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福島第一原発4号機の燃料プールから試験的に使用前燃料を1本取り出したニュースに関連して、4号機の燃料プール倒壊の危険性を福島県民の多くが心配しているとか、使用済み燃料は発熱していることと強力な放射線を放出していることから、水から取り出すと非常に危険(作業している人が即死レベル?)だとか、廃炉に向けての困難な状況が次々に明らかになってきていますね。廃炉まで40年。それまでの間に解決しなければならない問題山積の中で、現在では解決できない技術的な問題を解決するためには、専門分野の人材育成が必要・・・ところが日本国内で原子力の専門知識を教える大学では、花形分野が一転、誰も火中の栗を拾いたくないために応募者数が減ってきているとか。福島県には県立の大学が2つあり、一つは県立医科大学、放射線の健康影響について世界的な権威?の指導の下、世界一の放射線研究の最前線として活躍できる人材を育成・・・といっていますが、それはあくまでも「医学の分野」での話。とすると、もう一つの県立大学で技術系の大学でもある会津大学で廃炉に向けた作業で生じる問題解決をできるような原子力技術の専門家を養成する学科を新設してはどうでしょう。福島の今後40年だけではなく、日本が脱原発へ向けて進んでいくためには、原子力を知っている人材育成は必須なはず。(脱原発であっても、脱原子力技術ではないはずです)福島第一原発の廃炉作業は、東京電力と言うイチ私企業で片付けられる問題ではないのは明らか(だから私は『国家プロジェクト』であるべきだと思っています)その作業工程1年目にして将来の人材不足が問題とされているのですから、当事者である東電だけではなく、現地である福島県も積極的に関与していくべきではないのでしょうか。 福島の原発だけではなく、日本国内にある全ての原発が次々に寿命を向かえて、廃炉としなければならないものも出てきます。 日本だけではなく世界中に原発は存在しているわけですから、それこそ「福島の技術力」が世界に羽ばたくことも可能なのではないでしょうか?「原子力ムラ」といわれるような技術を利権として生きてきた(依存・寄生してきた)閉鎖的な技術者集団ではなく、安全・平和・共存という理念で原子力エネルギーを人や社会に還元、適切に公開していける技術者を育てるのは福島県こそふさわしいのではないでしょうか。
2012.07.19
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こんなニュースを見つけました。「県、農産物安全を一丸でPR首都圏トップセールスも」(http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120718t61002.htm)すでに首都圏のテレビCMでは、DASH村で福島県を一躍有名にしたTOKIOがモモのPRをしているらしいですが、福島県知事が福島市出身のタレント、白羽ゆりさんと葛飾区のショッピングモールで県産農産物の売り込みを行うとか、大阪市や札幌市でも副知事がPR活動をするらしいです。どれほどの予算をかけてPR活動を実施するのかわかりませんが、“あの知事”が先頭立ってPR活動することについては応援できません。 昨年の農産物安全宣言、福島の米の安全宣言をした後の結果を覚えていないのでしょうか。 7月17日の知事の記者会見のコメントがバカさ加減を見事に表しています。「食の復興は生産者の元気につながり、観光交流の拡大も呼び起こす。一丸となって風評被害の払拭(ふっしょく)に取り組む」順番が逆なんだってば! 「消費者に安全なものを届けることが福島の復興につながる。安全のために全力を尽くす福島の姿を見てもらうことが、消費者の信用信頼につながり、福島へ行ってみよう、福島のものを食べてみようということになるのが理想。」今やるべきことは「食べてください」ではなくて、「ここまで安全を確認しています。安全になるよう努力しています」という信頼を得るための努力をPRすることであって、信用信頼がなければ食べてくれないし、福島に来てくれることも無い。 昨年、福島県の信用信頼を一気に失うきっかけを作ったのは、福島県知事の「安全宣言」に他なりません。私なら、安全なものを作る努力をしている人(農家)を前面に出して、具体的にこういった安全確認をしています。というPRからはじめると思います。そして、それぞれの農家が生産したもの一つ一つに農家自身の手で安全性をPRする写真でもコメントでもいいから添付する。 生産者と消費者の信頼関係が生まれなければ、今の風評被害と呼んでいる被害を払拭することはできません。「食べれば分かる」というPR方法は、放射性物質対策には使えません。そこを履き違えたままで、タレントや知事がその場でモモを口にして安全をPR・・・なんて映像がニュースになるのでしょうね。 信用していない人にとってはしらけた(ばかげた)姿に映ることでしょう。
2012.07.18
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夜になっても30度を下回らない部屋で、エアコンをつけずに扇風機と冷却マット、頭にはアイスノンで避暑している福島市です。梅雨明け前ですが、いつもながらのこの暑さを我慢するよりも、猪苗代から避暑通勤したほうが体にいいかもしれませんね。 エアコンの電気代と通勤のガソリン代、さてどっちが得か?眠れない中で悶々と考えたのは、政治のこと。「今の政治は駄目だ」とはいうものの、自民党から民主党に政権が代わってこのとおり。だから民主党は駄目だといっても、自民党に戻っても大して代わらない(もっと悪い方向に進む可能性のほうが・・・)根本的に「日本」という国の仕組みがおかしくなっていて、国を治めることがうまく機能していないことが大問題な気がします。今の日本がスタートしたのはいつからか? 天皇統治ということは今回置いといて、法治国家としての日本が国際世界で認められたのは明治維新の後、大日本帝国憲法による天皇主権の国政からではないかと思います。そして太平洋戦争による敗戦を経験し、日本国憲法の下で国民主権による政治とはなりましたが、国民から選ばれた政治家が政治を行うという仕組みを下で支えていた役人が、明治時代の役人のごとく私利私欲を肥やすために「官僚」と名前を変えて政治の世界をこっそり牛耳っている・・・政治家を代えても官僚の利益享受を根本から見直さないと、日本という国が本当に正しいほうへ進んでいかない・・・そんな気がしてきました。 大政奉還して武士の政治が終わった明治維新、新しい政治の仕組みをプロシアから学び、新しい国として日本が大きく変わった時代、その時代を象徴するのが「維新」という言葉ではないでしょうか。だからこそ、混沌とした時代の今、「平成維新の会」という政治集団?に期待を寄せる国民が増えているのだろうと思います。 しかしながら、「維新」とはいうものの、象徴とされる立場にいる「橋下市長」だけが注目され、本当に組織を解体してよい方向に進められるのか?というところが具体的に見えてきません。下手すると自らが「独裁者」発言をしているように、ヒトラーのような政治に進んでしまうとも限らない???よくよく考えてみたら、江戸から明治に代わったとき、中央の幕府は明治政府に政治を移管しましたが、地方は多くの藩主が県令となり、お抱え武士はそのまま役人として残ったんですよね。農民の子が農民以外の道を開くことができたのは、やはり戦後になってから。本当に日本を変えるとしたら、「革命」でも起こさなければ駄目なのかな? 旧政府が蓄財し、借金したものを相殺するためには、「日本国」から独立した国家でも作らないと駄目なのかもしれません。
2012.07.17
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祝日ですが出勤日です。昨日はもうすぐ2歳半になる一番下の子に「お父さん、帰るからバイバイね」と言ったら「だめ!」という返事が返ってきました。 今まではわけも分からず手を振るだけでしたので、立派に言葉でコミュニケーションが取れるようになった感じです。息子の成長がいとおしくなって、ぎゅっと抱きしめて自分と同じ目の高さまで抱き上げて、ニコニコするのを確認してから別れてきました。私なんかは、ほんのわずかな距離で、会おうと思えばいつでも会える場所だから良いほうなのでしょうが、世の中の単身赴任をしているお父さん、私と同じように震災後に家族が離れ離れになっている人達の切ない気持ちを強く感じました。お父さんたちは、みんなのために頑張っているんだよ。
2012.07.16
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総合スポーツ施設「カメリーナ」、文化施設「学びいな」がある亀ヶ城総合公園。磐梯山のふもと、広大な敷地には遊具もあるし、ジョギングコースもあるし、芝生もたっぷり。この季節は噴水で遊ぶことも出来るようです。土曜日は、アパートからこの公園を中心にぐるっと1時間のまちなか散歩をしました。公園の池にはアジサイが・・・ 涼やかな風を感じながらの散歩。こういう公園があると散歩も楽しくなります。
2012.07.15
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原発事故後の放射性物質の安全基準(安全?)として使われているのが ベクレル/kg ベクレルやシーベルトという言葉は原発事故が無かったら聞くことなんてなかったかもしれない単位ですよね。 調べてみるとベクレルとは放射能の量を表す単位。1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1ベクレル だそうです。ということは、食品の安全基準としている100ベクレル/kgというのは、1kgあたりに毎秒100個の原子核崩壊によって放射線を放つ放射性物質が含まれている ということになりますよね? でも分かりにくいですよねぇ。これをもっと素人にも理解しやすい例えに変換できないものでしょうか? 例えば残っている放射性物質はセシウムだけと仮定して、1kgあたりどれくらいのセシウムが含まれているのが100ベクレル/kgなのか? 知る方法(調べる方法)はないでしょうか。今回の原発事故で放出されたセシウムの総量は数kgほどにしかならないと聞いた事があります。一方、放出された放射性物質は90万テラベクレル(900,000,000,000,000,000ベクレル?)仮に10kgのセシウムだったとすると 10,000g÷900,000,000,000,000,000ベクレル≒0.000,000,000,0001g/ベクレル (いやー単位がややこしい)100ベクレル/kgということは1,000,000tに1g=100万トン中に1gのセシウムが含まれるということですよね。(どこかで桁が間違っているかもしれません)100万トンというとどれほどの大きさなのか?世界最大級の石油タンカーが50万トンだそうですからそれが2艘、このタンカーに1円玉を入れたのが、100ベクレル/kgということになります。 そう考えると、いかに検出が難しいかがわかりますよね?埋立可能な放射性廃棄物の基準が8000ベクレル/kg、これでも50万トンタンカーに1円玉40枚ですよ。 除染ででている放射性廃棄物は多分この基準以下なはず。除染出放射性物質を除去するとはいいますが、金鉱山でさえ1000トンに3グラムほどの金が含まれることに対して、その1/100程度の含有率のセシウムを除去するのは、実際難しいということですね。除染によって1トンフレコンバッグが数百個も積み上げられた光景をみましたが、あの土に含まれるセシウムは精錬してもゴマ粒にもならないということになります。このほうが分かりやすいような・・・余計に混乱するかな?私のような素人が換算するよりも技術的に解説しているブログがありました。(http://hosohashi.blog59.fc2.com/blog-entry-29.html)
2012.07.13
