということなのでしょう。実に面白いですね。 さてこれでこの本の紹介は終了です。我々バリュー系の投資家にとっても得るところがたくさんある良書であり、表現が平易でとても読みやすいことも長所だと思います。極上の1冊であることを私が保証しますよ。未読の方は是非。(終わり)
Jul 21, 2019
さて今日は当ブログの「背骨」である2019PF概況シリーズです。275位 9679 ホウライ (東JQS、9月優待) ○ PF275位は、不動産業から出発し、ビル賃貸、生損保代理店、那須地区での観光、ゴルフ場、乳業等に多面展開しているホウライです。 現在の株価は3050円、時価総額42億円、PBR0.51、自己資本比率は37.2%で有利子負債は0、今期予想PER4.10(ただし特別利益込み)、配当利回り1.6%(50円)、総合利回り2.1%(50+15=65円)で、優待は100株保有で1500円相当の「テイストカード」(送付先を記入し返送することにより自社製品お試しセットを贈呈)です。 ホウライは指標的な割高感もないですし、優待内容も魅力的ですし、PF中位としてはとても良い銘柄と思っています。
Jul 20, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第90位裁量トレーダーの心得 初心者編 (デーブ・ランドリー著、パンローリング社) の第2弾です。 今日は珠玉の出来である第1章を見ていきましょう。 株価は上昇よりも下落の方が速い と言うのは経験からも真実だと感じます。名著 マネーの公理 で著者のマックス・ギュンターは「船が沈み始めたら祈らずに海に飛び込め。」と言いましたし、 株の公式 で林則行は「売りの本質は飛び降り。ファンダメンタルズよりもテクニカルが売り場を速く察知してくれる。」と述べました。つまり、 私たちバリュー投資家もテクニカル的な物の見方を学ぶことは大切 なんですね。 株は感情によってトレードされている。現実に基づいてトレードされているわけではない。。。大手機関からアマチュアトレーダーまで、株の売買は恐れと強欲、つまり感情に基づいてなされている。 → あまり言及されることはありませんが実にその通りですね。 けっしてナンピンをしてはならない。 → 良い投資本では必ず出てくるフレーズですね。 必ず勝てる投資手法=聖杯は存在しない。どのシステムでも損失は免れない。 → これこそが市場の永遠の真実ですね。マーケットは常に変わり続けている。だから私たち投資家は常に学び続けなくてはならないんですね。 自分のことをトレンドフォロワーと考えていない人でさえ、実はポジションを取っているときにはトレンドフォロワーの手法に従っている。。。少なくともポジションを取っている間はトレンドに従うしかない。。。市場にいる間はトレンドに従うしかない以上、いつもトレンドに従ったほうがよい。→ この表現は考えさせられますね。私自身は逆張り志向の強い投資家なのですが、それも将来の何処かの地点では株価が反転し、今までの大きな下落をばねとしてリターンリバーサル(RR)を発現し、更に フレッシュモメンタム 効果によって株価が大きく上昇することを期待しているからです。つまり、言われてみると、 どこかでは自分が想定していたトレンドが発生しないと利益にならないのは事実 なんですね。 いやあ、いい本ですね。(続く)
Jul 19, 2019
さて今日は久々に 株式投資本オールタイムベストシリーズ です。 第90位は、裁量トレーダーの心得 初心者編 (デーブ・ランドリー著、パンローリング社)です。 この本は裁量によるトレンドフォロー戦略を説明した一冊ですが、コンピューターサイエンスの学位を持つ著者のランドリーはあらゆる研究をし尽くした結果、単純な指標を用いた方が良いと喝破しています。そのためこの本にはテクニカルの難しい話は一切登場せず、私のようなコテコテのバリュー投資家にとっても非常に分かりやすくて読みやすい一冊に仕上がっています。 また私たちバリュー投資家はテクニカル系・トレーダー系の書籍が苦手な傾向が強いのですが、ランドリーが言う通り、「あなたが自分のことを長期的な投資家と見ている場合でも、トレーダーのように考えるとうまくいく。」側面というのは間違いなくあります。 バリュー投資家としての視点で銘柄を選択し、トレーダー的視点でその売買のタイミングを測るのは理に適っている んですね。 この本の中では第1章、3章、4章、6章が非常に良いと思いますが、後半はバリュー投資家的観点からはちょっとダレていてイマイチかな?と感じました。それでは次回からこの本のベストオブベストの大トロのところだけを一緒に味わって行きましょう。(続く)
