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「前提+未来への質問」クリックお願いします!言葉の力の6回目、「あなたの夢はなんですか?」についてです。この質問には、ミルトンモデル(催眠言語)でいうところの「前提」が使われています。そうです。「あなたの夢は何ですか?」あなたの中に、「夢」があることを前提にしています。本当は、私には、あなたの中に「夢」があるかどうかは解からないのです。あえて、「夢」の存在を前提する質問をすることによって、例えば、Aさんの脳は、深層部にある記憶、「ああ、そう言えば、夢あったな~~!」(最近、忘れていた記憶)と探しに行って、意識化することができます。夢を意識化することで、Aさんの意識、気持ち、気分が変わります。しかし、Aさんに、「あなたの夢は何ですか?」と聞いたとき、もしも、Aさんに、「夢は有りません」(きっぱり)と言われたとしたら、あなたは、次にどう対応しますか?1、夢ないんですか? まだ若いんだから(人生まだこれからなんだから)夢ぐらい持たないと!! 2、夢ないんですか? どうしてないんですか? 何時から夢ないんですか? それは、・・・・3、夢ないんですか? そうですか。・・・・(二人して落ち込む・・・)さあ、あなたならどう答えますか?このような場合、様ざまな対応の仕方があると思いますが、私だったら、という一つの方法です。先ず、「夢ないんですね。」(夢のないことにペーシングします)次に、「それでは、もしもですね。もしも、神様が居たとして、その神様が、あなたのどんな夢でも、一つだけ叶えてあげる、と言ったとしたら・・・、そうしたら、どんなことをお願いしますか?」などと質問してみます。ビジネスマンだったとしたら、この「神様」の代わりに、「社長」を持ってきても良いし、前置きとして、「一つゲームをしてみましょう」などと言ってみても良いかも知れません。この質問は、アズ・イフ・フレームという未来への質問です。前に障害や困難、後ろのストッパー、お荷物が重すぎて、前に進めない、気力がでない、というときに、とっても、パワフルな質問です。「前提」を持った質問 + 未来への質問 = とってもパワフルな質問のセットです。「前提+未来への質問」クリックお願いします!
2006.04.30
「ミルトン・エリクソン」クリックお願いします!昨日、NLP実践応用研究会が、NLP研究所の麹町セミナールームで開催されました。今回の講演者は、前回好評だった村田修二さん、前回は、NLPに多大な影響を与えたグレゴリー・ベイトソン、今回は、「ミルトン・エリクソンの伝えたかったこと」というテーマでした。参加者は46名、NLP研究所の卒業生、マスター受講生だけの限定された研究会ということで、だいたい2ヶ月に1回のペースで、今回が6回目の開催でした。講演の内容は、M・エリクソンがNLPに与えた影響ということで、そのものずばりの「ミルトンモデル」(催眠言語)6ステップリフレーミング(したくない行動や症状をなくす)V-Kディソシエーション(フォビアプロセスの原型になったもの)リインプリンティング(過去の記憶を再構成する)ペース&リードなどがあるそうです。研究会は、M・エリクソンの生い立ちや生涯について30分ぐらい紹介がありました。その後、ミルトンの治療哲学、1、ひとりひとりは違っている2、すべてはリソースである3、無意識への信頼という3点に絞っての説明がありました。そして、エリクソンの技法として、1、トランジション(移行法)、許容2、前提、選択の幻想3、引用、埋め込まれた質問や指示、ちりばめ法、ノンバーバルなマーキング4、エンプティワード、あいまいさ5、メタファ、アネクドート、象徴的な行動処方の5つに分類しての説明がありました。とっても勉強になった、楽しい2時間でした。これかで、NLP研究所の卒業生、マスター受講生に限定していた研究会ですが、5月20日(土)夜の開催から、NLPのプラクティショナー(認定済み)以上の人なら、どなたでも参加できる研究会としてオープンになります。その第1弾として、NLP研究所のトレーナーであり、『NLP理論』の著者でもある千葉英介トレーナーが講演者として、NLPとビジネス、コミュニケーションというテーマ(仮題)でお話されることになりました。詳しい時間、テーマ、会場はまたご案内します。お楽しみに!!「ミルトン・エリクソン」クリックお願いします!
2006.04.29
「誉める」クリックお願いします!言葉の力の5回目、今回は「誉める」言葉です。「素晴らしい!」「凄い!」「さすが!」「安心して見ていられる」「助かった」「良いね~」「ありがとう」などなど、沢山の「誉める」言葉があるでしょう。皆さんは、どんな言葉を使っていますか?「誉め言葉」が人に及ぼす影響についての研究があります。バージニア州の大学の心理学の授業で、24人の男子学生が「誉め言葉」を使って、女子学生の服装を変えることができるかどうかを試した実験です。男子学生は、しばらくの間、学内で青い服を着た全ての女子学生を誉めた。すると、青い服を着た女子学生の割合が、全体の25%から38%に増えた。今度は、赤い服を着た全ての女子学生を誉めた。すると、赤い服を着た女子学生が全体の11%から22%に倍増した。この結果、ある行動を誉めると、その行動が強化されることを示している。(「心をつかむ技術」から)「誉める」言葉は人に大きな影響を及ぼします。コーチングでは、「誉める」言葉も含めて、「承認」と云います。人は、人から承認されると安心します。その場に居て良いんだ。この行動をとって良いんだという確認ができます。好ましい言動を強化したい場合、誉める、承認するというのは、とても効果的です。「行動療法」という臨床心理学のある本には、その望ましい言動を起したら、1分以内に「誉める」「承認する」ことがより望ましいと述べられています。では、1時間後、或いは1日後では駄目かと言うと、そうではありません。効果的な場合もあるでしょう。同じ誉める、承認するなら、その言動の直後の方が望ましい、ということです。さあ、あなたは、普段どんな誉め言葉をどんなタイミングで使っていますか。「誉める」クリックお願いします!
2006.04.28
「コーチング広場1周年」クリックお願いします!今回は、昨日4月26日(水)に開催された「コーチング広場」のことです。「コーチング広場」は、私が5人のコーチ仲間と一緒に主催するコーチングの自主勉強会で、毎月1回、月末の水曜日ないし木曜日に、川崎駅から徒歩2~3分のところにあるミューザ川崎の4F研修室で開催しています。今月の4月の開催で、始めてからちょうど1年になりました。最初、3人で始めて、そのときは、始める以上、1年は続けるということだけ決めて始めました。最初、なかなか参加者が集まらず、友達、知り合いにメールして来てもらったことを思い出しました。初回、21名の参加でしたが、先ず、最初の1名が来て頂いて、一人ひとり増えていったときの嬉しさ、ホッとした安心感は今でもよく覚えています。1年前に立てた目標を実現できたことを喜びたいと思います。さて、今回4月のコーチング広場も32名の参加でした。ここのところ、毎回30名~40名の参加で賑やかに開催できています。これも、多くの皆さんがご参加、ご協力してくださっている結果だと思います。本当に、ありがとうございます。その1周年の感謝を込めての記念セミナーを5月31日(水)に19時~21時30分まで、ミューザ川崎で開催します。講師は、神奈川チャプターの代表である国際コーチ連盟マスターコーチの吉田典生コーチです。具体的な事例を沢山盛り込んだ有意義で楽しい2時間半になると思います。是非、沢山の方の申込みをお待ちしております。それから、毎年開催されている神奈川チャプター主催の耐久ロールプレイ大会が今年は、7月15日(土)10時~17時まで、ミューザ川崎で開催されます。今回、コーチング広場のスタッフで運営してほしい、という要請があり、コーチング広場流の「耐久ロールプレイ大会」を開催することになりました。今、企画を練っている最中ですが、「楽しく役に立ち学びがある」というスタンスは、コーチング広場と同じです。今年も、これからの1年、益々「楽しく役に立ち学びのある」コーチング広場にしていきます。益々のご支援、ご参加・ご協力をお願いいたします。「コーチング広場1周年」クリックお願いします!
