りらっくママの日々

りらっくママの日々

2009年05月09日
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カテゴリ: オレとボク
今日UPした日記

今日の日記 (上階から水漏れ!)

「アイツとボク27」



カリナも同じように忙しくなった。

それでも、お互い、どんなことがあったか、電話をしたし、
週末は、その話で盛り上がった。

カリナは同期や、部署の人たちとの飲み会が頻繁にあるようだったし、
ボクもそれは同じだった。
新しい顔ぶれに慣れること、仕事に慣れることに必死だったけど、
それが楽しくもあった。

ボクに割り当てられた仕事は、園に行き、
自社のソフトの説明やサポートをすること。
最初のうちは、何軒かを先輩といっしょに回って、
名刺を渡し、
そのうち、ボク一人で行けるようになった。

パソコンに慣れていない、園長先生には、
幼稚園の大変さを訴えられて、
延々茶のみ友達のようにさせられるところもあった。

中には、遠くから来てくれるから…と、
お小遣いをくれる先生もいて、
ボクは恐縮しまくりだった。


カリナは電話での案内業務。
先輩に叱られてばかりで、ヘコむと言っていた。

ボクらは、お互いを励ましあって、
何とか新入社員のつらさを発散させていた。

心配していた、カリナの職場は、
あまり男性がいない部署になったようでホッとした。

GW、ボクとカリナはドライブに出かけた。

「アオヤンって、運転結構上手なんだね。
私、ペーパーだから、感心しちゃう!」

カリナははしゃいでいた。
最近のHIT曲に合わせて、歌を口ずさんでいた。

「高三の春に取ったからね。もう4年は運転してるかな。」

ボクはそう言いながら、
初めて運転した頃に乗せた、フジサワさんのことを思い出した。

あの頃、ボクの危なっかしい運転にフジサワさんが付き合ってくれて、
こうしてドライブに行ったっけ。

今はもう、懐かしい思い出だ。
彼女と付き合えて、本当に良かったと思う。

別れた後は、カリナにもフラれて、
淋しくて、何度も連絡を取りたくなって、
自分を抑えたっけ。

彼女はどうしているだろう?
幸せに過ごしてるといいけど…

一瞬、フジサワさんとの出来事が蘇った。
そして、ボクの中でゆっくりと消えていった。


目的地は動物園だった。
動物園に来るのなんて、何年ぶりだろう。
GWだから、人でいっぱいだった。
パンダなんて、並んで通過しに行っただけって感じだった。

人混みに酔ってしまって、
ボクらは休む。
ライオンが見れると言うバスも、かなり並んでいた。
ちょっとしたハイキングみたいに、
ボクらは閉園まで歩きまわった。

親子連れがたくさん来ていた。
前を見ていない小さい子供が走ってきて、ボクの足にぶつかった。

「あ、ごめんね!気をつけてね。」
ボクが言うと、男の子はボーっとした顔をしてボクを見上げ、
いきなり親の方へ走って行った。

「アオヤンって子供好きなの?」
カリナが言った。

「う~ん、実は、そんなに好きじゃない。嫌いでもないけど。」

「え?そうなの?子供好きそうなのに、意外!」

「末っ子だからかな。
小さい子と過ごすこと、あまりなかったんだよ。
だから、どう対応していいか、わからなそうだと思って。
それが女の子だと思うと、恐怖だね。」

「ふ~ん、でも、そうだね。
育てるとなると、カワイイだけじゃないかもしれないもんね。
私は逆よ。
弟のめんどう見たり、
イトコとか、小さい子の世話ばっかりしてたから、
現実的に大変だと思うわ。」

ボクはちょっと笑った。

「何?どうしたの?」

「いや、女の子ってみんな子供が好きなのかと思ってた。
ほら、将来の夢は保母さん…って子多いじゃない?
小学校の卒業文集とかで。
お嫁さんとか。」

「う~ん、カワイイと思うよ。
でも、出産の話とか聞くと怖そうなんだも~ん!
卵で産みたいなぁ!」

「そうなの?
じゃあ、産んでくれないんだ?」

「え?」

カリナが黙った。

「何~?もう一回言ってよ!」

「何だっけ?忘れたよ。」

「ねえ!アオヤン!もう一回聞きたい~!」

カリナがボクのシャツをひっぱる。
ボクはカリナの耳元でささやく。

「その前に、子供いっしょに作ってよ。」

カリナがビックリして、ボクの体を叩く。
ボクが笑う。

「もう~!アオヤンって、エッチだね!そういうこと言う人だと思わなかったよ!」

「男はみんなスケベだよ~!」
ボクはキリンがいる方へ軽く走って逃げる。

だって、正直言って、カリナを抱いたことないんだもの。
カリナはキス以上のことは、許してくれなかった。

誰とも付き合ってない時は、何とも思わなかったのに、
最近は、もう、カリナを抱きたくて抱きたくて、
会うと、そればかり考えてしまうようになった。

正直困っている。


夕食を食べて、帰りの車の中で聞いてみた。
「今日、まだいっしょにいられる?…行っちゃダメ?」

「いられるけど…。どこに?」

「カリナと、もっといっしょにいたいんだけど。」

ボクは赤信号だったので、片手でカリナの手を握ってみた。
最近のボクはかなり大胆になっている。

カリナの手を握ったまま運転する。
ホテル街の看板が見えた。

カリナはずっと黙っていた。

今日も無理かな…。
ボクがそう思った時に、カリナが言った。

「うん…。いいよ。」



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最終更新日  2010年03月27日 16時28分21秒
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