Jul 18, 2019
さて今日は当ブログ一番人気の 2018~19主力株概況シリーズ です。いよいよ第4コーナーを回りゴールが見えてきました。♬ 64位 4732 ユー・エス・エス (東1、3・9月優待) ◎ PF時価総額64位の上位銘柄は、中古車オークション運営首位のユー・エス・エスです。 ここのビジネスモデルは下記のとおりなのですが極めて優秀です。主力のオートオークションでは1台の成約に付き約24000円の手数料がUSSに入るようになっており、成約率も非常に高くなっています。 そしてUSSはこの美味しいビジネスモデルをフルに活かし、2019年3月期を見ても売上高799億円、営業利益371億円、純利益255億円と桁外れの高収益を誇っており、またこの鉄壁のビジネスモデルから生み出される果実を積極的に株主に還元してもいます。 なんと、 今期で20期連続の増配予想 なんですね。まるで、 日本の「ジョンソン&ジョンソン」 状態です。(笑) このUSSのビジネスモデルの秀逸さを見るといつも私は、 フレデリック・R・コブリック の名著 富者の集中投資 貧者の分散投資 の中でコブリックが勝ち組の会社となる条件として挙げている 「BASM」理論 を思い出します。USSはこのBASMの全てを兼ね備えた偉大な銘柄 です。ただ残念ながら今の水準は既にあまりにも指標的に高い。なので私はこのBASMを高いレベルで持っている、そして未だ投資家から見出されずに市場で燻って埋もれている、そんな銘柄を毎日毎日血眼で捜し求めているのです。。。。。。。 すいません、のっけから大幅に話が横道に逸れました。そんなエクセレントな銘柄であるUSSの現在の株価は2175円、時価総額6813億円、PBR3.03、自己資本比率は78.1%で鉄壁、今期予想PER21.14、配当利回り2.4%(51.2円)、総合利回り2.8%(51.2+10=61.2円)で、優待は年に2回100株保有で500円相当のクオカード、500株保有で2000円相当のVJAギフトカード、1000株保有で5000円相当のオリジナルグルメギフト、10000株保有で10000円相当のオリジナルグルメギフトです。私は毎回1000株優待品を戴いています。 USSの優待カタログはその超キャッシュリッチさを反映しているのでしょう、毎回上記のように素晴らしい内容です。またUSSの優待は30品目くらいからの選択制なのですが、その中には、 三井住友VJAギフトカードも入っているので、「現金系の優待に強い拘り」がある優待族の方でも安心(?)です。 以上をまとめると、USSは既に指標的には非常に割高なところまで評価されており、今の株価位置ではとても優待狙いで気軽に新規参戦できる感じではありません。しかしながらそのビジネスモデルは極めて秀逸であり実に偉大な銘柄であると思っています。これからも現行の優待制度が続く限りは楽しくホールドしながら応援していく予定です。
Jul 17, 2019
さて3100円と言うエイチ・アイ・エスによるTOB価格を大きく超える位置での「出来高をこなしながらの空中戦」が続くPF時価総額2位の超主力株3258ユニゾHDですが、売却タイミングによって今年の成績がかなり変わって来るので、「おっとり優待族」の私には珍しくちょっとピリピリと緊張した日々を過ごしています。 そんな「関ヶ原の戦い」の真っ只中ではありますが、今日も通常の2019ポートフォリオ概況シリーズです。 274位 9060 日本ロジテム(東JQS、3月優待) ○ PF274位は、日清製粉系の物流会社の日本ロジテムです。 現在の株価は3050円、PBR0.39、自己資本比率28.3%、今期予想PER16.69、配当利回り2.6%(80円)、総合利回り3.6%(80+30=110円)で、優待は3月株主に100株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の弊社得意先商品の詰め合わせセット」です。 日本ロジテムの優待の特徴を一言でいえば、 「何故か毎年ふじっ子が入っている」 ということになるでしょう。早速そのちょっと不思議な優待品の実際を見て行きましょう。 毎年のことですが、この「コーヒーにジュースにビールにパスタにミートソースに、そして最後にふじっ子」 という、違和感と異物感の強い取り合わせは、多くの優待品を貰いなれているはずの私の心に必ず何らかの痕跡を残します。(笑) 今日は1つだけ優待品の使用例を御覧頂きましょう。 日本ロジテム優待ふじっ子のブロッコリーマヨネーズ和え 日本ロジテムは過去業績にムラはありますが、低PBRでまずまず総合利回りも出ていますし、PF中位銘柄としては特に問題はないと考えています。これからもちょっと変な取り合わせの優待を楽しみに、のんびりとホールドして応援していく予定です。
