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最近はPF上位銘柄を紹介する「主力株概況」シリーズ、中位銘柄を紹介する「PF概況シリーズ」に注力して平行して書いてきたのですが、その一方でPF最上位の超主力株に関してほとんど日記で言及していない状態でした。ボチボチ決算が出始めて超主力にしている銘柄のポジションに微調整が必要な季節となっていることもあり、今日は久々に「超主力株の今」を考えて見ます。
以下は私の超主力株に関する個人的なメモ書きです。内容には私の感想や不確かな推論をたっぷりと含んでいますので御了承下さい。
PF1位は東北・関東中心にタイヤ専売店を展開する7605フジ・コーポレーション(みきまる評価◎◎◎)のままですが、ここはとにかく月次好調なのがいいです。小売は既存店が好調なのが一番ですが、フジ・コーポはもう何年も既存店の強い状態が続いています。総合的に考えると私の保有銘柄の中でトップクラスの戦闘力を維持し続けていると考えており、このまま1位で鬼ホールドの予定です。
PF2位はソフトバンク専売の携帯電話販売代理店の9441ベルパーク(みきまる評価◎◎)です。ここも月次・業績推移共に極めて良好です。絶好調のソフトバンクのコバンザメ銘柄ですが、本体のソフトバンクよりは圧倒的に指標的に安いですし、チビチビと買い増しを続けています。
PF3位は愛知地盤の外食チェーンで焼肉の食べ放題を武器に成長を続ける3097物語コーポレーション(みきまる評価◎◎)です。東日本大震災後のセシウム牛などの問題があり焼肉業界には大きなアゲンストの風が吹き続けていましたが、物語コーポは逆風下でもまずまずの月次を出していました。今年の7月月次は焼肉既存店が109%とかなりの復調をみせており、私はそれを見た瞬間に「ピン!」ときました。慌てて実際のお店に再偵察に出かけると、午後の4時台に入店したのに既に店内は満席で「皆が食べているのは、御昼御飯なのか、それとも夜御飯なのか、一体どうなっているんだろう?」と感じるほどの超大盛況でした。
席が空くまで1時間待ちと言われたのですが、結果的には待ち時間は30分でした。ここの食べ放題は100分が時間制限なのですが、実際にはもっと早くお客さんが回転しているということだと思います。
テーブルについても修羅場のような大混雑の中でもどの店員さんも丁寧に接してくれますし、トイレも清潔、メニューの提供も迅速でお肉も美味しいです。「やっぱり第2の3397トリドール候補の筆頭は物語コーポだなあ。」と痛感し、高PBRのリスクをひしひしと感じながらも再び大きく買い増し中です。株価推移によってはPF2位までは上がるかもしれません。
PF4位は遊べる本屋を全国展開するヴィレッジヴァンガード(みきまる評価◎)です。ここも7月月次を見た瞬間に物語コーポと同じく「ピン!」と来ました。ただそのピンは良いピンではなく悪い方のピンでした。(笑)
私の中ではずっと「ヴィレヴァンは多くのバリュー株投資家に見放されてしまったけど、実際の店舗戦闘力はそれほど落ちていないはず。」と見ていたのですが、注視していた7月月次は既存店が88%でした。私はそれを見た瞬間に、「あぁ、ヴィレヴァンは本当にダメな子だった。私の見立ては完全に間違っていた。」と痛感し、力みが取れて肩の荷がスーっと降りていく感覚を覚えました。それは映画「シックスセンス」の衝撃のエンディングを見た時のようなもので、清清しいほどの敗北感でした。
「ヴィレヴァンはそもそも自分のことが良く分かっていないんだ。店舗は相変わらず魅力的な空間で戦闘力はそんなに落ちていないし、以前も弱気な業績予想を出して実際には非常に良かったということがあったし、今期も実はそこそこ良いかも?」とか、様々な自分にとって都合の良い空想・妄想をしていた所があったのですが、7月月次を見た瞬間にそれらは音を立ててガラガラと崩れ去り、「はて?、自信があったのに一体私はどこで間違えたのだろう??」という不思議な感覚を感じました。
結局私は長年のヴィレッジヴァンガードの大ファンで、それで目が曇っていて冷静な判断が出来なかったのでしょう。改めて店舗を見直してみると、店内にお客さんは多くてもレジに並んでいる方は以前よりかなり少ないです。VVという空間は相変わらず魅力的と思いますが、以前のような神々しいまでの魔力は消えうせてしまったと言うことかもしれません。
ま、投資家として間違いは常に柔軟に謙虚に修正していかなくてはなりませんし、私もよほどの株価暴落がなければこれ以上VVを買い増しすることはないと思いますが、VVは元々今期は既存店売上を90.5%で予想しているので、結局「なんだ、割と正確に予想していたんだな。今期は大体会社予想近辺で推移しそうだな。」というシンプルな話になりました。現状のPBR0.32&PER5.43というのはそう悪い株価位置でもありませんし、リラックスして今しばらくはまったりホールドというところです。
ただ、今回のヴィレヴァンでの大勝負では、「私はやはり優待株でしか勝てない。」というこの12年間どうしても打ち破れなかった大きな壁をまたもや痛感させられることになりました。悔しいですがこれが私の現在の力量なんですね。
PF5位は「カワイイ!」に全てを賭ける雑貨専門店の7577パスポート(みきまる評価◎)です。ここは今期から来期にかけての業績飛躍期待で最高主力としていたのですが、実際には既存店売上が90%前後で推移しイマイチの状況で、かつ新規出店も思うように進んでいません。この数年で不採算店舗のほとんどを退治しているので会社予想前後の利益は出せると思いますが、私が期待していたほどのレベルには無く、残念ながらかなりポジションを縮小しました。既存店売上高は同じ雑貨銘柄のヴィレヴァンと大差ありませんが、株価推移には大きな差があります。これが優待バリュー株のチカラなんですね。
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