東方神起へ想いを(日々思うこと）

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2012/10/17

桐谷健太さんにインタビュー

毎日、充実感を得られるなら
必要以上のお金はいらないでしょ

　映画「黄金を抱いて翔べ」で、240億円相当の金塊強奪計画に加わるシステムエンジニア・野田を演じている桐谷健太さん。

　強奪計画のメンバーは過激派や犯罪者相手の調達屋をしている幸田（妻夫木聡）、運送会社のトラック運転手で実行犯リーダーの北川（浅野忠信）、爆弾工作員のモモ（チャンミン・東方神起）を含めた6人。計画が進むにつれて彼らの周囲で謎の事件が発生。裏切り、陰謀...それぞれの思いが交錯し、計画は思いもよらない方向へ進んでいきます。

　「落ち込んだとき、弱っているときにもっと楽な道があるよって聞いたらフラっとそっちに行きたくなってしまう。それって誰しもが持っている弱い部分じゃないかな。野田は高級車を乗り回す見栄っ張りな性格で、おそらく友達は少ない。でも根はまじめだから借金はどうにか返済したい。で、行き詰まってしまい強盗に荷担する。そんな野田は映画を見る人が一番共感できる役だと思いますよ」

　作品のテーマでもある"札束より欲しいものはあるか"、桐谷さんに尋ねてみると「充実感です！」と即答。「役者は5歳のときから目指していた仕事。その仕事がやれて、毎日この上ない充実感が得られるなら、必要以上のお金はいらないでしょ。もちろん充実感はお金では買えないものなので、それなりの努力は必要。仕事で行き詰まったときは一度でもいいから、自分ができる精一杯をやってみる。一生懸命やってみれば、どんな仕事だって一つはいいところが見つかるはずです。続けるか、あきらめるかはそれから考えればいい。気持ちを切り替えてみるって単純なようで一番効果的ですよ」

映画「黄金を抱いて翔べ」は11月3日（土）から全国公開(c)2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会

PROFILE

1980年生まれ、大阪出身。2002年に俳優デビュー。映画では「ゲロッパ！」、「パッチギ！」、「クローズZERO」、「BECK」、「ソラニン」などに出演し、個性的なキャラクターを演じている。「流星の絆」、「JIN ー仁ー」、「龍馬伝」、「絶対零度～特殊犯罪潜入捜査～」など、ドラマでも活躍