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2007.11.01
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カテゴリ: Travel
ナポリでは当然(?)、Pizzaを食べたのだが、そのときに驚いたのは、「東京で食べるのと変わらない」ということだ。東京にはナポリの「真のナポリピッツァ協会(Associazione Verace Pizza Napoletana)」の認定する「真のナポリピッツァVera Pizza Napoletana」の看板を掲げた店がかなりある。以前はとても少なかったのだが、最近はだいぶ増えた。そうした店で食べるのと、本当に、ほとんど変わらなかった。あえて言えば、日本で食べるナポリピッツァのほうが「多少」湿気た感じがするかどうか、ということろか。

ピッツァには生地が厚いのと薄いのの2種類があり、日本では、それぞれナポリ風、ローマ風(あるいはミラノ風というところもある)と呼び分けている。ピッツァの王道は「小麦の味を味わうこと」だから、その意味ではやはりナポリ風ピッツァこそが正統なピッツァだとナポリの人は胸を張る。

しかし、東京という街はすごい。イタリア以外でもっともおいしいイタリア料理が食べられるのは日本だと言っていたイタリア人がいたが、さもありなん。たとえばドイツとイタリアは地理的には近いが、ドイツのスパゲッティはだいたい茹ですぎのぐにゃぐにゃだ。フランスではあまりスパゲッティは見たことがない。フランス人は「パスタをナイフで切って食べる」という噂を聞いたが、一度イタリアで、本当にスパゲッティをナイフで切ってるフランス人を見て、たまげた。日本でスパゲッティを食べるのに、フォークのほかにスプーンを使う人がいるのは、かなり奇異に見えるが、それだってナイフで切って食べるフランス人よりはマシだろう。

日比谷にペニンシュラがオープンした話はすでに書いたが、その横には実はミラノにある「コヴァ」というカフェが進出している。

カフェコバ

コヴァのある通りは街路樹に石畳が美しく、まったくそこだけヨーロッパの雰囲気だ。店の外にも席があるが、中はコットンの二重のクロスがテーブルにかかり、絨毯が敷き詰められ、本当に北イタリアの伝統あるカフェの雰囲気そのもの。「席について飲んだ場合」と「立ち飲みの場合」で値段が分けてあるのも完全にイタリア方式だ。ただ、立ち飲みしてる人はほとんど見たことがない。それがイタリアと違うところか。店にはジャンドゥイオッティのチョコレートも売られている。エスプレッソもイタリアの苦味の深いおいしさそのもので、Mizumizuはときどき、クルマで1時間かけて、エスプレッソとプチケーキを味わいに来る。

プチシュー

写真では普通のシュークリームのように見えるかもしれないが、実はプチシュー。右のカップがエスプレッソ用の小さいサイズだから見比べると納得できると思う。左の少し大きいカップはダブルのエスプレッソ。このカップは、スカラ座とカフェ・コヴァのある昔のミラノの街角の風景が絵付けされたジノリのオリジナルだ。ちなみに現在のコヴァはモンテナポレオーネ通りにある。

プチシューというと、ミラノよりもMizumizuはトリノを思い出す。トリノはカフェの故郷ともいえる街で、重厚な内装にクラシカルなシャンデリアの下がった、見るからに高級そうなカフェがたくさんある。そして、カフェには必ずといっていいほど、プチケーキが並んでいる。日比谷のコヴァは東京にいながらにして、そうした北イタリアの都市のしゃれた空間にトリップさせてくれる。残念なのはスプレムータ(生ジュース)がないこと。生のオレンジをしぼったスムレムータを日本でも出してくれないかな。

日比谷のコヴァには明らかにイタリア人とおぼしきバリスタがいるのだが、口を利いたことがない。目が合いかけても向こうがすぐに視線をはずす。イタリアでは、目が合うとみなだいたい笑って挨拶をする。日本では、目が合ったとたん「こんにちは」などとニッコリするのは嫌がられるから、日本に来たイタリア人が挨拶しなくなる(というか、目を合わそうとしなくなる)のは「郷に入っては郷に従え」なのかな、と思う。心なしか日本で働いているイタリア人はとても緊張しているように見える。まあ、誰にとっても文化や習慣の違う外国で働くのは大変だろうけれど。

さて、ナポリで2泊した後は、船でソレント半島に上陸する計画だった。

ホテルを出て、ソレント方面の船着場は左。だがホテルの目の前からタクシーに乗ったら、右側通行だから逆方面に走り、かなり走ってから、グルッとまわって別の道から行った。距離的にはすぐ近くなのに、またもなんとなく遠回り。8.8ユーロだった。船はナポリからソレントまでで7ユーロ。

船着場の窓口で切符売りのオヤジがすましてお釣をごまかそうとした。当然、すぐに「違う」と指摘する。通貨がリラの時代はゼロがやたら並んでいて、外国人にはかなりわかりにくかったから、お釣ごまかしもわりあい簡単だったかもしれない。ユーロになってごまかしにくくなった。さぞや残念だろう。イタリアの「窓口の人間」を信用してはいけない。窓口の人間が一番お釣をごまかすかもしれない。

カプリでは、ケーブルカーの窓口で往復の金額を出して片道切符を売られたことがある。ケーブルカーに乗ったところで気づいたから、後の祭りだった。ごまかす人間は、すぐ「次!」などと言ってどかせようとするから、なおさら注意。お釣ともらった切符が正しいかどうかを確認し終わるまでは、その場を離れないこと。日本人はすぐに後ろで待っている人のことを気にするが、ヨーロッパで順番を待って「自分が窓口に立つ」権利を得た人間が、そうした配慮をする姿はほとんど見たことがない。ある人が得た権利をその人が完全に行使し終わるまでは、後ろの別の人が待つべきなのだ。そうした暗黙のルールも日本とは少し違う。

実際、ヨーロッパの人は忍耐強く後ろで自分の順番を待っている。「早くしろよ!」みたいにイライラして先にいる人間をなじるなんて光景はあまり見た記憶がない。日本では、券売機の前で不慣れな老人が戸惑っていても、後ろから怒鳴りつけるような思いやりのない人間も多いけれど。ヨーロッパでは、急ぐ場合は、先にしてくれないか、と交渉してる人は見たことがある。それに、おとなしそうな人間の前に勝手に割り込む人間も(笑)。もちろんその場で割り込んだ人間に「抗議」しなければ、順番を譲ったことになってしまうのは言うまでもない。





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最終更新日  2007.11.04 05:14:06
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