みきまるの優待バリュー株日誌

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Apr 19, 2015
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カテゴリ: 優待株について
 さて今日は幕内銘柄概況シリーズです。

30位 2737 トーメンデバイス (東1、9月優待) ◎◎

 PF時価総額30位の幕内銘柄は、韓国サムスン電子の日本国内最大の特約店のトーメンデバイスです。

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 現在の株価は1954円、PBR0.56、株主持分比率37.6%、前期予想PER11.56、配当利回り2.1%(40円)、総合利回り2.8%(40+15=55円、100株優待品は私の独自判断で1500円で換算)で、優待は100株保有で9月株主に食用油詰め合わせセット(5本)

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 500株保有で3000円相当のクオカード

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などです。

 トーメンデバイスは有価証券報告書で確認する限りでは、平成10年(第7期)以降一度も赤字はありませんし、また現在の発行済株式総数である6802000株になった平成17年には1406円であったBPS(1株あたり純資産)が、現在では3554円となるなど地道にしっかりと稼ぎ続けてもいます。更に、

1人あたりの売上高.jpg

 従業員1人あたりの売上高は全上場企業中でトップであり、非常に効率の良い経営をしているとも思います。

 ところで昨年2014年の1月27日に、トヨタグループの商社で2006年にトーメンを合併した8015豊田通商 がTOB(株式公開買付)で7558トーメンエレクトロニクス を完全子会社化することを発表しました。そして現在はトーメンエレクトロニクスは既にめでたく上場廃止となっています。

 そしてトーメンエレクトロニクスとトーメンデバイスは共に豊田通商傘下の兄弟会社の関係になります。(トーメンエレクトロニクスが複数の外国製半導体を取り扱うのに対し、トーメンデバイスは韓国サムスングループ製半導体および電子部品を専門に取り扱っている。) そのため誰でも、「これはトーメンデバイスも2匹目のドジョウになれるかもしれないな。」と思うわけで、株価もたまにそこに思いが及んで跳ねることもあるのですが、

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 過去の経験上は   「狙ってビシッとTOBを獲る。」というのは、「言うは易し、横山やすし。」で、実際には至難の業   です。かのウイリアム・オニールも、「、、、個人投資家は吸収合併される可能性がある企業に投資すべきだろうか? 一般的にすべきではない。、、、 

CAN-SLIM手法 

 で健全な銘柄を買うほうが通常安全である。」と述べています。狙ってTOBを取れたときの快感というのは最高ですが、我々は別に快楽を求めて投資をしているわけではないですし、そこに過剰な期待を抱くべきではないとは思っています。

 その一方で、現在のトーメンデバイスはPBRが大きく1倍を割れていて指標的に極めて安く、トーメンエレクトロニクスの問題が片付いた今、豊田通商側から見ればすぐにでもTOBしたいという経済的なインセンティブは間違いなくあるでしょうし、実際にTOBに踏み切ってくる確率も30~50%程度はあるのではないか?と個人的に考えています。もっと言うと、昨年7558トーメンエレクトロニクスだけが先にTOBされたのはここがトーメンデバイスの第2位株主(159万株、23.5%保有)なので、先に外堀を埋めて完全子会社化し不確定要素を排除しておいて、その後安心して手堅く2段階作戦で今年トーメンデバイスに手をつけてくるつもりなのではないか?という気もしています。(同時に2社をTOBすると価格が上がるリスクがあったのではないか?と推測) 

 そのため私は、

「TOBがあれば30~40%の利益になるだろうからそれで良い。もしもTOBがなければ黙ってそのまま優待MAXの5000株優待品を貰えば良い。これは悪くない、PF最上位の一角として勝負できる魅惑的な投資アイデアだな。」

 と考え、オニール先生の教えに背いて現段階で「優待MAX+α」まで買い増しをしており、実際のここのPF内順位はもう少し上となります。(笑)

 ただ懸念材料としては、TOB価格を押さえ込むために今期の業績予想を異常に保守的に出してきたり、場合によっては更に踏み込んで優待廃止をぶっこんで来る可能性も若干あると考えています。そのため仮にそういった「ネガティブなアクション」が会社側からあったとしても、ここから1年は頑張ってホールド継続の予定です。






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Last updated  Apr 19, 2015 10:46:22 AM
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