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あまり政治的なことを書きたくは無いのですが、結局は素人集団の民主党政治は末期だし、自民党は昭和時代の悪党の名残り、「国民の生活が第一」は本当のところ「自分が第一」だったりするし、大阪維新のなんちゃらは本筋が見えてこない・・・ 結局のところどの政治家が国の代表となっても、戦後60年の間に「官僚」に政治主導権を握られてしまったのだから、この組織と体制を壊さない限りは誰が何をやっても駄目でしょうね。社会保障と税の一体改革という名の下に、税収確保のために消費税を上げることだけで、肝心の社会保障が継続していくという期待を国民がしていない(特に若年層で顕著) 1000年に1度の災害といわれる東日本大震災への対応だって、未だにしっかりとしたビジョンで再生・復興へと導いている動きは見られない・・・ 原発事故に至っては、偽りの収束宣言に見られるように責任の所在の不明確さ、現実を見据えての確固たる信念の下での対応、住民(福島県民)が未来に希望を持てる対策、どれをとっても失格です。国民の生活が第一、だから消費税引き上げ反対と言っている本人は、数年前に「消費税は10%としないと国が成り立たない」と断言していた人ですよね? 現在の「官僚主導政治」では、どう逆立ちしたって増税法案がひっくり返る可能性は無い、それなのに増税反対を旗頭としているのは、目先の選挙のためとしか思えません。私が望む理想像としたら、福島県民が不安ながらも前に進むために断固行って欲しいことは、事故を起こした福島第一原子力発電所から完全に危険性が無くなるまでの作業を国家プロジェクトとして遂行すること。チェルノブイリ原発事故だって事故後25年経った今でもベラルーシでは国家プロジェクトとして石棺の維持と新たな覆いを作って放射性物質の飛散を防ぐ対策を実施していますよね。 福島原発が東京電力というイチ企業体が対応する問題ではなく、日本という国が全力で対応していかなければならない問題なのではないですか? 東京電力が行っている廃炉に向けての作業内容が県民(国民)に広く公開されているとは言えず、その作業に対する責任の所在が不明で不安ばかりが増しています。今後50年続くことを覚悟して国家プロジェクトとして、福島第一原子力発電所跡地から完全に放射性物質を除去して更地とするまでを国が責任を持って実施するのであれば、消費税が20%になろうが30%になろうが支持しますよ。 それを目先の10%、誰も信じていない社会保障改革、ちぐはぐな対応と対策ばかりで「政治家です」というのでは話になりません。「福島の再生なくして日本の再生なし」というのならば、国家の力を総動員して、福島に骨をうずめる覚悟で事に当たる・・・それが福島に寄り添うということではないでしょうか。 官僚主導政治を改めるためにも、福島県内に国家プロジェクトを遂行するための省庁を直接設置し、官僚の中でも優秀な人材を事に当たらせるべきでしょう。(ズラ山さんのように東京にいたって駄目なんです、事実は現場にこそあるのです)
2012.07.12
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その昔、海外からセアカゴケグモが日本に入ってきたときは、それはもう大騒ぎでした。 「猛毒を持ったクモが日本に入ってきた」「刺されると死んでしまう」そんな感じでしたよね? でも実際のところは、日本で死亡例は確認されていないし、大阪近郊で見つかって以来、越冬しても急速に増えているわけでもなく、側溝などにひっそりと生息している・・・なんだか原発から飛散してきた放射性物質と同じような気がしませんか? 「ものすごく強い毒性をもっている」「浴びたら死んでしまう」と言われながらも、今のところ死亡例はおろか、直接的な健康影響は確認されていない。側溝にひっそりと生息していて、注意すれば言われているほどの危険性は無い・・・ 正しい知識をもって対処(駆除・除染)すれば生活影響は無い。そうあってほしいものです。
2012.07.10
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たまたまネットで「100年前の写真」というのを見ていたら、明治時代の風俗や当時の人達がいきいきと生活している光景が沢山でてきました。 100年前の写真に写っている人達は当然ながら今の世の中には生きていないわけですが、自分たちが生きていない100年後にその写真の姿を見られるとは思っていなかったでしょうね。これから100年後、いや50年後でも自分が生きている確率はかなり低いわけですけど、その頃の人達は、今の私たちの生活や状況をどう思いながら見るのでしょうかね? というか、自分がこの世からいなくなっても、世の中は動き続けているし、自分の子供の世代、その次の世代と受け継がれていく(自分もまた受け継いできたわけですから)見えない遺伝子以外の方法で伝える何かがあるんだろうなぁ~と、自分がいない未来のことを考えて寂しくなったり、複雑な心境になりました。(こういうことは一人でいるときしか考えつかないし、一人で考えているとものすごく沈みますね)自分には幸か不幸か?遺伝子を繋いでくれた子どもが4人もいますから、「昔、こんな変わったじーちゃん(ひーじーちゃん? ひーひーじーちゃん???)がいてね、原発事故のときに福島から猪苗代に避難したんだよ」と伝えてくれることでしょう。他人事ながら心配してしまうのは、知り合いに沢山いる独身でそれなりの年齢になっている人達。 私は一番下が独立するまで、あと20年は働き続けなければならない???という大変さはありますが、それでも年を取った頃には面倒を見てもらえるかもしれない、という淡い期待^^;を持つことができます。 人生のパートナーがいなければ人生最後を看取ってくれる、その後を繋いでくれる当てがないというのは悲しいことなのではないでしょうかねぇ。知り合いの独身女性にこんなことを半分冗談で話したことがあります。「もしも結婚しても子どもができなかったら、もしくは結婚する当てがなくて老後が心配だったら、うちの子を養子にもらって」と。少子高齢化といわれる日本が、50年後100年後もありつづけるためには、次の世代は一族で繋いでいくだけではなく、地域全体で支えあわなければならないと思うんです。 養子は冗談にしても、子どもたちには私たち(親)だけの面倒を見ればよいのではなく、困っている人を助ける、知っている人の老後の面倒もみてくれるような寛容な心をもってほしいと思います。
2012.07.10
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福島の原発事故の原因究明さえ満足に行われていないのに、産業界の強い要望と国のメンツだけで?再稼動させてしまった関西電力大飯原発3号機。100%の原子力フルパワーで電力供給していますが、「安全」だという人達の自信はどこからくるのでしょうかね?タイトルにある『安全に「絶対」はない』というのは工場で安全教育をするときに耳にたこができるほど聞かされる言葉です。 どれだけ安全対策を施しても、その機械が動いている限り危険は潜んでいる、究極の安全対策は「稼動させない」ことなのですが、動かない工場は工場の意味が無いので、危険のリスクをいかに減らすか、どこまで危険性を認識した上で稼動するかが大事になってきます。動いてこその工場だからゆえに『安全に「絶対」はない』わけで、常に危険と隣り合わせ(レベルは違うにしても)という認識が大事だと言われています。原子力発電所に対しての「安全」は絶対的なものでなかったのにもかかわらず、私たちは過信していた、過信させられていた?=騙されていた ということなんでしょうね。自信や災害に対しても『5重の安全構造』で守られているといわれていたのに、いとも簡単に崩壊してしまった。 「絶対に壊れない」ものなんかこの世に無いのに、壊れないことを前提に安心しきっていたからこそこんな状態になってしまった・・・原子力は未来のエネルギーと謳っていた双葉町(大熊町だったかな?)のスローガン。未来のエネルギーに対しての安心を「絶対」だと思ってしまったことが過ちでしたね。日々安全でいられるのは、絶対を信用せずに危険性を認識してコツコツとその危険性をつぶしていくことを忘れない、今日までの安全性はその積み重ねかもしれませんが、明日の安全性を保障するものではないのですね。 原子力エネルギーは一度稼動してしまうと、核のゴミも含めて絶対な安全は存在しないことを認識しなければなりません。これは、原発事故で被害を受けた福島県民が一番よく理解すべきことであり、後世に伝えていかなければならないことであり、世界にアピールすべきことではないでしょうか。電力が今の生活で「無くてはならないもの」ですから、何が何でも原発再稼動反対!という気はありません。危険性を認識した上で、それでも必要だと思った結果の再稼動であれば仕方が無いことでしょう。しかし、福島の事故ではいまだに誰も責任を負っていない。同じことを繰り返さないためにも、「事故は起きるもの」という認識と「安全に『絶対』はない」という認識の上で対策や責任を明確にしてほしいものです。
2012.07.09
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猪苗代町の台所といえば、ヨークベニマル猪苗代店とリオンドール猪苗代店。そのリオンドールで見つけてしまいました。セロリと珍味タラの漬物だそうです(写真はその材料) そういえば、5月の猪苗代では他の地域と違ったものが売れるというニュースは知っていました。 それは地ダケ(タケノコ)と煮物にするための鯖の水煮缶。 今回のセロリとタラは初めて知りました。 セロリの浅漬けも美味しいですから、これもいけるでしょうね。鯖缶にしてもタラにしてもそうですが、山間部の保存食の知恵からきているのでしょうね。
2012.07.08
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原子力安全保安院のスポークスマンから、不倫で更迭されて福島の除染推進だったかに任命されるものの、不適切な人材という理由で、福島に来ることも無く東京にいるという「ズラ山」いや「西山英彦」っていう人は、今なにしているのかな?6日に国会の事故調の報告書に対して「申し訳ない、大変恥ずかしく思う」というコメントがあ保安院からでていたらしいけれど、恥ずかしい人が面と向かって広報していたんだから、何を今更な感じがするんだなぁ。
2012.07.07
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今日は雨の福島市です。年に1度の七夕(でもここ最近ずっと意識したことは無かったなぁ)ですが、残念ながら星空は福島市でも猪苗代町でも見られそうに無い感じです。 猪苗代のアパートには3番目が幼稚園で作ってきた七夕飾りがかわいらしく飾ってありましたが、今日は多分屋内にはいったままのことでしょう。猪苗代町の主な産業というと農業と観光なわけですが、国道49号線や国道115号線に隣接する観光客目当てのみやげ物店などには、残念ながらまだ県外ナンバーの観光バスはほとんど見受けられません。駐車場が広大だからこそ、観光バスが止まっていないと余計に寂しさを感じてしまうわけで^^; 地元の人達も「このままでは生活に影響を及ぼしかねない」と思っているのでしょうか。しかしながら、私が福島市と猪苗代町を往復する限りでは(115号線だけですけど)県外ナンバーの観光バスとはなかなか擦れ違いませんが、県外ナンバーの乗用車やバイクツーリングは結構見かけます。個人消費(観光)が少しずつではありますが、戻っているような気がします。そういう人達が観光みやげ店に足を向けないで、知る人ぞ知る地元の有名スポットや広域にドライブ・ツーリングをしているので、なかなかお金を落としていってくれないように思えてしまうのかもしれません。思うに、猪苗代の観光というと雄大な磐梯山、猪苗代湖、自然が作り出した裏磐梯と湖沼群・・・景色を見て楽しむことだと思うんですよね。 会津若松の観光のように、白虎隊や鶴が城の悲劇や会津の歴史史跡を巡る京都観光のようなスタイルとは違って、のんびりゆったり自分のペースで楽しむ観光。そんな個人向けのユーティリティが猪苗代の観光には必要(あるけれど知られていないだけなのかも?)ですね。 私だったら、猪苗代スキー場をマウンテンバイクでダウンヒルしてみたいと思うんだけど、夏場のスキー場はクローズされたままですよね? 自分の車やバイクでドライブ・ツーリングもいいですが、猪苗代湖周回や磐梯山周回を100%電気自動車(オープンカーとかね)で巡ることができるレンタカーがあってもいいと思うし、電動アシスト自転車とか電動バイクでもいいですよね。普段は乗れない乗り物で巡る磐梯山周辺の自然というのも、環境と自然の共存としては面白いと思います。猪苗代湖もマリーナがありますが、自分の船を持たなくても観光船や足漕ぎボート以外の体験ができるとか(ジェットスキーは自然と安全の面からあまり・・・ですが)猪苗代湖の真ん中から360度の自然をのんびりゆっくり感じることができる浮島のようなものがあったら体験してみたいですけどねぇ。比較的お金に余裕がある年齢が高い層の人達が、今までの通り一遍の観光(団体で訪れて見物して食べて土産買って帰る・・・みたいな)ではない、普段の生活では体験できないことを観光の主体に持っていくべきではないでしょうか。なにせお金と時間は十分に持っている方々なわけですから。
2012.07.07
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昨晩はどれほどの雨が降ったでしょうか? 福島市だったら、「川が氾濫しないだろうか」とか、「どこか土砂崩れにならないだろうか」と心配するほどの雨ですが、猪苗代では不思議と大雨でも無頓着でいられます。理由の一つは、雨が降っても融雪溝が整備されているから道路が簡単に冠水することもないし、溢れる前に流れていってしまいます。もう一つは洪水を起こすような大きな川がない(長瀬川は注意が必要ですが)ということ。秋元湖を水源とする長瀬川は水力発電のために河川の放水量管理は比較的きちんとしているため、通常の川の流れ以外に、発電所から猪苗代湖へ向かう水路が確保されています。長瀬川の流域付近は注意が必要ですが、長瀬川が氾濫して町内が洪水に巻き込まれるという可能性は極めて低いと思います。磐梯山の山裾は土砂崩れの心配はないのか?と思われそうですが、そこも豪雪地帯ゆえに雪解け水対策がしっかりしているからなのか、土砂崩れで通行止めという話は聞きませんねぇ。そんなで、今朝は猪苗代から出勤。心配していた霧もあまり発生していなかったので、1時間かからずに出社できました。そうそう、猪苗代町のガソリン価格がまた下がっていました。 レギュラー1L=133円。福島市が137円ですので、4円も差がついています。郡山が値下げしているのかな?
