みきまるの優待バリュー株日誌

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みきまるファンド

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Aug 31, 2013
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カテゴリ: 株式投資全般

 さて今年の3分の2がちょうど過ぎたわけですが、今日は自分用の個人的なメモ書きとして、今年のパフォーマンスが振るわない原因を分析しておこうと思います。率直に反省を書いていますので一部に過激だったり生々しい表現等があるかもしれませんがそれは御了承下さい。

0. 最初に前提として、

「大きく勝てる銘柄は何よりも成長力がなくてはならない」

という大原則を忘れがちだったことが一番悪かったと思います。この数年で爆発的なパフォーマンスを見せてくれた3097物語コーポレーションのような銘柄を血眼で捜し続けるという視点が少し欠けていた、足りなかったと思います。私のPFは以前と較べると高PBRを許容し、成長力を高く評価する布陣に変わってきているのですが、その前提としての  「ポスト物語コーポレーション」の発掘への意識が甘かった  ということです。

1. 次に考えられるのが、  「自分の逆張り思考の強さがやや裏目に出ている」  と言う点です。私の投資に関する癖としては基本的に「逆張り、不人気株好き、負けないことを優先、一攫千金狙い」などがあるのですが、今年はアベノミクスで相場が久々の春を迎える中で、例年よりも意図的に「不人気業種で上がっていない株、何らかの瑕疵があって今はダメだけど数年の単位で見ると良さそうな株」などの「逆張り」志向の銘柄をPF上位に組み入れており、結果としてそれがここまで大きく足を引っ張ったということがあります。

 具体的に言うと今年前半のパフォーマンスを劇的に悪化させた9206スターフライヤー(もちろん悪いのはSFJではなく私自身です。現在は主力からは撤退済み。)を筆頭に、9201JALや9202ANAなどの空運株をPF上位に置いているのが効きました。「空運株では財は成せない」というのは今やバリュー株投資家の間では常識ですが、私は「その考えが普遍的となってきていて逆にチャンスがある。実際業績の割には指数に対してアンダーパフォームし過ぎの銘柄が多いし、優待族的な見地からはどこも十分な総合利回りがありイケル。」と判断してPF上位で勝負し、これまでのところJALを除いて傷を深める結果となりました。

 また「疑惑の総合商社」状態で極めてリスキーだけど、うまくフィリピンカジノ開業まで漕ぎ着けられればリターンは大きそうな6425ユニバーサルエンターテインメントや、昨年の驚愕の業績下方修正で投資家の信頼を一度完全に損なった2882イートアンドなど「脛に傷のある」銘柄で、しかも仮に評価される日が来るとしてもそれが「遠そう」な銘柄がPF上位に多いことも足を引っ張る結果となっています。私の昔からの問題点として、  「夢見がちで、近い将来ではなく遠くの未来を見すぎる」  ことがあるのですが、今年は良好な相場環境で脇が甘くなりその悪癖が再発しているきらいがあります。ただ、これらに関してはこのスタイルで13年間を生き抜いてきたわけなので大きく変えるのは難しく、とにかく  自分の欠点を常に強く意識する  ことで対処していこうと思います。

2. 次が、  「PFのサイズが大きすぎて小回りが利かなくなっている」  可能性です。現在PFには470銘柄があり、そこから総合戦闘力の高い珠玉の銘柄を抽出して上位に据えるというのが「みきまる理論」の根幹なのですが、あまりにも数が増えすぎて見逃しがあり、必ずしも効果的な銘柄を選びぬけていない恐れがあります。これに関しては  「PF全銘柄点検」の頻度を上げる  ことで対応して行こうと思っています。

3. 更に2に関連して、  「PFのサイズが大きくなり、思うように主力株を仕込めなくなってきている」  可能性もあります。昔だったらある銘柄を数百万分仕込み、それが倍になればパフォーマンスとしては十分なものが得られたのですが、現在だと超主力で勝負と言うことになると最低でも1000万円、場合によっては数千万円分は仕込む必要があり、私の主戦場である「小型優待バリュー株」ではそれが至難のことがあります。dsan2000さんの言う「池の中のクジラ」になってしまう難しさが確かにあるんですね。これに関してはとにかく  「仕込み期間を長くゆっくり取る」  ことで対応して行こうと思っています。

4. 次に  「そもそも今年の相場は優待族には厳しい」  という可能性です。個人投資家パフォーマンスランキングを見ても、今年は大体優待系の投資家のパフォーマンスはそれほど大したものではありません。 我々優待族の投資手法は本来極めてディフェンシブ であり、相場環境の悪い「潮の引いたとき」にも元気で生き残っていることを主眼に置いています。その意味では今年のような良好な相場環境下では「相場に付いて行ければそれで良い」面があるのです。

 私は数年前から「自分が欲しい優待株だけを無邪気に買い、後は基本ほったらかし。」という「優待パッシブファンド」を本体とは別に運用しています。現在こちらは保有302銘柄、資産総額7000万円程度での巡航で、ベンチマークとしては既に十分なサイズと思いますが、年初来のパフォーマンスは+28.0%と、TOPIXとほぼ同じものになっています。つまり今年の相場では  「優待株であることによる+α」の効果は今までのところほとんど無かった  ということなのです。

 そして一方の「あらゆるリスクを取り、優待株に出来ることの全てを使って最良のパフォーマンスを目指す」、優待アクティブファンドであるみきまるファンドは+36.1%です。つまりベースとなる数字が今年はそもそもあまり良くない(+28.0%)事に加え、自分の努力で積み上げるアクティブ分(例年の目標はTOPIX+20%、今年は現在までのところ+8.1%)も物足りないことの2つの要因が重なって、それでなおパフォーマンスが冴えない、という可能性があるわけです。

 ま、いずれにせよ、

「我々投資家には明日しかない」

わけですし、残りの4ヶ月、更に死力を尽くし、目標達成に向けて頑張ります。超主力群から1つか2つのヒット銘柄が出れば十分達成できるところにはいますし、  PF最上位を更に屈強でエクセレントな銘柄群  に出来るように知恵を絞っていこうと思っています。






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Last updated  Aug 31, 2013 06:06:25 PM


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