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私のPF2位の超主力株、サザビーリーグ(7553、JQ)の株価下落が止まりません。直接のきっかけは8月14日発表の1Qが悪かった(前期EPS57.1円が今期は22.0円)ことだと思うのですが、これは「フィリップリムジャパン」、「トリプルアイ」という2つの新しい会社の立ち上げ費用があったためで、元々の会社想定通りではあります。
現在の株価は1440円、PBR0.54、予想PER7.73、株主持分比率78.7%、配当利回り2.1%、総合利回り4.9%で、優待は100株保有で4000円相当の自社製品(この2年はアフタヌーンティのギフトカタログ)です。
サザビーリーグは、傘下にAfternoon Tea
KIHACHI
STARBUCKS COFFEE
などの、強いブランド力を持つ業態を複数持ち、更に新しいブランドを育てる能力に極めて優れた会社です。1997年9月の上場以来一度も赤字を出したこともありませんし、上場来安値の1350円に近い現在の株価は極めて割安であると評価しています。
ただ、これだけ株価が下落するのには当然理由はあるだろうと思います。それは、
1.配当性向が低すぎる。
2. 旗艦ブランドだったアニエスベーを失ってから新規に立ち上げたブランド(ピナ、ヴィアンドエス、アイエスエルなど)の収益化が遅れている。
3.1Qが悪かったことから、今期の利益計画が信用されていない
あたりかと思いますが、私は以下のように考えています。
1については、「前期までは単体ベースで配当性向を決めていたが、サザビーリーグという新社名に移行したこともあり、今期以降は連結利益をベースに配当性向を検討していく」とのことなので、当然緩やかではあっても増配が続くだろうと考えています。
2については、一番駄目だったバリバレジャポンの処理は終了しているわけで、最悪期は脱していると考えています。
3については、驚くことにサザビーは2001年以来、毎年11月に連結通期業績の修正を発表しています。その内容は
2001年11月21日 +38.0%
2002年11月12日 -26.8%
2003年11月21日 ±0.0%
2004年11月18日 -11.0%
2005年11月17日 +5.2%
2006年11月16日 -0.1%
2007年11月15日 -20.4%
といったところで、最大30%程度の下方修正があり得るというデータになっています。仮に30%の下方修正があるとしても予想PERは10.8程度ですので、まあそれほど大きな問題はないだろうと考えています。
私はこの1ヶ月ほど、様々な角度からサザビーリーグについて検討を続けてきました。ここから更なる株価の下落があれば大きく買い増ししようと思いながら、株価推移をじーっと見守っています。
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