Jul 16, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。 273位 4102 丸尾カルシウム (東2、3月優待) ○ PF273位は、合成樹脂、塗料など向け工業用カルシウム(補強剤)専門メーカーの丸尾カルシウムです。 現在の株価は1520円、時価総額35億円、PBR0.41、自己資本比率は56.6%、今期予想PER13.82、配当利回り2.0%(30円)、総合利回り2.6%(30+10=40円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 丸尾カルシウムは過去の業績推移が極めて安定しており、また低PBRで財務状態もまずまず良く、ポートフォリオ中位としては何の不満もない、実力派の素晴らしい銘柄です。そしてここのような「寡黙ないぶし銀銘柄」達が、私のPFを支え続けてくれているんですね。♬
Jul 15, 2019
さて今日も通常の2019ポートフォリオ概況シリーズです。 272位 1301 極洋 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額272位は、すしネタに強い水産会社の極洋です。 現在の株価は3060円、時価総額334億円、PBR1.04、自己資本比率27.7%、今期予想PER8.71、配当利回り2.3%(70円)、総合利回り3.1%(70+25=95円)で、優待は100株保有で2500円相当、300株保有で6000円相当の自社缶詰詰合せです。 極洋の優待缶詰はクオリティが高くて素晴らしい内容です。具体的に見ておきましょう。 今日は実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 極洋優待ずわいがにのサラダ おぉ、身がプリプリですね。♬ とても美味しかったです。 この極洋の優待品が代表例ですが、私は以前から 「缶詰優待」というのはエクストリームに素晴らしい ものだと思っています。その理由ですが、 1. 優待で貰える缶詰と言うのは、スーパーであまり見かけないような高級な品物が多くて嬉しい。更に高級な缶詰と言うのはお店で買おうとすると意外なほどに高いので、戴く喜びも格別である。 2. 缶詰というのは何と言っても日持ちがするし、投資家的な観点から見て食料品として「ローリスク・ハイリターン」でウエルバランスな素敵過ぎる存在である。 3. 毎晩の投資の勉強をしながらの晩酌の友として、最適なアイテムが多くて非常に助かる。 あたりです。尚これに関しては、詳しくは超人気記事となっている 缶詰優待株 私的ランキング 2019年編 をご覧下さい。 極洋は指標的にもまずまず割安ですし、何より優待内容が秀逸です。ここ極洋を筆頭として、有力な「缶詰優待株」達は優待族的な観点からは明らかに過小評価されており、私はかれこれもう7年以上は「激おこぷんぷん丸」状態が続いています。これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していく予定です。
Jul 14, 2019
さて今日は通常の2019ポートフォリオ概況シリーズです。 271位 9428 クロップス (東1、3月優待) ○ PF時価総額271位の中堅銘柄は、東海地盤のau専売の携帯電話販売会社のクロップスです。かつて「東証1部昇格イベント」があった 2013~2014年頃には主力の一角として戦ったこともある銘柄 ですが、今は勝負を終え、その時の恩株が500株PFの片隅に静かに眠るのみです。 現在の株価は613円、時価総額58億円、PBR0.82、自己資本比率は31.9%、今期予想PER11.31、配当利回り2.0%(12円)、総合利回り2.9%(12+6=18円)で、優待は500株保有で3000円相当のオリジナルカタログギフトです。 今日は私の選択例を1つだけ見ておきましょう。中華まん総菜詰合せ です。 クロップスは指標的な割高感もありませんし、PF中位としては特に問題の無い銘柄であると考えています。
Jul 13, 2019
