朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年4月10日≫
2013年3月、急性リンパ性白血病を再発した大塚範一さん(66)は、直前までフジテレビ系の新番組「アゲるテレビ」の準備に追われていた。約1年半ぶりの復帰を前にした無情な再発だった。
「なんで、このタイミングなの、と。でも、スタートしてからだったら、また途中降板でみんなに迷惑をかけたから、これでよかったのかな、とも思ったりね」
都内の大学病院に再入院した大塚さんは、骨髄移植でなく、臍帯血(さいたいけつ)移植を受けることになった。使うのは、母親と胎児を結ぶへその緒(臍帯)と胎盤の血液の中にある造血幹細胞。成人の骨髄中のものに比べて増殖能力が高く、拒絶反応を起こしにくいため、HLA型(白血球の型)が完全に一致しなくても使える。高齢の患者は、骨髄移植での定着率がよいとされる血縁者も高齢でドナー(提供者)になれない場合が多いが、臍帯血ならドナーが見つかりやすい。
6月、大塚さんの体内にHLA型が合った女の子の臍帯血が移植された。25~30ccほどの液体を腕から点滴で入れたあと、1カ月ほど無菌室で過ごした。移植はうまくいき、B型だった大塚さんの血液型はドナーの女の子と同じA型に変わった。
臍帯血移植を世界で最も多く手がける、虎の門病院(東京都港区)血液内科の内田直之(うちだなおゆき)医長は、「HLA型などの条件さえ合えば、移植決定の翌日にでも移植前治療が開始できる早さが最大の利点」という。移植された細胞が患者の体を攻撃するGVH病が起こりにくく、ドナーへのリスクもない。同病院が血液がんの患者に行う年150件ほどの移植のうち3分の2が臍帯血という。
ただ、骨髄移植に比べると、臍帯血には造血幹細胞の数が少ないため、造血の回復の早さ、生着率などで若干不利な部分がある、との指摘もある。
移植から今年6月で2年。4週間に一度、定期検査を受け、単発のテレビやラジオの番組にときどき出演するが、「完全復帰」はまだまだだ。ただ、大塚さんはこう話す。「僕はテレビの仕事しかできない。絶対に治るという確信はありませんが、絶対に闘ってやるという覚悟はできているんです」
写真:「いまの目標は、2020年の東京五輪。ぜひ、テレビの仕事がしたいね」=東京都渋谷区の仕事場
医学の進歩により、治療の選択肢が増えています。しかし、一人の医師や一つの病院での知見には、限界があります。セカンドオピニオンやネット情報など、患者自身も色々調べたり、見識を広める努力が必要です。
粒子線治療で入院中にこの記事を読んだときは、下記のように投稿させていただきました。
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201504140003/
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