2006.04.27
「ラポールを深化するフレーズ」クリックお願いします!言葉の力の4回目です。今回は、ラポール(信頼関係)を深める言葉についてです。ラポールとは、フランス語で「橋を架ける」という意味です。コミュニケーションにおいての意味合いとしては、人と人との間に、言葉や信頼、心のキャッチボールができる橋を架けるというような意味合いなのでしょうか。さて、このラポール(信頼関係)ラポールが架かっているから、安心して深い話ができるのか?逆に、深い話ができたから、ラポールができるのか?どっちが先だと思いますか?鶏が先か? タマゴが先か? というお話ですね。たぶん、「どっとも有り」という気がします。ラポールが深くなってきたから、深い話も安心してできた。深い話なので、勇気を出して話したら、ちゃんと受け止めてもらえたので、ラポールが深まった。どちらも「有り」でしょう。さて、では、コーチングやその他のコミュニケーションの際に、相手に深い話をしてもらって、ラポールを深める方法はあるのでしょうか?相手の方が、何か話し辛そう、奥歯にモノが挟まったような言い方をしていたら、何か言いたいことがあるけど、なかなか言えないのだな~、っと察知します。察知できる、ということが前提になりますが、そのとき、空かさず、こう言います。「無理に言う必要はないけど、言えることは言ってくださいね。」(優しく、相手の言い辛い気持ちを想像しながら言います)そうですね。「無理に言う必要はないけど、・・・」相手の方の言い辛い気持ち、深いラポールが架かっていないという状況にペーシングするのです。相手のペースに合わせることになります。ペーシングされると、「この人は、私の気持ちを解かってくれる」と感じられて、ラポールが深くなります。そして、「・・・言えることは言ってくださいね。」この部分がリーディングになっています。話をすることを促しています。そして、話始めると、深くなった話も受け止められている、という感触を掴むと話せないな~~、と思っていた話も、話しても大丈夫! と感じられるようになり、話してもらえる可能性が高まります。このフレーズ、コーチングでも、日常のコミュニケーションでの使えるパワフルなフレーズです。「ラポールを深化するフレーズ」クリックお願いします!
2006.04.26
「できれば、必ず」クリックお願いします!言葉の力の3回目、今日は「ちょっと」「少し」「できれば」という言葉のクセについてです。皆さんの回りで、この「ちょっと」「少し」「できれば」という枕詞を決まり文句のように使っている人はいませんか?私の周りにはけっこういます。そういう私自身が、気がつくと無意識に使っていることがある・・・・のですね。ブログで書いてる場合じゃないでしょう。早く治せよ! とお叱りを頂きそうですが・・・。でも、書きます。そうじゃないと、毎日ブログの記事を見つけるのも大変だし・・・このブログの読者の皆さんはきっと寛容な方々だと信じて書かせていただきます。さて、本題に戻します。この「ちょっと」「少し」「できれば」という言葉が、その人のコミットメント、本気でやりたいと思っている気持ち、決意というものを値引きしてしまっています。この「ちょっと」「少し」という言葉を使うときの思考のプロセスを詳細に見てみてください。たぶん、こんな感じではないでしょうか。「私は、世界一のピアニストになりたい!」(心の声)と本当は思いつつ、でもな~~、大変そうだし、無理かも~~(と考えが出てきて)結果として、「できれば、プロのピアニストになりたい!」(夢の値引き)プロのピアニストを目指して努力した結果、「やっぱり私には才能無かったんだよね。」になってしまう。結果は解かりませんが、世界一のピアニストを目指す努力をしていたら、プロ・ピアニストには十分なれたかもしれないのに、夢を値引きしたために、「才能なかったんだよね」になってしまうのです。例えば、この「できれば」と言う言葉を口から出す時、「できない」状態をイメージして(ほんの一瞬でもそのできない絵を見て)「できれば、○○したい。」と言ってはいないでしょうか。そして、人間の脳は、考えて、口から出した言葉よりも、一瞬頭のなかで見た、出来ない絵=イメージに向かって進むのです。よく子供に「お菓子、もう食べちゃだめよ。夕飯食べられなくなるから、」と言うと「食べたい、食べたい」と駄々を捏ねることはありませんか。子供は、「食べちゃだめよ」と言われると、食べてる絵を、イメージを見てしまって、それを否定するのですが、もう、そのときは、「食べたい!」って感じてしまうのです。つまり、お母さんの「お菓子、もう食べちゃだめよ」は、お菓子に注目し続けなさい、というメッセージだったのです。お菓子のことには、全く触れないで、今日の夕飯は、○○チャンの大好きな○○だよ。楽しみだね~!などと言うほうが成功する可能性が高まりそうです。皆さんは、どんな言葉がけが思い浮かびますか。さて、「ちょっと」話が横道に逸れてしまいましたが、この場合の、「ちょっと」は、言葉は同じでも、違い意味あいですよね。だから、大丈夫ですが、「ちょっと」「少し」「できれば」という口グセは、「できない絵=イメージ」を脳にインストールしていることになる口グセです。使い方には、十分注意したいものです。「必ず」クリックお願いします!
2006.04.25
ぜひ、クリックのご協力、お願いします!言葉の力の2回目は、「ありがとう!」「ありがとうございます!」についてです。皆さんは、「ありがとう!」を言葉にして、しっかり伝えていますか?よく「ありがとう!」と感謝、お礼を伝えるところを「すみません!」と言ってる人を見かけます。アッ!!「すみません!」白状します。私は、長年「すみません」派に属してきました。私の「すみません!」は筋金入りです。何か失敗して謝罪するときは、もちろん「すみません!」道を尋ねるときも「すみません!」人の家を訪ねたとき、お茶を出されても「すみません!」人に感謝、お礼を伝えるときの言葉も「すみません!」何時でも、どこでも「すみません!」でした。「です!」ではなく、「でした!」過去形です。「すみません!」は元々謝罪の言葉です。「すみません!」を言葉にするとき、何となく顔の表情が暗くなっている、悪かったな~~、拙かったな~~という表情が現れていないでしょうか。そして、何となくですが、相手に対して、自分を低めている感じがします。私だけの感覚かもしれませんが・・・、笑顔を作りながら「すみません!」を言うことは可能ですが、今ひとつピンときませんし、造り笑いのようにも感じます。これに対して、「ありがとう!」の言葉を使うと口の両端の口角筋が上に上がり、自然に笑顔になっているように感じます。とっても自然な笑顔のように感じます。口を小さく、ボソボソと呟くように「ありがとう!」を言うことは可能です。しかし、何か不自然な感じがしませんか。会社やご家庭、訪問先で、お茶を入れてもらったとき、「ありがとう!」「ありがとうございます!」を言って相手の反応を見ると楽しいです。そして、「すみません!」も言ってみて反応を比較してみたらどうでしょう。「ありがとう!」を言ったとき、きっと相手の中に笑顔があることに気づかれるかも知れません。過っての私と同じ「すみません!」派の同志の皆さん私は、「すみません!」派に残ろうか、止めようか、いろいろ迷ったのですが、やはりここは、「すみません」派から脱退し、「ありがとう!」派の新人として頑張っていこう、と決意しております。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。ぜひ、クリックのご協力、お願いします!
2006.04.24
「あんまりにも素晴らしく!」クリックお願いします!今日は、昨日体験したアンカリングのことを書いてみたくなりました。昨日は、NLP研究所のマスターコースの3回目でした。私は、L2という役割で、このマスターコースに参加しています。L2とは、ラーニングリーダーという名前で、受講生の学びをサポートします。NLP研究所のマスターは、毎月土日に2日間を10回繰り返すもので、2つのチームに分かれていて、総勢180名の大所帯です。私の属しているチームは、ドルフィンチームで、欠席者を除いても90名近くの参加者でした。L2は、受講生がスキルの実習をしている外から、見守りサポートする役割と2回~3回に1回ぐらい、受講生と一緒に実習に参加します。今日、私は、成果に焦点をあてるスコアモデルの実習に参加しました。そして、私自身がクライアント役として、スコアをしているときです。今年、1年目の受講生が、私のリソースフルな状態を、成果につなげるために、活用しようと考えて途中で左腕にアンカリングを行いました。1回目に腕に触ったのは、呼吸の吸う息にピッタリあったアンカリングでした。2回目に腕に触ったのは、一呼吸半後の吐く息のタイミングでアンカリングされました。3回目、今度は吸う息の途中から、腕に触られました。私の代表システムは、体感覚です。呼吸と違うタイミングでアンカリングされると、とっても不一致を感じてしまいます。それを、ガイドに伝えると、直に訂正してくれました。そして、吸う息に合わせたアンカリングをさてもらいました。すると、2回目にアンカリングで、左腕のところから、ゾクゾクッとした感覚が起こり、そこから波紋のように身体全体に広がっていくのを感じました。私は体感覚が強く、これまでもアンカリングはよく定着、蘇えるタイプだと思ってました。しかし、昨日のは違いました。今までに感じたことのないような素晴らしく良い感じが蘇えって、それが、アンカリングポイントを起点にして、身体全体に広がっていく、凄い、素晴らしい体験でした。今でも、この文章を書きながらも、セルフアンカリングしている訳ではないのですが、その時の感覚が、アンカリングポイントから蘇えってくる感じがしています。とにかく、素晴らしく良いアンカリング体験ができました。もちろんスコアモデルも上手くいって、昨日は最高に良い気分でした。本当に感謝です。NLPer以外の方には、解かりにくい記事でしたでしょうか。申し訳ないな~~とは、思いつつもあんまりにも素晴らしい体験だったので、思わず書きたいという衝動で書いてしまいました。ご容赦くださいませ。「あんまりにも素晴らしく!」クリックお願いします!