さて今日は 2018~2019主力株概況シリーズ です。 63位 9791 ビケンテクノ (東2、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額63位の上位銘柄は、総合ビルメンテナンス会社のビケンテクノです。 現在の株価は888円、時価総額68億円、PBR0.43、自己資本比率41.8%、今期予想PER4.96、配当利回り2.3%(20円)、総合利回り2.5%(20+2.5=22.5円)で、優待は1000株保有で2500円相当の商品です。以前は「隠れ優待」として頂けたものですが、2017年から正式に制度化されました。 ビケンテクノは指標的に十分に安く、楽しい優待もあることから非常に良い銘柄と思います。これからも正式優待に昇格した「元隠れ優待」を楽しみにしながらホールド継続の予定です。
Jul 12, 2019
しばらく前の事ですが、「正統派&超実力派」で歴戦の凄腕バリュー投資家であるたーちゃんさんが、以下の様なツイートをされていました。10年前の相場低迷時に投資仲間と議論してた銘柄が凄いという話になった。--神戸物産ワークマン日本商業開発セリアゲンキーアークランドサービスCTSパラカなどなどテンバガー以上になっているものばかりで、どれを選んでいても放置すれば金持ちになっていたという事実。— たーちゃん@逆神アッパーカット (@yhdgj675) 2019年7月9日 こうしてみると確かにその後大ブレイクした銘柄のオンパレードであり、同時にこれらの銘柄を手掛けて実際に大きな資産を築き上げた投資家の方々も続出しました。 そして私は、「そういえば ゲンキー は自分も10年近く前に超主力株として戦ってたんまり稼がせてもらったなあ。でも、後の銘柄は縁がなかったなあ。」などと勝手に楽しく余韻に耽っていたのですが、その時にふと、 10年後の2019年現在も、日本株市場には「10年で10倍」を目指せそうな潜在ポテンシャル抜群の銘柄が多い ことに気付きました。 2009年が日本株市場での中長期投資の大チャンスだったように、世界基準で見た場合の指標的な割安感が際立つ2019年現在の日本株市場にもまた「2度とない」程の素晴らしい投資機会が溢れている様に思うのです。 そこで「10年で10倍」を目指せると私が考えている銘柄について、今日はプレゼンテーションをしてみたいと思います。ただ「誰が見ても10年で10倍になりそう」な銘柄であれば、既に今の市場で高く評価されているはずであり、私がこれから出す銘柄は全て「何らかの欠点がある」ものがほとんどとなります。 また取り上げている銘柄は全て既に私の主力株であり、ポジショントーク満載の「夏の夜の夢」の様な、お楽しみ企画ということを御了承下さい。それでは始めましょう。6425 ユニバーサルエンターテインメント フィリピンで総事業費3000億円以上の巨大カジノリゾート、 「オカダマニラ」 を手掛ける。施設は開業後3年目にして未だあちこちで工事中というスケールの大きさながら、ようやく黒字化が見えるところまで漕ぎ着けてきた。 オカダマニラの収益化&キャッシュマシーン化で5倍、また世界レベルのカジノリゾートを既に運営している「唯一の日本企業」であり、もしも日本でのカジノリゾート運営に絡むことが出来れば更に2倍で、合計10倍があり得ると夢想している。 ただ様々な訴訟やトラブルにまみれた企業でもあり、ネット上では「汚物まみれのダイヤモンド」、「血だらけの宝石」、「絶対触るな、超危険」とも称されている。夢見がちで楽観的な私達「ユニバホルダー」の未来に待ち受けているものは、自らの大量の鮮血か、それとも喜びの涙か、、、、?8699 澤田ホールディングス モンゴル最大手銀行である「ハーン銀行」を保有。少子高齢化で経済の縮小再生産が続くここ日本とは違い、新興国で経済発展著しいモンゴルでは銀行業は成長産業。実際、2010年3月期と2019年3月期を較べると、売り上げは4倍、純利益は9倍にもなっている。 また筆頭株主(保有比率25.9%)で会長さんでもある澤田秀雄氏は、海外旅行大手の9603エイチ・アイ・エスを一代で築き上げた「日本を代表する稀代の起業家」の1人である。 そして彼の新たなチャレンジである澤田HDは現在「成長期で伸び盛り」の状況であり、澤田氏の「将来を展望する力と目利き力」を存分に楽しめる環境下にある。そして澤田氏が巨大な成功を収めても尚「アニマルスピリッツ」を全く失っていないことは、先日の 3258ユニゾHD への大胆な敵対的TOBでも良く分かる。 ただし、澤田HDには「株好きでも知られる沢田秀雄氏の財布」という一面があり、株主還元姿勢に非常に乏しいことから万年不人気&割安放置の状態が続いている。2780 コメ兵 名古屋の大須発祥で全国展開を進めているリユースショップ。