2012.07.06
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昨年の震災が発生した日は、とにかく家族の無事を祈り、信号が止まって大きな道路にも陥没があったり、何度も余震が襲ってくる中、大渋滞で右往左往しながらも10kmほど道のりを3時間かけて我が家に戻り、家族は避難所に向かったけれど全員無事を知ってほっと一息ついたことを記憶しています。翌日からは会社は現状確認と復旧への段取りで毎日出社、家族は家に戻って食料や水をどうするかということで精一杯だったと思います。 現実にやってきた災害に対するサバイバル生活。幸いにも我が家の車はガソリンが3台ともほぼ満タンだったので、緊急時の避難や買出しを心配することはありませんでした。 自分の命と家族の命を守るためにはどうすればいいのか? 水と食料、そして生活空間の安全・・・それで精一杯だったときに原発の爆発シーンをテレビで目にしました。あの瞬間、正直言って『終わった』と思いましたね。それまで「原発で大事故は起きない」と信じ込まされていましたから、原発で爆発=原爆と同じ くらいの大きなショックを受けました。やがて自分たちにも目に見えない放射能が降り注ぎ、広島や長崎の原爆で苦しんだ人達と同じ道を自分たちも歩むことになるのか・・・死んでしまうのか・・・それからは抜け殻のような心と、現実は職場の復旧作業に精力を注いで家族を外に出さないでおくのが精一杯、食料や水を求めて自転車で走り回る(降り注ぐ放射能など気にも留めませんでした)生活。 原発爆破直後には、北海道と東京の親戚に子どもたちを避難させようかと考えましたが、テレビやラジオから流れる「心配ない」情報を鵜呑みにして、そのまま留まる事にしました。1ヶ月ほど過ぎてでしょうか、福島市内でも線量の高い場所がある、風の流れと原発からの雲の流れを推測すると、どうやら渡利がそういう場所だとわかり、本格的に子どもたちを避難させることを考えました。でも県外では虐めに遭う可能性が高い、県内で放射線量の低いところは南会津、知り合いも要るでも車で片道3時間以上は覚悟しなければ・・・ さまざまな条件を判断して、4月中頃に隣町である猪苗代にアパートを借りることを決めて、5月の連休には引っ越しました。 避難する期間は一番上の子が小学校を卒業するまでの2年間。身よりも無い地域なので、私以外の家族全員が避難することとしました。不安に思ったら最善の策を取るのが私の信条。原発が爆発してからの抜け殻だった心を埋めるためにも、1ヶ月間家族に対して自分が満足できる行動を取れなかった償い?が、この自主避難という行動に現れたと思っています。そして1年が過ぎ、もうすぐ猪苗代で2度目の夏がやってきます。この1年間は放射能の影響を判断するための様子を伺う期間。本当に健康影響があるのか?生活環境に影響はあるのか?避難区域に指定されるのではないか? そんな不安を抱えての1年間ではありましたが、空間線量から推測する外部被ばくについても、食品を摂取することによる内部被ばくについても、福島市で生活することが大きな障害とはならないことが分かってきました。 しかしながら、昨年の米からは基準を大きく超える放射性セシウムが検出されて作付け禁止、住宅の除染についても今年度中に完了の予定ということで、当初の予定通りに今年一杯は子どもたちは猪苗代へ避難させておくことにしました。さて、私の頭の中では来年の春にどういう形で子供たちの避難生活を終了させるか?を考えることができるようになってきました。避難を終了というよりも、福島市でどういう生活を再開させるか?というほうかもしれませんね。まずは震災でガタガタになった自宅の中を徹底的にきれいにしなければ。ゴミ屋敷のような部屋はゴミを全て捨てる!(これは嫁さんの性格が関わるからなぁ)そして春からは中学生になる一番上には独立した勉強スペースが必要でしょうから、子供たちの部屋を大胆にリフォームしたいですね。男4人ですからあまりパーソナルスペースを気にする必要はないと思っているのですが、2階の8畳と6畳+クローゼットスペースの壁を取っ払ってワンフロアにします。(これは新築時にも想定していました)そして平らな天井を取って屋根裏スペースを有効活用、吹き抜けにつつく部分をロフトと収納にして、大きな部屋を各自が2階建て風に使えるような仕切りと机+ベッド=寝台列車風???にしてあげようかと思っています。2階の部屋を追い出された私は、2階にあるもう一つの6畳和室に移動になりますが、ここは寝室にして、書斎兼趣味の部屋を庭先にミニログハウスでも建てたいですねぇ。せっかく子どもたちも猪苗代でスキーを習ったし、クロスカントリースキーに興味を持ったりしているから、そっち方面の趣味と息子たちのバックアップもできるようにしたいなぁ。震災以降止まっていた夢や憧れへの時間が、ちょっとずつ進められそうな気がします。
2012.07.05
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1年半前に「買い換えようかな?」と思って、一度試乗したことがあるスバルのエクシーガ。(http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20120703/Itmedia_makoto_20120703090.html)今乗っている12年目のホンダストリームと比較しても、そんなに劇的な違いを感じることも無く(3列シートのミニバンで、箱型のミニバンと比べれば室内空間に余裕はありませんが不快に思えることもなく、運転する立場としても大きさを感じることもなく、2.5リットルエンジンでもパワーを感じることも無く、4WDとFFの違いを明確に感じることも無く、ごくフツー)片や下取り価格1万円!?片や支払い総額300万円!という感覚以外の違いに驚いて、「1万と300万だったら1万のほうを乗り続けちゃる!」と、購入を断念していたのですが、ここに来て状況がかわってきました。まずは、消費税引き上げの惑い。2014年3月までは5%ですが、それ以降は8%、2015年4月からは10%と引き上げられる消費税。 「社会保障と税の一体改革」とは言いますが、税率は明確に引き上げられるのに、社会保障のほうはどうなっているのか分かる人は少ないのでは?(私は理解していません) 仮に300万円のものを購入するとした場合、税率5%なら15万円、8%なら24万円、10%なら30万円! 今よりも9万円余計に払うのか? はたまた15万円余計に払うのか? 誰が考えたって余計な支出は抑えたいですから、2014年3月までに買える物は買ってしまおうという駆け込み需要は増えるでしょうね。(逆に税率UP後の買い控えが恐ろしいですが)それから一番気になるのが「ぶつからないミニバン」という謳い文句にあるように、ステレオカメラで前面衝突を防止するシステムが搭載されたということ。しかも今までは警告だけの古いシステムしか選べなかったものが、最新式の自動でブレーキを踏んで危険回避するシステムになり、その上乗せ価格が30万円だったものが10万円程度に抑えられているということ。加えて車両価格全体が値下げされたので、300万円でもお釣りがきそう。 (加えて、今ならエコカー補助金10万円も該当しそうなのですが、あまりにも目先のお金にとらわれるのも何ですからねぇ)1万円の車は、機能も乗り心地も見た目もまだまだ現役で、息子が免許を取れるようになるまで(あと6年か)十分乗り続けられると思うのですが、今年の冬にはスタッドレスタイヤを新しく交換しなければならなさそうだし、夏タイヤも今シーズンでそろそろ古くなったかな? それだけで出費が20万円近くいきそうです。車検まではあと1年半あるから、それまでにゆっくり次の車を探そうと思っていたのですが、この「ぶつからないミニバン」の性能が気になって仕方がありません。 それから、スバルがトヨタ系列に入ってしまったが故の噂として、次期3列シートミニバンは、トヨタからのOEMになりそうだということ。メカニカル大好きな身として水平対抗4気筒の最後のミニバンに乗っておきたいよなあ~(2リットルのターボもありますが、さすがにそこまでの若さはないので)資金がないわけではないのですが、男の子4人の親として自分の楽しみにお金をかけすぎるわけには・・・ 宝くじでも当たらないかな。
2012.07.04
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原発事故関連のニュースや原発再稼動に関するニュースは、毎日次から次へと新しいニュースが飛び込んできますが、よくよく見てみると過去に報道されていたり、もしくは福島県民なら予想している、想像がつくことが多くなっていますよね。「福島県大熊町:『町に戻らない』4割 町民アンケート中間速報」(http://mainichi.jp/select/news/20120703k0000m040042000c.html)「川魚から最高2600ベクレル 環境省、魚類や昆虫を調査」(http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207030089.html)そりゃー5年間戻れない、5年後の放射線量が今のままでは年間50ミリシーベルトを超えるといわれてしまえば「戻らない」と考える人が4割というのも当然の結果でしょう。戻れるなら戻りたいというのは、事故前の生活に近づけるのならそういう希望も持ちますが、残酷だけれど事故が起きた原発周辺に戻って農業をするとか、普通の生活を取り戻すことは不可能ではないでしょうか。放射性物質が大量に降り注いだ原発北西部の山を水源とする真野川を調査すれば、川魚から基準を超えるセシウムが出るのも当然でしょう。危険だとされるエリアから危険だといわれる値が出るのは当たり前で、むしろそういった危険地帯にも以前と変わらない生命が普通に存在していることを理解してほしい気がしますね。福島市は事故直後のヨウ素の影響はともかく、年間20ミリシーベルトを超えるのではないかと心配していたセシウムが要因であろう空間線量も着実に下がり、1時間あたりの空間線量もほとんどが1マイクロシーベルト以下、狙われた?渡利地区でも一般道路は0.5~0.8マイクロシーベルトで、雨水などが集まりやすいホットスポットを除けば心配する値でもないでしょう。内部被ばくの原因となる農産物や食品ですが、福島市内・福島県内で流通している食品については充分とはいえないにしても、放射性物質の検出検査を実施して基準値を超えるものは出荷していないわけですから、その影響は小さいだろうし、自家消費の野菜なども検査をしていれば自己責任ということになりますからね。米についてはこれからの検査でどういった値が出てくるかで安易に安心はしていられませんが。私個人の考えですが、福島市において原発事故による放射線が及ぼす健康影響は90%以上出ないと思っています。残りの10%のうち、5%は掴みきれていないヨウ素被ばくの影響(だからこそ甲状腺の定期的な検査を実施することは重要だと思います)残り5%は、科学の未知なる部分と過去の原発事故(チェルノブイリでありスリーマイルであり)から推測されるもの。 5%の中のさらに極一部の危険性ばかりが一人歩きをし、現地を知らない人が外野から声高に叫んだりすることが、精神的に大きな影響を及ぼしているような気がします。福島市に住み続けて福島で生きていくためには、5%の健康影響を定期的に把握して管理することと、5%の危険性に振り回されずに注意していくことが必要なのではないかと思います。 そして残りの90%は無関心に放置するのではなくて、本来事故がなかったらこんなことを楽しめたとか、こういうことをやりたかったという「楽しみ」に気持ちを持って生きたいですね。