2006.04.23
「おはようございます!」クリックお願いします!おはようございます! 今回は、言葉の力についての記事です。よく言葉のことを「言霊(ことだま)」といいます。言葉の魂が宿る。本当に、そう感じるときってありますね。今回は、朝の挨拶のときに使う「おはよう!」「おはようございます!」です。「おはようございます!」あなたは、どんな気持ちで使っているでしょうか。私の友人にはカウンセラーも多いのですが、その人たちは、朝の挨拶のとき、部下の人の返事の声の調子や表情を見ることによって、その日の部下の人たちの調子が解かる。そして、もしも調子が悪い人、心配ぎとやストレスを抱えている人うつ状態になっている人などを早期発見ができる、と言っています。全く、その通りだと思います。朝の挨拶の効果的な活用方法であると思います。さて、別の友人に優秀な管理職の人がいます。その人も朝の挨拶を大事にしています。「おはよう!」「おはようございます!」そのとき、彼は心の中で、「今日も元気を分けてあげよう!」という願いを込めて言うそうです。そうすると、その言葉に力がこもるのでしょうか。下を向いていた顔が、彼に視線に合せて、上を向くのだそうです。それに合せて目線も上るそうです。NLPで、よく言われていることは、気持ちが抑うつ的になっている人は、身体が下を向いています。それは、うつ的になったから下を向く姿勢になっている、ということもあるが、下を向く姿勢をとっているから、気持ちが抑うつ的になる、という逆もまた真である、ということです。是非、一度気心がしれた友人と試してほしいのですが、2人1組で、1、あなたが普通に、「おはよう!」という挨拶している声、表情、姿と2、心の中(無言)で、「君に元気になってもらいたい!」「私の元気を分けてあげたい!」と念じながら「おはよう!」と挨拶する声、表情、姿勢この1、と2、の違いを比較してみてください。お二人一組で、お互いを確認しあって、やってみてください。きっと、その違いに驚かれることでしょう。普段から、既にそう心がけていた、という人には、あまり違いは無いかも知れません。しかし、余り意識しないで挨拶されていた人には、大きな違いがあるのではないでしょうか。これは、挨拶を貰った相手が、元気になる以上に挨拶した人自身が、元気になる、という効果もあります。何時も無意識にやっている挨拶にちょっと気持ちを込めるだけで、大きな違いがつくり出せることに気づかれることでしょう。お試しください。「おはようございます!」クリックお願いします!
2006.04.22
「こころと身体の法則」クリックお願いします!今日は、最近読んだ本「こころと『身体』の法則」の中から、幾つかのセンテンスを紹介します。著者ジョン・A・シンドラー PHPから出版されている本です。副題には、「伝説的名医シンドラーが遺した智恵」とあります。何となく、著名に惹かれて買った本です。シンドラーは、身体的な自覚症状のうち、何%が心身症(心因性の・・・こころの問題が原因とする・・・身体の病気)であるかを、述べています。首の後ろが痛い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75%(の人がこころを原因としている、ということです)喉にこぶのような違和感がある・・・・・・・90%潰瘍のような痛みがある・・・・・・・・・・・・50%胆石のような痛みがある・・・・・・・・・・・・50%ガスが溜まったような感じがする・・・・・・99.44%めまいがする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80%頭痛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80%便秘・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70%疲労感・倦怠感・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90%よくある自覚症状の殆どが心因性であることが多いようです。しかし、聞いたこともないような症状が出てくることもあるようです。私たちは常に感情を持っています。そして、その感情に伴って、筋肉や血液、内臓や内分泌線に変化が起きています。嬉しくなると、胸のあたりが熱くなったり、怒ると胃の痛くなる、などの変化が現れることを言うのでしょう。こうした身体的変化と、こうした変化を伴う心理的状態を合せて感情と呼びます。心理学のウィリアム・ジェームスは、1884年に感情とは、「何らかの身体的活動を伴うこころの状態」と定義しました。身体的変化を起さない感情はありません。ストレス学説で知られるカナダの内分泌学者ハンス・セリエ博士は、ストレスと身体症状の関係を明らかにしました。それによると、よく言われる、“ストレスで神経がまいってしまう”というのは正確には、“内分泌系がまいってしまう”のだということです。セリエ博士は、脳下垂体の研究から出発しました。脳下垂体は、脳の下方、最も奥なったところにある豆粒より少し大きい器官です。脳下垂体では、驚くほど多くのホルモンを造っています。このホルモンは、血圧を上げるもの、筋肉を収縮させるもの腎臓が尿を造り出すのを抑制するもの更に、様ざまなホルモンを造っている内分泌腺をコントロールしています。身体の活動の殆どを脳下垂体がコントロールしているといっても過言ではりません。セリエ博士は、身体の脅威を与えるものを「ストレッサー」そして、「ストレッサー」の活動を「ストレス」と呼びます。ストレッサーの活動に対して、脳下垂体は適応反応として、様ざまなホルモンを造り出します。このようなメカニズムを通して、精神的なストレスが身体症状に影響していくのですね。「こころと身体の法則」クリックお願いします!
2006.04.21
「転職」応援クリックお願いします!今回は、「転職後の職場に馴染めない」の2回目です。前回は、カウンセリンで、本当の問題は、社長に監視されている、と感じているということが問題だったということが明らかになりました。今回は、その社長を相手にしたポジションチェンジを行います。・・・・・・・・・・・コーチ:「それでは、Aさん、これからポジションチェンジを始めていきます。」Aさん:「はい。よろしくお願いします。」コーチ:「目の前に居る人は誰ですか?」Aさん:「社長の○○さんです。」コーチ:「普段、社長の○○さんを何て読んでますか?」Aさん:「社長って読んでます・」コーチ:「では、その社長に対して、普段言葉にしていないけれども、伝えたいと思っていることを、今言葉にして伝えます。」Aさん:「社長、あなたは、いつも斜め後ろの席から、僕を見ていて、何も言わないので、何だか何時も監視されているように感じて、緊張してしまいます。・・・・・」コーチ:「社長に言いたいことを、十分に言えましたか?」Aさん:「はい」コーチ:「それでは、Aさんの心と身体をそこに置いたまま、第3のポジションに出てきてください。」コーチ:「それでは、深呼吸します。右にいる人は誰ですか?」Aさん:「Aさんです。」コーチ:「左にいる人は誰ですか?」Aさん:「社長の○○さんです。」コーチ:「それでは、社長の○○さんの中に入っていきます。」コーチ:「社長の○○さんになりきって、普段の○○さんの行動や振る舞いを体験します。」コーチ:「さあ、○○さん、目の前のAさんに伝えることを今伝えます。」Aさん:「Aさん、あなたは、1ヶ月前に入社して、まだ会社にも十分馴染んでいないのに、よくやってくれている、と思っています。・・・・」コーチ:「十分伝えましたか?」Aさん:「はい」コーチ:「それでは、○○さんの心と身体をそこに置いたまま、第3のポジションに出てきてください。」(意識の切り替えを図って、第1のポジションに戻します)コーチ:「Aさん、このポジションチェンジをやってみて、気づいたことは何ですか?」Aさん:「はい。社長は監視していた訳じゃなくて、まだ、新しい職場に慣れていない僕を、見守ってくれていたんですね。」コーチ:「社長は、見守ってくれていたんですね、」Aさん:「慣れていないのに、いろいろ言ったら大変だろうと思って、あまり言わないで、見ていてくれたんだ、ということが解かりました。」コーチ:「それが解かって、どうですか?」Aさん:「嬉しいです。」コーチ:「そうですよね。さあ、これからどんな可能性がありますか?」Aさん:「はい。安心して働いていくことができます。社長にも、こちらから解からないことは、どんどん聞いて、1日も早く戦力になるようにしたいと思います。」コーチ:「それでは、これで終わっていきます。よろしいですか?」Aさん:「はい。ありがとうございました。」コーチ:「はい。ありがとうございました。」・・・・・・・・・・・・・・・・ポジションチェンジというスキルは、対人関係での気づき・発見、苦手な人との人間関係の改善などに、とっても効果的なスキルです。苦手な人との対人関係での気づきや発見、会見改善をしていきたいと思っておられる人、今でも十分良い関係ではあるけれども、更に良くしたいという場合にも効果的です。是非、お試しください。「転職」応援クリックお願いします!
