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さて今日は当ブログ一番人気の 2019主力株概況シリーズ です。
10位 7932 ニッピ (東JQS、3月優待) ◎◎◎
PF時価総額10位の主力株は、旧大倉財閥グループの名門企業で、ゼラチン、コラーゲン、化粧品等に展開し、最近はiPS細胞開発も手掛けているニッピです。鬼買い増しによって2018年の32位から大きく順位を上げ、ついに「ニッピ史上初のPFトップ10入り」を果たしてここで登場してきました。
現在の株価は3720円、時価総額107億円、PBR0.39、自己資本比率は39.9%、今期予想PER11.89、配当利回り1.3%(50円)、総合利回り2.7%(50+50=100円、優待品はヤフオク平均落札価格の5000円で計算)で、優待は100株保有で自社商品である「ニッピコラーゲン100」110グラム×3袋です。良くテレビのBSでCMを見かけますね。私は見るたびに「ニッピ、頑張れー。」と思います。(笑)
ちなみに私はニッピコラーゲンをコーヒーに入れて飲んでいます。特に味に変化もなく、入っているのか全く分からないくらいに飲みやすいです。自分に効果が出ているのかはちょっと良く分からないですが、昨年2018年1月に本格的な筋トレを始め、これまでに250回くらいトレーニングをして特に体に大きなトラブルを起こさなかったので、個人的には「全てニッピコラーゲンのおかげ。」と深く感謝しております。(笑)
さてニッピの良さというのは、バリュー系の投資家の方なら誰でも茫漠と本能的に感じていると思うのですが、一言でいうと、
指標的に滅茶苦茶安いのに、人気化しそうなカタリスト(株価上昇の起爆剤)が豊富にあって、まるでダイヤモンドの原石みたいにキラキラキラキラと輝いている。
という事です。
今日はその魅力を箇条書きで分かりやすくまとめてみます。大きく4つあります。
1. ニッピは元々低PBRだが、東京都及び大阪府において保有する土地の膨大な含み益を考えると 実質的なPBRが更に驚異的に低い
こと。賃貸等不動産の含み益は126億円もあり、時価総額が107億円ととても小さいことも併せ、「資産バリュー株」としての割安さと言う観点から見て「全上場企業中でトップ」のレベルにあること。
(上記データは2019年3月期有価証券報告書64ページより引用)
ちなみにしばらく前の四季報オンラインに、
含み益を考慮した実質PBRランキング100
という素晴らしい記事があったのですが、ニッピは実質PBR0.26で2位でランクインしていました。
(上記データは四季報オンラインより引用)
2. 1で述べた内の大阪府浪速区の賃貸用不動産は、長年暫定措置として「タイムズ難波中央」という名前の平面の時間貸し駐車場になっていたのですが、 10月1日
ここの北側約半分の土地に、地上34階、客室数515室、フィッ トネスセンター、多彩なレストランと宴会施設等を整備し、世界13か国での豊富な実績を持つタイの 「センタラ・ホテル&リゾート」
が日本初進出となるハイエンドホテルをオープンする 計画
が明らかになったこと。そしてホテルのオープン後にはニッピに入ってくる賃料の大幅アップが期待できること。
(上記データはニッピ及び大成建設ホームページより引用)
さてこのニッピが持つ土地の場所ですが、上述の通り「なんばパークス」の南側でかつ道路を挟んで真横という立地の良さで、更に敷地面積が約9000平米とかなりの広さがあることから、「複合型の超高層ビルが建つのではないか?」 と、一部の「都市再開発系ブロガー」の方々の間で2019年初頭からホットな話題になっていました。
というのも、駐車場内で2018年12月から複数回に渡ってボーリング調査が行われており、その様子からかなりの大規模開発なのではないか?という期待が高まっていたのです。
そのため私は極秘で2019年7月に実際にこの土地を視察に行っていました。今日はその時の写真を何枚か貼っておきます。
実際に見ると滅茶苦茶広いです。「うわぁ、ニッピ、凄くいい所にエグイくらいに広い土地持ってるんだな。」と背骨がバキバキに折れるくらいにはのけ反りました。IRの方が「陽だまりでまどろむ、とても優しい性格のデブ猫」の如くに、いつもゆったり・おっとり・まったりとしていらっしゃる理由が100%腹に落ちました。「途轍もなく余裕のある企業」なんですね。♬
日本の中でもこれだけの立地&ピュアな更地の超一等地は中々無いと思いますし、「 大倉財閥
直系&おっとり癒し系の名門企業」が持つ底力に、正直に言って身震いしました。
3. 7932ニッピと紳士靴製造の 7938リーガルコーポレーション
はお互いが筆頭株主にもなっている兄弟会社なのだが、前述の通りの膨大かつ含み益たっぷりの不動産の効率的な利用や、複雑な株式の相互保有関係の解消を目的とした MBOの可能性がある
こと。 マーケットでは「極端な実質低PBRは、MBOやTOBを誘発する」。
これは株式市場の永遠不変の真理の一つである。
4. ニッピには バイオ関連銘柄としての確かな実力
があり、たまにマーケットがそこに着目して株価が急騰することがあること。
(上記データは会社ホームページより引用)
ちなみにニッピの持分法適用関連会社の
マトリクソーム (所有割合25.8%)
は、再生医療の成否の鍵を握る技術を開発しており、大きな潜在ポテンシャルがあります。
(上記データは2019年3月期有価証券報告書7ページより引用)
以上、指標的に超割安なのに、同時に鋭いカウンター攻撃能力をも兼ね備えた、潜在ポテンシャル抜群の「地味株ニッピ」を、PF最上位の一角として愛でながら、楽しくご機嫌で戦っていく所存です。
2019主力株概況シリーズ 免責事項
2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
2021~24PF概況466位、PEGASUS。 Sep 20, 2024
2021~24PF概況465位、デンヨー。 Sep 19, 2024
2024~25主力株概況21位、松本油脂製薬。 Sep 17, 2024