2012.07.03
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その昔、花見山の近くでホタルが乱舞する場所からすこし上流のこの場所には、とてもきれいな湧き水と清水があって、とても神聖な場所のように思っていました。 残念ながら今は川もコンクリートで整備され、湧き水があった場所らしきところは小さな池に・・・それでも、ここがきれいな清水があった証拠を見つけました。
2012.07.01
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R110さんのブログのコメントにお応えして?巷で噂となっている?阿武隈川から渡利地区にさかのぼってくるという「幻の放射能竜」を探してきました。まずは地区内を見渡そうと殿上山へ上ります。このお宅は絶対に「さとう」さんだろうな~というところを通って山頂へ到着しますが・・・樹木でなーんにも見えません。山ノ神に探検の無事を祈りつつ探検隊らしく?こんな急な坂道を降りてきます。この写真の意味が分かるのは・・・R110さんだけでしょう^^;まずは、胡桃川と阿武隈川の合流域で遡上跡を探して見ますが・・・続いて、堀切川と阿武隈川の合流域を渡利大橋から眺めてみます堀切川は河口付近から50mほどのところで暗渠になってしまいます・・・この先をのぼっていったのかは私には探れません。もしかすると、放射能竜の正体はコイツだったのかもしれません。ということで、散髪しながらのお散歩は、軽く一汗かいていい運動になりました。
2012.07.01
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今週は梅雨と思えないほど、清々しい気候で雨も降らず過ごしやすかった福島市です。湿度は低いけれど暑さはそれなりでしたので、そろそろいろんな虫があちこちから出現してきそう・・・ 室内に侵入してくる嫌な虫は困りますが、夏の風物詩もでてこないかな?今夜は猪苗代なので、カメリーナにあるビオトープにホタルでも見に行ってこようかと思います。昨年も一度だけ子どもたちと一緒に見に行ったのですが、そのときは残念ながらホタルを見ることはできませんでした。渡利もくるみ川の上流域にホタルの生息地があったのですが、数年前に見かけて以来、河川工事の影響なのか、見ることはなくなってしまいました。 私の小さい頃は、自宅付近の小さな小川にたくさんのホタルが乱舞していて、本当に「ホタルの光」で字が読めるほどたくさん捕まえることができていました。今年も除染作業の影響で渡利ではホタルをみることができないか?それとも作付け制限でほとんどの田んぼが農薬散布をしていないので、大量のホタルを見ることができるかも?そういう意味では、昔の自然に戻るのも悪くは無いですね。
2012.06.29
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今朝は猪苗代からの通勤です。朝夕の日も長くなり、会社が終わって(残業なんてほったらかして)猪苗代に向かうと、日が沈む前に余裕でアパートに到着します。135円のガソリンスタンドで給油して、アパートで余裕で夕食を食べることができるのはありがたいことです。そして朝、猪苗代の朝は早い! 4時過ぎにはすでにガンガンと日が差して「おはようモード」全開です。 これが渡利だと、すぐ目の前に迫っている山から日が出るのは5時過ぎ(だと思います)5時ごろになんとなく目を覚まして、ボーっとしながらテレビでNHKを流し聞き、6時の天気予報を合図に朝食をとってそそくさと出勤準備をする・・・というのが今の日常なのですが、猪苗代だと、4時過ぎに白いカーテン越しに日差しがガンガン照りつける(昨年の夏は農業用資材にある45%遮光ネットを取り付けていました)5時ごろにはまぶしくて寝ていられない、6時前には子どもたちも目を覚ます・・・ 私は1時間の通勤時間を見て6時にはアパートを出発! といった感じになります。昨日は2番目の子が「夏休みの自由研究用の工作品を買いたい」という電話が入ったので、週末前に猪苗代に行って話を聞いてみることにしたのです。 すでに子供たちの頭の中は「夏休み」モードに入りつつあるんですね。学校で渡されたらしいチラシには、「夏休みの自由研究に!」という自由研究キットやら遺跡発掘(といっても模造品を粘土で固めてあるものを自分で彫りだすというお楽しみ品)というものが並んでいますが、その中で息子が気に入ったのが3ウェイに変化する動力実験キットのようなおもちゃ。1000円から2000円の価格帯が多いチラシの中で、3800円とひときわ高額な値段が目に付きます。(どうやらそれを気にして私に電話をしてきたようですね)3800円という値段もさることながら、夏休みの自由研究の前に普段の宿題を自分でやりこなすこと、自分で決めたことを自分でやり遂げることが約束できるなら買ってもいいことにしました。福島市の小学校でも昨日から屋外プールが再開されたようですが、猪苗代小学校も昨日からプールが再開(昨年も屋外プールの授業はありましたが)、猪苗代の場合は放射性物質の濃度がどうこうというよりも、水が冷たいのでそちらのほうが心配です。 避暑がてらのんびりとプールサイドで、時々ひと泳ぎ・・・なんていう優雅な過ごし方ならいいのですが、学校の授業の一環ですからね。まるで冷たい井戸水の中で泳ぐんだから、そりゃ~猪苗代の子どもたちは体力が都会の子とは違うわけです。
2012.06.28
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今朝の通勤時にPA-1000を車に乗せて、どれくらいの空間線量になっているかを確認してみました。(PA-1000の特性上、1分間の平均値を表示するのであくまでも目安です)自宅(福島市渡利)のスタート地点では1.1マイクロSv/h程度とまだ安心できるような値ではありません。それでも半分にはなりましたけどね。県道山口渡利線を東から西へと進むと0.6~0.5前後で推移します。こちらも1年前と比べれば4割ほど下がっているのではないでしょうか。途中、七社宮神社を過ぎたところだけがぴょこっと上がるのは高い樹木からの影響ではないかと思われます。(それでも0.7ぐらいですけどね)国道四号線に入りちょっと北上すると大仏橋上で0.5と下がります。西に曲がって県庁前でも変わらず、あづま陸橋を上ると0.3を切るくらいまで下がります(我が家の寝室よりも低い)そのまま高湯街道を西へと進むのですが、0.3~0.4程度の数値を示す程度で大きな変化はありません。チェルノブイリ事故では強制避難地域だと言われていた渡利地区でも道路を移動する限りは0.5~0.7とぎりぎり放射線管理区域に該当するかどうかのレベル、新幹線を通過させろといわれた福島駅付近から西は0.3~0.4とローマやロンドンのような自然放射線の影響を受けている都市とさほど変わらないレベルにまで空間線量は下がってきています。もちろん、原発事故が無かったらこんな数値を知る由もなかったし、心配することもなかったでしょう。事故を起こした相手(東電であり管理者の国など)に対しての怒りはありますが、では福島市内に限ってその影響はどうなのか?(特に健康影響)を考えると、今の空間線量レベルであれば生活に支障を及ぼすような問題は発生しないと個人では判断しています。ただし、すぐそばの森林からの放射性物質がどう流れてくるか?農地で作る農産物はどの程度影響を受けるのか?少なくとも昨年の検査結果は基準値を超えていたのですから、比較してどれくらいなのかを確認するまでは安心だとは言えないかもしれません。やれ側溝だ、雨樋だ、汚泥だといった、生活空間に密接しているとは考えにくい場所や明らかに放射性物質が集まりやすい場所の線量を測定して、「危険だ」という発言までは許せますが、「ここには住めない」というのは大げさすぎるということを知ってほしいですね。汚水処理場にでも住んでいるのなら別ですけど。(ねずみじゃないんだから)空間線量がここまで下がってくると、高い放射線量と温泉効果が高いことで知られる玉川温泉に似たような状況だと思うのですが、低線量の健康影響(良い意味で)がでてこないでしょうかね? ひざの痛みが消えたとか、美肌になったとか、喘息が楽になったとか・・・ 私は不思議と猪苗代町と比べると福島市に居るときのほうが喘息になりにくい?気がしています。 病は気からだけなのかもしれませんが^^;
2012.06.26
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私は実物を見ていないのですが、土曜日だか日曜日の新聞折込に「福島が好き」というタイトルの情報紙が入ったそうです。 脱原発さんがブログで全編公開しています(http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11285055531.html) 見なくていいですよ(http://blog.goo.ne.jp/fukushimagasuki)んでもって、この情報紙に対するツイッターのまとめが早々に出てました(http://togetter.com/li/326217)「福島が好き」の編集部は京都市市民活動総合センターにあるようです。 まぁ、内容に対しての福島県民からの反応は冷ややかなものがほとんどのようでし、情報としては地元からすると古いような気がするのは否めません。私の意見。 どうして県外からこんな情報を福島県内で発信するの? 何をしたいのかがさっぱりわからない。 脱原発が形をかえてまたまた募金活動をしている・・・ その程度ですね。福島県の外側からこんな形で精神的な不安を与えられて、黙っているわけにはいきませんね、今の福島が全く伝えられていませんから。 原発の敷地内も、福島県の西の外れもひとまとめにして「福島」だと伝えられることには辟易しています。今の福島(福島市)は、不安から立ち上がろうとしている人がほとんどでしょう。全ての危険情報や危険因子を無視するつもりはありませんが、安全な部分を確認して、少しでも危険なエリアを狭めていく努力こそ大事になってくるのではないでしょうか。大雨の後に阿武隈川に流れ込む渡利地区の側溝汚泥が急激に線量が高くなったという情報がネットにありました。そりゃそうでしょう、渡利地区の側溝なんて普段は水が流れているところのほうが少ないんですから。これほどまでに危険や不安情報を外から流されるのは、福島県民が総じて舐められているのではないかと。 危険なものは危険だといえるし、安全が確認されたものは安全だと言える(どうも、福島県内ではそういった声を上げることさえ統制されていると勘違いしている人もいるようですし) 福島県民も日本国民として生活していることを知らしめなければなりませんね。
2012.06.25
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再び訪れました相馬市。復興チャレンジ丼の第二弾はこちら市場食堂の海鮮丼 ¥980 です。海老が駄目な私はこちらを選びました。サーモンいくら丼 ¥950一人で食べるより、やっぱりみんないっしょがいいですね。 この調子で、ちょくちょく被災地を訪れるだけでも応援になるんじゃないのかな?