2006.04.19
「転職のストレス」クリックお願いします!今回は、「転職後の職場に馴染めない!」というストレスを感じている転職のコーチング事例を紹介します。この事例紹介は、クライアントの同意を得て、掲載しています。クライアントのAさんは、1ヶ月余前に、今の会社に転職した女性社員です。その会社は、社員数70~80名の会社で、業界では、中堅規模の会社です。Aさんは、前職での10余年のキャリアを買われ、海外進出のスタッフとして採用されました優秀な人材です。Aさん自身も、その仕事には自身を持っており、意欲を持っての転職でした。そのAさんが、「転職後の職場に馴染めない!」というストレスを感じているというお話で、コーチングを行いました。コーチ:「どんな場面で、やり辛さを感じることが多いですか?」Aさん:「そうですね。海外にメールを送るのですが、そのとき、文章がなかなか出来なくて・・・、妙に緊張していますね。」コーチ:「そのプロセスを、もう少し具体的に、手順を追って説明してもらえます?」Aさん:「先ず、相手先の企業とのやり取りがあって、メールを出す必要があります。そして、用件を整理して、メールの文章を書きます。そうすると、妙に緊張して、上手く書けないんですね。・・・それを社長に社内メールで送って確認してもらってから、相手の送信する、という流れです。」コーチ:「メールを書くときは、何時も緊張しますか?」Aさん:「いいえ。海外にメールを出すときだけですね。・・・?」コーチ:「緊張するときと、緊張しないときと、どんな違いがありますか?」Aさん:「ああ・・・、社長に見てもらっているからですね。社長に確認してもらわないメールのときには、緊張しません!・・・そうですね・・・。はい、そうです。」コーチ:「社長に見てもらわないといけないメールを書いているときに、緊張してしまうのですね。」Aさん:「はい」コーチ:「社長とは、どんなふうに仕事しているんですか?」Aさん:「社長は、ちょうど、僕の斜め後ろに座っているんです。まだ、社長からの直接の指示はなくて、部長からの指示で仕事をしているんですが、海外とのやり取りをするので、そのときは、メールを部長と社長にも送って、チェックしてもらってから送っているんですね。社長からは、特に何も云われる訳では、無いんですか・・・、」コーチ:「社長が斜め後ろに居る。そして、海外に出すメールをチェックしている。そう考えたとき、どんな感じがしますか?」Aさん:「何か社長に監視されているような感じがします。・・・そうですね。」コーチ:「社長に監視されているように感じるのですね。それは緊張しますよね。」Aさん:「はい」コーチ:「社長とは、普段どんなやり取りをしているのですか?」Aさん:「挨拶ぐらいですね。僕が、まだ転職して1ヶ月ちょっとなんで、・・・直接の指示は部長からですし、社長からは、珠に『どう、仕事には慣れましたか?』とか聞かれるんですけど、何か見張られてるような感じがして・・・、」コーチ:「社長から見張られているように感じるのですね。」Aさん:「はい。そうです。」コーチ:「そうすると、職場に馴染めない、と言われていたけれども、本当の問題は社長から見張られている、ように感じてストレスを感じる、というのが問題だと考えていいですか?」Aさん:「はい。そうですね。社長からのストレスだったんですね。」・・・・・・ (中略) ・・・・・・この後、Aさんには対人関係での気づき・発見、関係改善に効果的なスキルであるポジションチェンジを提案し、行いました。ポジションチェンジの部分は、次回に紹介します。(続く)「転職のストレス」クリックお願いします!
2006.04.18
「ストレスケア」クリックお願いします!昨日、2月のコーチング広場のショートレクチャーでご紹介した 福田須美さん のストレスケアの研修が開催されました。このストレスケアで行うものを ホメオストレッチ と言うそうです。ホメオストレッチについては、このHPをご覧ください。http://www.balancetherapy.net/html/bt1.htm場所は、横浜の京急・上大岡駅から徒歩5~6分のマンションの1階。参加者は、11名の参加でした。10時~13時までは、僧坊筋のケアの仕方を(僧坊筋とは、肩から背中にかけての筋肉のことで、一番ストレスが溜まりやすい場所だそうです)相互の練習しながら、福田さんにして貰い、こちらがやって、ポイントを修正してもらうことで、かなり上手くできるようになった、と感じます。参加者同士で、相互に何回もやったことで、肩コリが無くなったようです。お昼休みを1時間とって、午後から一人15分のホメオストレッチのショートケアを受けました。最初に一人ひとりのストレスの測定を短時間で行い、その上で、ストレスケアを行いました。体験しての感想は、あまり何をされたという感覚はなく、うつらうつらしているうちに15分たって、「終わりましたよ」と言われて、起き上がったとき、寝起きを起されたときのように、ふらふらしてしまった、という感じでした。そのとき、確かに身体は楽になっている、と感じました。しかし、マッサージとどれほど違うのか、効果的であるのか、という比較で考えるとそれほどの違いを感じませんでした。感覚的に言うと、マッサージの変わりに、ホメオストレッチに来ても良いかな?ぐらいの感覚でしょうか。ところが、今朝起きてみて、ビックリです。身体全身がとっても軽いし、動きが楽なのです。この感覚は、今までマッサージを受けた翌朝には無かった感覚です。個人差や合う・合わないもあると思いますが、とってもいい感じな体験でした。お勧めです。「ストレスケア」クリックお願いします!
2006.04.17
「全国行脚の出張セミナー」クリックお願いします!4月15日(土)10時~16時までの5時間、名古屋のコーチングシャトルで、NLPの入門的なセミナーを行ってきました。そもそもの始まりは、コーチングシャトルの船長、Yさんとの出会いから、一緒のコーチ21のクラスコーチ(講師)になるためのトレーニングを受け、そのうちの10人ぐらいで自主的な勉強会を開きました。そのときのリーダーがYさんでした。そのときは、見事に 『不合格』 だったのですが、私は、昨年の2月。Yさんは、今年2月に 『合格』して、晴れて 『クラスコーチ』 仲間にもなったのです。そういうイワク因縁のある方で、名古屋を中心に活動している人です。コーチングのセミナー開催など、まだまだ東京中心で、セミナーを受けたいと思うと、時間もお金も大変です。そこで、名古屋でセミナーを開催して、聞きたい講師を呼んでしまおう。ということで、開催されているのが、コーチングシャトルのセミナーだそうです。そのYさんが、主催するセミナーに、8回目の講師として招待されました。午前だけの参加、午後のみの参加、通しの参加者、老若男女、大学生から定年後の方まで午前中9名午後13名の参加でした。NLP(神経言語プログラミング)のセミナーは、体験学習が中心のセミナーですので、一人で開催するには、ちょうどいいくらいの参加でした。午前中は、10時~12時30分までの2時間半をNLPの説明、私のコーチングでの事例のお話、それから、ラポールの形成、バックトラキング、ミラーリング、ペーシングの練習を行いました。流石にコーチングを学ばれている皆さんで、とっても上手にでき、質問や気づきも、素晴らしい内容でした。午後13時30分~16時までの2時間半は、NLPの説明は、繰り返し、事例を午前とは別の事例をもとに説明しました。そして、ワークは、ポジションチェンジを行いました。参加者の方の中に、お一人 「ゲシュタルト」 を学ばれている人がいて、エンプティチェア(空椅子技法)との関連性を指摘されました。NLPのポジションチェンジは、元々エンプティチェア(空椅子技法)を工夫して創られたものと云われています。エンプティチェアとの違いが、第3のポジションを必ず通って、第1のポジション、第2のポジションを移動する、という点が大きく違う点です。この第3のポジションを通ることで、意識の切り替えが容易になり、初心者の方でも、比較的上手くできるのがポジションチェンジです。ちなみに、ゲシュタルトの エンプティチェアの場合、ちゃんとしたガイド(ファシリテーション)ができるようになるまでに、300時間ぐらいの訓練は必要と云われています。「全国行脚の出張セミナー」クリックお願いします!