商品の充実度、接客態度の際立った良さ、店内の活気と清潔さ、どれを取ってもフルマークに近く、個人的には「リユース業界で総合戦闘力最強」と高く評価している。 経済低迷が長く続く日本では、この「失われた30年」の間に多くの価値観が変わりました。その1つが「中古品への抵抗感の薄れ」だと思います。そしてこういう今の時代に、「中古品なんだけど、その商品の全てがラグジュアリーでかつとってもお得」というコメ兵の 「バリュー消費」 的な企業コンセプトはとても良くあっている様に思っています。 「時代がようやくコメ兵に追い付いてきた。ここからの数年で、コメ兵はもっともっともっと伸びることが出来る。全国を制覇し、リユース界のユニクロになれる可能性がある。」と、個人的には考えています。 皆様も、「この銘柄も10年で10倍、あり得るよー。」というところがありましたら、是非私にも教えてください。
Jul 11, 2019
本日、旅行会社大手の9603エイチ・アイ・エスによる、3258ユニゾホールディングスへの敵対的(・・?)、 TOB が発表されました。 買付価格は3100円で、2019年7月9日の終値である1990円に対しては55.8%と十分なプレミアムが載っています。 ただ、エイチ・アイ・エス側は45.0%を買付上限に設定しており、ユニゾHDを持分法適用会社に留めた上で、主要株主としてシナジーの発揮を目指す予定です。 しかし、ユニゾHD側は以前から業務提携の協議について拒否しているとのことであり、これは今後荒れそうな気がします。色々と楽しめそうですね。(笑) ま、いずれにせよ、ユニゾHDは本日現在で私の PF4位の超主力株 であることもあり、これはちょっと助かりました。何しろ昨年2018年からこの1年半くらいは成績不振に苦しみ続けていましたので。(滝汗) 今後のエイチ・アイ・エス VS ユニゾHDのガチバトルがどのような結末を迎えるのか、楽しく見守っていこうと思います。
Jul 10, 2019
さて今日も2019PF概況シリーズです。 270位 5186 ニッタ (東1、3月優待) ◎ PF270位は、伝導用ベルトの草分け的存在で、シリコンウエハ等精密研磨用パッド製造のニッタ・ハース、自動車用歯付きベルト製造のゲイツ・ユニッタ・アジアという合弁会社2社を有し、営業外利益で高水準の持分益を毎年稼ぎ出しているニッタです。 現在の株価は3060円、時価総額926億円、PBR0.86、自己資本比率は77.7%と良好、今期予想PER10.76、配当利回り2.3%(70円)、総合利回り2.7%(70+12=82円)で、優待は100株保有で 1200円相当、1000株保有で3000円相当の自社グループ会社製品(バター)です。 尚、3年以上継続保有(3月および9月の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合、100株で3000円相当、1000株で6000円相当にグレードアップします。 メイドイン北海道で関連会社の新田牧場で販売されているこのバターはとても美味しいです。 ニッタは指標的にも割安ですし、PF中位としては実に良い銘柄であると考えています。
Jul 9, 2019
さて今日は2019PF概況シリーズです。269位 9274 国際紙パルプ商事 (東1、非優待株) ○ PF269位は、国内2位の紙専門商社の国際紙パルプ商事です。 現在の株価は324円、時価総額243億円、PBR0.47、自己資本比率は26.2%、今期予想PER10.32、配当利回り3.1%(10円)で優待はありません。 国際紙パルプ商事は2018年の6月に上場しました。私はノーマークの銘柄だったのですが、2018年12月に市場全体が暴落した時に「値下がり率ランキング」を楽しく眺めていて、ここが超激下げしているのがふと目に留まりました。 そして、「待てよ、国際紙パルプ商事は上場後ちょうど半年のところで一番人気が無くなるタイミングだし、超暴落していて指標的に凄く安いし、同業の 8032日本紙パルプ商事 や 9849共同紙販HD が優待銘柄であることを考えると、その内優待新設してくるかもしれない。横並び意識の強そうな業界だし。それに今の株価位置ならどっちみちほとんど負けようがないだろうから1枚だけ拾っとこう。」と思って買いました。 その後今に至るまで残念ながら優待新設はありませんでしたが、「結果的に底値で買えた」ということもあり、今しばらくはのんびりとホールドしていこうかと思っています。
Jul 8, 2019
