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さて今日は久々に 2016主力株概況シリーズ
21位 7959 オリバー (名2、10月優待) ◎◎
PF時価総額21位は業務用主体の家具・インテリア大手で、企画から納入・施工まで総合展開しているオリバーです。前回の23位からちんまりと順位を上げて登場しました。
現在の株価は1385円、PBR0.62、株主持分比率は62.2%、今期会社予想PER8.51、配当利回り1.4%(20円)、総合利回り2.0%(20+8=28円、優待券はヤフオク平均落札価格の1枚4000円で換算)で、優待は1000株保有で カタログ掲載商品の50%割引券2枚(割引限度額は1枚100万円、一部商品除く)です。
オリバーのインテリア、特にイスは総合戦闘力の高いアイテムであり全国各地の空港や病院などにさりげなく大量に配置されています。私は以前から特に空港でよくオリバーのイスを見るなあと思っていたのですが、会社IRによると、「最初にセントレア(中部国際空港)に入ってから、全国の空港に次々と納入できるようになった。」とのことでした。
オリバーのイスは非常にスタイリッシュですし、それでいて座り心地も良いですし、素晴らしいと思います。皆様も下の写真を見たら、「あっ、これ座ったことある。」と思われる方も多いのではないでしょうか?
そしてオリバーの実際の業績も、その極上のイスの座り心地の如くこの5年ほどでグングンと良くなっています。具体的に数字で言うと、2010年10月期の1株益が51.8円、それが2011年は65.1円、2012年67.9円、2013年は127.9円、2014年は152.0円、2015年が162.1円となっています。
更に今年も 5月27日に連結中間業績の上方修正を発表 (みきまる注:通期予想は据え置き。オリバーは非常に保守的な会社です。) する等絶好調が続いています。この理由は同じくIRによると、「当社が手掛ける業務用家具の中で、医療と福祉用が特に拡大している。これらは高付加価値型の提案が出来ており利益率が高い。(みきまる注:要は少しだけボッている。) また東京オリンピック関連でホテル(外資)が盛り上がっており、こちらでも頑張っているため。」とのことでした。
それではこのように素晴らしい利益成長を遂げているオリバーの5年チャートはどのようなものだったのでしょうか?順を追って見てみましょう。
見事なまでのヨコヨコ振りが続いていましたね。名証2部という超マイナー市場所属であること、更に1単元が100万円以上という超高額であることの2つが重なり、オリバーは日々の出来高がほとんどありません。そしてこの、
静謐(せいひつ)の流動性
がオリバーの株価上昇を見事に押さえ込んできたのです。
ただ前述の通りオリバーはまずまずの成長力と十分な指標的な割安さを同時に併せ持っている銘柄であり、1200円前後の株価位置は「猛烈に安い」ところでした。多くの投資家が「成長力と割安性」を同時に兼ね備えた銘柄を毎日血眼で捜しているわけですが、ここにその1つの理想的な答えが、静かに誰にも気付かれずに、ひっそりと惰眠を貪るデブ猫の如くグーグーと眠っていたからです。
でも当時の1200円前後のオリバーは流石にあまりも安すぎたのでしょう。前回
した直後に株価が急騰し、その後はその位置を保ってほぼヨコヨコで推移する形となっています。
そしてこの株価推移を見れば、
ことも改めて良く分かります。
オリバーの魅力は市場に全く気付かれていなかった、私がそれを日記で指摘したことがきっかけとなって株価が適正な位置まで上昇した
ことが明白だからです。
ま、いずれにせよ、これからもこの「名証2部の超 実力派」オリバーを愛でながら、厳しい今年の日本株市場を戦っていく所存です。
2021~24PF概況466位、PEGASUS。 Sep 20, 2024
2021~24PF概況465位、デンヨー。 Sep 19, 2024
2024~25主力株概況21位、松本油脂製薬。 Sep 17, 2024