2006.04.16
「アンカリングの使い方」クリックお願いします!今回、アンカリングについて考えてみたいと思います。アンカリングの基本的なご紹介は、以前このブログでもご紹介しましたので、そちらをご覧下さい。http://plaza.rakuten.co.jp/nlpcoach/diary/200511020000/今回は、NLPでのアンカリングの基本的な説明は、前提にして、もう少し違った角度から考えてみたいと思います。私は、アンカリングは、条件反射の仕組みと同じではないか、と考えています。ロシアの科学者だったパブロフが、犬を使って実験した研究です。犬に餌を与えるとき、同時にベルを鳴らすことを繰り返しますすると、ベルを鳴らすだけでも、犬は唾液を垂らし、餌を食べる準備をします。この場合、餌が出てきて、唾液がでる反射を、無条件反射といい、ベルという刺激で、唾液がでるという反射を、条件反射と云います。これをNLPのリソースアンカリングに当てはめると、ベルに相当する刺激が「アンカー」であり、唾液が出るという反応が、リソースフルな状態が蘇えることだと云えそうです。パブロフが明らかにした条件反射のことを古典的条件づけ、或いは、レスポンデント条件づけと呼ばれています。この条件反射は、先行する刺激(アンカー)によって、条件づけられた反射(ほしい状態)が蘇えるという条件反射のことです。これに対して、スキナーボックスなどの実験心理学で有名な、スキナーは、オペラント条件づけという条件づけを明らかにしました。この条件づけは、自主的の起こった行動の直後に、プラスの刺激を与えると、その行動を繰り返し起こすようになる=行動を強化できるという条件づけです。NLPのアンカリングを、古典的条件づけ的に使うとしたら?或いは、オペラント条件づけ的に使うとしたら?どんな使い方が工夫できるのでしょうか。古典的条件づけ的な使い方は、アンカーを発動(発揮)することで、ほしい状態を蘇えらせる、という使い方ができると思います。人前でのスピーチの前に、或いは、イチロー選手がバッターボックスに立って、何時ものポーズのように、試合に集中するために使うことが出来そうです。オペラント条件づけは、望ましい行動を起こした直後に、誉めたり、承認したりする(アンカー)と、その望ましい行動を強化することが出来そうです。このオペラント条件づけは、そのとき、その場の状況、相手との関係性などによって一律に考える必要はないのかも知れませんが、最も効果的であるのは、望ましい行動が起こった直後、1分以内というのが望ましいと言われています。このアンカリングのスキルを意識して使うだけで、お子さんの子育て、職場での部下育成、家族、お友達との人間関係の更なる改善に、とっても効果的なスキルだと思います。あなたは、どんなふうに、アンカリングを使っていますか?或いは、使う可能性があるでしょうか?「アンカリングの使い方」クリックお願いします!
2006.04.14
「NLPとユーモア」クリックお願いします!こんにちは、今日は昨日の「NLPカフェ」のご紹介をしたいと思います。この「NLPカフェ」というのは、NLP研究所の受講生・卒業生が自主的に運営するNLPの勉強会で、毎月1回、第2水曜日の19時~21時まで、麹町のセミナールームで開催しています。NLPカフェのHPは、http://www.nlp-cafe.com/ です。私は、昨年1月からスタッフの一人として関わっています。「NLPカフェ」の内容は、大きく分けて二つあります。一つは、実習者を決めて、その人のやりたいテーマをプレゼンテーションします。もう一つは、スキル練習会です。今回、4月12日(水)は、参加者が29名、スタッフが8名、実習者1名の総勢38名の参加、テーマは、「NLPとユーモア」というテーマで、実習者は京都の玉城さん(マスター2年生)でした。最初のアイスブレイクが、全員の背中にスタッフが、目印に色違いのシールを貼ります。そして、受講生は声を出さずに、同じ色のシールの人同士で手をつないで、輪をつくります。凡そ5分くらいで、6つの輪が出来上がり、楽しい雰囲気が出来上がりました。そのあと、実習者の玉城さんとスタッフで、ショートコントを実演しました。毎月1回、開催されるマスターコースのあと、何回か練習していたこともあり、実習者-スタッフの連携も上手くいって、笑いの輪が広がりました。そして、ショートレクチャー、一昨年来日した、NLPユニバーシティのロバート・ディルツ氏の言葉として、人生には、強さ、優しさとだけでは、乗り越えられない課題がある。人生にとって、もう一つ必要な力がユーモアである。この強さ、優しさ、ユーモアがあれば、人生の困難を乗り越えていくことができる、というお話がありました。(私の記憶だけを頼りに書いていますので、正確ではないかもしれません)その後、4人1組になってもらい、一人5分、楽しかったことをお話してもらう時間があり、会場の熱気がどんどん上って、途中から冷房を入れても、熱い状態になりました。ユーモアのエネルギーの凄さというのを感じました。そのあと、4人組の中でペアをつくって、スクリプトを参考にしながら、ショートコントを二人で練習(5分ぐらい)してもらい、即興で演じてもらいました。(観客役は4人組の中の別なペア)即興にも関わらず、皆さん熱心に演じられ、笑いが会場全体を包みこみました。実習の最後に、受講生からの気づき・学びのシェアがあり、終了しました。「NLPカフェ」の終了時に次回のご案内がありました。次回は、5月10日(水)19時~21時、スキル練習会です。そして、本当に最後に、今回のメインスタッフだったSさんが、ご家庭の事情(おめでたい事情)なのですが、スタッフは続けられないことになり、今回で卒業されることになり、花束とスタッフからの寄せ書きをプレゼントして、ご参加頂いた皆さんからも、温かい拍手を頂いて、4月のNLPカフェを終了しました。ご参加頂いたみなさん、本当にお楽しみさまでした。そして、ありがとうございました。「NLPとユーモア」クリックお願いします!
2006.04.13
「勇気」クリックのご協力、お願いします!改めて、自分のNLP、或いはコーチングとの関わり、スタンスについて考えてみました。私は、NLP+コーチングを学んで、勇気をもらった、ように感じています。このブログでも以前、お話させて頂いた11年前の阪神淡路大震災でのボランティア経験から、自分の仕事に対するスタンス、見方、感じ方が変わりました。その結果、本当に自分が心から満足でき、楽しめる仕事は何か。そして、人生は何なのか。を探し始めました。そして、あるカウンセラーとの出会いから、カウンセリングの勉強を始め、カウンセラーとして独立したい! ・・・でも不安!という状況に中で、NLPとコーチングに出会い、その出会いと学びを通して、独立しよう、という勇気が出てきたのです。そのような意味で、私はNLP+コーチングで勇気をもらったと思っています。今、現在のビジネス社会は、ビジネスマンにとって、3万人を超える自殺者、企業倒産、リストラという過酷な状況下にあります。そして、一方では、キャリアアップ、独立・起業など、チャンスも広がってきています。この危機と機会、ピンチとチャンスの並立構造こそ、今の時代の特徴のような気がします。そういう時代背景の下で、ビジネスに前向きに取組んでいるビジネスマン、キャリアアップ、独立・起業にチャレンジしているビジネスマン全身全霊をかけてマネジメントしている経営者の方に夢と勇気を持ち続けてもらいたい。ビジネスマンと経営者の方が、夢と勇気を持ち、実現することに、NLP+コーチングは絶対役に立つ、と確信しています。NLPは、「脳の取扱い説明書」と言われるくらい強力なスキルです。コーチングは、あなたの夢や目標、ゴールの達成まで行動をサポートしていきます。この二つのスキルの強み、長所を最大限に生かして、更に磨いていこう、と思っています。「勇気」クリックのご協力、お願いします!