2012.06.24
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一番上の息子が猪苗代の友達を連れて福島市の自宅に戻っています。 目的の「東北新幹線30周年記念号」の撮影を無事に終えて、今晩はお泊り。心なしかはしゃいでいる感じもします。本当なら明日は磐越東線に乗って別な列車撮影を予定していたのですが、今日だけで300枚も写真を撮ったということで、予定変更。子供たちを連れて相馬へ出かけ、被災地を見てくること&復興チャレンジ丼をたべることにしました。 やはり被災地の今を見せるべきだと思うし、少しでも復興を応援したいですからね。明日は海鮮丼を目指してみようと思います。
2012.06.23
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おはようございます。久しぶりに週末福島市にいます。昨晩のこと、突然裏のほうから小鳥がけたたましく鳴くような声が聞こえました。こんな時間に鳥が飛ぶはずも無く、ネコのけんかにしては声色が異なる、そんな雰囲気でしたが、しばらくして聞こえなくなったのでそのままにしていました。で、今朝洗面所から外を見てみると・・・我が家の雨どいに小鳥が巣を作っていたようです。そこが何者かに襲われたのかな?2階の奥まった場所ですから、ネコが手を出すのは不可能・・・となると犯人は蛇?それもまたちょっと怖い気がするのですが。放射能の影響は小動物に・・・なんていわれていますが、我が家の周りは毎朝のように小鳥が飛び回ってうるさいくらいです。変化なんて全く見られませんね。
2012.06.23
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今朝見ていたニュースで気になったのは「日産に続き、ホンダも国内生産体制再編」といいう件。トヨタは国内生産300万台という体制の維持と雇用の確保を公言してはいるものの、海外との競争力を争うためには、日本国内の生産では円高の影響もあり太刀打ちできないという認識は誰もが認めるところ。 すでに日本車でありながら、生産拠点はタイなどの東南アジアからの輸入となっているマーチなど、小型の大衆車はますます海外にシフトしていくことは間違いありません。日本の主要産業というと、自動車と電気製品だったわけですが、自動車が先行き不安な状況にある以上に家電メーカーは対中国、韓国に負け続け、2012年度の大幅な生産拠点の移転や規模縮小などの合理化が進められていますよね。日本を一つの国としてみると(普通はそうなのでしょうが)これからの先行き、明るい未来が何一つ見えてきません。モノ(形あるもの)を作って作り上げてきた経済が、ITといわれる形の無い情報に収益性で取って代わられ、「made in JAPAN」が信頼の証だったものが消えていく運命にあるような気がします。ものづくりが消えて、日本に残るのは何なのでしょう? 仮想現実の中で取引される経済で得られたお金だけが日本経済をまわすのでしょうか? でもそれは資源を持たない国、日本では続かないでしょう。人が食べ物を食べ、衣服を身につけ、住居に住む・・・現実社会での日本の立場は食料もエネルギーも世界のほかの地域から分けてもらうしかない状況だというのに。資源の無い日本が世界経済で上位に至ったのは、材料(素材)に加工して販売するという「加工型経済」のビジネスモデルがあったからこそで、材料を輸入に頼り、販売は輸出中心というのが今までの形態。それを「加工」という技術ノウハウを国外に移転させてしまえば、日本に残るものは??? 日本国内にある材料を加工して国内のみで販売している経済規模など、たかが知れているでしょう。これからはその経済規模の中で生きていく覚悟?をしなければならないのか? それとも違う道を探さなければならないのか?息子たちの世代が大人になる頃、日本の(いや世界全体が)グローバル化は留まることをしらないのでしょうね。いまでこそ国際結婚や海外赴任は珍しいですが、10年後,20年後は当たり前になるのでしょう。 もしかすると日本も、日本という単体の国ではなく、EUのように韓国や中国とアライアンスを組んで、東アジア圏としての経済活動をしているかもしれません。逆に、「日本にしかない資源は何か?」となったとき、歴史と文化という観光資源は一つの資源になりますよね。同じく「福島にしかない資源は何か?」と考えてみると、今までは「春夏秋冬の四季折々の自然と、そこからはぐくまれた農産物」でしたが、震災と原発事故を乗り越えていければ「経験という知的資産」が加わるのでは? そういう意味においては、被災地である福島県の浜通りや原発事故の影響が大きい地域は、「次の世代への負債」だけではなく、未来への資産を得られたと考えることもできるような気がします。「放射能に負けない農業」は農産物が資産になるのではなく、「農営方法」という知的財産が資産になるわけで、除染についてもモニタリングと除染、そして汚染廃棄物から汚染源と資源を分離できる技術が開発されれば、原子力利用と事故発生後の対応が「福島モデル」というビジネスモデルになる可能性もあるわけです。福島の未来(日本の未来)を考えたとき、どの方向に向かって進むべきか?を考えて舵を切れる政治家や経営者、投資家はいるんでしょうかね? このまま「風評被害がぁ」といい続けているだけでは沈没してしまいます。
2012.06.22
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週末に一番上の子が電車撮影のために福島市に戻ってくることになったため、1日早く昨日(木曜日)に猪苗代に戻りました。今朝は猪苗代からの出勤です。会社が早く終わったので猪苗代にも暗くなる前に着くことができ、日用品を買うために商業エリア(ダイユーエイト・ヨークベニマル・リオンドール・ツルハドラッグ この4店舗でほとんどが事足ります)に行ったところ、ガソリンが安い! セルフスタンドのプリカ価格がリッター135円でした。福島市でいつも使っているセルフ店のプリカ価格が137円でしたから2円差、いままでは福島市のほうが1円安かったので逆転しています。この価格は郡山方面の影響を受けているのかな?会津若松ではこれほど安くなかったかと思います。福島市は役所城下町らしく組合の力が強いので、店舗毎の価格差がつきにくい(独立系がほとんどないので)ことが影響しているのかもしれません。 いずれにしても二重生活に直結するガソリン価格が安いのはありがたいことです。追伸:猪苗代に戻ったら、2番目の子が顔に傷をつけていました。聞いてみたところ、自転車で転んだとのこと。手足と顔を擦りむき、前歯が欠けたとか。親子そろって前歯が欠けてるなんて恥ずかしい・・・ しかし、自転車で転んでそんなになるとは困ったもんだ。
2012.06.22
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昨日のニュースでは、東京電力が社内でまとめた原発事故の最終報告書。 事故の原因は想定外の巨大津波のせいにして、国の対策や指示がお粗末だったと責任回避していることは、各報道でも伝えていますが、いまだに大量の放射性物質がどうして飛散したのかを解明していないままの最終報告というのに不満が残ります。事故発生原因は自然災害に伴うものだとしても、自然災害に対する備えが万全ではなかったことへの反省、電源喪失という想定される事故への対応(緊急冷却などの手順)がマニュアルも含めて作動できるような準備も訓練も十分ではなかったこと、緊急時の連絡通報体制というのは、どんな防災マニュアルでも詳細に記載されているはずなのに、その手続きや判断が適切になされていなかったこと・・・ 東京電力が原子力発電所を万全な体制で安全に管理運用できる状態の組織ではなかったこと、その電気事業者を規制・管理・指導する原子力安全委員会も、原子力保安院も、最終的には国の防災を決定する官邸も「おんっあま」だったことが今回の事故の一番の教訓ですよね。さて、被害を受けた福島県民としては、自己責任回避、原因の不徹底というこの最終報告書には全然満足していませんが、(国会の事故調査委員会の報告は、もう少しまともなものが出てくるのでしょうね) それでも東京電力はいまだに原子力発電所を所有している私企業なんですよね。 今回の事故により、東京電力福島第一発電所にある原子炉は廃炉とすることを決定して手続きしていますが、それ以外の福島第二原子力発電所、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所をどうしようと考えているのでしょうか。福島第一原子力発電所の事故によって、どれほどの被害をもたらし、肉体的・精神的に疲弊している人がどれほどいるのか? それでも日本には電力が必要です、原子力に変わるエネルギー活用へシフトするにしてもその間に原子力発電所を稼動していかなければ、被害と疲弊を越えるストレスが生活の中に浸透してくるかもしれません。原発事故で大きな損傷を受けている福島第一原子力発電所の各施設は、廃炉に向けての作業が完了するまでに少なくとも30年以上の長い時間が必要とされるでしょう。その近くに住む住民は30年間放射能というストレスに晒されてしまうわけです。 そして今後続くであろう日本の原子力発電所の再稼動の中で、事故を起こした当事者である東京電力がこのような最終報告書をもって、再稼動するとしたら・・・背筋が凍る思いがしそうです。今、日本国民が原子力発電所に対しても持っているイメージは「安全でクリーンな未来のエネルギー」ではなく、「福島で事故を起こした厄介者」でしょう。 「厄介者だから再稼動したら危険」という意見は半分正解で半分間違っているような気がします。 すでに50もの原子力発電所(原子炉)が日本本国内にあり、今は運転を停止していますが、運転に必要な核燃料を保有し、使用済みの膨大な核燃料があるという事実は、運転してもしていなくとも安全だとは言えないのでは? 再稼動して臨界させれば危険度がアップするのは確かですが、再稼動によるリスクと福島の事故のような自然災害によるリスクは違うような気がします。 原発近くに活断層があるとか、大規模津波で施設が被害を受ける可能性が高いというリスクは、そもそも原子力発電所を建設する前に把握しなければならないリスク、そのリスクが高いのなら再稼動反対ではなく、廃炉要求が正しいでしょう。原子力発電所を持っているというリスクと運転稼動によるリスク、それに対応する電力の確保というベネフィット。今、論じるべきリスクはこの点にあると思うのです。安定した電力の供給という生活に必要なベネフィットを得るために、リスクのある原子力発電所は動かさざるを得ない、その運転方法と異常発生時にどれだけ安全に対応できるのか? その技量、企業体質、情報公開性といった部分をきちんと判断しなければならないと思うのですが、東京電力(電力事業者全体)にどれほど改善が見られるのか? そして国としての管理・意思決定に進歩があるのか? これらの点がまったくもって不明確です。原子力発電所は、正しく管理し、異常がなければ極めてコストが安く、安定的に電力を供給できるエネルギー施設です。それを正しく管理できていなかったことが今回の事故に繋がると思うのです。次々に原子力発電所を再稼動させていくとして、完全確認や事故対策といった言葉をならべた条件だけで福島の事故が風化していくのではたまったものではありません。「事故は必ず起きるもの」という原点に立ち返った対策が日本の安全対策には必要だろうと思います。
