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2007.11.08
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カテゴリ: Travel
ローマに着いたのが19時ちょっと前。ホテルはテルミニ駅至近のHotel Gioberti(アップルを通して予約して当時ツインで16200円だった)。友人との約束は19時半。テルミニ駅からはちょっと離れた、ナヴォーナ広場に近い Myosotis というレストランを予約してある。今日会う友人の中にはローマで大学の先生をしている女性がいて、彼女とはこれまで何度かローマで食事をしているのだが、彼女推薦の店はいつも、どうもMizumizuには塩が強すぎる。なので、今回は不肖Mizumizuがレストランを指定させてもらった。

ホテルの部屋に入っていたら時間に間に合いそうもない。そこで、チェックインの手続きだけして、荷物をフロント(といってもHotel Giobertiの荷物保管場所はフロントを半階のぼったところにある)に預けてすぐに出発した。テルミニ駅からタクシーに乗ろうと、タクシー売り場に向かった。すると、目つきの悪い男が近寄ってきて、「ローマ中心まで。メルセデスでたった30ユーロだよ」などと下手くそな英語で話しかけ、半ば強引にドアのあいたタクシーのほうへ誘導しようとした。

「高すぎるじゃん」
イタリア語ではき捨てて、どんどん先へ進む。目つきの悪い男は、半ば脅すように「メルセデスだから。値段は全部どこのタクシーも同じだよ」とスゴんでみせる。
無視して、正規タクシーの乗り場へ。目つきの悪い男は、正規タクシーの乗り場までは来なかった。
正規の(ちょっとボロい)タクシーに乗り込む。Myosotisの住所とだいたいの場所に印をつけた地図をわたす。
「このレストランのそばまで行って。ナヴォーナ広場の近く」

運ちゃんはわりと若い。そして、都会的に無愛想だ。地図を見て、すぐに発進。白タクのことを話しかけたのだが、ほとんど関心を示さないので途中でやめた。
「ラジオ聴いてるから」
なんて、話しかけられると迷惑といった口ぶりだ(苦笑)。自分は(一応)正規のタクシー運転手だろうに、すぐそばで白タクが営業してるのが気にならないのだろうか? 法外な値段をふっかける雲助がいたらローマのタクシー全体の評判が落ちるだろうし、正規のタクシー運転手にとっては一種の営業妨害だと思うのだが… よくわからない。

南イタリアの愛嬌のある運ちゃんとはえらい違いだなあ。まあちゃんと連れて行ってくれれば、ラジオ聴こうが音楽聴こうがいいけど。

途中で、
「クソッ!」
などと怒るので、
「えっ?」
と聞き返したら、また
「いや、(ラジオの)DJがちょっと…」
だって(再苦笑)。完全にラジオの世界に入ってる。だが、仕事はいたってマトモだった。グルグル回ることもなく、最短距離でナヴォーナ広場へ。しかも、このレストラン、路地裏のわかりにくい場所にあるにもかかわらず、クルマが入れる限り近くまで行ってくれた。
しかし、態度は変。停めたところで、無言のままボーッと窓の外を指差す。そっちの方向だといいたいらしい。11ユーロ。とりあえず、お礼を言ってタクシーをおりた。運ちゃんは、「どういたしまして」とも言わずにブロロロ… と去っていった。イタリア人で「ありがとう」と言って「どういたしまして」と答えない人は実は珍しい。ま、ラジオ聴いてるしね(再々苦笑)。

レストランはすぐに見つかった。
友人はまだ着いていない。しばらくしてレストランに入ってきて、
「7時ごろホテルに電話したときは、まだ着いてないって言われたのに、どうしてもうここにいるの?」
と、目を丸くされた。そりゃね、日本人ですから。時間には(ときにイタリア人にとっては迷惑なぐらい)正確なのですよ。

Myosotisの味は十分に満足のいくものだった。家庭料理に近い、やさしく繊細な味。アンティパストにMizumizuが「カプレーゼ」を頼んだら、イタリア人の友人におもしろがられた。「私たちはレストランでカプレーゼは食べないな」。さもありなん。モッツァレッラ、バジリコ、トマトを切って並べるだけだから、わざわざ外では食べないだろう。

Mizumizuの連れが、プリモに頼んだチェリートマトとバジリコの自家製ストラッチも家庭的で美味しかった。ストラッチとは薄くのばしたパスタを布のように四角く切り分けたもの。メニューをチェックしたら、今でもこの料理はあるようだ。アンティパストには ブッラータ の名前も見える。イタリア人には「レストランでブッラータは食べないな」と言われそうだが、日本人旅行者にはお薦め。南イタリア、プーリア州のこのクリーミーなフレッシュチーズはぜひ味わってほしい。ただ量が多いかもしれないので、1人だと食べきれない恐れあり。カンパーニャ州の水牛のモッツァレッラもそうだが、おいしいとはいえ、1人ではそんなに量を食べられるものでもない。

イタリア人の友人もドルチェまで注文し、和気藹々。かなり遅くなって、バスでテルミニに戻った。タバッキ(バスの切符を売っているタバコ屋)はすでに全部閉まっており、切符が買えなかったので、仕方なくタダ乗り。「イタリア語できないって言えば~」などとイタリア人の友人が適当なアドバイス(笑)。夜遅かったので検査官は乗ってこなかった。

こうしてイタリア最後の夜も終わり、翌日日本へ。サレルノからローマまでのICの料金は25.3ユーロだったのに、それに比べるとローマから空港までの直通は17.6ユーロとえらく高い。ヨーロッパはすでに観光客からは徹底的に「いただく」戦略にシフトしている。

<これにてバカンスの旅行ネタはいったん終わりです。まだまだ、シチリア編、ガルガーノ半島編などあります。後日アップしますので、お楽しみに!?>





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最終更新日  2007.11.08 00:39:59
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