2006.04.12
「リソース」クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの10回目、リソースについて考えます。リソースとは、資源のことです。その人のほしい成果、夢、目標を達成するために、必要としている資源、能力、お金、人的ネットワーク、情報などなど、のことをリソースと云います。コーチングでのクライアントとの会話或いは、お仕事での部下とのミーティングご家族や友人とのお話(相談)の中でも、「夢、目標があるのに、行動しない! やる気がない?」「目標は明確なのに、行動が変わらない=成果が出ない?」と感じることはありませんか。このような場合、幾つかの理由が考えられます。目標が、明確ではあっても、「自分の目標」になっていない。部全体の目標の人数割りであったり、単に前期比○○%アップという目標では、「自分にとっての目標」になっていない場合があります。その目標が自分にとって、どのような意味ありがあるのか、を明確にしていく必要があります。次に、目標が大き過ぎる。或いは小さ過ぎて、やる気が起きないという場合があります。やり方、スキルがないという場合もありことでしょう。「リソースが無い」というのも、行動が起きない理由の一つ、という場合があります。正確に表現するならば、「既にあるリソースに気づいていない」ということでしょうか。NLPの基本前提の中に、「人はエクセレントライフを送りために生まれてきている。そして、その為のリソースは全て持って生まれてきている(生まれ持っている)。」という基本前提があります。本当に、どうだな~~と感じることが何度もあります。コーチングで、「答えはクライアントの中にある。」というのも、この意味ではないでしょうか。人は、夢や目標を持ったとき、自分のリソース・・・資源、能力、経験、人的ネットワーク、情報などなど・・・の存在に気づいていないと、その夢や目標に対して、不安や恐れを感じます。「自分に、本当にできるのだろうか?」「人から、身の程知らず、と言われるんじゃないだろうか!」などなど・・・・・このような不安、恐れは当然です。誰でも新しいことにチェンジしようとするとき、不安や恐れを感じます。そして、それと同時に、面白さやワクワク感も感じているかも知れません。人によって、どちらの気持ちが前に出るかの違いはありますが、よく観察するとこの二つの感情が二つともある、同居しているということに気づくことでしょう。何か新しいことにチャレンジするとき、この面白さやワクワク感を強く感じると前に進んでいくことができそうです。そんな面白さ、ワクワク感を応援するのがリソースです。人はリソースの存在を感じるとき、勇気を持って前に進むことができます。自分を「できる人」と感じ、自信を感じ、自己承認することができます。さあ、あなたもクライアント、部下、ご家族、友人に、リソースを聞いてみましょう。「その目標を達成するために、必要なリソースは何ですか?」「既に持っているリソースは何ですか?」「他には、」「他には」を沢山聞いて、・・・・(スライドアウトというスキルです)「既に持っているリソースを沢山出してもらいます」そして、「更に、必要なリソースは何ですか?」と質問していきます。リソースは、あなたの人生の同伴者です。小さな子供が、一人では怖くていけないようなところでも、お友達と手をつないで、二人で行けば怖くないように、私達も、リソースの存在を感じ、手を取り合って歩いていけば、どんな道も、どんなチャレンジも、ワクワク、面白く感じながら進んでいくことができます。さあ、「あなたの夢、目標の達成のために必要な、あなたのリソースは何ですか?」「それから・・・」「他には・・・」「どんな小さなことでも結構です。ちょっとでも役に立つと思われるリソースが有ったら教えてください」「リソース」クリックお願いします!
2006.04.11
「夢に向かって」クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの9回目、アウトカム(ほしい成果、目標、ゴール)について考えます。コーチの役割は、クライアントを目的地まで届ける「馬車」の役割を持っています。私は、コーチの役割は大きく二つあると考えています。一つは、お話を聞いて、ラポールをつくり、聴くことによって、クライアント自身が、気持ちや考えを整理整頓し、次に向けっていくエネルギーを補充するような役割。もう一つは、具体的な目的地まで運ぶ役割です。今回は、この目的地まで運ぶ、という目的にとっての手段の一つである、目的を明確化するスキルについて紹介します。その一つ目のスキルがビジュアル化です。NLPでは、VAKで聞く、というふうに云っています。Vとは視覚、Aとは聴覚、Kとは体感覚のことです。具体的にいうとV・・・・・「何が見えますか?」A・・・・・「何が聞こえますか?」K・・・・・「何を感じますか?」という質問です。この質問によって、未来にある目標を、今この場で、あたかも実現し、体験しているかのように、イメージします。これをアソシエイト、主観視、一体化と云います。そうすることで、目標に向かっていく力、意欲が強くなります。そして、顕在意識で強くなるというだけではなく、潜在意識にも、その目的をインプットすることができるのです。人によっては、このアソシエイトが出来づらい人もいます。目標に対しての障害、不安などが意識されて、「できない」モードになって、出来たら良いんだけれど、でも出来ない。というポジションから離れられない人がいます。そのときの、マジックワードが、as if フレームです。「もしも、~~できたとしたら、・・・」というフレーズです。例えば、「お金が無いからできない。」という人がいたら、「もしも、お金の問題は全部解決できたとしたら、どうですか?」というふうに、聞いていきます。そうすると、困難や不安を一旦横に置いて、目標について、イメージを膨らませ、実現可能性を考えることができます。そして、更に、VAKで聞いていきます。このアウトカム、目標、ゴールについて具体的に考えることで、そのために、必要なプロセス、実現可能性について、考えられるようになります。単なる夢、憧れ、というレベルでは、可能性ゼロですから、具体的な道筋など考えることもできません。自分自らが、アウトカム、目標、ゴールを実現できているところを、具体的にイメージできることで、可能性が広がり、現実感を持ってきます。夢が「単なる憧れ」から、現実感を持った夢、目標、ゴールに変化することになります。「夢に向かって」クリックお願いします!
2006.04.10
一昨日、突然この楽天ブログの入力画面がバージョンアップし、「コピー&ベースト」で、ほぼ毎日書き続けてきたブログが書けない状況になってしまいました。それをブログに書いたところ、「エディタ」を使うと、今までとほぼ同じことができる。とコメント欄に記入してくれる方がおられました。さっそく、昨日4月8日(土)のブログで試してみました。大丈夫だろうか?大丈夫であってほしい!と思いながら、「コピー&ベースト」・・・・嗚呼、貼りついた~~~という訳で、上手くいきました。教えてくださった方、励ましてくださった皆さんありがとう。助かりました。
2006.04.09
『バランス』クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの8回目、バランス或いは、エコロジカルチェックについて考えます。コーチングが進んでいくと、目標、ゴールが明確になり、何時でも行動できる、したい、という状況になります。その段階で、コーチが考えなければいけないことは、バランス、或いはエコロジカルチェックということです。バランス、或いはエコロジカルチェックとは、目標、ゴールに向かって進むことで、或いは達成することによっての変化が周りに及ぼす影響を確認、評価することです。この周りに対する影響を、目標、ゴールが肯定的で、プラスの方向性を持つものなのだから、周囲への影響も、きっとプラスの影響しかない、と考えられている人もいるかもしれません。しかし、クライアントのAさんがプラスに変わるということは、Bさん、Cさんとの関係性が変わることです。そうした場合、その関係性の変化は、Bさんにとっては、望ましいプラスの変化となって受取られたとしても、Cさんにとっては、違和感のあるマイナスの変化と受取られるかもしれません。Aさんにとって、このCさんが重要な人で、今後も関係性を持って、大切にしていきたい人だとしたら、Aさんがプラスの方向に変化することは、Cさんとの関係性の悪化というマイナスの影響をもたらします。では、Cさんへのマイナスの影響を心配して、Aさんのプラスだと解かっている目標、ゴールの達成を諦めるのでしょうか。結果論で言えば、そういう選択もありうるお話しですが、コーチングでは、また改めて、Cさんへの影響がプラスになり、或いは、マイナスの影響な無い、という結果が創りだせるように、Aさんの目標、ゴールの実現、ゴールそのものを修正します。或いは、ゴール達成までのプロセスに修正を加えていきます。そうすることで、Cさんへのマイナスの影響を軽減、或いは無くします。Aさんの人生にとって、目標、ゴールは一つの課題・タスクです。その目標、ゴールを達成することで、返って、Aさんの人生が不幸なものになってしまうとしたら、コーチには、あえて止める、或いは再考を促す責任があります。何故なら、コーチは、直接の目標、ゴールの達成をサポートする役割、責任を持っていますが、それと同時に、もっと大きな目で、クライアントの人生全体が幸せで、満足できるものであるように、サポートする責任もあるからです。『バランス』クリックお願いします!
2006.04.08
こんにちは、何故か、今日(4月7日)から突然、ブログの書き込み画面が変更になっていて、上手く入力できないことが判明。入力場面を見ると、バージョンアップしているようで、たぶん、いろいろ便利な機能も付いて、より便利になっているのでしょう。 しかし、ITに余り詳しくない(殆ど解からん)私にとっては、どう対応してよいものやら・・・・・・? 今までは、少し時間のあるときに、記事を2~3日分書き溜めておいて、それを「コピー&ベースト」する形で、ブログを作成してきたのです。 しかし、今回どうもこの「コピー&ベースト」がエラーの原因みたいで、上手くブログが掲載されません。何度やっても、「エラー」「エラー」・・・!参りました。今まで、ほぼ毎日ブログを書き続けてきましたが、「あまり無理しなくても良いよ!」という神のお告げか、はたまた、「そんなに一生懸命書いてどうすんの!」「もっと適当にやったら・・・」という怠け心の囁きなのか? 何れにしても、危機です!!約5ヶ月ほぼ毎日書き続けてきた、このブログ、最大の危機の襲来です!ほんとうに、困った!