2012.06.21
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まじまじと自分のブログを見ていたところ、「よみがえれ!ふくしまの空・水・大地(子供たちの未来のためにできること)」と書いているではないですか。 ここに私がやるべき(求めるべき)ことが具体的に3つありましたね。よみがえらせなければならないのは まずは「ふくしまの空」。 その昔、高村智恵子が「ふくしまにはほんとの空がある」と詠ったこの青く澄み渡った空。原発事故によって放射性物質が降ったあの日から、目に見えないはずの放射性物質がどす黒く、私たちの心の空にも重く暗い雲を立ち込めてしまった気がします。 空をよみがえらせるとはどういうことかと考えてみると、今でも福島第一原子力発電所から漏れ出る放射性物質を完全に遮断することも一つのやるべきことなのですが、「ほんとうの空」を取り戻すということは、青空の下で子どもたちが無邪気に元気に遊べる空間を取り戻すことこそが「ふくしまの空を蘇らせること」になるのではないでしょうか。悲しいかな、放射線の影響を心配して、安心して遊べる場所は屋内施設という状況が福島市や郡山市では続いています。先日、我が家の近くにある広場(未除染)で、小学3年生くらいの子どもたち数人が自転車でやってきて、学校のグラウンドと比べればはるかに荒れている砂利の広場で野球?を始めました。その昔は農閑期の田んぼで同じようなことをしていた私にとって、学校以外の遊び場で遊ぶのは当たり前、川で釣りをしたり、里山に入って探検したり、道路脇の雑草っだって遊び道具になるし、サルビアとかレンゲの蜜を吸って甘いと感じたり、すかんぽを噛んですっぱいとおもったり、暗くなるまで夢中に遊べたのは、「自然は安全なもの」という認識が多かったからですよね。残念ながら手付かずの自然は、むしろ放射性物質がどの程度残っているかわからない「危険なもの」となっています。そのままの自然で子どもたちを遊ばせるわけにはいきません。安全なレベルにあることを確認してあげる、必要であれば自然を破壊しない程度の除染をしてあげる、そして青空の下で子どもたちがのびのびと、こどもらしく遊べる環境を作ってあげること、これこそが「ふくしまの空」の復活であり再生でしょう。子供たちの未来のためにできる「ふくしまの水」を蘇らせること。それは命をはぐくむ水、川なって大地をながれ、やがて海へ注ぐ。福島県を代表する川の流れといえば阿武隈川。あの光るのが阿武隈川(また智恵子抄ですが) 阿武隈川を今まで以上にきれいな川にする(それは放射性物質だけではなく、さまざまな化学物質を含めてきれいにしなければなりません) 同じく福島県の中央に位置し、かってはその透明度が日本一だった湖、猪苗代湖も昔の美しさを蘇らせることが必要なのではないかと思います。 そして原発事故で一番被害を受けている浜通り沿岸。命をはぐくむ水を大切にし、今まで以上のきれいな状態を取り戻すことこそが「ふくしまの水」を蘇らせることです。その水の恵みによって育てられてきたふくしまの米、野菜といった農産物。 放射性物質の検査体制を充実させて、すべての農産物が検査されることで安全を担保していくことはできますが、やはり先人の努力によって開拓され、命をはぐくむ水によって育てられた大地で安心できる農産物を提供すること、提供できる台地を蘇らせることが「ふくしまの大地」の復活だと思います。元の生活を取り戻すことではなく、未来に残せるこれからのふくしまを作ること、それこそが「子供たちの未来のためにできること」いや、「子供たちの未来のためにやるべきこと」ですね。
2012.06.20
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昨夜の台風4号は、各地に大雨をもたらして交通機関へ影響を与えているようですが(息子のブログも今朝は列車の運休や遅れの情報でいっぱいでした)福島市内は雨は降ったものの風はほとんど吹かず(私なんて窓を開けたままねちゃいましたからね)暴風域も強風域も関係なかった感じです。 気になる室内の空間放射線量もほとんど変わりなく、たとえが悪いですが土砂崩れが起きるほどの雨でも降らない限り、大きく放射性物質が流れることはなさそうです。台風一過の福島市は、今日の予想最高気温30度。いまのところ梅雨の晴れ間のさわやかな朝ですが、雲行きは微妙で湿度一杯の30度だったら不快指数はぐんぐんあがってしまいそうです。6月の台風上陸は8年ぶりとのことだったのですが、台風4号に続いて台風5号も日本に向けてやってきているんですよね。現時点での予測では22日の午前3時の予報円は九州・中国・四国を囲んだエリアになっています。速度を考えると関東・東北には週末に影響を与えることになるでしょうか。できれば土日は荒れた天気にならないことを祈っています。実は、電車好きの息子が友達を連れて猪苗代から福島市に写真撮影に来るものですから。東北新幹線大宮開業30周年記念号が走るらしく、その新幹線を撮る予定に加えて、水郡線に乗るとか乗らないとか、磐越東線に乗る乗らないの計画を毎日のように見直しています。水郡線に乗ってしまうと、目的地で3時間も待たないと折り返しの列車に乗れないために断念させて、磐越東線でほどよい距離の小野新町を目的地にするようアドバイスして、素直に受け入れてくれたのですが、当日に台風直撃でもしたら、出発地の猪苗代からの電車(磐越西線)が出ないことも考えられるし、磐越東線のようなローカル線も影響を受けることは十分考えられるし、ちょっと心配です。
2012.06.20
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19日の20時現在、愛知県付近に再上陸していて、関東東北へ向けて時速65kmで進んでいますが、大きな被害を出さないよう祈るばかりです。 時速65kmというスピードは、通常の台風に比べるとかなり早く(昔のリンゴ台風を思い出します)今夜のうちに福島県へも近づきますので、無用な外出は避けたほうが賢明ですね。会津若松では全域で明日の始業時刻を1時間から2時間繰り下げることを決定したようです。猪苗代では明日の朝6時に学校から連絡がくるとか。こちらは6月17日の福島市の青空。 何事も無く(できれば福島の余計な放射性物質を吹き飛ばしてくれれば嬉しいかな?)こんな青空が見れますように。
2012.06.19
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日曜日・月曜日と高熱で寝込んでいました。なぜか不思議なことに猪苗代に行くと体調を崩してしまいます。いつもは日曜日に猪苗代から福島に戻って調子が悪いときはそのままじっとしていると(低放射線の治療効果で???)回復していたのですが、今回はいまだに熱が下がらずフラフラです。おまけに福島市は最高気温29度とかで暑いわ、頭は冷やしているけれど体を冷やすと寒気がするわでさっぱり休まりませんでした。
2012.06.19
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今朝はとても嬉しいニュースを見つけました。 「震災後初、被災地から被災地へ寄付」(http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000003698.html) 昨年8月に全国から寄付金を募り猪苗代町で開催された「福島こども花火大会」で出た余剰金300万円を宮城県南三陸町と岩手県大槌町へ寄付するとのことです。猪苗代町そのものは大きな被害を受けたわけではありませんが、原発事故により会津地方に避難している8000人を勇気付ける目的で行われた「福島こども花火大会」 私も子どもたちと一緒にアパートからその花火を見ることができました。全国からの募金で勇気をもらった花火大会、その余剰金を更なる大きな被害を受けている南三陸町や大槌町へと寄付する猪苗代町に大きな拍手を送りたいと思います。どうせだったら猪苗代町で募金を募り、それを加えて寄付したら最高なんですけどね。
2012.06.15
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田舎で生活するのは大変・・・そう言われていたのもちょっと前まで。今はネットと物流の発達によってかなりの不便が解消されているように思えます。 ネットで注文すれば、早ければ翌日、遅くとも在庫があれば3日以内には宅配便が届けてくれます。私の身の回りを考えてみても、パソコンをはじめとした情報機器やら家電製品の多くはネットで注文したものですし、息子の折りたたみ自転車もそう、衣類だってサイズの豊富さから現物を見て買うよりネットに頼っている感じがします。ネットのほうが便利で安い!だからこそ田舎の商店街は寂れてしまうのかもしれませんが、ビジネスを考えた場合、ネットが便利で地域に関係なく多くの顧客を得ることができるからネットに参入する割合が高まっていますけど、逆手に取って、ネットでは絶対にできないビジネスが無いかな?と頭を働かせています。で、ネットは便利といっても、ネットからの情報は五感でいうところの、視覚と聴覚だけなんですよねぇ。 触覚・味覚・嗅覚を直接伝えることはできません。 この3つの感覚を売り物にすれば、ネットとは競争しないビジネスが可能なのではないか? (逆にネットの世界はこれからこの3つの感覚を取り込むことが勝敗の鍵を握るのかもしれません)味覚・臭覚はまさに食べ物屋さんの分野。 触覚(触れる・触る)匂いを嗅ぐはお花屋とか、なかなかイメージが広がりません。 大人向けの触れる・嗅ぐにビジネスとなるネタはないかな?
