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手塚治虫

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2024.01.29
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カテゴリ: 手塚治虫


漫画の神様のエントリーを続けていたら、タイムリーにも、「少女漫画の神様」萩尾望都が アングレーム国際漫画祭にて特別栄誉賞(Fauve d’honneur)を受賞したとのニュースが入ってきた。

https://natalie.mu/comic/news/558883

萩尾は「漫画に出会うことで私の人生は豊かになり、美しくなり、寛容になりました。この表現の分野が存在すること、読者や編集者、多くの方が支えてくださることに、感謝いたします」とコメント。アングレーム国際漫画祭では、過去につげ義春、浦沢直樹、池上遼一、伊藤潤二、真島ヒロらが特別栄誉賞を受賞している。


正直、「今になって?」という気がしないでもないが、手塚治虫の初期作品「地底国の怪人(1948年)」英語版が2014年にアイズナー賞 国際アジア賞を獲ったということもある。これなどは 翻訳編集解説を担当した ライアン・ホームバーグ氏への評価でもあるから、萩尾望都のフランスでの受賞には、同じような 背景があるんだろうと想像する。

手塚治虫もそうだが、萩尾望都も作品発表時には必ずしもアンケートでトップを取るというような作家ではなかった。だが、トップを取った漫画の多くが時間がたてば忘れ去られるのとは対照的に、時の経過とともに、「萩尾望都、やっぱり凄いよな。天才」という評価が高まった稀有な存在ではないかと思う。

手塚治虫逝去時に発行された朝日ジャーナルの「手塚治虫の世界」で巻頭カラーを飾っているのが萩尾望都の追悼漫画なのだが、その中に「手塚漫画のコマのリズムやメロディ感は先生の音楽好きからきているのかもしれない」という言葉がある。


【中古】カルチャー雑誌 ≪諸芸・娯楽≫ 朝日ジャーナル1989/4/20 臨時増刊 手塚治虫の世界

この「コマのリズム」「メロディ感」は萩尾望都作品にもぴったり当てはまる。

手塚漫画の、主に長編の、ストーリー展開の巧みさを一番に受け継いだのが里中満智子なら、こちらの想像力を刺激するファンタスティックなセリフを含んだ、音楽的なコマ運びを受け継ぎ、独自に進化させたのが萩尾望都だといえるだろう。

萩尾望都は、Mizumizuが少女漫画で唯一、豪華本を購入した作家でもある。買ったのは、「ポーの一族 プレミアムエディション」。大判なので、当時の夢幻的な萩尾タッチがかなり忠実に再現されている(やはり、漫画は小さくしてはダメ)。

「トーマの心臓」「11人いる!」「残酷な神が支配する」を挙げる人もいるだろうけれど、Mizumizuにとっての萩尾望都最高傑作、および少女漫画の金字塔は、
「ポーの一族」。


『ポーの一族 プレミアムエディション』上巻 (書籍扱いコミックス単行本) [ 萩尾望都 ]
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最終更新日  2024.01.29 19:46:44


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