2006.04.07
「制限となるビリーフ」クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの7回目、「制限(止めているもの)」について考えます。コーチングは、アウトカム、ほしい成果、目標、ゴールに向かって、進んでいくことをサポートします。したがって、多くの場合、アウトカムと意図を質問していきます。人によって、或いはテーマによって、そして、コーチとクライアントの信頼関係の強さなどによって(?)、必ずしも、理由は明確ではありませんが、ある程度のところなでは、出てきている(出てきていた)のに、それ以上、クライアントから答えが出てこない場合があります。「・・・・」(沈黙・・・・)相手から、答えが出てくるまで、「ジッ」と待つ。「今は、ここまででしょうか?」と聞いて、他のテーマに振る。私は駄目だ、と決める。さて、あなたは、そんなとき、どう対応されていますか?そのとき、「制限となるビリーフ(止めているもの)」を聴いて行く可能性があります。人の考えや気持ち、行動は、前に進む力と後ろに引っ張る力、二つの力が働いている、ように感じます。物理でいう作用-反作用でしょうか。マーケッティングでも、プッシュ戦略(押し込む)-プル戦略(引き出す)の二つがあります。(男性に立場で)好きな女性を口説くときにも、「押しても駄目なら、引いてみな。」とよく言われる言葉です。コーチングでも、同じことが言えます。アウトカム、ほしい成果、目標、ゴールを聞いていて、いろいろ質問しているのだけれど、なかなか答えが出てこない、答え辛いのだろうか? と感じたら、「何が止めてますか?」「止めてるものは、何ですか?」と「制限となるビリーフ」「ストッパー」を聞く可能性があります。この質問によって、アウトカムと現状とのギャップがより明確に理解できるようになって、コントラストがはっきりすることで、アウトカム、ほしい成果、目標、ゴールが明確に見えてきた。というクライアントがおられます。「制限となるビリーフ」を明確にすることで、アウトカム、ほしい成果、目標、ゴールがより明確になる、面白いですね。「制限となるビリーフ」クリックお願いします!
2006.04.06
「アウトカムと意図」クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの6回目、アウトカムと意図について考えます。NLPでは、ほしい成果、夢、目標、ゴール、などのことをアウトカムと呼んでいます。なぜ、NLPでは、ほしい成果、目標、或いはゴールと言わずに、アウトカムと言うのでしょうか?日本語より英語の方が、カッコ良いからなのでしょうか。そういう要素もあるかもしれませんが、私は、2つの点から、アウトカムという呼び方をしている、と考えています。1つ目は、目標、ゴールという言葉では、表し切れないものがあるからです。人によって、夢、目標、ゴールを明確にすることで、夢や目標に向かって、どんどん進んでいく、という人がいます。その一方で、夢、目標というと「ピン!」とこないという人もいます。そのような人は、その人の信念・価値観、アイデンティティに沿った在り方や生き方、心地良い状態、望ましい状態を欲している人たちです。アウトカムという表現には、この二つの要素が入っているからだと考えています。2つ目は、人には目標型の人と回避型のメタプログラムを持っている人がいるからです。メタプログラムについては、http://plaza.rakuten.co.jp/nlpcoach/diary/200512080000/目標、ゴールと言うと、やる気になる人と、プレシャーを感じてしまう人がいるからだと考えます。以上のような理由から、アウトカムという呼び方をしている、と考えています。アウトカムは、達成したい目標、ゴール、状態、あり方などのことです。これに対して、意図は、アウトカムに向かっていくプロセスに働きかける意思、意欲を形づくるものだと考えます。「どうしたい?」「どうなりたい?」という質問で明確にしていくものが意図です。コーチングでは、この意図のことを戦略とも呼んでいます。どんな方向性、どんな手順、プロセスを通って、アウトカムに向かうのか。達成するのかの柔軟性を持ったシナリオ(仮説)だ言えるかもしれません。この意図は、ミルトン・エリクソン(催眠療法)から、NLPが取り入れた「全ての人の行動の裏側には、肯定的意図がある」NLPの基本前提の考え方につながります。コーチングのプロセスにおいて、このアウトカムと意図に焦点を絞って、質問やフィードバックを使って明確にしていくことで、コーチングのプロセスは大きく促進されます。「アウトカムと意図」クリックお願いします!
2006.04.05
「差異性(違い)の効果性」クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの5回目、コーチングにおいての2者関係について考えます。コーチングにおいての2者関係とは、コーチとクライアントの二人の関係性についてです。1対1のコーチングでは、その場・・・電話であったとしても・・・コーチとクライアントの二人が居ます。クライアントのお話をコーチが寄り添って聞いていくそして、共感し、承認し、質問、フィードバックをしていきます。その際、ラポール(信頼関係を築く)が大切である、という点については、このブログでも何度となく、触れていますので、ここで、改めては触れません。今回は、同一性と差異性(違い)について考えてみたいと思います。コーチは、クライアントのお話を聴きながら、クライアントの世界(マップ)を共感的に理解しようとします。そして、その理解しているところを、クライアントに伝え返します。クライアントは、コーチからの伝え返しを受取って、このコーチに理解してもらえている、受け止めてもらえている、ということを感じて、安心し、信頼感を持つのです。これは、単にお話の内容を理解するというレベルではなく、言語・非言語で、無意識のうちに、知らず知らずのうちに伝わっている部分も含めて、安心感、信頼感が創られる、ということです。これは、限りなくクライアントとコーチが「同一性」を発揮することだと考えます。そして、「同一性」を感じれば、感じるほど、クライアントは安心感、信頼感を高め、コーチは手応えを感じます。これは、コーチングの重要な効果性です。しかし、その一方で大事な効果が「差異性」です。クライアントのお話を聴いて、「同一性」を発揮し、共感し、承認し、伝え返すということは、限りなく、クライアント自身の思考パターンに一致させることにもなります。そうすると、クライアントと同じストーリーの中でぐるぐる回りすることになりますし、同じ枠組みの中で、外に出られない、ということになります。コーチングでは、質問や提案をしますが、コーチングでは、基本的に、コーチが強制的に引っ張ることはしませんから、コーチングの二人の関係性(お話)の中で、クライアント自身が「何かに気づく」というデキゴトと発見と、コーチの質問、フィードバック、提案がタイミング良くマッチしたときに、その質問、フィードバック、提案は効果的に機能します。幾らいいと思う質問やフィードバック、提案をしたとしても、クライアントがそれに反応しないこともありますし、拒否は反発を引き起こしてしまうこともあります。つまり、効果的な質問、フィードバック、提案の前に、既に、例え微かではあったとしても、うすうす、或いは、無意識的にでも、クライアント自身が「気づく」というプロセスが必要なのです。クライントは、コーチングの中で、「何に」気づくのでしょうか?クライアントとコーチの「差異性」(違い)を感じることによって、この「気づき」「発見」が生まれていると考えています。コーチがクライントを理解し、共感しようと傾聴しているとき、すなわち、『同一性』を発揮しているとき、その瞬間に、クライアントは『差異性』も感じ取っていて、そこから、新たな「気づき」「発見」を見つけているのです。最初から「差異性」を発揮して、質問、フィードバック、提案をしていくと、クライアントは、それを「押し付け」と感じてしまいます。それに対して、「同一性」を発揮していくなかで、自然にどうしても出来てしまう「差異性」・・・別な人間なので・・・にも気づき、質問、フィードバック、提案を受取る準備をしているのだと感じます。この準備が出来てきていることを感じ取って、その「差異性」(違い)を最初は小さく、そしてだんだん大きく、意識的のコントロールすることで、クライアントをリードすることができます。コーチングは、「セルフコーチング」と言って、一人でもできますが、コーチをちゃんと雇って、コーチングをすると、より効果性が高く、成果にもつながりやすいのは、こんなところにも理由があると思います。「差異性(違い)の効果性」クリックお願いします!
