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さて今日は久々に 株式投資本オールタイムベストシリーズ です。
第31位は、千年投資の公理 (パット・ドーシー著、パンローリング社)
です。この本は原題の THE LITTLE BOOK THAT BUILDS WEALTH が示すとおり、 非常に分かりやすく簡潔に文章が紡がれているのが特徴 です。そして その内容も極めて素晴らしいので、 投資初心者の方に強くお勧め したいと思います。また私も含め 長年の投資ジャンキーにとっても改めて「ハッとする」ような鋭い指摘に溢れており、やはり一読の価値がある と思います。ま、一言で言えば 「太鼓判間違いの無い超名著」 ということですね。
さてこの本を貫く基本的なテーマとなっているのは、
経済的な堀(economic moat)
という概念です。大きな堀を持つ企業が長年に渡って平均以上の利益を生み出してきたこと、堀の無い企業の多くがいずれ株主に価値をもたらさなくなることを、豊富な実例を元として分かりやすく説得力を持って教えてくれます。
今日は総論としてまず目次を見ておきましょう。
全体が素晴らしい出来ですが、 特に9章の堀を探す、10章のビックボス、14章のいつ売るかが良い と思います。
それでは次回から、この本のベストオブベストの大トロの濃厚な部分を一緒に味わって行きましょう。(続く)
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