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NHKの解説委員のブログと言うのがある。最近の話題をかなり分かりやすい文体で解説している。今回のトピックは、「国際化進む 企業の人材戦略」と言うもの。最後の問答が気になる。Q4)日本人の学生にとっては、ますます厳しくなるということか。A4)そうはいっても、日本人中心の採用に変わりはありませんし、、、日本人という表現が曖昧であるけど、普通に読めば日本国籍の人間とは思わずに、民族としての日本人と思うのではないだろうか。もしそうであれば、アメリカでは完全にアウトな思考回路だ。そう人種差別。ご存じのとおり、アメリカは人種のるつぼであるがゆえに人種問題には非常に敏感。人種問題を考えるとき、肌の色に代表される人種に限らず、宗教や生活習慣など民族的差別に問題意識は波及していく。例えば、額に入れ墨をしなければならない民族がいたとして、その人がレストランのフロア係に応募してきたとする。入れ墨は接客にふさわしくないとして額の入れ墨を理由に採用を断ればアウトであるといった具合。あらゆることに差別は存在する。もしかしたら新卒採用というのも、日本ではあたりまえだけど、差別に当たるかもしれない。年齢が限定されるし、新卒と言う状況は一生に一度しかなく、その人が持っている技術や能力とは関係のない理由で採用の人口を特定しているわけだからだ。最近では、高校授業料の無償化に関して、朝鮮人学校を排除する動きを差別として牽制する動きがあった。個人的には、この牽制の動きは、なかなか理解しがたく、北朝鮮と繋がる人たちの経済支援はおかしいと思うのだが、この報道を聞いた時には、「あ、なるほど。その感覚は確かに"あり"だな。」と感じた。朝鮮人学校については、人権問題があると認識しながら、強い意志で経済制裁として考えるのなら道理も通るかもしれない。しかし、相手は日本に住む民間人(ではないかもしれないが)である。ならばいっそ、外交問題とは別枠で人道的立場を取り日本国としての懐の深さを示す覚悟が必要かもしれない。それこそ友愛と言うやつかもしれない。ま、ともかく、日本の感覚がちょっとずれている良い例かなと。。。
2010.03.27
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年金問題は日本でも大きな社会問題になっている。最近ではJALの退職者の年金問題が広く耳目を集め、「会社が倒れるという非常事態に自分たちの利益を主張するとは強欲だ!」などと批判が集中していた。ま、確かにそういう批判も感情的には理解ができるが、逆の立場に立てばそんな批判なんて契約違反に他ならず、いまさら何を言うという感じだろう。それはそれで理解できる。こちらでもいま州政府の元労働者に対する年金がやり玉に挙がっている。消防士、警察、カフェの給仕・・・年金を含めた労働条件で公共サービスを提供し、40数年働いた挙句に悪者のように言われるのは少々気の毒だ。メディアは辛辣で、「地上最悪の人類」なんて言っている。社会を支えてきた人たちに対してもう少し敬意の念があっても良いだろうに。とは言え、悪化した財政で無い袖を振れないのも事実だろう。結局落とし所を探すことになるのだろう。株で言う「利食い千人力」と同じで、はやく我が物にしない限り、利益は誰も保証してくれない。年金制度に身を置くということは、ポジションを取り続けることに他ならないから。
2010.03.15
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春を予感させる日差しの中、動物園にお散歩に。写真に特段の意味はなし。オオカミ体格は大きく、ハスキー犬は所詮は犬だと感じさせる風格がオオカミにはある。もちろんこのままの大きさではないが、もののけ姫の描写は極端に大袈裟と言うわけではない。
2010.03.07
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長らく更新することができなかった。多忙であるのは間違いではないのだけど、数分、数十分の時間さえないかといえばウソである。でもその時間にPCを立ち上げて、何かを書き込むのかというと、そこまでの気力が湧かなかったというのが実際の姿だ。働き盛りで仕事をするのは結構だけど、今の状況は決してよろしくない。仕事と豊かな生活がセットで両輪をなしてこそ充実した人生かなとおもう。うーん、よろしくない。なぜこんなにも疲労しているのか?世の中、総論賛成、各論反対で動いているからだ。人間が考えることは洋の東西、肌の色、宗教を問わずそれほど無茶苦茶にかけ離れることはない。特に現代の世の中、企業の中に在っては効率とか効果とか考えれば、自ずとあるべき姿は一方向に収束していく。だけど、現状でそうなっていないのはそれなりに理由があり、あるべき姿に到達するには問題点を一個一個潰していくしか手段はないのだ。そして、そうするには時間も手間もお金もかかる。なのに一般的には迅速かつ効率的(手間、お金をかけず)に実行しなさいという指令がくだるものだ。だって、それはあるべき姿であり、「そうなったら、素晴らしいでしょ?」と言う具合だ。その通りなのである。全くその通りである。いやいやその通りでございます、と三回繰り返してみる。各論を考えるのは各機能の下々のすることだがそこが問題である。できない理由は山のようにある。大概は時間軸のすり合わせで何とかなるものなのだが、先延ばしにするのはご法度である。マネジメントはキョトンとした顔でこう言えばいい。「実現できればこんなに素晴らしい状況になるじゃないですか。(はやくやりましょうよ。)」まぁ、実に当たり前の状況なのだが、こうやって各論の人たちは不承不承タフな時間軸で動くのだ。そして埋め合わせは身を削ったハードワークでやる。実の削り度合は洋の東西で多少変わってくる。東側は結構削る。日本はとても良く削る。目標の時間も品質も両方取りに行く。一方、西はそれなりに削るが、いざとなったらクオリティを落とす。とりあえず目標に到達させるが、品質の低さは追々帳尻を合わせるやり方だ。やり方もばらばらで時間軸もタフときたら、各論の人たちが右往左往しているのは容易に想像がつくだろう。良くも悪くも今はそんなのに巻き込まれている・・・経験的にはそれも悪くはないのだが。
2010.03.05
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