2006.04.04
「ペース&リード」クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの4回目、ペース&リードについて考えてみたいと思います。先ず、ペース=ペーシング(ペースを合せる)です。この場合のペーシングは、広い意味で使っていて、バックトラキング、ミラーリング、狭い意味でのペーシングなどを含みます。クライアント、或いは話し手の言語・非言語のコミュニケーションに合せて、バックトラキング(伝え返し)をしたり、ミラーリング、ペーシングしていきます。そのことによって、コーチとクライアント、聞き手と話し手の間に、お仕事だとしたら、上司-部下の会話、ご家族とのコミュニケーションの中に、ラポール(信頼関係を築く)が創られます。このペーシングのことを、傾聴=クライアントに寄り添って聴く、或いは、共感=共感的理解などと呼んでいます。この傾聴、或いは共感などによって、クライアントとのラポールを創り、維持していくことは、コーチング、或いはカウンセリングにおいて、最初の段階から最終段階まで、必要なことです。みなさんは、仕事や日常のコミュニケーションにおいて、このラポールを意識して、創ろうとしていらっしゃいますか?このラポールが形成されていないと、クライアント(部下や家族)は、安心して本当の話、深い話はできません。表面的な、常識的な、ある意味体面を取り繕ったような話になってしまいます。これでは、本当の意味で、必要なサポート、コーチングはできません。この傾聴、共感をたっぷりすると、それだけで、話を十分聞いてもらえた、ということで、満足される方もいます。確かに、深い、本音の話を聞いてもらうことで、心が癒され、ストレスが軽減され、スッキリすることもあります。そして、それはカウンセリングの大切な役割、効果なのだと思います。そして、コーチングにも共通な側面でもあります。コーチングには、この役割、効果にプラスして、その人の夢、目標、ゴールを達成するまでサポートする、という役割、使命があります。コーチングの効果性は、コーチングを受けることで、その人の夢、目標、ゴールが確実に近づくより早く、よりスムーズに夢や目標、ゴールを達成できる、できた。というところにあります。そのためには、ペーシングを土台にして、その上に立って、クライアントを目標、ゴールに向かって、リード=リーディングしていくことが必要になります。このリードのためのスキルが、質問やフィードバック、提案などという沢山あるスキルなのです。では、このリーディング(引っ張る)は、クライアントをどの地点(現在地)からどの地点(目的地)まで、連れていくのでしょうか。現状の地点から、クライアント自身が目標、ゴールとして言っている地点まで、その通りですね。しかし、どうやって、どういうルートを通ってでしょうか?クライント、或いは部下は、自分自身で、いろいろ考え、悩んで、(多くの場合)身近なリソース、家族や友人、上司や同僚に相談して、それでも、解決策が見つからず、コーチングを受けることになるのです。最近は、自分の夢や目標、ゴールの達成のために、コーチングを受けた方が効果的だと考えて、コーチングを受けられる方も多くなってきている、と思いますが・・・しかし、何れにしても、自分では、なかなか解決やいいアイデアが見つからず、コーチングに来ます。これは、クライアントがクライアント自身のストーリー、思考パターン、枠組みの中で、その中で、ぐるぐる回りをしている状態、そんなふうに見えると思います。そして、客観的に見ていて、見えることは、少なくとも、この自分のストーリー、枠組みの中には、「答え」はない、であろうということです。リード=リーディングは、このクライアントがはまり込んでいるストーリー、枠組みから外に引き出す、その手助け、或いは、ドアも窓もない部屋だと思っていたところが、ドアの存在に気づかせる、というのもリーディングなのです。窓を開けて、新鮮な空気を部屋に入れる、それに気づいて、部屋の外の世界を感じるというのも、リーディングです。では、ストーリーの外、枠組みの外とは、どこでしょうか?人それぞれだと思います。その人が、過去に意識が向いているとしたら、未来かも知れません。環境、行動レベルに意識が向いているとしたら、信念・価値観レベルかもしれません。これを、カリブレーションしながら、トライ&エラーを繰り返しながら、必要なところに焦点を合せていくのです。そのための果的なスキルが、質問であり、フィードバックであり、提案などのスキルなんだと思います。「ペース&リード」クリックお願いします!
2006.04.03
「メタフォアストーリー」にクリックお願いします!昨日、NLP研究所のβコースのセミナーにアシスタントとして参加しました。その中で、メタフォア・ストーリーという実習があり、その中で、いろいろ気づいたことがありますんので、シェアしてみたいと思います。このメタフォア・ストーリーというスキルは、子供のころに好きだった、童話や昔話、小説、アニメなどのお話をする中で、その人の信念・価値観とのつながり、その人の人生えの影響などについて考えるというとっても、面白いスキルです。私は、子供のころ、好きだったのは「幻魔大戦」という漫画です。他にも漫画はたくさん読んだのに、どうも、それがとっても印象に残っているのです。粗筋をお話しますと、宇宙の征服者「幻魔大王」の軍隊(本隊)が地球に向かって、途中の星を征服しながら、進軍してきています。その「幻魔大王」軍の先遣隊が、地球にやってきます。そして、下準備を始めるのですが、地球には、将来邪魔になる「超能力者」がいます。それが「ジョー」という少年で、まだ、超能力に目覚めていません。しかし、幻魔大王の先遣隊は、ジョーの存在を認識し、超能力が目覚める前に、殺してしまおうとします。ジョーは、訳が解らない状況のなかで、命の危険に曝され、最大のピンチになります。しかし、そのとき、ジョーの中の超能力が蘇えり、ピンチを脱し、相手を倒してしまします。それを、何度も繰り返しながら、ジョーの超能力は、どんどんパワーアップしていくという物語だったように思います。さぜ、それが好きだったのか?何か、何でも出来ちゃう、超能力が凄いな~!!という憧れと、地球を救う正義の味方というのが好きだったと思います。あなたにとって、主人公は誰ですか?もちろん、ジョーです。ここからの学びは何でしたか?ピンチは、チャンスなんだ、ということ。この話からあなたが決めた信念・価値観は何ですか?最後まで、あきらめなければ、何とかなる、という思い込み。今のあなたの人生にどんな影響を与えていますか?けっこう、ストレスに強いと思います。ピンチのときにも、何とかなる、という根拠のない楽観主義があり、気持ちの切り替えやストレス回避が上手くできているように感じます。これまでの人生を振り返ると、何度か厳しい状況には、出会いましたが、何とか乗り切って、自分の貴重な経験、リソースの一つにできているように感じます。子供のころに、好きだった漫画の物語が、こんな機会でもないと、「そんな漫画を読んだ」ということすらも忘れてしまっているような物語が、けっこう、自分の中心的な信念・価値観と強くつながっている、ということを感じました。とっても、面白い、そして、懐かしい感じになった実習を体験できました。「メタフォアストーリー」にクリックお願いします!
2006.04.02
「不一致のペーシング」クリックお願いします!今回は、コーチングのプロセスの3回目、不一致感へのペーシングについて考えます。コーチングで・・・カウンセリングでも同じだと思いますが・・・クライアントのお話を聴いていると、クライアントの話の内容、流れ、などと非言語で感じ取っているもの、感じ取れるものが、どこか違う? 不一致感? を感じることがあります。これは、クライアントの側に、不一致感の理由をみる立場だと云えます。このとき、コーチはクライアントのなかに、不一致感の原因・理由をみています。これを、コーチの側に原因・理由があるという立場でみてみると、クライアントの話の内容、流れの一応の意味は理解できているが、更に、その深い意味合いが、捉えられていない、聴けていない、という感覚、理解できない不可解な感覚を感じている、ということです。このとき、クライアントは、コーチに聴いてもらえてない、という感覚を持っています。コミュニケーションは人と人のキャッチボールと言われます。そして、人と人の関係性をつなぐものです。コーチングもコミュニケーション・スキルの一つです。コーチングの中で、コーチが感じている違和感、不一致感は、クライアントも、意識的か無意識的かの違いはあると思いますが、敏感に感じ取っているものです。あなたが、コーチだとしたら、コーチとして、管理職の方だとしたら、管理職としてのコミュニケーションのとき、お子さんをお持ちのお父さん、お母さんだとしたら、お子さんとのコミュニケーションのとき、こんな違和感、不一致感を感じられたことはありませんか。もしも、そんな違和感、不一致感を感じたことがあるとしたら、そのとき、あなたは、どう対応したのでしょうか?或いは、今後起きるとしたら、どう対応しようと思いますか?この違和感、不一致感を感じつつ、それまで通りのコーチングを続けることは、この違和感、不一致感を、どんどん広げ、拡大していくようなものです。そして、ある意味、この違和感、不一致感を言葉にしないことは、「今ここで」起きているコトガラに目を塞ぐことではないでしょうか。これは、コーチングで、最も大事なものと言われている、インタラクティブ・・・双方向である。オン・ゴーイング・・・常に現在進行形テーラーメイド・・・個別対応という原則から言っても問題があるように感じます。このような違和感、不一致感をコーチが感じ取ったとしたら、この「不一致感にペーシング(ペースを合せる)」することが必要です。この「不一致感のペーシング」は、クライアントとのラポールの状態コーチングの初期か中期か後期かによっても、クライアントとコーチの相性などによっても違うと思いますが、コーチ側の不一致感を自己開示する必要がありあす。そして、自己開示して、クライアントから学ぶ教えてもらう、という姿勢、スタンス、あり方が重要になります。コーチがクライアントの対して「聴けてない」「理解できない」ということを自己開示することは、クライアントとの信頼関係を壊す、と心配する方が居られるかもしれません。確かに、自己開示の言葉の選択、話し方などによっては、信頼関係を崩してしまうことがない、とは言えません。しかし、クライアントを尊重し、大切に考え、配慮しながら、自己開示すれば、殆どの場合、クライアントとコーチの信頼関係は、返って確かなものになるはずです。そして、本当の意味で、そこからが、コーチングの本当のスタートになる、というふうにも感じています。「不一致のペーシング」クリックお願いします!
2006.04.01
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