さて今日は2018~19主力株概況シリーズです。62位 5607 中央可鍛工業 (名2、9月優待) ◎◎ PF時価総額62位の上位銘柄は、トヨタグループ向けが8割超の鋳造製品メーカーの中央可鍛工業(ちゅうおうかたんこうぎょう)です。私の大好物の名証2部銘柄ですね。 現在の株価は457円、時価総額73億円、PBR0.37、自己資本比率は51.2%、今期予想PER4.63(但し今期は特別利益込み)、配当利回り2.6%(12円)、総合利回り3.7%(12+5=17円)で、優待は年1回100株保有で500円相当、1000株保有で1000円相当、5000株保有で2000円相当のクオカードです。 クオカードの盤面が質実剛健かつカッコよくていいですね。♬ 中央可鍛工業は業績推移にムラはありますが、過去10年間で意味のある成長を遂げていますし、指標的には抜群に割安ですし、十分にポートフォリオ上位で戦うに足る良い銘柄であると評価しています。それにしても名証2部には相変わらずいい銘柄が多いですね。♬
Jul 7, 2019
さて今日も通常の2019PF概況シリーズです。 268位 6278 ユニオンツール (東1、6月優待) ○ PF268位は、PCB(プリント配線板)ドリルで世界シェア3割超の首位のユニオンツールです。 現在の株価は3190円、時価総額630億円、PBR1.06、自己資本比率は92.8%!で有利子負債0の超鉄壁、今期予想PER22.97、配当利回り1.9%(60円)、総合利回り2.6%(60+22=82円、優待米は1キロ440円で換算)で、優待は6ヶ月以上の継続保有で新潟県産のお米5キロです。 ユニオンツールは営業利益率が高く、また財務状態も超鉄壁であり、PF中位としては非常に良い銘柄と考えています。
Jul 6, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。 267位 3230 スター・マイカ・ホールディングス (東1、11月優待) 〇 PF時価総額267位は、中古区分所有マンションへ投資し賃貸と売却を組み合わせて物件運営しているスター・マイカ・ホールディングスです。 現在の株価は1656円、時価総額301億円、PBR1.40、自己資本比率は--(undefined)、今期予想PER18.86、配当利回り1.9%(32円)、総合利回り2.5%(32+10=42円)で、優待は100株保有で11月株主に1000円相当のクオカードです。 スターマイカは地味な銘柄ですが、なかなかクレバーなビジネスモデルで安定的に利益を出していますし、成長力もありますし、実に悪くない銘柄であると思います。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。
Jul 5, 2019
さて今日は通常の2019ポートフォリオ概況シリーズです。 266位 1333 マルハニチロ (東1、3月優待) バリュー投資家としての評価 ○ 優待族としての評価 ◎ PF時価総額266位の中堅銘柄は、水産最大手で国内に強固な流通網を持つマルハニチロです。 現在の株価は3285円、時価総額1729億円、PBR1.38、自己資本比率24.1%、今期予想PER10.17、配当利回り1.2%(40円)で、優待は1000株保有で自社グループ取扱商品(選択性)です。みきまる調べでは優待品は大体市価3000円なので、総合利回りは2.1%(40+30=70円)となります。 選択肢は例年上記のような4択か5択くらいなのですが、私は過去、概ね1番の「水産缶詰詰合せ」を選択しています。 今日は実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 マルハニチロの優待まるずわいがにのトマトスパゲッティ 旨い。何よりも蟹が美味い。!!! マルハニチロの缶詰はどれも非常に美味しいので、優待品を貰うと思わずニンマリしてしまいます。というか、マルハニチロに限らないのですが優待で戴ける缶詰と言うのは全体に高級品が多くて嬉しいんですね。そのため私は以前から、「缶詰優待は素晴らしい。」 ということを何度も繰り返して力説しています。 具体的には、過去の超人気記事である、 缶詰優待株 私的ランキングベスト4 2019年編 を是非今すぐにご覧下さい。 そのためマルハニチロは、「優待族としては必修科目銘柄」の一つと高く評価しています。これからも現行の優待制度が続く限り末永くホールドして応援していく予定です。
Jul 4, 2019
