みきまるの優待バリュー株日誌

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Apr 13, 2016
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カテゴリ: 株式投資全般

 さて今日は一部のマニアック系の投資家の方々から超絶大好評を戴いております 「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ をお送りします。 第28位は、

バリュー投資アイデアマニュアル

(ジョン・ミハルジェビック著、パンローリング社)

 です。100人を超える世界の名だたる投資家にインタビューを行ってきたバリュー投資の専門家である著者が、その貴重な知見をまとめ、世界のスーパースターたちの様々な投資法を体系的にまとめ上げた極上の一冊です。率直に言って、  「バリュー投資家」を名乗る方は決してこの本を未読であってはならないだろうと思います  ね。

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この本が発売されたのは2014年と割と最近のことです。あまりの面白さに5時間ほどかけて夢中で一気に読み終えた後にすぐに思ったのは、

この本はヤバイな。我々バリュー投資家にとって自らの優位性(エッジ)の源泉となっている、出来れば秘密にしておきたい、知られたくない不都合な真実が系統化され、同時にあまりにも分かりやすく明け透けに解説されている。 

 ということでした。  私がここ数年で新しく読んだ中ではトップ5に入る出色の出来栄え  です。

辛口で知られる監修者の長尾慎太郎氏が、

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本書の読者から多くの成功者が生まれる公算は非常に高い  と激賞しているのは誇張でも何でも無いと思いますし、この本の定価の2800円と言うのはちょっとアンダーバリューで安すぎるのではないか?と感じます。  版元のパンローリング社には元々「本の値段付けがエクストリームにおかしい。」傾向が強くある  のですが、今回はそれが逆に良いほうに働いています。出来れば今すぐに7800円くらいには値上げして頂いて、この素晴らしい本を我々「ジャンキー系のバリュー投資家」だけで独占したいという誘惑に駆られるくらいですね。(笑)

この本が凄いのは、

読むと自分がどのようなバリュー投資手法が好きなのか、そしてどのような手法に適性があるのかと言うことがはっきりと分かること

です。ある意味では  「バリュー投資家にとっての鏡」のような本  なんですね。

 それがどういうことなのか、まずは目次を御覧戴きましょう。

第1章 極めて個人的な取り組み−何を保有したいのか


第2章 グレアム流ディープバリュー(割安株)投資−優雅ではないが利益は上がるしけモク投資戦略


第3章 サム・オブ・ザ・パーツの価値−追加的な資産や隠れ資産がある会社への投資


第4章 グリーンブラットの安くて良い株を見つける魔法の公式


第5章 ジョッキー株−素晴らしい経営陣とともに利益を上げる


第6章 リーダーに続け−スーパー投資家のポートフォリオからチャンスを見つける


第7章 小型株は大きなリターンにつながるか−あまり注目されていない小型株と超小型株で儲ける


第8章 スペシャルシチュエーション戦略−イベントドリブン型の投資チャンスを探す


第9章 スタブ株−レバレッジが高い会社への投資(または投機)


第10章 国際的なバリュー投資−自国以外で価値を探す

 色を変えた第1、2、6、7 章が特に素晴らしい  と思います。



 そして各章は以下のようにシステマティックに構成されています。

・その方法はなぜうまくいくのか


・その方法の利用と誤用


・対象となる株のスクリーニング


・スクリーニングのあとに


・正しい質問をする


・本章のまとめ

 更にそれぞれの章が独立しているため、目次を見て興味を持ったところから効率よく読み進めることが出来るので、 常に勉強で忙しい我々バリュー株投資家にとってはまさにぴったりの1冊 となっています。

それでは次回からは私が最も感銘を受けた、ベストオブベストの章をいくつか見ていきましょう。(続く) 






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Last updated  Apr 13, 2016 05:01:18 PM


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