2012.06.14
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原発事故以来、先のことを考えると暗いことばかりで、下を向いたままになってしまいそうなので、もう少し上を向いていきたいなと思います。(そのために奮発してカメラも買ったんですけどね)るんさんのように、「今の生活を楽しまなければ損だよ」という発想の転換をたくさんの人から言われました。人間は自分が直面している現実を客観的に受け入れるためには、何かと比較して「良い」とか「悪い」という判断をしてしまうんですよね。 今までの生活と比べて「悪い」と考えることよりも、今以上に「良いこと」を考えながら生きたほうが人生楽しくなるでしょうね。せっかく猪苗代にいるんだから、福島ではなかなか味わえない楽しみを、息子たちにも自分自身にも与えてあげないと。 一番上の子は、電車大好きなので、週末や夏休みに猪苗代を基点として電車で足を伸ばす計画を立てているようです。「猪苗代=福島」間だけに留まらず、いわき方面にも行きたいらしく・・・ それも趣味としていいかもしれません。私としては、興味を持ったクロカンスキーにもっと力を入れてみたらいいのにな、とも思っています。 今年の2月の野口英世顕彰スキー大会ではダントツのビリでしたが、先月の運動会ではリレーの選手に選ばれるほど体格も運動能力も成長しているのだから、来年の大会ではぜひとも上位に食い込んでほしいと思うんですよね。 クロカンの夏場の練習はローラースキーと持久力アップ。ローラースキーができる場所を探してみようかと思っています。2番目は、komayaに行って以来(私ではなく嫁さんと一緒ですが)隣の釣り堀で魚釣りをしたくて仕方ないようで、相馬で釣りをして以来久しぶりに一緒に釣りをするのもいいかな?私も体力づくり(その前に体のあちこちを直すことが先のような気もしますが)にクロスカントリスキーの動きを取り入れたクロカンウォーキング(ストックを持って歩く)でもやろうかな? 時々猪苗代でも見かけるんですよね、ただしご高齢の方ですが^^; あとは自転車かな?猪苗代湖からアパートだったらなだらかな斜面だし、本気を出してトレールしようと思えば磐梯山があるし。
2012.06.14
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雪解け以来久しぶりだと思いますが、PA-1000を車に乗せて、通勤経路の空間線量を見てみました。 出発の我が家、玄関前(屋内)は0.35マイクロSv程度と、除染なしでもずいぶん下がりました。玄関を出て車に乗ると、一気に1.4マイクロSvまで上がります。泥混じりの砂利ですから仕方がないのでしょうね。道路に出て、渡利小学校、七社宮神社と進みますが、0.55~0.7前後で推移しています。渡利支所の交差点では0.5前後に下がっていました。(公園を除染する前までは、この場所で0.9程度あったと思います)県庁前付近でも0.6前後、あづま陸橋を上ると0.3までさがり、そこから高湯街道を西に進むと0.3~0.4程度の数値を指していました。PA-1000の特性上、1分間の平均値を表示するので、これらの数値はあくまでも目安でしかなく、ポイントによってはこれより高い場所もあるでしょうけれど、アスファルト上を車で走る限りにおいては県や市で公表している空間線量とおおむね合っている感じがします。昨年から比べると「ずいぶん下がったよなぁ」というのが私の率直な感想。コンクリート製の事務所3階の窓際にある私の席に持ってくると、0.07マイクロSvと全く持って事故前の水準になりますので、線量計が壊れているわけでもなく、子どもたちの安全面を考えて公園などの遊び場を除染し、次に通学路の周辺(樹木や草木がある場所・側溝のどぶさらい)を除染するという順所は正しい選択だと思います。あとは田舎ですから、田んぼのあぜ道やら畑、里山の秘密基地になりそうな場所が安全な線量になるように除染してあげれば・・・あ、自宅の庭先が一番高いんだった。
2012.06.12
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予想通り、というより予定通りに関西の電力需給予測が極めて厳しいことを理由として関西電力大飯原発の再稼動を国が(総理大臣が)容認しましたね。 50近くある原子力発電所が震災と福島第一原発の事故による危機回避とはいえ一時的に全てが運転停止されましたが、福島第二や女川などのように震災による被害を受けている原発ならともかく、その他の原発は、東日本大震災と同規模の災害に対応できるかどうかだけで運転停止していたわけですから、(壊れていたわけではないので)運転再開するのは容易なことだし、日本経済を凋落させるわけにはいかない限り、再稼動させるだろうと思っていました。もしかしたら明日にも東日本大震災と同程度の災害に見舞われるかもしれない・・・という想定で安全対策をしておけば、少なくとも福島第一原発事故のような被害を発生させることは無い、そもそも自然災害が明日起こる確率はどの程度なのか?10年以内?30年以内?その確率論で論じるのなら原発再稼動は当然の歩みだと思います。しかしながら、ひとりの福島県民として思うのは、日本の原発再稼動は仕方ないこととしても、原発再稼動が福島の原発事故の免罪符になってはならないということ。日本が推進してきた「核燃料サイクル」は、もんじゅが事故によって稼動できない、六ヶ所村の再処理施設が稼動していないことを考えても、夢物語のままであることを強く肝に銘じなければなりません。核燃料は「夢のエネルギー」ではなく、危険を伴う廃棄物を生成するエネルギーであることを早く認識しなければなりません。 今の原子力発電所は「トイレのない住宅」に住んでいるのと同じです。処分できないゴミを出し続けるならば、早く見切りをつけなければなりません。見切りを付けても未来の世代へ膨大な危険物を残さなければならないのですから。スリーマイル島、チェルノブイリ、そして福島第一と3つの原子力発電所が引き起こした事故は、放射能という見えないけれど人類生命を襲う危険なリスクを多くの人に知らしめ、そして現地で生き続けることは、放射能以外の見えない敵とも戦わなければならないということを教えてくれました。これから次々に再稼動していく原発が、二度と福島のような事故を起こさないように安全に管理していくことが大事なのではなく、福島のような事故はまた起きる、福島のような原子力を夢のエネルギーとして崇め奉るのは間違いだったという視点で、原子力に変わるエネルギーを生み出していくことに主眼を置き、それまでの繋ぎとしてのエネルギーであることを認識してもらいたいものです。福島の原発事故は収束などしていないことは誰もが知っています。福島に世界の原子力の粋を集めて解決する・・・それさえ夢の話になった感があります。 歴史は繰り返します、繰り返していけないのは原子力を兵器として利用することだけではなく、原子力によって人の尊厳を奪ってしまってはいけないということもあるのです。福島県知事は、福島県議会は、今回の大飯原発再稼動について何かアクションを起こしたのでしょうか?何かコメントしたのでしょうか? このままでは福島県民そのものが笑い者です。
2012.06.11
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昨日、猪苗代から戻ってから仲人さんといろいろ話をしました。仲人さんの一人息子はオーストラリア出身の奥さんと国際結婚し、うちの4番目と同じ2歳になる女の子の孫がいます。街のゴミゴミした雰囲気が嫌いなお嫁さんのために、花見山に住居を購入し、将来は孫と3世代仲良くのんびりと生活したい・・・そう思っていたらこの震災と原発事故が起きました。奥さんと孫娘は幸いにも震災発生時にオーストラリアに里帰り中。日本の、東北で起きた大地震と津波にも驚きましたが、その後の原発事故のほうがもっとショッキングな出来事のようでした。「フクシマは危ない」 (オーストラリアから見て)「娘の旦那さん、その両親がフクシマに残っている。一国も早く日本を脱出してほしい」そんな連絡を受けて、仲人さん御夫婦と日本に残っていた息子さんの3人は山形・新潟を経由して大阪に移動し、そこから息子さんはオーストラリアに出国しました。大阪に残った仲人さんは連れていた犬が縁で、堺市の避難者用住宅に一時身を置いたのですが、フクシマの福島市にある自宅や周辺には知人も避難せずに生活している、ということで2週間ほどで福島市に戻りました。それから1年以上過ぎ、オーストラリアに渡った息子さんも無事に就業ビザを取得したらしく、オーストラリアの家族の勧めもあって、現地で生活していく覚悟を決めたそうです。可哀想なのは仲人さん夫婦。息子や孫娘に会うためには9~10時間飛行機に乗り、丸一日かけないといけません。でも孫娘たちがオーストラリアから日本に会いに来てくれそうにはありません。 このまま仲人さん夫婦のどちらかが逝ってしまったら、将来的には日本ではなくオーストラリアで面倒を見てもらうことになるのか・・・と落胆している御夫婦でした。つい先日もオーストラリアへ行き、オーストラリアの家族と話をしたらしいのですが、現地の人の認識はこうだそうです。「フクシマでも場所によってはシドニーより放射線量が低い場所がある。そういった場所なら戻ってこないか?」「フクシマの爆発した原子力発電所が今でもあのままで安全だとは思えない」私たち日本に、福島に住んでいる人間は放出された放射性物質が及ぼす危険性(外部被ばく・内部被ばく)を心配して空間線量が低いところへ避難したり、食品からの内部被ばくを抑えるために食品の検査を要求したり、すでに被ばくした状況を調査するための検査やこれからの健康影響を継続的に把握するような調査を実施したりと、事故発生後から今までの問題を中心に考えていると思うのですが(それが、今のところチェルノブイリ事故と比較すれば大きな健康影響は出ないだろうという専門家の意見に一安心しているところではないでしょうか) ところが、海を越えて離れた場所から見るフクシマは、4つの原子炉が壊れてむき出しになっているまま、安全だといえるようになるのはいつなのか分からない状態であり、汚染地域がどうこうという前に、放射能汚染を引き起こした原因の原子力発電所が今どういう状態にあって、どういう状態になれば安全なのか明示されていないことに問題があるということのようです。確かに、ここ最近福島第一原子力発電所の状況が新聞やテレビでニュースになることは少ないですよね。1号機の建屋にカバーをしたことまでは知っているのですが、3号機や4号機はむき出しになったままなのではないでしょうか? 汚染地域の除染活動と同時並行で廃炉作業が進まなければならないと思うのですが、どうも国は関西の原発再稼動のほうに熱心で、インチキ収束宣言以降時間が止まったように計画も進捗も進んでいない=見えてこないような気がしてなりません。「放射線の影響が無くて、田舎暮らしがいいのなら猪苗代は最高ですよ、いっそのことオーストラリアから猪苗代に引越ししてくればいいのに」という話をしてみたのですが、猪苗代に来る前に日本に来たくない問題があることがわかり、がっかりしました。
2012.06.11
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こちらは我が家ではなく「花見山展望カフェ 空と花」の除染後の写真です。黄色い杭が見えますが、その下に150袋ほどの「放射性廃棄物」を埋めたということです。斜面ですので、表土を剥いで山砂を入れた一部がすでに流れ出しています。砂利も、花壇の土も入れ替えたそうです。
2012.06.10
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梅雨入りした磐梯山。雲に覆われて山頂が見えません。今日は、息子が楽しみにしている電車を撮影するために猪苗代駅に行ってきました。ターゲットはお座敷列車「宴」 今回は会津若松から郡山を経由して盛岡へ向かうそうです。一度はこういった列車でのんびりと旅してみたいものです。
2012.06.10
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石川秀美(現:薬丸) 5児の母堀ちえみ 5児の母三田寛子 3児の母松本伊代 2児の母早見優 2児の母私と同じ世代にアイドルだった人達は、以外にも子だくさんなんですねぇ。 我が家も4男だから人のことは言えないけど。
2012.06.08
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息子が通う猪苗代小学校は、今日明日と修学旅行で東京方面へと出かけています。幸いなことに季節外れの台風3号も温帯低気圧に変わって去っていきましたから、お天気の心配はなさそうですが、目的地は国会議事堂とディズニーランドらしく、うちの子は初ディズニーですが、修学の目的になるのかな?なんて思ったりして。一方、同じく今日と明日、渡利小学校も修学旅行となっています。目的地は会津若松市内。鶴ヶ城をはじめとした歴史的見所が多い会津を修学旅行の先としたのは、修学目的とともに観光の風評被害対策もあるのでしょうね。 あ、昨年のリフレッシュ事業で5年生が会津若松に来ていたような・・・会津若松市やその周辺に修学旅行の学生さんが県内外から沢山来てくれることを期待しています。