さて今日は当ブログ1番人気の 2018~19主力株概況シリーズ です。 61位 2907 あじかん (東2、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額61位は、卵加工品、水産練り製品などの業務用食材が主力のあじかんです。前回は2017年に441位で出ていましたが、株価下落による相対的な割安感の向上、後で述べますがその優待品に端的に現れている食材のクオリティの高さを評価して買い増ししため、「あじかん史上初」となるポートフォリオ上位進出を果たしてきました。 しっかりと原価率をコントロールできています。とてもいいですね。 現在の株価は820円、PBR0.50、自己資本比率は49.9%、今期予想PER7.80、配当利回り1.8%(15円)、総合利回り3.0%(15+10=25円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で2000円相当、1000株保有で3000円相当の自社製品です。 まずは100株優待品を見てみましょう。 あじかんはこの「ごぼう茶」が現在ちょっとしたヒット商品となっていて利益を牽引しています。 ところでちょっと前に、 極力テレビを、特に地上波を見ない様にしている。 という記事を書いたのですが、ジャンクで澱んでいる地上波を避けて仕方なくBSの番組を見ているときに、このあじかんのごぼう茶のCMがバンバン流れてきて、その時に「割と良く出来ているCMだな。これもしかして売れてるんじゃないか?」と思って調べたら、やっぱり売れていたのです。テレビにも凄く役立つ面があるんですね。毒づいてすいませんでした。(汗) さて次は1000株優待品です。業務用の冷凍食品のセットとなります。これが実に素晴らしい内容なんですね。 ただ最初に1つだけ注意点があります。それは、 「厚焼玉子」が強烈に味付けが甘くて「オエーッ」となる ことです。よく回転すしチェーンで「妙に甘くて不気味な、2貫で100円の格安な玉子」がレーンを疾走してくることがあると思うのですが、自分の推測では多分これです。 ただ、逆に言うと、この玉子以外は素晴らしい内容です。順番に見ていきましょう。 あじかんのデミグラハンバーグ これは何と言うか、給食で出てきそうな感じのやつなのですが、美味し過ぎずさっぱりとしていて、逆に絶妙にご飯が進む、庶民的で親しみやすい味で最高です。「押しすぎない、引きすぎない」。この見切りのレベルの高さは只事ではありません。「あじかん、恐るべし。」ですね。 あじかん刻みきんしの冷やし中華 ちなみにこの錦糸卵は全然甘くなくて自然で美味しいです。御安心を。! あじかんの大学いも いやあ、どれもとても美味しかったです。あじかんの1000株優待品は最高ですね。 あじかんは指標的にも安いですし、地味ながら着実な成長力がありますし、ごぼう茶も好調ですし、優待内容にも力がありますし、優待族的には実に良い銘柄と思います。 お金がきつかったら100株、もしも余裕があったら500株か1000株、今の株価位置なら黙って買っておいて数年寝かしておくというのは、とても良い投資アイデアなのではないか?と個人的には感じています。 なぜかと言うと、1. あじかんが市場で評価されて株価が上昇する日が来たならば、利益をポッケに入れて静かに売ればいい。2. あじかんが市場でいつまでも評価されないのならば、何年でもごぼう茶か冷凍食品を楽しく静かに貰い続ければいい。 からです。 このように、 精神的に極めて有利な戦いができる事が、優待バリュー投資の最大の長所 なんですね。♬♬♬
Jul 3, 2019
あんまり忙しいとか言いたくないのですが、このところは本当に忙しい日々を過ごしています。 まずは何よりも3月銘柄の事業報告書や優待品の到着のピーク時期なので、その仕分け、写真撮影、撮った写真のフォルダ整理、これが一番です。 またそれと同時に他にも投資家として「超えなくてはならない山」が複数同時進行で進んでおり、正直「一日が30時間でも足りない」くらいの状況です。 なので今日はこのあたりで。それでは皆様、また明日。
Jul 2, 2019
いやあ7月になりました。2019年の後半戦がスタートですね。♬ さて今月のプロフィール画像は、 さくらんぼみきまる🍒 です。 なぜこれになったかと言うと、しばらく前に 5217テクノクオーツ から100株優待品の「山形県高級さくらんぼ」が届いたのですが、これが頬っぺたが落ちるほどに美味しかったので、それに感動してさくらんぼになったのです。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Jul 1, 2019
全31件 (31件中 1-31件目)
1