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庭に綺麗な花が咲いています。元々の種も良かったし、その生育環境もたまたま偶然に良かったのでしょう。大輪で眩く、色鮮やかで神々しいばかりの輝きです。
でもその一方で美しい花の傍らには雑草も蔓延(はびこ)っています。良くある風景ですね。
ところが、ニコニコしながら自分の大切なお庭を眺めていた庭園主が、突然に「いかれポンチ」で気が触れてしまい、その大輪の花をポキッと折り、その代わりにボーボーの雑草に何かに取り付かれたように熱心に肥料を撒き始めてしまいました。。。。。。
これは完全にクレイジー ですね。まるで鬼畜の所業です。一体彼はどうしてしまったのでしょう?。 突然に自殺願望が目覚め、「ここではない何処か」 へいきなり旅立ちたくなったのでしょうか? 心理面でのカウンセリングが早急に必要な「精神科救急疾患」の危機的な状況ですね。。。。。。
でもこれは遠い国のお話ではありません。 実は私達、投資家自身のこと なのです。
素敵で屈強なポートフォリオ(庭園)を作り上げるには、綺麗なお花(評価益)を守って雑草(評価損)を引き抜くことが大切 なのですが、市場環境が悪くなるとついついその逆をどうしてもやりたくなり、 大切な花を引っこ抜いて雑草に肥料を撒くという暴挙に出てしまう んですね。 含み益のある優良銘柄を売り払い、代わりに不出来の、元々何らかの判断ミスがあったからこそ苦しむことになった含み損たっぷりの極悪銘柄をナンピンして買い増してしまう のです。
そしてその先には 荒廃した「地獄の庭」 が待っています。かつて咲き誇っていた美しい花々は今は無残に刈り取られ、その代わりに雑草が陰鬱に鬱蒼と生い茂ります。 荒んだ庭園に耐え切れなくなった投資家は、心をポキッと折られ、 目を伏せそこから力なく退場していくことになります。。。。。。
市場環境が悪化したら、真っ先にすべきことは雑草を引き抜くこと です。具体的には ポートフォリオで大きな含み損が出ている銘柄を最優先して切る事が大切 なのです。そして たっぷりの含み益のある、美しく咲き誇っている花は我慢して刈り取らず極力死守 するのです。そうしなければ自分だけの「秘密の花園」を守り続けることは出来ないのです。
私はこのような観点から、この数日ポートフォリオの含み損の圧縮に血道を上げていました。
ジェラルド・M・ローブ の「損は切って利益は放っておけ。損失を減らすことは常に正しい。」という金言
を思い起こしながら、この2016年の下落相場を戦っています。
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