2012.06.07
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とあるネット情報から通販生活のこの記事にたどりつきました「緊急座談会:福島のお母さんたち、山下俊一さんに迫る」(http://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/zadankai/yamashita/)いまだに私は信用していない山下氏ですが、事故当初の3月頃には福島県が主催した講演会で「100マイクロシーベルト以下は問題ない(その後10マイクロシーベルトに訂正)」と説明して安心させていたと思うのですが、ここに来て記事の中には「私はずっと初期の頃から1時間当たり1マイクロシーベルト以下であれば本当に心配いりませんよ・・・」やっぱり、この人は下手に講演や説明をすべきではないような気がしますね。時間経過とともに自分が説明したことを忘れている??? 本人が説明しようとすることはぶれていないのかもしれませんが(危険だとは言っていませんからねぇ)受け取り手の気持ちを十分に汲み取った説明になっていない、寄り添ってはいないことに気が付いていないのでしょうね。だって、現実問題として1マイクロシーベルト以上の空間線量が計測されている地域があるわけですよ、福島市には。「1マイクロ以下なら心配ありません」の言葉は、「1以上は心配かもしれない」という受け取り手の心理を読まないのでしょうかね?2011年4月に文部科学省が年間20ミリシーベルト未満であれば問題ない、時間換算して毎時3.4マイクロシーベルト未満であれば屋外活動に制限をしない、という方針を出して大騒ぎしたことを忘れているのでしょうか?ま、こんな信用の話をしても今更な感じはしますけどね。
2012.06.07
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今日は7時から13時過ぎまで、太陽の前を金星が通過するという天体ショーが見られるようですが、台風が近づいている東北は微妙な感じがしますね。雨が降ったらすべてはパーなのが天体観測。次に金星が太陽の前を通過するところを見られるのは103年後だとかで、今生きている人はほとんどの人が目にすることができないわけですね。そういえば先月の金環日食も、次に日本で見られるのは900年後だったような(逆に900年ぶりなんでしたっけか?)人間の寿命や生命の営みと、宇宙の事象にはかけ離れた時間の開きがあることを思い知らされるような気もします。何でも、金環日食、部分月食(6月4日でした)そして今日の金星通過と続く天体ショーに興味を持っている20~30代の女性をターゲットとした商売も盛り上がっているそうで、山登りを趣味とした「山ガール」につづいて?天体観測を趣味とした人を「宙ガール」(そらがーる)と呼ぶんだそうです。日食観測用の遮光グラスから始まって、天体望遠鏡の購入に至るケースや、天体観測好きが集まるカフェバー(カフェバーって言葉はまだあったんですね)での女子会など。昨日、facebookにもリンクしておいたのですが、2012年版の「子ども・子育て白書」によると、50歳までに一度も結婚したことのない「生涯未婚率」が男性で20.14%、女性が10.61%もいるそうです。50歳までの男性の5人に一人、女性は10人に一人が未婚! その理由はさまざま推測されますが、結婚して子どもを育てるのが当たり前という時代から、趣味思考が多様化した結果、結婚という選択肢以外を選べるようになってきたということなのかもしれません。しかしながら、自分が本当に没頭できる趣味というよりも、次代に流されて自己をわすれたまま時間が過ぎているような気がしなくもありません。そういえば歴史が好きな「歴女」というのもありましたね。 さまざまな趣味に踊らされるのも悪くはないと思いますが、その結果、35歳過ぎて結婚できるのは男性3%女性2%と、ほぼ結婚は不可能なんだとか。30代くらいではまだ感じないでしょうけれど、50歳過ぎて親兄弟しか身寄りが無い、恋人はいても老後の面倒をみてくれる身寄りがいない・・・と気が付いたとき、どう思うんでしょうかね。 ま、必ずしも子どもが自分(親)の面倒を見てくれるとは限りませんが^^;
2012.06.06
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福島市で摂取や出荷を差し控えるよう要請されている食品ウメ・ユズ・平成23年産米・こごみ・タケノコ・ふきのとう・たらの目・わらび・こしあぶら・原木シイタケ(露地)・野生きのこお隣の伊達市で摂取や出荷を差し控えるよう要請されている食品(重複を除く)ワサビ・ザクロ・クリうちの親父が栽培していたもの=ウメ・ユズ・米・ザクロ・クリ・花ワサビ・シイタケ ^^;うちの親父が山で取ってきていたもの=タケノコ・ふきのとう・たらの目・わらび・こしあぶら・山菜全般・きのこ全般 ^^;これは農業を主として生活していた高齢者にとっては何もできないのと同じです。補償すればいいという考えの前に、解決しなければならない気持ちの問題があるんじゃないですかねぇ。
2012.06.05
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昨日のニュースで、大熊町は「最低5年間は戻らない」ことを宣言するという記事を目にしました。町の95%が5年間は帰還困難地域に指定される見込みだそうですが、どれほどの空間線量なのかを見てみたところ、モニタリング地点で一番高い場所は「夫沢三区地区集会所が36μSv以上もあり、2ヶ月の積算線量が55ミリシーベルトを超えていました。福島市で一番高い値が出ているのは新山霊園の1.6μSvですから、その22倍もの高線量となっています。 福島市は避難地域も無く住民が住んでいる(ま、霊園に住んでいる人はいませんが)のに対して、全町民が避難している地域という違いはありますが、線量の推移グラフを見る限りは、何もしないで5年後どの程度の線量まで下がるのか? 素人目に見ても厳しいものがあると思います。話によると、会津若松市や会津美里町に避難している大熊町の住民も、「戻れないこと」は覚悟しているとも聞きます。いつまでも仮設住宅で暮らすのではなく、新しい生活を始めるために大熊町にある不動産などの財産を処分し(適正な価格で国もしくは東京電力が買い取り補償する)精神的な慰謝料を決めることと、新しい生活の場所を国や自治体が提案することさえしてくれれば、いつでも決断できる人も多いと聞きます。問題は、その決断をいつ誰がするのかということ。最終決定は住民各個人なのでしょうが、街全体として決断を下すのは自治体の長である町長なのか?それとも補償の責任を持つ国(総理大臣)なのか? ここに福島県知事は何も絡まなくていいのか? 国と県と町の3者がグズグズガダガダしているから時間ばかりが過ぎているような気がしてなりません。1年間放置された住宅は廃墟のようになっています。それを5年間(あと4年)戻らないとしたら、「戻らない」ではなく「戻れない場所」になってしまうと思うのです。 現在の仮設住宅に避難して、生活の糧は毎月の補償金という状況を5年間も続けてしまっては、それは避難ではなく、禁固刑を受けているようなものに近いのではないでしょうか?一番汚染度が厳しい大熊町、それに隣接している双葉、富岡、そして浪江といった地域は、現地で復興するのが適切なのか?それとも違う場所で再スタートを切るのが適切なのか?重要な決断をしなければならない時期に来ていると思うのです。
2012.06.05
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このブログでも紹介している「花見山展望カフェ 空と花」の敷地と建物の除線が終わりました。自生している草花や丹精込めて育てた花壇が、見事なほどに表土を剥がされ、その後には黄色の山砂がふんわりと(ここ大事)かぶせてありました。除染業者からは、敷地内の除染前除染後の空間線量は、1cm・50cm・1mで測定結果を報告してもらえます。建物の屋根や壁については、空間線量とともにcpm値も測定しているようです。簡単な結果ですが、壁面や屋根については除染後300cpm以下となり、地面の線量は1cmで0.15~0.3μSv程度、除染前は50cm・1mと測定位置が高くなるにつれ低くなっていた値が、除染後は1cm<50cm<1mと逆転します。これは直下の除線をした場所からくる放射線よりも、周囲の除染していない場所からの放射線の影響が大きいということなのでしょう。1cmで0.15前後、50cmで0.3~0.4、1mで0.4~0.6μSvというのが平均的な測定値でした。除染前と比較すると、1cmが1.2μSv程度でしたので、表土除去による効果は確かに大きいといえます。除染後に出た放射性廃棄物は敷地内に埋めたようですが、その場所についても放射線量を測定して報告されていました。いずれにしても、除染後の敷地は山砂で一目瞭然になっています。(そういえば相馬に行く道すがら、大波地区でもやたらと山砂の黄色が目立っていました) この山砂効果ですが、除染したことが分かる点では意味があるのでしょうけれど、これから梅雨の時期や大雨によって土砂が大量に流れ出る可能性が高くなるのではないか? 必要以上に表土を剥いでしまうと土砂災害を誘発するのでは?なんていう心配をしてしまいます。今朝は、花見山臨時駐車場となった多目的スペースにプレハブの事務所が建てられていました。またここを拠点として除染作業が進められるのでしょう。 住宅地の除染も思うように進んでいない現実ではありますが、点ではなく面で除染することの重要性を知らされた感じがします。
2012.06.04
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チクる気はないのですが、福島県が警戒区域や計画的避難区域からの避難者に対して実施している民間住宅の借上げ(家賃補助)ですが、生活実態の事実確認はしているんでしょうかね?我が家が避難しているアパートと同じ大家さんが所有する貸家にも、春まで南相馬からの避難家族が住んでいました。2世帯(祖父母世帯と子孫世帯)で避難していたようなのですが、3月に話を聞いたところでは、子供の小学校入学を機に南相馬に戻る(学校の関係があるから住民票も戻す)ということでした。一緒に祖父母世帯も南相馬に戻るらしいのですが、5月一杯は荷物の移動もあるので借上げ住宅はそのまま借りているということでした。でも、祖父母世帯が住民票をそのままにしていれば、生活の事実が無くとも県が借上げ住宅の家賃を支払ってくれますよね?最長で2年間は。同じようなことが、他の地域での借上げ住宅でも発生しているのではないかな?という気がしてなりません。避難者からすれば、万が一の場合に避難できる場所を確保しておけるし、大家からすれば、住んでいようといまいと県が家賃を支払ってくれるんだから問題ない・・・ 県民の税金を使っているけれど、それをチェックする体制が今の福島県にあるとは思えないし。我が家のような自主避難者は県の補助も無く、全てが自腹なわけですが、こういう事実を知ってしまうと、「公平ではなくとも公正にして欲しいなぁ」と思ってしまいます。
2012.06.04
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るんさんお勧めのお店をあちこち行ってみたいのですが、なかなか体がいう事をききません。まずは体力づくりと肝に銘じて、猪苗代の街なかを1時間の予定で歩いてみることにしました。磐梯山をバックにした猪苗代小学校。本当にこの風景が大好きです。小学校からほどない距離にあるログハウスのモデルハウス?こんな雰囲気の住まいにあこがれていたんですよねぇ。新築で猪苗代のような豪雪地域にログハウスを建てると、セトリングで大変な目に遭いそうなので、格安で程よい程度の中古ログハウスはないかなぁ~なんて見てました。さらに歩いて、猪苗代町役場の近くにある「ラ・ネージュ」 名前だけだと喫茶店かレストランと思いますが、蕎麦が有名なんだそうです(職場の人情報)11時過ぎでもまだ「準備中」写真を撮ったときも何組かが開店待ちをしていました。それから商店街のとおりを歩いて、「おかずや」で噂の「スタミナかつ」を買って帰りました。(揚げるまでの15分間を待つ間、猪苗代幼稚園へ足を伸ばしてみました)(これは食卓にのった「スタミナかつ」)アパート近くの神社のお地蔵さんが笑っているような表情なのでパチリ。
2012.06.02
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