山田維史の遊卵画廊
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6月に入った。もう6月かと思いながら、夏日のような暑さに汗を拭き拭きデスクに向かっている。 先日、隣家の夫人が「紫陽花が咲いていますね」と、我が家の玄関先の紫陽花を指差された。「貧しい咲き方です」と私は言った。紫陽花に対しては随分ひどい言い方だったが、じつはこのとき私は妙なことに気づいていた。この紫陽花は神代植物園由来の「ガクアジサイ」。他の紫陽花のように大きな饅頭のように花(じつは紫陽花の花と言っているのは「萼」なのだが)が咲くのではなく、花がまるで額縁のように一列に円周を縁取る。・・・それで、私が気がついたことというのは、花が毎日一つづつ時計回りに咲いているのである。隣家の夫人がご覧になったとき、まだ半周目くらいだったのだ。 この時計周りの咲き方がこの植物の特性であるか否かを、私は確信をもって述べることはできない。日当たりなどのせいで、たまたま時計回りに咲き出したのかもしれない。・・・私は、「ふ〜ん!?」といった調子で見ていたのである。 さて、私に「貧しい」と言われた紫陽花が、すっかりガクアジサイの「本来」の姿に咲いた。紫陽花は水を大変吸う。日差しの強い暑い日がつづくと朝夕の灌水が欠かせない。夕方の水やりをしたついでに撮影した。2026年6月1日 撮影 ドクダミ(十薬)ドクダミも白い花と見えるのは萼である。その十字の中央に蕊のように立っているのが花穂である。ごくごく小さな黄色い花が密集して塔のように立っている。小さな素描山田維史 「紫陽花」 1991年 紙に鉛筆Tadami Yamada "Hydrangea" 1991, Pencil on paper
Jun 1, 2026
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